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April 19, 26
スライド概要
2026/04/19 1330(※小豆本の補足資料)
はじめまして、ALJ Education Plus 株式会社のyukikoと申します。 IT教育支援や、DX推進が可能です。 ◆ スキル LPIC レベル2 AI / Python Splunk BI(データ可視化・分析) ◆ その他 新卒・未経験の学生向けに、エンジニア転職を応援する資料を趣味で作成しています。 もしよろしければご活用ください。 ◆IT研修講師をお探しの方は [email protected] にお気軽にお問い合わせください。 ※ALJ Education Plus 株式会社を通して、ご支援させていただきます。 ◆Zenn https://zenn.dev/yukiko_sapporo/articles/46c13e9f98b110
LPIC 101-5 デバイスとLinuxファイルシステム 新卒未経験・文系出身者向け 入門ガイド ① 接続 ② パーティション ③ ファイルシステ ム 対象コマンド: mkfs / mke2fs / mkswap / df / du / fsck / e2fsck / tune2fs / dumpe2fs / fdisk / mount / umount ④ マウント YukikoIshiguro ※小豆本の補足資料
全体の流れ ─ 4ステップで覚えよう! Step 1 Step 2 Step 3 Step 4 接続 パーティション作 成 ファイルシステム 作成 マウント SATAなどでPCへ繋ぐ fdiskでディスクを区画分 け mkfsでデータ管理方式を 設定 mountでディレクトリに 割り当て マウント完了 → ファイルのコピーや保存ができるようになる!
ハードディスクとは ② 簡単に書くよ(たとえ話) うさうさラーメン店のたとえ メモリ = 作業台 今まさに調理中の材料置き場 電源OFFで片付けられる ③ 詳しく書くよ(原理原則) 種類 電源OFF時 例 揮発性 消える メモリ(RAM) 不揮発性 残る HDD / SSD USBメモリ ハードディスク = 倉庫 レシピ・食材ストックを保管 閉店してもデータが残る! ハードディスクは内部に高速回転する 磁気ディスク(プラッター)を持ち、 磁気ヘッドで読み書きを行う。 現在は SSD も広く普及。 ハードディスク = 電源を切ってもデータが残る「倉庫」。不揮発性デバイスの代表格!
ハードディスクの接続形態 SATA SAS SCSI USB 読み: サタ 読み: サス 読み: スカジー 読み: ユーエスビー 一般PC・SSD サーバー・データセンター 旧式サーバー・周辺機器 外付けHDD・USBメモリ 家庭用PCはほぼこれ 高信頼・高スループット 古い規格だが試験に出る! /dev/sdbとして認識 SATA=一般PC、SAS=サーバー、SCSI=古い規格、USB=外付け。読み方もセットで覚えよう!
デバイスファイル(/dev/) ② たとえ話 ③ 命名規則(SATA/SAS) Linuxは「すべてをファイルとして扱う」哲学。 ハードディスクも /dev/ にファイルとして登場! /dev/ /dev/sda =「1号倉庫の受付カウンター」 /dev/sdb =「2号倉庫(USB接続)の受付」 /dev/null =「ゴミ箱(データを捨てる)」 デバイス ディレクト リ sd SATA/SAS ディスク a 1 ディスク番 号 a=1番目 パーティシ ョン 番号 主要なデバイスファイル一覧 デバイスファイル 説明 デバイスファイル 説明 /dev/sda 1番目のHDD全体 /dev/sda1 1番目のHDDの1番目のパーティ ション /dev/sdb 2番目のHDD全体(USB等) /dev/sdb1 2番目のHDDの1番目のパーティ ション ゴミ箱(データを捨てる) /dev/cdrom CD-ROMドライブ /dev/null /dev/sda が1番目のディスク、/dev/sdb が2番目。パーティション番号は末尾に付く!
