Cursorエージェント講座 超応用編 - AIエージェントに「心」を理解させられるか？ -

Cursorエージェント講座 超応⽤編 - AIエージェントに「⼼」を理解させられるか？ - 登壇者: 宮⽥⼤督 株式会社エクスプラザ ⽣成AIエバンジェリスト / リードAIプロデューサー

⾃⼰紹介 01 宮⽥⼤督（みやた だいすけ） 株式会社エクスプラザ ⽣成AIエバンジェリスト‧リードAIプロデューサー 01 経歴 楽天‧メルカリでのPdM経験 Gaudiy：SNSエージェント実装 令和トラベル：ノーコードAIでの⼤規模コンテンツ⽣成 01 専⾨ ⽣成AI技術の社会実装‧普及 AIxPM領域の知⾒発信

⾃⼰紹介 01 宮⽥⼤督（みやた だいすけ） 株式会社エクスプラザ ⽣成AIエバンジェリスト‧リードAIプロデューサー 01 経歴 楽天‧メルカリでのPdM経験 とりあえず Cursor大好き人間です！！！！！！！！ Gaudiy：SNSエージェント実装 令和トラベル：ノーコードAIでの⼤規模コンテンツ⽣成 （difyも好き） 01 専⾨ ⽣成AI技術の社会実装‧普及 AIxPM領域の知⾒発信

Cursorって？ Cursorはノンエンジニアでも使える「超賢いAIエージェント付きメモ帳」 ⼀般的にはエンジニア向けのAIエディター コーディング中にプログラミングをアシストしてくれる チャットでAIに相談して、コードをかいてもらえる しかし、実は今いちばん⾝近に使える AI秘書的なエージェントツール エージェントモードというチャット機能が「AIエージェン ト」ソリューション とにかく、賢い。いっきにChatGPTとかで１０往復ぶんぐら いのことを⼀回お願いするとやってくれる。

Cusorエージェント 超⼊⾨編 サマリー 実際にCursorを使って 「カレーの⼣飯を作る」タスクを丸ごとアシストしてもらう やりたいことメモ 今⽇の⼣⾷カレー こんこあとスーパーで買い物していく

Cusorエージェント 超⼊⾨編 サマリー ⼣⾷のおすすめレシピや、買い物リストなどのファイルを⾃動⽣成 ベストな計画を⾃分で推論して、どんどんタスクを実⾏してくれる 勝⼿にファイルの作成などをどんどんすすめる

Cusorエージェント 超応⽤編 「毎回、エージェントに あーだこーだ指⽰するのが⾯倒くさい」 CursorのRulesというものを活⽤しましょう！

・・・うーんエンジニアのためのもの？ 引用：Cursor公式ガイド https://docs.cursor.com/context/rules-for-ai

• https://docs.cursor.com/context/rules-for-ai

いや、要は、ただのシステムプロンプトです！ エージェントに毎回読み込ませるプロンプトをいちいち 書くことを省略できる、そういうやつですね。 引用：Cursor公式ガイド https://docs.cursor.com/context/rules-for-ai

• https://docs.cursor.com/context/rules-for-ai

例としてタスク管理 Cursorでタスク管理をやってみる。 TODO管理のアシストをCursorの エージェントChatにお願いできる プライベートや仕事のタスクをCursorで雑に メモして整理をお願いすれば、整理してプラ ンニングしてタスクリストにまとめてくれた り、そのタスクリストをもとに相談したり。 でも毎回タスクリスト読み込んで、とかいう のも面倒くさい。 これをRulesでいつでも簡単にお願いでき るようにしてみたい。

デモ：「タスク管理モード」 トリガー: 「今⽇のタスクを整理して」 ユーザー：今⽇のタスクを整理して AI：今⽇のタスク⼀覧をチェックしましょう。最優先のものはどれですか？ ユーザー：プレゼン資料作成が優先 AI：了解しました。プレゼン資料作成を最優先タスクとします。所要時間はどのく らいですか？ ユーザー：2時間くらい AI：承知しました。2時間のプレゼン資料作成を最優先タスクとして設定しました。 他に今⽇中にやるべきタスクはありますか？

