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May 20, 24
スライド概要
現場の新卒向けに話したタスクマネジメントのスライド
レッドジャーニー(https://redjourney.jp/) 所属のアジャイルコーチ 元ギルドワークス 所属 様々な規模のSIerでのシステム開発を経て今に至り、約10年で40の組織、80のチームを支援している。 「ええと思うなら、やったらよろしいやん」を口癖に、社内のみならず社外のチームがより良くなるお手伝いなど日々活動中。 ・認定プロフェッショナルスクラムマスター(CSP-SM) ・認定プロダクトオーナー(CSPO) ブログ:サウスポーなエンジニアの独り言
タスクマネジメント 基本編 中村 洋(@yohhatu)
中村 洋(Yoh Nakamura) ✔ レッドジャーニー ✔ アジャイルコーチ ✔ Certi ed Scrum Professional®ScrumMaster ✔ Certi ed Scrum Product Owner® ✔ Certi ed Agile Leadership I ✔ Certi ed LeSS Practitioner fi fi fi fi ✔ https://about.me/yohhatu
今日のゴール
この時間が終わった時のゴール ✔ タスクばらしの基本を知ることができる ✔ うまいタスクばらしの状態を知ることができる
この場の価値を高くするための いくつかのお約束 https://unsplash.com/photos/gray-lighthouse-on-islet-with-concrete-pathway-at-daytime-7cdFZmLlWOM
お約束 ✔ 質問、疑問、自分の考えを出すことはこの場 への貢献です。どんどん出していきましょう ✔ それぞれ考えや解釈が違っていて当たり前で す。違いを楽しんでいきましょう
タスクマネジメントの前提
タスクマネジメントの前提 ✔ 複数人で同じ目標を目指して協働して仕事を 進めるチーム活動 ✔ ただしタスクばらしのスキルは個人での仕事 でも役に立つ
タスクマネジメントの前提 SCRUM FRAMEWORK Sprint Retrospective Product Goal Product Backlog Refinement Daily Scrum Definition of Done Sprint Goal Dev Sprint Planning SM Sprint Review PO Product Backlog Increment Sprint Backlog Scrum Team https://www.scrum.org/resources/scrum-framework-poster
タスクマネジメントの前提 ✔ 1 週間の短い期間を 1 つの単位として、その先頭で 計画を立てる ✔ その計画の進捗状況を日々確認して、問題を発見 し、必要があれば計画を変える ✔ 短い期間の最後に、利用者や関係者でできたものを さわり、出来映えを確認し、次に作るものの着想や洞 察を得る ✔ 最後に自分たちのやり方を改善するための話し合い をして、うまくやる方法を見つける ✔ そしてまた次の 1 週間に入っていく (繰り返し)
"タスクばらし"を知る
タスクばらしとはなにか? ✔ ゴールのある活動を完了し、実現するための 作業 (タスク) にばらすこと ※ゴールのある活動 = 何かを作ったり、施策を実施するなど
うまくタスクばらしできているのは どっち? ✔ カレーの作り方 1 ✔ 肉と野菜を切る ✔ 肉と野菜を調理 する ✔ カレーを作る ✔ カレーの作り方 2 ✔ ニンジンを袋から 出す ✔ ニンジンを洗う ✔ じゃがいもを… ✔… ✔ ご飯を皿によそう
タスクばらしをする理由 ✔ タスクばらしをすることでゴールへの道筋が 整理できる ✔ 整理する過程で足りないことがわかる ✔ 取り組んでいる途中で残りのタスクがわかる
タスクばらしをしなかったり、 うまくできないとどうなる? ✔ 進捗や残りがわからない。本人も周りも助け れらない ✔ ゴールにたどり着くことができない
タスクばらしをする前に 確認すること
その活動のゴールを知る ✔ ゴールはどうなったら完了なのか? ✔ ゴールを知らないと完了したかどうかを検 査できない ✔ ゴールを知らない、理解しないままにタス クばらしはできない
ゴールの背景を知る ✔ ゴールの背景、理由を知る ✔ 深く理解でき、やるタスクの幅を広げるこ とができる
ゴールに対する制約条件を知る ✔ 期日はいつか? ✔ 期日を過ぎるとなにが起きるのか? ✔ 使えるリソースはなにか? ✔ 自分たちが使える時間はどれくらいか?
