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December 15, 23
スライド概要
このプレゼンテーションでは、アジャイル開発の概要とその手法に必要な価値観と原則について説明した。アジャイル開発はプロダクトを早期に提供することで客観的なフィードバックを得つつ、変化を味方につけ、市場に価値を提供することで、自社プロセスを改善していく手法である。アジャイルマニフェストには、その手法に必要な価値観と原則が示されており、それを理解し、実践することでより効果的なアジャイル開発を行うことができる。
大手SIerでの開発/運用、大規模プロジェクトマネジメントを経験した後、ミドルベンチャーでCTO、通信系事業会社でエンジニアリングマネージャー、国立大学で非常勤講師などを歴任。プロダクト開発や組織づくりに造詣が深い。 2003年からアジャイル開発を実践しており、社内外問わずいくつものチーム、組織の支援を行ってきた。現在は、株式会社レッドジャーニーで認定スクラムプロフェッショナル(CSP-SM/CSP-PO)としてDX支援、組織変革に邁進している。 日本XPユーザグループスタッフ。 BIT VALLEY -INSIDE-ファウンダー。 保険xアジャイルコミュニティ「.insurance」オーガナイザー。 アジャイル経営カンファレンス実行委員。 SWise株式会社、Pluslab株式会社外部顧問。
チームと組織にアジャイル マニフェストの"真髄"を適用する 株式会社レッドジャーニー 森實繁樹
自己紹介 株式会社レッドジャーニー 森 實 繁 樹 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 現場のアジャイル開発支援 組織のアジャイル化支援 新規ビジネス創出支援 共創ビジネス創出支援 etc… SWise株式会社 外部顧問 Pluslab株式会社 外部顧問 筑波大学 非常勤講師 日本XPユーザグループ スタッフ BIT VALLEY -INSIDE- ファウンダー 保険xアジャイルコミュニティ「.insurance」 オーガナイザー アジャイル経営カンファレンス実行委員 登壇実績: ・AgileJapan ・Regional Scrum Gathering Tokyo ・DevOps Days Tokyo ・POStudy ・XPJUG ・ISACA ・JISA等多数 2
会社紹介 3
チームと組織にアジャイル マニフェストの"真髄"を適用する 4
今日お伝えしたいこと ● アジャイルっていったいなんなのか ● アジャイルってどうやって始めればいいのか ● 組織的なアジャイルの取り組みとは 5
アジェンダ 自己紹介 会社紹介 アジャイルの潮流 アジャイルとは何をすることなのか アジャイルを適用する まとめ 6
アジャイル の潮流 7
アジャイルの源流 8 https://anagileway.com/2015/12/04/what-is-enterprise-agile-1
アジャイルの源流 The Alexander Pattern The Toyota Way 9 https://anagileway.com/2015/12/04/what-is-enterprise-agile-1
アジャイルの進化 10 https://thingsters.com/?p=10074
アジャイルマニフェスト 11 https://agilemanifesto.org/iso/ja/manifesto.html
アジャイルマニフェストの背景 ● それまでの工場生産型の開発プロセスからの脱却を意図している ● 日本ではなく欧米の話である ● 自社サービスとして関わっている人の開発現場に照らしている 12
アジャイルマニフェストの背景 ● それまでの工場生産型の開発プロセスからの脱却を意図している ● 日本ではなく欧米の話である ● 自社サービスとして関わっている人の開発現場に照らしている そっくりそのまま日本に取り込んでもうまくいくはずがない 13
アジャイルマニフェストの裏にある原則 14 https://agilemanifesto.org/iso/ja/principles.html
アジャイルマニフェストの裏にある原則 つまり、 ● ● ● ● ● ● ● F2Fでコミュニケーションをとり、 設計をシンプルにし、 動くものを早期に提供することで、 早期にフィードバックを受けられ、 変化を味方につけることで、 市場に価値を提供し続けるとともに、 自分たちのプロセスをカイゼンしていく 15
アジャイルマニフェストの裏にある原則 つまり、 ● ● ● ● ● ● ● F2Fでコミュニケーションをとり、 設計をシンプルにし、 動くものを早期に提供することで、 早期にフィードバックを受けられ、 変化を味方につけることで、 市場に価値を提供し続けるとともに、 自分たちのプロセスをカイゼンしていく 手段 目標 目的 16
アジャイルマニフェストの裏にある原則 つまり、 ● ● ● ● ● ● ● F2Fでコミュニケーションをとり、 設計をシンプルにし、 動くものを早期に提供することで、 早期にフィードバックを受けられ、 変化を味方につけることで、 市場に価値を提供し続けるとともに、 自分たちのプロセスをカイゼンしていく 手段 目標 目的 17
広義のアジャイルの解釈 手段は何でも良く、 早期にフィードバックを受けられ、変化を味方につける ことで目的を達する、 すなわち行動を変容してより良い状態になる 18