パーティションの種類 ディスク構成のイメージ図 基本(プライマリ) /dev/sda(ハードディスク全体) /dev/sda1 基本 ① (OS用) /dev/sda2 基本 ② (データ用) /dev/sda4 拡張パーティション(入れ物) 拡張パーティション sda5 論理①(論理パーティション) sda6 論理②(論理パーティション) /dev/sda3 基本 ③ (swap用) 最大 4つまで /dev/sda1 ~ sda4 OSのインストールに使用 sda7 論理③(論理パーティション) 基本の1つを「入れ物」に変換 論理パーティションを格納する枠 1つのディスクに1つだけ 論理パーティション 拡張の中に複数作れる 番号は必ず 5 から始まる! 試験頻出ポイント 基本=最大4つ、拡張=「入れ物」、論理=拡張の中の「引き出し」で番号は必ず5から!
fdiskコマンド ─ パーティションの工事ツール 基本的な使い方 対話モードのキー操作 # パーティション一覧を表示 fdisk -l n 新規パーティション作成 d パーティション削除 p パーティション一覧表示 w 保存して終了 q 破棄して終了(キャンセル) # 特定ディスクの詳細 fdisk -l /dev/sda # 対話形式で操作 fdisk /dev/sda fdisk の操作フロー fdisk /dev/sda 対話モード開始 n キーを押す 新規作成 w で保存するまで実際には変更されない! 種類・サイズを 指定する w で保存 完了! 誤操作した場合は q でキャンセルできる fdisk -l で一覧表示。対話モードは n=作成 d=削除 w=保存 q=キャンセル!
MBR vs GPT ─ パーティションテーブルの2形式 GPT(GUIDパーティションテーブル)新しい規格 MBR(マスターブートレコード)古い規格 最大ディスク容量: 2TB まで 最大ディスク容量: 制限なし 最大パーティション数: 4個(基本) 最大パーティション数: 128個 ブートモード: BIOS 対応 VS ブートモード: UEFI 対応 冗長性: なし(先頭のみ) 冗長性: あり(先頭+末尾にコピー) 時代: 古いシステム向け 時代: 現在の主流! 試験頻出:対応の組み合わせを覚える! MBR ←→ BIOS(古い組み合わせ) GPT ←→ UEFI(現在の主流)
ファイルシステムとは ─ セクタ番号をファイル名に翻訳 ② たとえ話 セクタ番号 → ファイル名への変換 倉庫のラベル管理システム 89435番セクタ 56782番セクタ FS変換 /etc/file.txt /home/user.txt HDDは本来「89435番の棚のモノ」のような セクタ番号で管理されている。人間にはさっぱり! ファイルシステムを入れると... 「/etc/file.txt を取って」のように ファイル名で操作できるようになる! inode(アイノード) ファイルのメタ情報(権限・所有者・タイムスタンプ)を保持。 inode が枯渇するとディスク容量が残っていても ファイル作成不可になる!(試験頻出!) 主要なファイルシステム一覧 FS 特徴 ext2 ジャーナリングなし・古い ext3 ext2+ジャーナリング対応 FS ext4 XFS 特徴 現在のLinux標準!高性能・高耐久 大容量ファイルに強い・サーバー向け FS=セクタ番号をファイル名に翻訳する仕組み。Linux標準はext4!ジャーナリングはext3から!
mkfs / mke2fs / mkswap ─ ファイルシステムを作る mkfs ─ 汎用ファイルシステム作成 # ext4 で作成 mkfs -t ext4 /dev/sdb1 # ext3 で作成 mkfs -t ext3 /dev/sdb1 # XFS で作成 mkfs -t xfs /dev/sdb1 実行すると中身が全て消える!本番では慎重に mke2fs ─ ext系専用作成コマンド # ext2 作成(オプションなし) mke2fs /dev/sdb1 # ext3 作成(-j = ジャーナリング) mke2fs -j /dev/sdb1 # ext4 作成 mke2fs -t ext4 /dev/sdb1 mkswap ─ swap領域の初期化 mkswap /dev/sdb2 swapon /dev/sdb2 swapoff /dev/sdb2 # 初期化 # 有効化 # 無効化 mkfs=汎用作成(-t で種類指定)、mke2fs=ext専用(-j でext3)、mkswap+swapon のセット!
