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August 24, 26
スライド概要
2026年8月24日開催 APC勉強会 8a1 #44の登壇資料です。
https://8a1-apc.connpass.com/event/400759/
開発者ポータル「Backstage」の核であるソフトウェアカタログが、AI時代を迎えて劇的な進化を遂げています。そんなBackstageを今からキャッチアップしましょう。本セッションでは、基本となるサービス管理(Component)やインフラ管理(Resource)といったカタログの土台から、丁寧に解説します。
さらに、最近追加されたAIアシスタント向けの新たなカタログ種別「AiResource」と、LLM連携を標準化する「MCP(Model Context Protocol)」の最新動向をご紹介。基本のカタログ構造があるからこそ、AIが社内システムを正しく理解し、開発業務を自律支援する「次世代のDevEx」へスムーズに拡張できる面白さをお伝えします。
基礎からAI連携の未来まで、今から一緒に一歩を踏み出しましょう!
Software Engineer
自己紹介 ACS事業部 PlaTTサービス室 室長 亀崎 仁志 SIer やモバイルアプリケーション開発の企業でインフラからアプリケーションまでを カバーするフルスタックエンジニアとして様々な開発プロジェクトに参画。 2015年にエーピーコミュニケーションズ入社。Platform Engineering 領域の サービス「PlaTT」の開発責任者として、Backstage の機能拡張などに取り組む。 @turtle2005 in/hitoshikamezaki https://my.prairie.cards/u/kame 2
Backstage © AP Communications Co., Ltd.
「ポータル」による統合 事前アンケートの結果 © AP Communications Co., Ltd. 4
「ポータル」による統合 全社的な戦略「Platform Engineering」へのシフト 「Platform Engineeringは、セルフサービスと自動化された基盤運用を提供することで開発者体験 を向上させるアプローチ。目標は、開発者生産性の最適化と、顧客価値の提供を加速させるこ と。 Gartnerによる定義 © AP Communications Co., Ltd. 5
「ポータル」による統合 Platform Engineeringを実現する中核機能 「Internal Developer Portal(IDP)」 IDPとは? 開発者が必要とするすべてのツール、サービス、ドキュメント、 ナレッジへのアクセスを集約した、社内向けの統合ポータル。開 発者はIDPを通じて、インフラの複雑さなどを意識することな く、セルフサービスで必要なリソースを利用できる。 IDPが提供する価値 ✓ 認知負荷の低減 複数のツール画面を渡り歩く必要がなくなる ✓ 迅速な開発開始 テンプレートから数クリックで新しいサービスや環境を 構築 ✓ 知識の集約 サービスカタログや技術ドキュメントを集約して管理・検索 ✓ ガバナンスの徹底 組織のベストプラクティスやポリシーをテンプレート化 © AP Communications Co., Ltd. 6
「ポータル」による統合 チームの中心:IDP(Internal Developer Portal/開発者ポータル) Backstage (https://backstage.io/) 全世界 の 3,000以上の組織で使われる開発者ポータルのフレームワーク。 音楽配信サービス世界最大手のSpotifyが自社サービス開発用に自社開発し、2020年にOSSとして公開。 現在はCNCFに寄贈されている。 © AP Communications Co., Ltd. 7
「ポータル」による統合 Backstageの特徴 統合的なUI、カタログ、テンプレート、システムの情報集約、 150 以上の超えるモダンなDevOpsツール連携プラグインが存在 ドキュメント情報の集約提供 引用:What is Backstage 引用:Backstage Plugin Marketplace © AP Communications Co., Ltd. 8
