Dify Meetup Tokyo #4 Difyの実務活用から考える、これからのAI人材に求められるスキルとは

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March 01, 25

スライド概要

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Dify Community (JP) は、LangGenius, Inc.社が提供するオープンソースのLLM(Large-Language-Model)アプリ開発プラットフォームをもっと上手に活用するためのユーザーコミュニティです。 DifyではRAGエンジン(Retrieval-Augmented Generationエンジン)を使用して、ChatBotのようなエージェントから複雑なAIワークフローまでさまざまなLLMアプリをノーコードで編成することができます。 このグループでは、Difyを支えるLLMやRAGなどの技術や、Difyの使い方の知見、またDifyを活用した業務や開発生産性の改善事例についてみなさまと議論していきます。

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各ページのテキスト
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Dify Meetup Tokyo #4 【Difyの実務活⽤から考える、これからのAI⼈材に求められるスキルとは】

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⽬次 01 ⾃⼰紹介 02 Omlucについて 03 弊社事例紹介 04 Dify⼈材に求められるスキルとは 05 質疑応答 2

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⾃⼰紹介 TAKASHI KISHIDA CEO/ FOUNDER 東京⼯業⼤学 物質理⼯学院修了後、味の素株式会社に⼊社。 半導体向けの材料開発に携わり、機械学習を⽤いた実験効率化をリードする。 その後フリーランスエンジニアとして独⽴し、デザインやWeb開発に携わる。 2023年2⽉に株式会社Omlucを創業。 Web開発事業や⽣成AI活⽤事業を⾏う。 Dify講座は累計1,800⼈以上が受講。 900⼈以上参加がするDifyコミュニティ「Dify Studio」コミュニティオーナー。 3

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Omlucの紹介 4

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会社概要 弊社は企業の課題解決に伴⾛する⽣成AIの総合⽀援企業です 会社名 株式会社Omluc 設⽴ 2023年2⽉ 所在地 東京都港区浜松町⼆丁⽬2番15号浜松町ダイヤビル2F 代表者 代表取締役 岸⽥ 崇史 会社名 ・⽣成AIに関する⼈材育成・コンサルティング事業 ・⽣成AI技術を活⽤したサービスの開発 ・Webアプリケーション開発事業 5

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事業概要 株式会社Omlucでは⽣成AI領域において3つの事業を展開しております 研修事業 コンサルティング事業 受託開発事業 ⽣成AIに関する専⾨的な知識と スキルを⾝につけることができます。 ⽣成AIを⽤いたビジネス戦略や 運⽤に関する最適なソリューションを 提供します。 ニーズに合わせてカスタマイズ されたシステムやアプリケーショ ンを開発します。 6

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Dify導⼊⽀援サービス AIアプリケーションを簡単に作れるノーコードツール「Dify」の法⼈向け導⼊⽀援を⾏っています 7

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DifyでDeepResearch Dify公式ブログに寄稿 & Dify公式テンプレートとして登録されました

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DifyでMicrosoft Word レポート作成 ⾃然⾔語で指⽰するだけで、Microsoft Word形式のレポートを出⼒することができます

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DifyでMicrosoft PowerPoint スライド作成 ⾃社のデザインに合わせて、Microsoft PowerPoint形式のスライドを出⼒することができます

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DifyでMicrosoft Excel ⾒積書作成 ⾃社の製品群を参照しながら、⾃然⾔語で⾒積書作成が可能 11

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事例紹介 12

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弊社の事例紹介 誰の︖ Meta/TikTokなどのデジタル広告を運⽤する広告代理店/運⽤者。 どんな課題︖ ⽇々発⽣するクライアントへの実績報告の業務負担が⼤きい。 どのように解決︖ Difyを利⽤したアプリケーションで、レポート作成業務を⾃動化。 13

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業務の解像度を⾼くする 業務の解像度 クライアントへの実績報告 ↓ 広告データダウンロード ↓ 指標計算 ↓ 仮説構築と検証 ↓ レポート化 ↓ メール送付 ↓ ↓ 広告データ取得 ↓ ⽣データから変化率などの指標を算出 ↓ 指標に想定との乖離があるかを確認 ↓ データを元に仮説構築 ↓ ↑ 仮説に基づいて分析・検証 ↓ ⽰唆・打ち⼿を整理 ↓ レポート化 ↓ クライアントに送付 ↓ 業務の解像度を⾼くすることで、実⾏可能なタスクに分解する 14

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業務のワークフロー化 業務のフローをDifyで図⽰し、ビジネスサイドと開発サイドの⽬線をすり合わせる

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Difyでのワークフロー化と効果 置き換えたい業務の可視化 Difyアプリケーション化 可視化した業務を、実際にDifyで動作するアプリケーションに落とし込む 16

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Difyアプリの精度向上に向けて ノウハウをさらに図⽰化することで、精度向上を実施中 17

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Dify⼈材に求められるスキルとは 18

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Dify活⽤⼈材のスキルの定義 マッチング Difyスキル 業務の⾔語化スキル l ⻑所と短所の理解 l 業務課題の特定 l ワークフローを構築する⼒ l 暗黙知の形式知化 l ユースケースの知識 l 業務の可視化 ただDifyを使えるだけでは⾜りない実際の業務に寄り添ったワークフローを作る⼒が重要 記事を元に加筆: https://note.com/tc_ai/n/nac453895a994 19

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業務の優先度づけ︓Difyで置き換えたい業務を明確にする ルーティンかつ作業時間が多い業務 優先度⾼ AIの得意分野 AIの不得意分野 作業時間が少ない業務 AIの得意不得意や、現在かかっている作業時間を踏まえて、 AIで置き換えるべき業務の優先順位を明確にすることが重要 20

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業務の可視化 例︓分析資料作成業務 デ * タ 整 形 プ ロ ン プ ト ⼊ ⼒ 分 析 プ ロ ン プ ト ⼊ ⼒ 改 善 案 書 き 出 し Word 分 析 資 料 作 成 業 務 DL 社 内 ツ * ル か ら デ * タ な ど に 資 料 化 業務⼿順を可視化できるスキルセットが必要 21

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暗黙知の形式知化とは 例︓分析資料作成業務 分 析 どの観点で︖ プ ロ ン プ ト ⼊ ⼒ 改 善 案 書 き 出 し Word デ * タ 整 形 プ ロ ン プ ト ⼊ ⼒ DL 社 内 ツ * ル か ら デ * タ な ど に 資 料 化 どんな構成で︖ ⼈間が⾔語化せずに思考・⾏動している業務ノウハウを⾔語化し、Difyに落とし込むことが重要。 22

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暗黙知の形式知化 形式知 ⾔語化されているスキル・ナレッジ = Difyに落とし込むことができる 暗黙知 ⾔語化されていないスキル・ナレッジ = Difyに落とし込むことができない 優れた⼈材の暗黙知(業務ノウハウ)を形式知化し、 AI/Difyアプリケーションに落とし込めるようにすることが重要 形式知の拡⼤

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Dify活⽤⼈材のスキルの定義 マッチング Difyスキル 業務の⾔語化スキル l ⻑所と短所の理解 l 業務の可視化 l ワークフローを構築する⼒ l 暗黙知の形式知化 l ユースケースの知識 l 業務課題の特定 「Difyを使える⼈が業務を理解する」 or 「業務を理解している⼈がDifyを理解する」ことが重要 24

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Thank you︕

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おわりに ご相談はHPまたはXのDMよりご連絡いただけると嬉しいです︕ コーポレートサイト Xアカウント 26