>100 Views
September 08, 26
スライド概要
2026年9月8日に開催された Enterprise IT Conference 2026 ( https://bd.techplay.jp/enterprise-it-conference-2026 ) のパネルディスカッションの資料です。
SIer での受託開発を経て、株式会社サイバーエージェントに入社。様々なプロダクト開発の傍ら、立ち上げた横断組織で Web 技術の推進に従事。株式会社メルカリに入社後はメルカリ Web やメルカリアプリの刷新を牽引し、執行役員 VP of Engineering としてメルペイのエンジニアリング部門を管掌。デジタル庁では行政のデジタル化に貢献し、株式会社ハウテレビジョンでは執行役員プロダクト本部長として事業と組織の成長を主導。西日本旅客鉄道株式会社・三井住友カード株式会社・株式会社マクロミル等の顧問として、事業や組織の幅広い課題解決を推進。株式会社ハイヤールー 取締役 CTO。
ENTERPRISE IT CONFERENCE 2026 AI時代の内製開発に必要なこと AI を「使うか」から「どう使うか」への転換 及川 卓也(Tably株式会社 代表取締役) 泉水 翔吾(株式会社ハイヤールー 取締役CTO) 2026-09-08 (Tue) 15:20~15:40
PANELISTS 及川 卓也 泉水 翔吾 Tably株式会社 代表取締役 株式会社ハイヤールー 取締役 CTO 早稲田大学理工学部を卒業後、Microsoft や Google などのグローバル企業で OS や主要プロダクトの開発・マネジメント を歴任。現在はスタートアップや企業 のプロダクト戦略、組織づくりを支援 新卒で独立系 SIer に入社。サイバーエージ ェントではプロダクト開発の傍ら横断組織の 立ち上げを主導。メルカリで大規模プロジェ クトを牽引し、決済事業の経営に従事。様々 な企業の顧問として事業や組織づくりに伴走
前提 日本の IT は、歴史的に外で作られてきた 日本 US 7 3 割が外製 内製 3 割 割が外製 内製 7 割 委託が入るほど、決めてから動くまでが遅くなる 委託が生む構造的な負債 意思決定の速度が上がらない 事業や製品と統合しづらい 多重下請けで責任と知識が分散する
AI でコード生成は速くなった。 では、事業のスピードは上がったか ボトルネックはどこへ移ったのか
AGENDA 今日、この順番で伺います 1 そもそも、なぜ内製化は進まなかったのか 制約は技術者の採用だった。AI はここを埋めるか 2 AI作る速さは上がった。決める・確かめる速さは 時代に、次の制約はどこにあるのか 3 そこに手を付けると、事業は何を得るのか AI を前提に、判断を自社に持つ組織
論点 1・2 AI が作れる今、何が制約になったか 症状 「レビューできるのは、あの人だけなんです」 構造 「それは事業部門に確認しないと決められません」 根本 「そのあたりは、ベンダーさんが把握しています」 AI で生産量は増えた。理解している人は増えない 実装にかかっていた3ヶ月は、要件を固める時間だった 設計書はあるが、現状と合っていない。動くものは出てくるが、誰も中身を知らない 制約は人手から、外に置いたままの暗黙知へ移った
論点 3 移すのはコードではなく、判断の材料と能力 現状 獲得するもの なぜその設計なのかを知る人が、外にいる 設計書はあるが、現状と合っていない 変えたいとき、必ず外を通る AI に聞いても、外にある判断は出てこない 誰に頼むかを、自社が選び直せる ベンダーの暗黙知 これがロックインの正体。契約ではなく、判断の所在 脱ロックイン 形式知化 事業のアジリティ 決めたことに、開発が追いつく 作るは AI が埋める。判断は自社が持つ。 狙うのはアジリティ 内製化とは「作れること」ではなく、判断を自社に持つこと
1 制約は、人手ではなくなった 2 次の制約は、外に 置いたままの暗黙知 自社は今、判断の材料を どれだけ内側に持っているか 判断を内側に持てているかを測る AI 協働力 / Software Engineering Index 3 移せた組織が、 アジリティを得る