「ポータル」による統合 Backstageの主要6機能 ソフトウェアカタログ 統合ドキュメンテーション ソフトウェアテンプレート サービスとメタデータ (所有者、デプロイメン ト履歴、データ パイプライン、プル リクエス トのステータスや依存関係など) を一元的に管 理することで、組織内の数千個のサービスの管 理が可能。 設計書、手順書、API仕様書などを一元管理。 Markdownで簡単に作成・更新でき、常に最新 の情報へアクセスできる。 標準化された開発環境(ライブラリ、アプリケー ションのボイラーテンプレート、IaC、 Pipelines)開発者が主体となり、数クリックで自 動生成。環境構築の手間を大幅削減できる。 強力な検索機能 標準ツール連携&プラグイン拡張 Permission 独自の検索エンジンを利用し、カスタマイズさ れた検索エクスペリエンスを提供。拡張可能な バックエンドにより、ソフトウェアカタログだ けでなく、TechDocsや外部ソースに対して検 索インデックスの構築も可能。 Kubernetes、GitHubなどエコシステムのプラグイ ンを標準で搭載し、組織の開発ツールとすぐに連 携が可能です。その他、Backstageの豊富なプラグ インエコシステムも活用できる。 ユーザーが持つ役割ごとにBackstage内のデータの 読み書き等のアクセス可否やテンプレート機能の 実行可否を設定できる。 © AP Communications Co., Ltd. 9
「ポータル」による統合 Backstageの主要6機能 ソフトウェアカタログ 統合ドキュメンテーション ソフトウェアテンプレート サービスとメタデータ (所有者、デプロイメン ト履歴、データ パイプライン、プル リクエス トのステータスや依存関係など) を一元的に管 理することで、組織内の数千個のサービスの管 理が可能。 設計書、手順書、API仕様書などを一元管理。 Markdownで簡単に作成・更新でき、常に最新 の情報へアクセスできる。 標準化された開発環境(ライブラリ、アプリケー ションのボイラーテンプレート、IaC、 Pipelines)開発者が主体となり、数クリックで自 動生成。環境構築の手間を大幅削減できる。 本日のメインテーマ 強力な検索機能 標準ツール連携&プラグイン拡張 Permission 独自の検索エンジンを利用し、カスタマイズさ れた検索エクスペリエンスを提供。拡張可能な バックエンドにより、ソフトウェアカタログだ けでなく、TechDocsや外部ソースに対して検 索インデックスの構築も可能。 Kubernetes、GitHubなどエコシステムのプラグイ ンを標準で搭載し、組織の開発ツールとすぐに連 携が可能です。その他、Backstageの豊富なプラグ インエコシステムも活用できる。 ユーザーが持つ役割ごとにBackstage内のデータの 読み書き等のアクセス可否やテンプレート機能の 実行可否を設定できる。 © AP Communications Co., Ltd. 10
Backstageの基本機能 © AP Communications Co., Ltd.
ソフトウェアカタログ © AP Communications Co., Ltd. 12
ソフトウェアカタログ ソフトウェアカタログの必要性 ソフトウェアカタログはマイクロサービスアーキテクチャや組織の拡大に伴う「開発者の認知負荷」や「システムの複 雑化」を解消するための中心的な機能です。 01 02 03 04 情報の集約・検索 所有権の明確化 依存関係の可視化 標準化の推進 分散した情報を一元化し、 必要な情報へのアクセス性 を劇的に向上します。 システムやサービスごとの Ownershipと責任範囲を分 かりやすく定義します。 複雑な技術スタックやサー ビス間の繋がりを直感的に マップ化します。 組織全体のベストプラク ティスを共有し、健全なガ バナンスを確立します。 © AP Communications Co., Ltd. 13
ソフトウェアカタログ ソフトウェアカタログ管理の対象 Backstageのソフトウェアカタログでは、単なる「マイクロサービス」にとどまらず、ソフトウェアの開発・運用に関 わるあらゆる要素(アセット)を管理対象にできます。 1. Component 2. System & Domain 3. API UI、マイクロサービス、バッチ処理、共有 ライブラリなど、ソフトウェアの最小構成 単位。 複数のサービスを束ねる構造(例:「決済 システム」「EC事業ドメイン」)で関係性 を整理。 REST、GraphQL、gRPC などのインター フェース定義をカタログ化して共有可能 に。 4. Resource 5. AiResource 6. User & Group データベース(PostgreSQL等)、メッセー ジキュー(Kafka等)、K8s Cluster、Blob Storage等の稼働アセット。 AIコード補助やエージェント用の指示、スキル 等の開発リソース。 • プロンプト/ルール • AI Agentスキル/ツールアクション定義 • ナレッジベース(RAG)用データソース アセットの所有者(Owner)となるチーム や開発者個人を紐づけ、運用責任を明確 化。 © AP Communications Co., Ltd. 14
