ローカルで動くAIの今後の姿を試してみる MXCでOpenClaw保護、Aion Instructの用途

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July 23, 26

スライド概要

【メタバース】メタバースでLT会&もくもく会! Vket技術・学術系ウィーク - connpass
https://csharp-tokyo.connpass.com/event/400820/
このイベントで登壇した資料です。

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会社勤めのSE・プログラマです。個人としての情報発信も行っており、このアカウントはその用途で使用します。同一ID「suusanex」でGitHub・はてな等でも発信しています。

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各ページのテキスト
1.

ローカルで動くAIの今後の姿を試してみる MXCでOpenClaw保護・Aion Instructの用途 2026/7/21 須藤(suusanex)

2.

自己紹介  ID:suusanex( connpass・Twitter・GitHub共通)  名前:須藤圭太  サイエンスパーク株式会社という独立系ソフトウェアベンダーに所属 o  自社製品開発・継続保守する製品開発を10年ほど・受託開発は5年ほど 小規模開発チームでPM・プログラマ・プラットフォームエンジニア・テック リード的な事まで何でもやってます o C#・Windows開発がメインでC++もいける o Windowsアプリ開発のネタが多い  Developer Technologies .NETでMicrosoft MVPを受賞しました  C# Tokyoコミュニティでイベント開催

3.

今日の流れ  Build 2026で見えた「クラウドとエッジの使い分け」が面白かった  その中で気になった2つを試した  MXC: ローカル高権限エージェントの安全境界  軽量モデルAion Instruct: 小さな用途を手元で回すための選択

4.

高機能AIとエッジAIの使い分けの流れが 来る?  GitHub Copilot や Claude Code などの高機能エージェントは便利だが、従量課 金で「何でも任せる」には重くなってきた  一方で、ローカルで即答したい・手元のリソースも操作して色々やって欲しい 用途は増えている  これに対して Microsoft Build 2026 では「エッジAIとの使い分け」という提案 が出ていた  単にローカルLLMを使うという話ではなく、手元のPC内でAIエージェントを動 かす多面的な取り組み  特に気になったのはMXCと軽量モデルAion Instruct

5.

MXCとは?  「AIに任せたら重要なファイルを消した」みたいな話は以前からずっと聞く、 最近も見かけた  かといってサンドボックスを付けると、必要な処理が出来ないことも多い  もっと細かく、「ワークスペース外でもこのフォルダは使って良い、しかし UserProfileは書き込み・削除禁止」とか色々設定したい  それをやってくれるのがMXC(まだプレビュー版)

6.

汎用的に使えそうなプロセス単位制御を 試す  ここではWindowsにおいて最もシンプルで汎用性が高そうなプロセス単位制御  VM・コンテナ・プロセスなど色々な入れ方があるらしい  MXCプロセスから起動した子プロセスに対して、制御できる  そんな仕組みがWindowsに?  UWP・ストアアプリの方式っぽい MXC 保護境界 保護を通過 許可パス 読み書き OK 起動 MXC プロセス 起動した子プロセスを ポリシーで保護 AIプロセス OpenClaw Gateway・ GitHub Copilotな ど 保護が遮断 × 禁止パス 操作は拒否

7.

プロセス単位でどう使えるか  AIエージェントには、親プロセスが1つ有ってそこからツールやサブエージェント を使うタイプが多い(知ってる範囲では)  Codex CLIとかGitHub Copilot CLIとかもそう  なので汎用的に効く。たぶんGUI付きのタイプにも効く  OpenClaw も、メインはGatewayプロセス部で動いてるので、そこに入れれば効く はず  JSONファイルでポリシーを与えて細かく制御できる  ファイルシステムはReadWrite,ReadOnly,Deny readwritePaths?: string[]; readonlyPaths?: string[]; deniedPaths?: string[];  ネットワークやクリップボードなども

8.

実際にOpenClawで使ってみた  効いた。Gatewayからの操作も、GitHub Copilotからの操作も、どちらも制御できた  許可パスのRead/Writeは成功していて、禁止パスの削除は禁止された 入力 OpenClaw 入力(TUI・ チャット等) MXC 保護境界 許可 OpenClaw Gateway × 許可パス 読み書き OK 禁止 MXC 起動 呼び出し 禁止パス 操作は拒否 許可 GitHub Copilot × 禁止

9.

Aion(Instruct)とは  MS製の、用途を限定したローカルLLM  Plan と Instruct があり、Planは普通。Instructがだいぶ違って、尖っている  Edge専用(初回使用時にモデルをDL)  現在はStable未実装で、Devなどが必要  Webブラウザ上の処理としてJavaScriptから呼べる  驚くほど、速い、軽い、能力は最小限 Microsoft Edge Dev Webアプリ JavaScriptから呼び出し Aion (Instruct) Edge Dev内蔵 ローカルLLM JavaScript 入力データ / プロンプト 結果を返す

10.

Aion Instructで何が出来るか  試してみた結果・・・  短文の翻訳やカテゴリ分けなどはOK  長文の翻訳や、要約などの文章構造理解を要するものはかなりキツい  つまり・・・  高速軽量でどの環境でも動くことを優先し、用途は大胆に絞り込んでいる  まさに、用途別にAIを使い分ける発想

11.

まとめ  高性能AIになんでも投げる、は従量課金に耐えられる富豪向けになってきた  用途はむしろ増え、ローカルで高権限を与えて動かしたいケースも増えてきた  そのため、今までとはちょっと違う機能が出てきている   ローカルAIの危険動作を制限  超軽量モデルなどLLMの使い分け そういう技術も把握して、自分に使いやすいAIを構築していくのが良さそう