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September 10, 22
スライド概要
iOSDC Japan 2022: SwiftPMのプラグイン機能をiOSアプリ開発に活… / 宇佐見 公輔 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=JBT8bdYOo6A
SwiftPMのプラグイン機能をiOSアプリ開発に活用する by 宇佐見 公輔 | トーク | iOSDC Japan 2022 - fortee.jp
https://fortee.jp/iosdc-japan-2022/proposal/4f56de04-0d5c-49ba-b2f8-12b25e36ad32
#iOSDC Japan 2022でSwiftPMプラグインの話をしました - usami-kの日記
https://usami-k.hatenablog.com/entry/2022/09/10/230930
https://usami-k.github.io/
のプラグイン機能を iOSアプリ開発に活用する SwiftPM 宇佐見公輔 / 株式会社ゆめみ
自己紹介 宇佐見公輔(うさみこうすけ) 株式会社ゆめみ / iOSテックリード このトーク以外にも、パンフレット記事を2つ書きました。
このトークの内容 ( )とは iOSアプリ開発でSwiftPMを活用する SwiftPMのプラグイン機能とは iOSアプリ開発でSwiftPMプラグインを活用する SwiftPM Swift Package Manager を略してSwiftPMと呼ぶことにする。 ※ Swift Package Manager
Swift Package Manager とは
とは Swift Package Manager Swiftコードをパッケージとして管理する パッケージをビルドしてライブラリや実行プログラムを生成する ライブラリ:他のSwiftコードでインポートできるモジュール 実行プログラム:シェル上で実行できるCLIツールなど 他のパッケージを依存物として利用できる
パッケージ パッケージはSwiftソースファイルと `Package.swift` で構成される
Package.swift import PackageDescription let package = Package( name: "MyLibrary", products: [ .library(name: "MyLibrary", targets: ["MyLibrary"]), ], dependencies: [], targets: [ .target(name: "MyLibrary", dependencies: []), ] )
配布されているパッケージの利用 import PackageDescription let package = Package( name: "MyLibrary", products: [ .library(name: "MyLibrary", targets: ["MyLibrary"]), ], dependencies: [ .package(url: "https://example.com/AwesomePackage", from: "1.0.0"), ], targets: [ .target(name: "MyLibrary", dependencies: []), ] )
アプリ開発で を活用する iOS SwiftPM
プロジェクト Xcode iOSアプリはXcodeプロジェクトを使って開発する
余談:Swift Playgrounds App でも開発可能、プロジェクト形式が異なる 「ゆめみ大技林 '22」に書いた(技術書典で配布) Swift Playgrounds ※ これも面白いが、このトークではこれ以上述べない。
プロジェクトと Xcode SwiftPM 配布されているパッケージを利用する CocoaPodsやCarthageで配布ライブラリを利用する代わりに、 SwiftPMで配布ライブラリを利用する アプリのコード(の一部)をパッケージ化する コードをXcodeプロジェクトの管理外に置ける
で配布パッケージを利用する Xcode Xcodeの「File→Add Packages…」で依存パッケージを追加できる ※ ライブラリ管理の手法として有益だが、このトークではこれ以上述べない。
アプリのコードをパッケージ化する ローカルのSwiftパッケージをアプリでインポートする ※ このトークでは、こちらの手法を扱う。
アプリのコードをパッケージ化する 一部だけでなく、ほとんどのコードをパッケージに入れても良い
プロジェクト内のソース Xcode App.swift import UIKit import AppFeature @main final class AppDelegate: AppFeature.AppDelegate {} final class SceneDelegate: AppFeature.SceneDelegate {}
パッケージ内のソース
Swift
AppDelegate.swift
import UIKit
open class AppDelegate: UIResponder, UIApplicationDelegate {
public final func application(_ application: UIApplication, ...) -> Bool {
return true
}
}
パッケージ化のメリット プロジェクト(xcodeproj)でのソースコード管理が減る xcodeprojは、ファイルの追加や削除などでGitのコンフリクトを招く Swiftパッケージ管理だと、Gitのコンフリクトを起こしにくい アプリ内のモジュール分割が容易になる Swiftパッケージのほうが簡単に扱える Xcode
パッケージ化で未解決の問題 ビルドスクリプトはXcodeプロジェクトで管理する必要がある SwiftGenでコード生成 SwiftLintでコードチェック 実はこの問題は、SwiftPMのプラグイン機能で解決できる