ソフトウェアカタログ ソフトウェアカタログ管理の例 EC事業のソフトウェアカタログの例は以下のようになります。 © AP Communications Co., Ltd. 15
ソフトウェアカタログ カタログ集約 © AP Communications Co., Ltd. 16
ソフトウェアカタログ 依存関係や オーナーシップの明確化 © AP Communications Co., Ltd. 17
ソフトウェアカタログ ソフトウェアカタログ関連機能 外部サービス連携 ドキュメント公開 統合検索 Backstageの大きな特徴は、すべて の情報を一元化できる拡張プラグイ ン構造です。 設計書やAPI仕様を「どこにあるか 分からない」状態にさせないための 機能です。 社内に散在するマイクロサービス、 ドキュメント、APIを一括で探し出 すポータル型検索機能です。 GitHubやDatadog、Kubernetes等の 外部ツールと連携し、その状態や データをカタログ画面に集約して一 目で把握できます。 リポジトリ内のMarkdownを自動で HTML化し表示。コードと一元管理 することで、更新漏れを防ぎます。 TechDocs内の文章や、連携プラグイ ンのコンテンツまで横断的に検索で きます。 © AP Communications Co., Ltd. 18
ソフトウェアカタログ ソフトウェアカタログ関連機能 外部サービス連携 ドキュメント公開 統合検索 Backstageの大きな特徴は、すべて の情報を一元化できる拡張プラグイ ン構造です。 設計書やAPI仕様を「どこにあるか 分からない」状態にさせないための 機能です。 社内に散在するマイクロサービス、 ドキュメント、APIを一括で探し出 すポータル型検索機能です。 GitHubやDatadog、Kubernetes等の 外部ツールと連携し、その状態や データをカタログ画面に集約して一 目で把握できます。 リポジトリ内のMarkdownを自動で HTML化し表示。コードと一元管理 することで、更新漏れを防ぎます。 TechDocs内の文章や、連携プラグイ ンのコンテンツまで横断的に検索で きます。 © AP Communications Co., Ltd. 19
ソフトウェアカタログ詳細 GitHubと連携の例 詳細情報提供 Dependabot Status オーナー/ リポジトリ 最新の Issue /Action List © AP Communications Co., Ltd. 20
ソフトウェアカタログ ソフトウェアカタログ関連機能 外部サービス連携 ドキュメント公開 統合検索 Backstageの大きな特徴は、すべて の情報を一元化できる拡張プラグイ ン構造です。 設計書やAPI仕様を「どこにあるか 分からない」状態にさせないための 機能です。 社内に散在するマイクロサービス、 ドキュメント、APIを一括で探し出 すポータル型検索機能です。 GitHubやDatadog、Kubernetes等の 外部ツールと連携し、その状態や データをカタログ画面に集約して一 目で把握できます。 リポジトリ内のMarkdownを自動で HTML化し表示。コードと一元管理 することで、更新漏れを防ぎます。 TechDocs内の文章や、連携プラグイ ンのコンテンツまで横断的に検索で きます。 © AP Communications Co., Ltd. 21
ソフトウェアカタログ ドキュメント集約 © AP Communications Co., Ltd. 22
ソフトウェアカタログ ソフトウェアカタログ関連機能 外部サービス連携 ドキュメント公開 統合検索 Backstageの大きな特徴は、すべて の情報を一元化できる拡張プラグイ ン構造です。 設計書やAPI仕様を「どこにあるか 分からない」状態にさせないための 機能です。 社内に散在するマイクロサービス、 ドキュメント、APIを一括で探し出 すポータル型検索機能です。 GitHubやDatadog、Kubernetes等の 外部ツールと連携し、その状態や データをカタログ画面に集約して一 目で把握できます。 リポジトリ内のMarkdownを自動で HTML化し表示。コードと一元管理 することで、更新漏れを防ぎます。 TechDocs内の文章や、連携プラグイ ンのコンテンツまで横断的に検索で きます。 © AP Communications Co., Ltd. 23
