OnTime Days for 25th Anniversary Day2 登壇資料

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November 14, 23

スライド概要

OnTime ってスゴい!  予定表連携を Power Automate で自作した苦労より…

2023/11/14(火) OnTime Days for 25th Anniversary イベント Day2 の登壇資料です。

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I ❤ Power Platform & HiKESHi SPiRiT (火消魂) Microsoft MVP for Business Applications 2020 - Power Apps & Power Automate

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各ページのテキスト
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OnTime ってスゴい! 予定表連携を Power Automate で自作した苦労より… 2023/11/14(火) OnTime Days Day2 山田 晃央(Yamada, Teruchika) Microsoft MVP Business Applications 2020 - @yamad365 https://qiita.com/yamad365

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OnTime 25周年 おめでとうございます🎉🎊🎂

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今日お伝えしたいコト • Microsoft Power Platform で簡単に予定表連携を試せる! • グループウェアのカレンダー データ連携に “内製”アプローチして苦労した話し • 「予定表の連携」を自作するには知識と経験が必要 ⇒ 悪夢を実体験するぐらいなら専用ソリューション!

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諸注意 • 2023 年 10 月末 時点の Microsoft 365 環境で 当資料の情報は作成しております • 個人の調査結果にもとづく、 “やまさんの想定”が含まれます • Exchange Onlie は ExO と略す場合があります • 説明のなかで 予定・会議・アイテム と “イベント”と用語が混在する可能性あります

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自己紹介 ども、やまさんデス!

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山田 晃央(やまだ てるちか) ◼ Microsoft MVP Business Applications Power Apps 、Power Automate ◼ お気軽に「やまさん」とお呼びください ◼ 詳しくは「yamad365」で検索ください 株式会社アイシーソフト グラウベングループ CTO (最高技術責任者) https://grouben.com 技術事業部 事業部長 http://www.icsoft.jp/ https://qiita.com/yamad365 yamad365

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Microsoft Power Apps入門 手を動かしてわかるローコード開発の考え方 翔泳社 https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798170558 SNS で感想をおよせいただく際は、 ハッシュタグ「#JYApps本」でお願いします 小玉さんと共著です

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https://appsweeklynews.connpass.com 毎週 金曜日 21時30分 から YouTube Live で Power Apps ブログ更新をネタに語ってます

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はじめに スケジュール (予定表)って重要ですよね

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よく聞くカレンダー連携系のご要望 • 関連企業、グループ各社が各々で M365 や オンプレ Exchange を利用しているので、 「どこか 1か所 でまとめて」予定を確認したい まとめて閲覧できる仕組み

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ありがちな話題💦 Exchange は API で予定表データが取得できるよね? ↓↓↓ プログラムか何かで“予定のデータを抜いて”きて、 自分が望むような見た目の“システム作れば”良くない? ↓↓↓ よし!自分でつくろう! Or どこかに作ってもらおう!! 可否で言えば“可能”です! がッ! もしかすると「茨の道」かもしれない…

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はたして、 スケジュール連携をする仕組みは 内製(自作)できるのだろうか・・・

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実際にためしてみた! 連携先は 手軽な相手で お試し…w Exchange Online 予定表 Google カレンダー

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Microsoft Power Platform Power BI Power Apps Power Automate Power Virtual Agents Power Pages

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Microsoft Power Platform Power Apps Power Automate Power BI Power Virtual Agents Power Pages ローコード・ノーコードでアプリが作成できる ローコード・ノーコードで ビジネスプロセス の自動化ができる ※RPA(Power Automate for desktop)も ココの仲間 データ分析からインサイトを得る BI ツール コード不要で ボット を構築できる 会員制サイト等をローコード・ノーコードで作成できる https://powerplatform.microsoft.com/ja-jp/

