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January 10, 24
スライド概要
Regional Scrum Gathering Tokyo 2024( #RSGT2024 ) での発表資料
レッドジャーニー(https://redjourney.jp/) 所属のアジャイルコーチ 元ギルドワークス 所属 様々な規模のSIerでのシステム開発を経て今に至り、約10年で40の組織、80のチームを支援している。 「ええと思うなら、やったらよろしいやん」を口癖に、社内のみならず社外のチームがより良くなるお手伝いなど日々活動中。 ・認定プロフェッショナルスクラムマスター(CSP-SM) ・認定プロダクトオーナー(CSPO) ブログ:サウスポーなエンジニアの独り言
Regional Scrum Gathering® Tokyo Outcomeに向き合う中 出会った出来事とその解決案 で 中村 洋(@yohhatu)
中村 洋(Yoh Nakamura) ✔ レッドジャーニー ✔ アジャイルコーチ ✔ Certi ed Scrum Professional®ScrumMaster ✔ Certi ed Scrum Product Owner® ✔ Certi ed Agile Leadership I ✔ Certi ed LeSS Practitioner fi fi fi fi ✔ https://about.me/yohhatu
Red = ReDesign ともに考え、ともにつくり、そしてともに越える
今日のゴール
ゴール ✔ Outcome を中心に活動するための取り組み や考え方の 1 つを知ることができる
参考:Outcomeについて話した資料 Regional Scrum Gathering® Tokyo Regional Scrum Gathering® Tokyo みなさんの プロダクトバックログアイテムは Outcomeを生み出していますか? 中村 Outcomeにフォーカスする チームへのジャーニー ギルドワークス 洋(@yohhatu) https://unsplash.com/photos/TSgwbumanuE 中村 洋(@yohhatu) https://unsplash.com/photos/4XbZCfU2Uoo https://www.docswell.com/s/yohhatu/54EJJK-is-your-pbi-producing-outcome#p1 https://www.docswell.com/s/yohhatu/ZXL8GZ-2023-01-11-120730#p1
注意
注意 ✔ 特定の組織や現場の話ではありません
このセッションでの Outcomeの定義
このセッションでのOutcomeの定義 ✔ 利用者の課題が解決したか? ✔ 利用者のやりたかったことはできるように なったか? ✔ 利用者の世界がどう変わったか?
このセッションでのOutcomeの定義 ✔ Output = 提供した機能 ✔ Impact = どれだけ儲かったか?
再掲:このセッションでのOutcomeの定義 ✔ 利用者の課題が解決したか? ✔ 利用者のやりたかったことはできるように なったか? ✔ 利用者の世界がどう変わったか?
Outcome・Output・Impactの関係
Outcome・Output・Impactの関係 ✔ Outcome と Output は対立構造ではなく、両 方大事 ✔ Output が出せていない中で「Outcome が〜」は説得力がない
Outcome・Output・Impactの関係 ✔ Outcome と Impact は関連している ✔ 価格体系や販売戦略、マーケティングなどに Impact は影響を受ける
Outcome・Output・Impactの関係 https://blog.crisp.se/2019/10/16/christopheachouiantz/output-vs-outcome-vs-impact
Outcome・Output・Impactの関係 ✔ 最小の Output で、最大の Outcome と Impact を得る
Outcomeに向き合わないと どうなる?
Outcomeに向き合わないとどうなる? ✔ 誰にも使われないムダなモノを作ってしまう ✔ 関わる人々の気力なども奪ってしまう ✔ 儲からないので、事業を続けられない
Outcomeに向き合うのは難しい
Outcomeに向き合うのは難しい ✔ Outcome に関心を持たない / 持てない ✔ Outcome の計測が難しい ✔ Outcome に向き合うインセンティブがない
Outcomeに関心を 持たない/持てない
Outcomeに関心を 持たない/持てない ✔ Output に関心が向く状況・環境 ✔ Output だけで忙しくなっている
Outcomeに関心を 持たない/持てない ✔ Output を出すことだけを期待する組織構造 ✔ チームのスキルが Output を出すものに偏って いる
Outcomeの計測が難しい
Outcomeの計測が難しい ✔ うまくいったことを定義するのが難しい ✔ 定義しても変化が遠すぎてわからない ✔ 結果がわかるのが遅い
Outcomeに向き合う インセンティブがない
Outcomeに向き合う インセンティブがない ✔ 「開発者はコードを書いてなんぼ」という価 値観 ✔ マネージャーもこの価値観で会話をしがち
Outcomeに向き合う インセンティブがない ✔ Outcome が人事評価に含まれていない ✔ Outcome や Impact が大きく評価されること が少ない
再掲:Outcomeに向き合うのは難しい ✔ Outcome に関心を持たない / 持てない ✔ Outcome の計測が難しい ✔ Outcome に向き合うインセンティブがない
Outcomeに向き合うために できること
Outcomeに向き合うために できること ✔ 領域を越境して広げる ✔ 興味を持ってユーザーを知る ✔ 関心を Outcome 中心に寄せる ✔ Outcome に向き合える環境を作る
Outcomeに向き合うために できること ✔ 領域を越境して広げる ✔ 新しいことを学ぶ時間を取り、専門領域以外 の人と協働する ✔ “一緒に話ができ、協働できる”知識やメンタ ルモデルでまずは十分
Outcomeに向き合うために できること ✔ 興味を持ってユーザーを知る ✔ ユーザーの行動を観察する ✔ ユーザーの話を深く聴く ✔ ユーザーに成りきりやってみる
Outcomeに向き合うために できること ✔ 関心を Outcome 中心に寄せる ✔ 作る前に Outcome を考える ✔ フィードバックを早く得る ✔ 意思決定を Outcome 中心にする
Outcomeに向き合うために できること ✔ Outcome に向き合える環境を作る ✔ 経営、マネージャーによる支援 ✔ 機会の提供、学習時間や金銭的な投資 ✔ Outcome に向き合えるような評価制度
まとめ
まとめ:Outcomeに向き合うのは難しい ✔ Outcome に関心を持たない / 持てない ✔ Outcome の計測が難しい ✔ Outcome に向き合うインセンティブがない
まとめ:Outcomeに向き合うために できること ✔ 領域を越境して広げる ✔ 興味を持ってユーザーを知る ✔ 関心を Outcome 中心に寄せる ✔ Outcome に向き合える環境を作る
まとめ ✔ 作る前に知ろう、考えよう、想像しよう ✔ 届けたものがどうだったか知ろう ✔ わからなければ聞こう、一緒に考えよう
まとめ ✔ Outcome を向き合うために自分たちの情熱 や意思もすごく大事
個人、チーム、組織でOutcomeに 向き合うヒントになれば幸いです