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May 31, 24
スライド概要
第10 回となる今回のテーマは「IoT/OT 環境におけるWi-Fi セキュリティの重要性」です。
近年、我々の日常生活やビジネスにおいてIoT 機器の利用が飛躍的に増えています。また、
前項で説明したように、以前は別物として考えられていたOT 環境との境目も無くなりつつありま
す。これらの機器の多くは、Wi-Fi を利用して企業内ネットワークの一部となり、この状況が新た
なセキュリティリスクを生み出しています。
日本初のクラウド型フルマネージドWi-Fi セキュリティ・ソリューション「WiSAS(ワイサス)」を開発・提供しているスプライン・ネットワーク㈱による公式アカウントです。製品資料、セキュリティに関する資料など勉強会や配信などで行った講演資料を公開しています。 公式サイトはこちら https://wisas.jp/
連載企画 <第 10 回: IoT/OT 環境における Wi-Fi セキュリティの重要性> 第 10 回となる今回のテーマは「IoT/OT 環境における Wi-Fi セキュリティの重要性」です。 近年、我々の日常生活やビジネスにおいて IoT 機器の利用が飛躍的に増えています。また、 前項で説明したように、以前は別物として考えられていた OT 環境との境目も無くなりつつありま す。これらの機器の多くは、Wi-Fi を利用して企業内ネットワークの一部となり、この状況が新た なセキュリティリスクを生み出しています。 事実として、IoT/OT 環境に対する攻撃は年々増加しており、最近の傾向として標的の矛先 が製造業へと傾きつつあるのを感じます。世界各地で起きているネットワーク監視カメラからの侵 入や米国カジノでのハッキング事件のように、製造業に限らず起きていることも事実で、我々の周 辺には数多く存在しているのです。製造業の IT 環境には無防備な、特にルーター、センサー、 監視カメラ、工場自動化装置などが多数存在し、エージェント監視ができない状況下で運用さ れています。しかも、安定稼働を第一とする傾向があるため、未だにレガシーな機器やアプリが混 在しているのも多く目にしています。 このようなセキュリティリスクは、重大な被害につながる恐れがあるため徹底したセキュリティ対策が 必要不可欠な状況です。例えば、Mirai というマルウェアでは、数多くの IoT 機器が乗っ取りの 危険にさらされました。このマルウェアは、IoT 機器の脆弱性を突いて、不正コマンドやデータを注 入することで機器を遠隔から操ることができるというものです。
IoT 機器は不正コマンドやデータを注入されやすく、乗っ取られた際に特権アカウントを利用して データを改ざんされたり、データの送信先を変更される、あるいはとても厄介なサプライチェーン・リ スクをも引き起こします。IoT 機器のセキュリティ対策を怠ることは、機密情報の漏洩、工場の 機能停止、および企業の評判など、重大な損害を与えることを意味します。しかし、これらの攻 撃はウェブアプリとのプロトコル・データ形式が違うことから検出が困難なため、対策に限界がある のも事実です。 そこで重要な役割を果たすのが Wi-Fi セキュリティのソリューションである WiSAS です。WiSAS は、そのエリアにある全ての Wi-Fi デバイス(含:IoT 機器)並びにデバイス間の通信を常時 監視し、危険な Wi-Fi 接続を検知したときは即座にアラート通知したり、接続を遮断するなど、 迅速な対策を可能とします。Wi-Fi を使用している機器であれば、どのような機器も守ることが できるため、高度なセキュリティ機能を備えていない IoT 機器でもネットワークレベルで安全性を 確保することが可能となります。 ☆★問い合わせ先 ☆★ 株式会社スプライン・ネットワーク WiSAS 事業部(ワイサス事業部) 〒150-0034 東京都渋谷区代官山町 1-8 SYLA DAIKANYAMA 6 階 e-mail:[email protected] Tel:03-5464-5468