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今回利用するのは Power Automate Power Apps Power Automate Power BI Power Virtual Agents Power Pages ローコード・ノーコードでアプリが作成できる ローコード・ノーコードで ビジネスプロセス の自動化ができる ※RPA(Power Automate for desktop)も ココの仲間 データ分析からインサイトを得る BI ツール コード不要で ボット を構築できる 会員制サイト等をローコード・ノーコードで作成できる https://powerplatform.microsoft.com/ja-jp/

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Power Automate とは • システムワークフローをソースコードを書かずに作成できる • 「●●が発生したら」というトリガーで発動する • コネクターと呼ばれる様々なサービスへの接続が準備されており、 「メール送信する」「チャット投稿する」といったアクションを、 自分で組み合わせてビジネスプロセスを自動化できる • Excel 関数のような Power Fx が準備されており、 ソレを利用してフローの途中でデータ加工も可能 • Copilot(AI)機能を近年では強化しており、 AI がフロー作成を様々補助してくれる

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簡単に言うと 「クラウド上で、 システムにおけるワークフローを Low Code で作成できる道具」 です。

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Power Automate で 予定表 連携してみた 「簡単な連携」であれば運用できます

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Power Automate で予定表連携 実際に少し作って みます! Exchange Online 予定表 Google カレンダー

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画像「ダ鳥獣戯画」 https://chojugiga.com

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Power Automate 実装例は Qiita 参照 https://qiita.com/yamad365/items/830b64954dcdfcb91fe2 https://qiita.com/yamad365/items/4765b701a9dd2c46367b https://qiita.com/yamad365/items/4e64d068e97c6cb3726b https://qiita.com/yamad365/items/ed8f37dff2a809487ada

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2023年 最新版のフロー 全体像

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これ『1名の予定』を、 連携しているだけですよ? これで対応可能な ご要望であれば良いのですが…

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「繰り返しの先頭のみ削除」だと破綻 『マスター予定』と『いま処理している予定』が同じ = “定期的なイベントの先頭”と判断する際に、 『開始時間が同一か?』で判定している。 つまり、「先頭の予定を単体削除」されると詰む。 いろいろと調べてみたけれども、 Power Automate で得られる情報では 「先頭の予定が単体削除された」場合 における回避策が現時点だと対応でき ないんです・・・;つД`)

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連携先の API 制限などに注意 例で紹介している連携先 = Googleカレンダー 相手側の API 制限などでコケる。 とくに定期的なイベントは連続登録に なるので、Sleep(遅延)を入れるなり、 エラー時にリトライさせるなりが必要。

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「長期の繰り返し予定」は、 経験上、意図しない動作をしがち。 つまり Power Automate で、 予定の“カンペキな同期”は無理 ※やまさんの経験談

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やはり、専用ソリューション強い

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Power Platform は便利! プログラミング言語を 覚えなくても 簡単な連携は可能!

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Power Platform なかなかヤります Power Automate 便利♪ でも 連携相手の仕様も重要

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???「Automate で全社の予定連携します」 やまさん「そんな気軽な考えで大丈夫か?」 出典「El Shaddai(素材)無料倉庫」http://elshaddai.jp/elshaddai_crim/freedeta.html

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『最適解』で頼む 「やりたいコト」が実現できるなら OK です。 ただ“連携する先”の仕様はおさえましょう。 『仕様』と『仕組み』がわかっていないと、 意図しない結果に翻弄される未来が待ってます。 出典「El Shaddai(素材)無料倉庫」http://elshaddai.jp/elshaddai_crim/freedeta.html

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専用ソリューション もご検討を! 内製で「自分が好きな機能・見た目」を追い求めるのは否定しません。 しかし、皆さんの『目的』は何でしょう? OnTime のように『多機能』で『高速』なソリューションが既にあります。 導入すれば目的を達成できる = 開発する必要が無いのであれば、 OnTime の選択肢は賢明な判断かもしれません。

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やっぱり 専用ソリューションは 強いッ👍

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ありがとうございました Thank you Merci Danke schön 고맙습니다 Obrigado Gracias