ソフトウェアカタログ 検索容易性 © AP Communications Co., Ltd. 24
ソフトウェアテンプレート © AP Communications Co., Ltd. 25
ソフトウェアテンプレート ソフトウェアテンプレートとは Backstageのソフトウェアテンプレート(Scaffolder)は、標準化された構成で新しいプロジェクトやコンポーネントを 数分で立ち上げる自動化機能です。あらかじめ「推奨構成」を組み込んでおくことで、安全なサービス作成を可能にし ます。 ボイラープレート セキュリティ基準 CI/CDパイプライン ベースとなる初期コードを自動生 成。 組織の安全要件を最初から組み込 み。 デプロイ自動化の仕組みを事前定 義。 開発者がゼロから設定や構成を組み 立てる手間を徹底的に省きます。 セキュリティ基準をクリアした構成 を自動適用し、事故や漏洩を防ぎま す。 ビルドやテスト、デプロイフローが 設定済みのため、本番展開を大幅に 迅速化します。 © AP Communications Co., Ltd. 26
ソフトウェアテンプレート ソフトウェアテンプレートとは ソフトウェアテンプレートを使用することで、以下のような定型作業を安全かつ迅速に自動化できます。 新規リポジトリ作成 ● ボイラーコード(初期コー ド)の自動コピー ● ブランチ保護などのリポジ トリルール初期設定 ● ソフトウェアカタログへの 自動登録連携 コードの変更・申請 ● ボイラーコードの初期 Push・Pull Request自動作 成 ● 必要情報を網羅したPRや Issueの自動起票 ● 申請から承認後の展開タス クのワークフロー化 © AP Communications Co., Ltd. 周辺ツールとの連携 ● 外部システムに対する直接 的なAPI実行機能 ● Entra ID等のサービスプリ ンシパル自動追加 ● 各種SaaSや社内インフラ連 携コマンドの実行 27
ソフトウェアテンプレート ソフトウェアテンプレートとは ソフトウェアテンプレート(カタログ)一覧 ソフトウェアテンプレート © AP Communications Co., Ltd. 実行 28
AI活用に向けた対応 © AP Communications Co., Ltd.
AI活用に向けた対応 AI Agentが主役の時代のBackstage再定義 AIと共存する次世代ポータルに向けて以下のような機能の開発が活発に行われています。 AiResource ソフトウェアカタログ BackstageのMCP Server化 組織内に点在する「Agent」やSkills/Rules等の 「Plugin」をカタログとして管理できるようにしま す。 Backstageソフトウェアカタログを含めた様々な情報 をAI Agentに提供するため、MCP Server機能を提供 します。 © AP Communications Co., Ltd. 30
AI活用に向けた対応 AI Agentが主役の時代のBackstage再定義 https://www.docswell.com/s/turtle2005/ZR8EQR-2026-06-09-09194000 © AP Communications Co., Ltd. 31
最後に © AP Communications Co., Ltd.
最後に 弊社のPlatform Engineeringの取り組み Platform Engineeringや開発者ポータルについての情報発信やサービス提供をしております。ぜひご活用ください。 APC 技術ブログ ちょこっとBackstage https://techblog.ap-com.co.jp/ https://github.com/ap-communications/chocott-backstage 弊社サービス クラウドネイティブ内製化支援サービス https://www.ap-com.co.jp/cloudnative/ 開発者ポータル "PlaTT"シリーズ https://www.ap-com.co.jp/platt/ © AP Communications Co., Ltd. 33
最後に ありがとうございました © AP Communications Co., Ltd. 34