狭義のアジャイルの解釈 手段は何でも良く、 Do Agile 早期にフィードバックを受けられ、変化を味方につける ことで目的を達する、 Be Agile すなわち行動や有り様を変容してより良い状態になる Do Agile => Be Agileできているか、が真髄 19
アジャイルはなにをすることなのか 20
アジャイルはなにをすることなのか Be Agile Do Agile 21
開発現場にアジャイルを適用する 勘違いしてほしくないのですが、 アジャイルはウォーターフォールの対局ではありません。 ウォーターフォールの取り組みの中で Do Agile => Be Agileすることは可能だからです。 22
これまでの体制 23
これまでの情報の濃度 24
これまでの仕事の流れ 25
これまでの仕事の流れ 26
これまでの仕事の流れ 27
これまでのチーム 28
下手くそな全員サッカー 29
これからの体制 30
これからの仕事の流れ 31
これからの仕事の流れ 32
これからの仕事の流れ 33
全員ラグビー 34
狭義のアジャイルの解釈 手段は何でも良く、 Do Agile 早期にフィードバックを受けられ、変化を味方につける ことで目的を達する、 Be Agile すなわち行動や有り様を変容してより良い状態になる Do Agile => Be Agileできているか、が真髄 35
奇しくも2016年当時に言ってた 36
これからの体制 37
これからの情報の濃度 38
これからの仕事の流れ 39
全員野球 https://prcm.jp/pic/original-image/id/7dvBOZe?keyword=%E5%85%A8%E5%93%A1%E9%87%8E%E7%90%83 40
狭義のアジャイルの解釈 手段は何でも良く、 Do Agile 早期にフィードバックを受けられ、変化を味方につける ことで目的を達する、 Be Agile すなわち行動や有り様を変容してより良い状態になる Do Agile => Be Agileできているか、が真髄 41
こちらも前回の講演で話していた 42
既にアジャイルなチームはどうしていくのか 43
既にアジャイルなチームはどうしていくのか アジャイルなチームsにしていく! 44
アジャイルはなにをすることなのか(再掲) 45
ハンガーフライトの活用 46
PdMOあるいはアジャイルCoE 47
(余談)受託開発でもできないわけじゃない 48
(余談)ゴール設定なんていくつしたっていい プロダクト ゴール スプリントゴール 49
組織にアジャイルを適用する 50
すべての回転はつながっている 51
すべての組織には戦略と戦術がある 52
組織の戦略と戦術にアジャイルを適用する前に… 53
10/4講演資料より ダイエットや筋トレは計画的に 今日体重が何キロ増えた減った=短期的な指標 2ヶ月で3キロ痩せたい=中長期的な指標、目標がある(はず) 54
10/4講演資料より 全体を明らかにし、具体を練り、全体を見直す つまり、線表は必ず守るものではなく、進めるアプローチを明確にするもの アプローチに沿って個別のタスクを計画、遂行し、その結果として線表を見直す ※見直すというのは、後ろ倒しに引き直すことではない。 QCDの中でアプローチを見直して、うまく進める算段を改めてつける、ということ。 マスタースケジュール => WBS => マスタースケジュールを見直す 全体テスト計画 => 結合テスト計画や項目 => 全体テスト計画を見直す 見直すタイミングは、常に、である。見直すということは立ち止まるということ。 但し、デイリーやウィークリー等ある程度の進捗や状態の変化にあわせてよい。 55
アウトプットではなくプロセスから設計する 56
組織の活動にはOKRとカンバンがあう 57
中長期にはOKRを、短期にはカンバンを OKR カンバン 58
最後には必ず整合を取り続ける 59
狭義のアジャイルの解釈 手段は何でも良く、 Do Agile 早期にフィードバックを受けられ、変化を味方につける ことで目的を達する、 Be Agile すなわち行動や有り様を変容してより良い状態になる Do Agile => Be Agileできているか、が真髄 60
まとめ 61
アジャイルの源流 The Alexander Pattern The Toyota Way 62 https://anagileway.com/2015/12/04/what-is-enterprise-agile-1
アジャイルマニフェストの裏にある原則 つまり、 ● ● ● ● ● ● ● F2Fでコミュニケーションをとり、 設計をシンプルにし、 動くものを早期に提供することで、 早期にフィードバックを受けられ、 変化を味方につけることで、 市場に価値を提供し続けるとともに、 自分たちのプロセスをカイゼンしていく 63
狭義のアジャイルの解釈 手段は何でも良く、 Do Agile 早期にフィードバックを受けられ、変化を味方につける ことで目的を達する、 Be Agile すなわち行動や有り様を変容してより良い状態になる Do Agile => Be Agileできているか、が真髄 64
アジャイルはなにをすることなのか Be Agile Do Agile 65
開発現場にアジャイルを適用する 勘違いしてほしくないのですが、 アジャイルはウォーターフォールの対局ではありません。 ウォーターフォールの取り組みの中で Do Agile => Be Agileすることは可能だからです。 66
ハンガーフライトの活用 67
PdMOあるいはアジャイルCoE 68
すべての回転はつながっている 69
すべての組織には戦略と戦術がある 70
中長期にはOKRを、短期にはカンバンを OKR カンバン 71
最後には必ず整合を取り続ける 72
ご清聴 ありがとうございました! 73