20260327_ビジネスを加速させる「学び」とは?その答えがここにある。_志を具現化すべく,人生を賭けた社会人博士の私の軌跡

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March 18, 26

スライド概要

2026/3/27(木) 18:00 〜 20:00 開催
ビジネスを加速させる「学び」とは?その答えがここにある。
https://www.quintbridge.jp/event/detail/202603161634.html?date=2026/03/27

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博士(情報学)。2012年に修士号を取得した後、西日本電信電話株式会社に入社。プライベートクラウド基盤やアプリケーション開発を経験した後、様々な技術(NW、サーバ、クラウド、プログラミング)を組合せることで、データ活用を推進するためのプラットフォームを運営。2019年から社会人ドクターとして研究活動を行い、2023年に博士号を取得。「実社会に役立つデータ活用」を推進する技術者兼研究者。

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各ページのテキスト
1.

序破急で語る 志を具現化すべく,人生を賭けた社会人博士の私の軌跡 ~3つのかてい(課程と過程,家庭)~ Presented by Masahide TAKASUKA 「企業とアカデミア,孤立した2つの世界を 繋ぐのは,圧倒的な覚悟と緻密な戦略である」

2.

© 2026 NTT West, Inc. All Rights Reserved. 自己紹介 たかすか まさひで 高須賀 将秀 博士(情報学)(2023/3) 研究分野:組合せ最適化,数理最適化,オペレーションズ・リサーチ(OR),グラフ理論 所属: NTT西日本 デジタル改革推進部 スペシャリスト(ITアーキテクト) 法政大学 デザイン工学部 兼任講師 / TakeSky(Udemy講師や個人受託業務) 業務:データドリブン経営を牽引する立場 データ活用基盤のシステム開発 / データ分析手法の研究 / データ分析活用事例の提案 / デジタル人材育成 表彰: AWS Community Builders(2026),AWS All Certifications Engineers(2024, 2025), Microsoft Top Partner Engineer Award(2024),Microsoft Innovative Educator Experts 2025-2026, Google Cloud Partner Top Engineer(2026),Google Cloud Partner All Certification Holders(2025), Jagu‘e’r Award 優秀賞(2025),Snowflake Squad(2024, 2025), Microsoft Certified Trainer(MCT)

3.

© 2026 NTT West, Inc. All Rights Reserved. 序 破 博士号の現在地 博士 人口割合のわずか 0.4% 1.2万人/年 修士 現実の壁(The Reality Check) 標凖修業年数:3年 6万人/年 実際の平均在学年数: 5~6年 学士 54万人/年 単位取得満期退学率: 40~50% 急

4.

序 © 2026 NTT West, Inc. All Rights Reserved. 社会人博士進学の前の話 入社当時からの信念(志) 入社当時からの信念 「自身が築き上げる核・種となる技術」 「自身が築き上げる核・種となる技術」 を具体的なサ ービスに変換し,そのサービスで 世人を革新的な生活に先導する を具体的なサ ービスに変換し,そのサービスを 世人の革新的な生活の一部に先導する 破 急

5.

序 © 2026 NTT West, Inc. All Rights Reserved. 入社してから10年間 会社だけに拘らない世界へ 2012年 ネオメイト(NOC) 2013年 ITイノベ(IT統合基盤) 2015年 AS研(10GE-PON開発) 2019年 DX部(FUTURE/NGAIA開発) 2021年 DX部(データ活用基盤開発) 「自身が築き上げる核・種となる技術」 を創ることは長年叶わず・・・ 破 社会人ドクターで博士号を取得 ・・・週に3日徹夜の過酷な4年間,学費300万円自腹 一度は途絶えたアカデミアとのネットワーク再構築 ・・・大学教員の方や研究者の方とのつながり 大学で兼任教員の開始 ・・・アカデミアのネットワークから大学での授業 アカデミアの風を至る所に吹き込む ・・・業務然り社内外のクラウドコミュニティの巻き込み 巡り巡って「当初の信念」が少しずつ形になり始める ・・・業務へ還元により処遇にも反映され好循環 急

6.

序 なぜ,あえて「社会人博士」という茨の道を選んだのか 志 アカデミアと企業の 橋渡しをする 「先進的だが実用背に欠け 社会から取り残されている アカデミア」と「実用性はあ るが,学術的な先進性が 活きていない企業」のギャップ を埋めたい 自身で創った技術の サービスを世の中に届けたい という情熱 古典的なビジネス手法に 限界を感じ,最先端の学 術成果で実社会のデータ を活用し,世の中を良く したい キャリアの拡張 とリスクヘッジ 企業の色に染まり切るこ とへの疑念.アカデミア 側でも生きられるキャリ アパスの確保と,究極の 保険. 企業サイドになって改めて実感 「自分らしい」,「自分だけの」貢献をして,後世に爪痕を残したい 破1 急

7.