のプラグイン 機能とは SwiftPM
のプラグイン機能 SwiftPM 2022年3月のSwift 5.6で追加された機能 コマンドプラグイン ビルド以外のタスクを定義できる ビルドツールプラグイン ビルド時に行う処理を追加できる
プラグイン機能の活用方法 配布されているプラグインを使う 配布されているものは、現時点では多くはない プラグインを自分で実装する 独自の処理を行いたい場合はこの方法になる ※ プラグインの実装方法はパンフレット記事を参照。
ビルドツールプラグイン let package = Package( targets: [ .target( name: "MyTarget", plugins: [ .plugin(name: "MyPlugin"), ] ), .plugin( name: "MyPlugin", capability: .buildTool() ), ] )
ビルドツールプラグインの処理内容 以下の2つのタイミングで処理が実行される ビルド前(pre-build) ビルド中(in-build) プラグインであらかじめ定義された処理が実行される 処理内容を自分で決めたい場合は、プラグインを自分で実装する
外部ツールを使う プラグイン外のツールを実行できる Mac内のコマンドを実行できる 公開されているコマンドラインツールをダウンロードできる artifact bundle形式で公開されているバイナリが使える
アプリ開発で プラグインを 活用する iOS SwiftPM
と プラグイン Xcode SwiftPM XcodeでもSwiftPMプラグインは動作する Xcode 13.3以降で動作する Xcode 14でSwiftPM対応が改善されている(ビルドログなど) ただし、一部の動作に問題がある(後述)
事例:SwiftGenプラグイン 公式から、プラグインとartifact bundleが提供されている ビルド前(pre-build)にソースコード生成処理が行われる 生成先は `${DERIVED_SOURCES_DIR}` 以下となる `swiftgen.yml` で定義する なお、ビルドツールだけでなくコマンドプラグインも提供されている SwiftGen
プラグインの利用 SwiftGen (1) 注意:この方法が正式だが、現時点では問題がある let package = Package( dependencies: [ .package(url: "https://github.com/SwiftGen/SwiftGenPlugin", from: "6.6.2") ], targets: [ .target( name: "MyTarget", plugins: [ .plugin(name: "SwiftGenPlugin", package: "SwiftGenPlugin") ] ), ] )
で発生する問題 Xcode 外部プラグイン利用時、Xcodeが重くなる XcodeのCPU使用率が100%以上になる Xcodeのエディタの動きがもたつく 外部プラグインの中でartifact bundleを使っていると発生する 外部ツールをダウンロードする機能 SwiftGenプラグインは `swiftgen` コマンドをartifact bundleで使用
で発生する問題の回避方法 Xcode Xcodeの問題を回避するには、プラグインを自分で実装する artifact bundleの利用自体は問題ない 外部プラグインの中でartifact bundleが使われているとダメ ローカルプラグインの中でartifact bundleを使うのは大丈夫
プラグインの利用 (2) SwiftGen let package = Package( targets: [ .plugin( name: "SwiftGenPlugin", capability: .buildTool(), dependencies: ["swiftgen"]), .binaryTarget( name: "swiftgen", url: "https://github.com/SwiftGen/SwiftGen/releases/...", checksum: "..." ), ] )
事例:SwiftLintプラグイン 公式から、artifact bundleが提供されている これを利用して、自分でプラグインを実装すればよい SwiftLint
プラグインの実装
SwiftLint
struct SwiftLintPlugins: BuildToolPlugin {
func createBuildCommands(context: PluginContext,
target: Target) async throws -> [Command] {
return [buildCommand(
displayName: "Linting \(target.name)",
executable: try context.tool(named: "swiftlint").path,
arguments: [
"lint",
"--in-process-sourcekit",
target.directory.string
],
environment: [:])]
}
}
プラグインの利用 SwiftLint let package = Package( targets: [ .plugin( name: "SwiftLintXcode", capability: .buildTool(), dependencies: ["SwiftLintBinary"] ), .binaryTarget( name: "SwiftLintBinary", url: "https://github.com/realm/SwiftLint/releases/...", checksum: "..." ), ] )
まとめ ( )とは iOSアプリ開発でSwiftPMを活用する SwiftPMのプラグイン機能とは iOSアプリ開発でSwiftPMプラグインを活用する サンプル: Swift Package Manager SwiftPM https://github.com/usami-k/XcodeSwiftPMSample