タスクばらしのコツ
タスクの見つけ方 ✔ ゴールから逆算して段取りを見つける ✔ ゴールの理解度によって見つけられるタス クの質や量が変わってくる ✔ あまり見つからない自覚があればゴールを 理解する必要があるというシグナル
タスクの書き方 ✔ 具体的な行動にする ✔ 大きさは 1日で動きがわかる程度 ✔ タスクの終了条件もセットにする
タスクの書き方 ✔ 具体的な行動にする ✔ 「調査する」ではなく「メリット、デメリット を3ページ程度のレポートにまとめる」
タスクの書き方 ✔ 大きさは 1日で動きがわかる程度 ✔ 慣れていないうちは最大2時間くらいにする
タスクの書き方 ✔ タスクの終了条件もセットにする
タスクばらしの結果を検査する ✔ 実際にできそうか?抜け漏れがないか? ✔ 自分たちが使える時間に収まっているか? ✔ 依存関係はどのようなものがあるか?
タスクの運用
タスクを見える化する ✔ タスクボードでタスクを見える化する ✔ タスクの動きをリアルタイムで更新する ✔ 予想通りでないことが起きたら声をあげる
タスクを見える化する ✔ タスクボードでタスクを見える化する ✔ ToDo・Doing・Done
タスクを見える化する ✔ チームで透明性を実現する ✔ チームで自分たちで状況・状態を検査する ✔ チームで検査した内容から次になにをすればい いか、今後どうしていくか適応する
タスクを見える化する ✔ タスクの動きをリアルタイムで更新する ✔ 最低でも1日に1回の朝会で確認する
タスクを見える化する ✔ 予想通りでないことが起きたら声をあげる ✔ 予想通りでないことがわかったことが情報 ✔ 予想通りでないことはなにも悪いことではない
参考:タスクボードの概念 https://www.slideshare.net/hiranabe/dx-agile-and-scrum-by-nonaka
望ましいタスクボードの状態 ✔ チームの”情報ラジエーター” ✔ 最新の正しい情報が一カ所にまとまっていて必 要な人がすぐに見ることができる ✔ 毎日の動きがわかる程度の詳細さがある ✔ このままいけばどうなるか?がわかる
参考:タスクボードの実例
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ゴールの結果を確認する ✔ タスクを終わらせることが最終目的ではな い。ゴールにたどり着くことが目的
ゴールの結果を確認する ✔ ゴールへの歩みをふりかえり、わかったこと や気づいたことを特定する ✔ 洗い出したタスクにどのような変化があったか? ✔ タスクを実際にやってみて予想と違ったことは あったか? ✔ 予想と違ったことが起きた時にどのように行動し たか?
タスクばらしをやってみる
タスクばらしをやってみる ✔ お題:プレゼンテーションできる状態にする ✔ 来月の月次会議で「新人研修で学んだこと」 というテーマで発表することになりました
質問をどうぞ https://unsplash.com/photos/cYRMl1HeuVo
ケーススタディ
ケーススタディ ✔ ゴールがわからない場合、どうしたらいい? ✔ タスクばらしがうまくできているか、自分で 自信がない場合、どうしたらいい? ✔ タスクばらしして進め方結果がその予想と 違っていた場合、どうしたらいい?
今日わかったことや 取り組んでみること
今日わかったことや取り組んでみること ✔ どんなことがわかりましたか? ✔ これまでのみなさんのタスクマネジメントを どのように変えてみますか?
みなさんの現場の前進に役立つと幸いです