df / du ─ 容量確認コマンド(全体 vs 個別) df(disk free)─ FS全体の空き容量 du(disk usage)─ ディレクトリの使用量 倉庫全体の在庫状況レポート df df -h df -T df -i # 全FS表示 # 人間が読みやすい単位 # FSタイプも表示 # inode使用状況を表示 棚ごとの使用量チェック du /etc du -h /etc du -sh /etc du -ah /etc # ディレクトリの使用量 # 人間が読みやすい # 合計のみ表示 # ファイルも含める -h KB/MB/GBで表示(最重要) -h KB/MB/GBで表示 -T FSの種類も表示 -s 合計サイズのみ -i inode使用状況(試験頻出) -a ファイルも含めて表示 -a 全FSを表示 -sh 実務で超便利!(sとhの組み合わせ) df=ディスク全体の空き、du=ディレクトリ個別の使用量。df -h と du -sh が実務の定番!
fsck / e2fsck / tune2fs / dumpe2fs fsck ─ FS整合性チェック・修復(汎用) fsck /dev/sdb1 fsck -a /dev/sdb1 fsck -n /dev/sdb1 fsck -y /dev/sdb1 # チェック # 自動修復 # ドライラン # 全自動YES アンマウント状態で実行! tune2fs ─ ext系パラメータ変更 e2fsck ─ ext系専用チェック・修復 e2fsck -p /dev/sdb1 e2fsck -y /dev/sdb1 e2fsck -n /dev/sdb1 # 自動修復 # 全YES # ドライラン fsck の ext2/3/4 専門版 dumpe2fs ─ ext系詳細情報表示 # 詳細情報表示 tune2fs -c 5 /dev/sdb1 # マウント回数 tune2fs -j /dev/sdb1 # ext2→ext3変換 tune2fs -l /dev/sdb1 # 情報表示 dumpe2fs /dev/sdb1 -j で ext2 に ジャーナリング追加 tune2fs -l よりも多くの情報が出る # tune2fs -l より詳細 # スーパーブロック+グループ情報 fsck=汎用FS修復、e2fsck=ext系専用、tune2fs=設定変更(-j/-l)、dumpe2fs=詳細情報表示!
マウントとは ─ デバイスとディレクトリをつなぐ最終工程 倉庫にドアをつける ─ マウント=デバイスにディレクトリという「ドア」をつける工事! → / (ルート ) /dev/sda1 → /dev/sda2 [ext4] デバイス /home ext4 マウント先 defaults FS種類 /dev/sdb1 [ext4] /etc/fstab ─ 起動時のマウント設定ファイル(6フィールド) /dev/sdb2 /home 0 dump [xfs] mount / umount コマンド 0 オプション → /mnt/data fsck順序 mount # 現状確認 mount -a # fstab全部マウント mount -t ext4 /dev/sdb1 /mnt umount /testdir # アンマウント umount /dev/sdb1 unmount ではなく umount! mount -a でfstabを一括マウント!umount のスペルは n がない!(試験超頻出)
混同しやすいコマンド ─ 試験対策まとめ mkfs vs mke2fs mkfs=全FS対応(汎用) mke2fs=ext系専用(精密) df vs vs vs e2fsck fsck=全FS対応(汎用) e2fsck=ext系専用(詳細) du df=FS全体の空き容量 du=ディレクトリの使用量 mkswap fsck tune2fs -l vs dumpe2fs tune2fs -l=概要(スーパーブロック) dumpe2fs=より詳細情報 swapon mkswap=初期化(設定) swapon=有効化(実際に使い始める) mke2fs -j vs tune2fs -j mke2fs -j=新規ext3作成 tune2fs -j=既存ext2にジャーナリング追加 「汎用 vs 専用」の組み合わせと、df=全体/du=個別、mkswap→swaponの2ステップを確実に!
LPIC 101-5 試験対策ポイント 総まとめ 1 2 3 4 5 ext2→ext3→ext4 の進化 ジャーナリング対応がext3から mkfs -t ext4 の構文 -t でファイルシステム種類を指定 mke2fs -j でext3作成 -j はジャーナリング追加 mkswap + swapon のセット 初期化と有効化の2ステップ必須 6 7 8 9 MBR vs GPT MBR(BIOS/2TB/4個) vs GPT(UEFI/無制限/128個) 論理パーティション番号 基本の数に関わらず必ず5から始まる umount のスペル unmount ではなく umount(n がない!) tune2fs -j でext2→ext3変換 既存のext2にジャーナリングを追加 df -i で inode確認 inode枯渇 = 容量残でもファイル作成不可 面白きなき世を面白く ─ コマンドの「命名ルール」がわかると一気に覚えやすくなる!