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May 18, 17
スライド概要
ヤフーが「デザイン」にフォーカスした情報共有を定期的に行う勉強会/交流会イベントである「CAMPFIRE Design」で話す内容です。
https://yj-meetup.connpass.com/event/54241/
2023年10月からSpeaker Deckに移行しました。最新情報はこちらをご覧ください。 https://speakerdeck.com/lycorptech_jp
1 2017.5.1 [MON] @LODGE デザイナーとデータ ヤフー株式会社 ビジュアルデザイン黒帯 李俊虎 Copyright © 2017Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.
デザイナーとデータ
李 俊虎(イジュンホ) 出身:South Korea 2013年にヤフー入社。 入社後はYahoo!ショッピングサービスのリニューアルを始め、 プロモーション、検索、アプリなどのデザインを担当。 ビジュアルデザイン黒帯(第6代)
ビジネスに関わることが多いサービスである コマース(Yahoo!ショッピング)では
どうすれば商品が売れるのか どうすればCVRをあげることができるのか 常に考える
そのために データ(数字) を見ている
インタビュー ユーザビリティ・テスト アンケート A/Bテスト 効果測定 インターセプト調査 競合分析 不安 ベンチマークテスト アンケート調査 データをみなければならない? データでデザインの良し悪しの判断はできる?
データ(数字)に左右されたくない デザイナーの気持ちは十分わかる 定量的 客観性 数値化 対立 論争が繰り返される ビジネス的理解 経営、企画、マーケティング、営業…. 定性的 主観性 感性的 ビジュアル的理解 デザイナー
もっと洗練されたもの、 かっこいい、 きれいで、今風な〜 そんなものをつくりたい! と思うが、
何のためにデザインしているのか?
ユーザーに ストレスなく買い物できるような場 満足度の高いユーザー体験を提供 …
では、そうするためには?
ニーズを知り、 ビジネスを理解しなくてはならない
ビジネスはデータ(数字)で話す
データが見えると ① ユーザーの行動が見える ② 課題が見える ③ アイディアが浮かぶ ④ 説得力のあるデザインができる ⑤ 客観的な思考になる
事例① ユーザーの行動が見えると 課題解決ができる
例① ユーザーの行動が見えると課題解決ができる リリース後 効果測定データを分析 検索窓から流れるユーザーが増えすぎ CVR 5.8 → 4.8% ユーザーの行動(ストリーム→検索へ)
例① ユーザーの行動が見えると課題解決ができる 改善の仮説: ヘッダーと検索窓が目立ちすぎるので 背景を白背景に、検索窓のデザインを弱めに ABテスト 結果:ユーザーの行動が戻ってくる CVR 4.8 → 5.02%
事例② データを通して仮説を立て、 改善することができる
例② データを通して仮説を立て、改善することができる 検索結果からもっとCVRをあげるものはないのか 絞り込みの利用データを分析 仮説:利用頻度の高い絞り込みをモジュール化 CVRをあげる 結果:絞込みを使ったCVRは +0.04pt
例② データを通して仮説を立て、改善することができる 課題:検索結果の商品が見えない 改善:モジュールの機能はそのままで ボタンを一つに統合 A/Bテスト 結果:価格帯、送料無料の絞込み利用数 が増加、経由CVRも増加
事例③ データを分析し、 納得できるデザインを作り出す
例③ データを分析し、納得できるデザインを作り出す Yahoo!トップに掲載するバナー CTRデータを分析 CTの高いクリエイティブ傾向 平均 CTR:0.078% → CTR: 0.126 %
一方で、 直感的で定性的なデザインは必要ない?
A/B Test (1week) CTR ↓ CTR↑
AB Test (1week) CTR ↓ CTR↑ A/Bテストを通して良い結果はどんどん適用する! 果たして良いデザインになるのか?
例① 検索結果画面の左カラム 派手な色はCVがあがる傾向がある?
例② プロモーションページの商品画像 商品画像は情報が多いほうが良い?
例③ Yahoo!ショッピングカテゴリ画面 CTの良いモジュールをたくさん配置する?
データの活用+造形的バランス・直感的視覚 データだけじゃなくて定性的な観点でみる 定量的 客観性 数値化 理解 定性的 協業関係 主観性 感性的 ビジネス的理解 経営、企画、マーケティング、営業…. ビジュアル的理解 デザイナー
常に 「なぜ」という疑問を持ち続ける
まとめ ・データを見る目を磨く ・全体のイメージを見る ・「なぜ」という疑問を持つことが大切
ご静聴ありがとうございます