序 働きながら博士号を取得するという過酷な現実 破1 急 全人口のわずか0.4%しかいない博士号.それを「フルタイムで働きながら」取得するということは, お金・時間・立場のすべてにおいて常識外れのハードルを越えることを意味する. 一般の博士学生 社会人博士 お金 研究室負担や奨学金 学費300万円完全自己負担 収入があるため心理的な負担小 時間 フルタイムで研究専念 平均睡眠3-4時間,週2-3日の徹夜 年休利用して現場ヒアリング 720h/mon - 仕事270h(3h/d残業)+睡眠120h(4h/d)+風呂食事24h(1h/d)= 研究306h 評価バイアス 卒業後の進路に関わ るため優先 権利関係 大学単独でシンプル 「学位がなくても困らないだろう」 と査読が後回しにされる現実 会社と研究の境界線による 知的財産トラブルのリスク

8.

序 破1 急 引き裂かれる4年間:本業の炎上と研究の重圧 本業の容赦ないトラブルと,研究の厳しい純め切り,家族との衝突は同時に襲いかかる.3つの世界を行き来する,過酷な生存軌跡. 本業(Business) Year 1 Year 2-3 Year 3.5 Year 4 当時の職場の業務を 博士のテーマにしていたが, 突然の異動·環境喪失 大規模PJトラブル で月130時間残業 現場業務支援の PoC作成(本業外) 現場フィードバックから 新アルゴリズム開発(本業外) 生き方を見失った1年 (続けるも辞めるも地獄) 1秒でも待ち時問を滅らすため 朝7時出社(1秒を惜しむために すべての行動を最適化) 研究テーマの再考 環境含め,進め方で衝突 (家族,前職場,当時職場) 自腹50万円で機材購入年 休を使い現場ヒアリング まとまった時間で集中してやることで 分割損をなくすために,週3で徹夜 土日祝,長期休暇は全て研究活動 出口の見えない研究成果 創出で苦悩 査読論文の執筆 (数十往復の過酷な添削) 研究(Academia) +家庭(Family) 知財の権利調整で 激しく衝突 査読2本採録 博士号取得

9.

序 企業と大学の狭間で生じる「知財」という巨大な壁 研究テーマに「現場のリアルな業務」を選んだが故に直面する最大のジレンマ 孤立した葛藤 情報の秘匿と公開 同じ現場の打ち合わせで も、他メンバーは業務, 自分だけは年休利用(業 務外)という矛盾 自社のリアルな現場デー タを論文として公開する 際に立ちはだかる厳しい 制限 権利の奪い合い 突破口 完全なプライベート時間 での研究にも関わらず, 社内業努を扱うため権利 関係で激しく衝突 最終的に「大学と企業の 共同所属」という形で整 理し,複数の特許を出願 して着地 破1 急

10.

序 学位取得はゴールではなく,社会実装へのスタートラインである Business 企業の経営課題・実務 Social Implementation 社会実装 Research 学術的な問い·最新の知見 大学院,企業と両社に属して博士号を取ることで, 研究と実務を往還してきた,私ならではの形で貢献が可能に 破2 急

11.

序 実務研究者だからこそ回せる社会実装の無限サイクル 単なる論文執筆では終わらせない.現場の泥臭い課題と最先端の学術知見を直結させ,ソリューションを生み出し続けるメカニズム. アカデミアの知見(数理最適化 など)を用い,操作GUIを含む PoC(概念実証)を自力で作 成 現場に赴き,リアルな課題を抽出 Social Implementation Flywheel 新たなアルゴリズムを導入し, 業務改革を断行 PoCを実際の現場で3ヶ月運用 実用レベルの証明と新たな要望 を引き出す 破2 急

12.

序 地獄の果てに掴み取った多くの財産と少しの負債 犠牲を払って得たものは,単なる「Ph.D.」という紙切れではなかった ビジネス成果と学術成果の両立 革新的な新規ビジネス創出 ・研究成果の現場導入(社会実装)により, 1億円/年ものビジネス効果創出 ・学術奨励賞,査読付きジャーナル,特許出願 ・博士号取得により箔がつく ・他社に模倣されない技術を組みこんだ新規 ビジネスの具現化(生成AIの次世代技術 の先取り) キャリアの越境 無形の財産 ・アカデミアのコミュニティとの関係性新規構築 ・法政大学での兼任教員のキャリア ・実業家のクラウドコミュニティでアカデミアの風を 吹き込む,稀有な存在(逆にアカデミアのコミュ ニティでも実用化研究は希少) ・限界を知ったことによる絶対的な自信,時間 の大切さ,そして深まった家族の絆 ・スペシャリストという人事制度の登用による, 名誉向上,処遇向上 数々のリソース 過度なプライド ・お金,時間,寿命,家族 ・博士号持ちだから,他の人とは違う 破2 急

13.

序 破 次の一歩を踏み出す,すべての挑戦者たちへ 「この場にいるということは,いい意味で, 他の人とは違うということです. お金も時間も体力もたくさん必要ですが, そこに悩みを持つ特殊な人を, 私は深く尊敬しています.」 学び直しは,単なる自己満ではなく,社会を動かすための 「次の一歩」 皆さんの素晴らしい人生を形成するための選択の一助になれば幸いです 急