IT研修講師のための指導フレームワーク

-- Views

August 27, 26

スライド概要

profile-image

はじめまして、yukikoと申します。 IT教育支援や、DX推進が可能です。 ◆ スキル LPIC レベル2 AI / Python Splunk BI(データ可視化・分析) ◆ その他 新卒・未経験の学生向けに、エンジニア転職を応援する資料を趣味で作成しています。 もしよろしければご活用ください。

シェア

またはPlayer版

埋め込む »CMSなどでJSが使えない場合

ダウンロード

関連スライド

各ページのテキスト
1.

IT研修講師のための 指導フレームワーク 査読済みの教育理論に基づく、研修設計の実践ガイド うさうさ研修工房

2.

本日の流れ 01 02 03 04 05 課題提起 なぜ、指導フレームワークが必要なのか 設計の理論 ADDIE・Bloom・アンドラゴジー ペルソナ別設計 新人エンジニア/中堅エンジニアの違い 評価の理論 Kirkpatrickの4段階評価 実践ツール Claude Skillsのご紹介 うさうさ研修工房|IT研修講師のための指導フレームワーク 2

3.

なぜ、指導フレームワークが必要なのか 技術に長けていることと、教えることが上手いことは、別のスキルです 1 2 3 専門知の呪い 行き当たりばったりの設計 効果測定の欠如 経験を積んだ講師ほど、初学者がどこでつま 思いつきで組んだ教材は、対象者のレベルと 研修が「良かった気がする」で終わり、 ずくかを ずれたり、実務で使えない内容になりがちで 実際の効果を確かめる仕組みがないことが 忘れやすいことが知られています。 す。 多いです。 だからこそ、確かな理論に基づく「型」が、講師の心強い拠りどころになります うさうさ研修工房|IT研修講師のための指導フレームワーク 3

4.

ADDIEモデル:教育設計の 5つの歩み Analysis → Design → Development → Implementation → Evaluation 1 2 3 4 5 分析 設計 開発 実施 評価 Analysis Design Development Implementation Evaluation 目標と道のりを組み立てる 教材・演習を形にする 実際に研修を行う 成果を測り、次に活かす 誰に・何を届けるか見極め る 出典:教育設計の代表的モデルとして広く用いられる ADDIEモデルに基づく うさうさ研修工房|IT研修講師のための指導フレームワーク 4

5.

Bloomの分類法:学びの深まりの 6段 Bloom, B. S. (1956). Taxonomy of Educational Objectives. 創造する Create 新しいものを生み出す 評価する Evaluate 根拠を持って良し悪しを判じる 分析する Analyze 要素に分けてつながりを見る 応用する Apply 実際の場面で使う 理解する Understand 自分の言葉で説明できる 記憶する Remember 知識を覚えている うさうさ研修工房|IT研修講師のための指導フレームワーク 5

6.

アンドラゴジー:大人が学ぶときの 6つの前提 Knowles, M. S. (1980). The Modern Practice of Adult Education. 1 知る欲求 なぜ学ぶ意味があるのか、まず知りたい 4 学習準備性 いま必要だから身につけたい うさうさ研修工房|IT研修講師のための指導フレームワーク 2 自己概念 指図より、自ら選びたい 5 方向づけ 実生活に役立つ形で学びたい 3 経験 積み重ねを学びの糧にしたい 6 動機づけ 内から湧く思いに突き動かされたい 6

7.

ペルソナ別の設計比較 同じテーマでも、対象者によって「ちょうどよい」設計は変わります 新人エンジニア 中堅エンジニア Bloom分類法の重点 Bloom分類法の重点 記憶する・理解する・応用する 応用する・分析する・評価する 自由度(自己概念) 自由度(自己概念) 手順を明確に示す 判断の余地を残す 情報の粒度(認知負荷) 情報の粒度(認知負荷) 新しい概念は 1つずつ 複数概念を関連づけて提示 フィードバック フィードバック こまめに、具体的に 要点を絞り、自走を促す うさうさ研修工房|IT研修講師のための指導フレームワーク 7

8.

Kirkpatrickの4段階:研修の実りを確かめる Kirkpatrick, D. L. (1994). Evaluating Training Programs. 1 2 3 4 レベル1 反応 受講者の満足度(アンケートなど) Reaction レベル2 学習 知識・スキルの習得度(テスト、演習達成度) Learning レベル3 行動 現場での行動変化(後日のフォローアップ) Behavior レベル4 成果 組織・チームの成果への貢献 Results うさうさ研修工房|IT研修講師のための指導フレームワーク 8

9.

実践ツール: Claude Skillsのご紹介 ここまでの理論を、そのまま使える Skillとしてご用意しました designingtraining-curricula creatingquiz-questions creatingexplanation-materials カリキュラム設計 問題作成 説明資料作成 ADDIE・Bloom・Kirkpatrickに基づき、 ペルソナ別に難易度調整した 認知負荷理論に基づき、 ニーズ分析から評価計画まで支援 理解度確認問題を、解説つきで作成 情報量と比喩を調整した説明文を作成 うさうさ研修工房|IT研修講師のための指導フレームワーク 9

10.

参考文献 1 教育設計の代表的モデルとして広く用いられる ADDIEモデル 2 Bloom, B. S. (1956). Taxonomy of Educational Objectives. New York: David McKay. 3 Knowles, M. S. (1980). The Modern Practice of Adult Education: From Pedagogy to Andragogy. 4 Sweller, J. (1988). Cognitive Load During Problem Solving: Effects on Learning. Cognitive Science, 12(2). 5 Paivio, A. (1971). Imagery and Verbal Processes. Holt, Rinehart and Winston.(二重符号化理論) 6 Roediger, H. L., & Karpicke, J. D. (2006). Test-Enhanced Learning. Psychological Science, 17(3). 7 Wiggins, G., & McTighe, J. (1998). Understanding by Design. 8 Kirkpatrick, D. L. (1994). Evaluating Training Programs: The Four Levels. うさうさ研修工房|IT研修講師のための指導フレームワーク 10

11.

確かな理論を、あなたの言葉で、 受講者へ届けてまいりましょう うさうさ研修工房