作り⽅ 1. Cursorの「Project Rules」にタスク管理Ruleを追加 1-1. Cursor Settings > Rules を開く 1-2. Add new rule をしてプロンプト書く Cursorの設定でエージェントに従って欲しい task_planning_modeとか適当な名前をつけ ルールを設定できる画⾯を開く て、中⾝を書く

Cusorエージェント 超応⽤編2 Rulesをさらに応⽤して。 もっとあなたに寄り添うAIエージェントにしたくないですか？ 「タスク実⾏ばかりで疲れた...癒されたい...」

デモ：「俯瞰モード」発動 トリガー: 「タスクに集中しすぎて疲れた...冷静に俯瞰したい」 ユーザー：タスクに集中しすぎて疲れた...冷静に俯瞰したい AI：まず、深呼吸を3回してみましょう。吸って...吐いて... 今取り組んでいるタスクの全体像を⾒てみましょう。どこまで進んでいますか？ ユーザー：スライドの半分くらいできたけど、⾏き詰まってる AI：半分まで進んだのは素晴らしい成果です。⼀旦違う視点から考えてみましょ う。この作業の⽬的は何でしたか？誰のためにやっているのでしょうか？

俯瞰モードもまずはRuleをかくとこから 1. Cursorの「Project Rules」に俯瞰モードを追加 1-1. Cursor Settings > Rules を開く 1-2. Add new rule をしてプロンプト書く Cursorの設定でエージェントに従って欲しい calm_perspecive_modeとか適当な名前をつけ ルールを設定できる画⾯を開く て、中⾝を書く

モードの切り替えのルールを書く 2. CursorのSettings > Rulesで モード切替のルールを設定 # 簡単モード切替設定 ## 俯瞰モード トリガー: 「疲れた」「冷静になりたい」 アクション: - 次のファイルを読み込む: /Users/daisukemiyata/cursor_docs/.cursor/rules/si mple_calm_mode.mdc - 俯瞰モードに切り替え

あとはエージェントと話すだけ 3. ⾔葉に反応してモードを切替 「疲れた」と⾔うだけ！

さらにさらに、Rulesうまく使って、⼈間中⼼のAIへ ⼈間の脳の状態にあわせたAIのモード切り替えが重要に。 従来のAIエージェント： 寄り添うAIエージェント： 同じ質問に同じ回答 あなたの⼼の状態を理解 ユーザーの状態を考慮しない 最適なモードに⾃動切替 単⼀の「⼈格」で対応 複数の「⼈格」を使い分け ⼼を理解して初めて真のエージェントになる

資料は公開しますので あとでご参照ください ⼈間の脳には３つの 状態があります 仕事を俯瞰する状態、 タスクに集中する状態、 アイディアを発散させる状態 引⽤：【⻘砥瑞⼈】「記憶ドリブン」の脳がパフォーマンスを最⼤化する(https://newspicks.com/news/4652798/body/)

Cusorエージェント 超応⽤編 ⼈間の状態に合わせてAIエージェントのモードをきりかえさせる Cursorエージェン トの対応モード トリガーワード PMの仕事 サポート 思考発散モード 「アイデアを広げた い」「発散的に考え たい」 創造的思考 アイデア発想 可能性探索 セントラル エグゼクティブ ネットワーク タスク集中モード 「タスク集中します」 「〇〇に集中した い」 単一タスク分解 深い作業サポート 調査・分析 セイリエンス ネットワーク 俯瞰モード タスク管理モード 振り返りモード 「俯瞰したい」「タス ク管理手伝って」 状況把握・俯瞰 優先順位判断 冷静化・休憩 脳の状態 デフォルトモード ネットワーク 資料は公開しますので あとでご参照ください 気持ちの切り替えのサポート より⽣産性の⾼い仕事が可能に

デモ：「思考発散モード」 資料は公開しますので あとでご参照ください トリガー: 「プレゼンのアイデアを広げたい」 ユーザー：プレゼンのアイデアを広げたい AI：プレゼンについて⾃由に発想していきましょう！どん なテーマについてですか？ 脳のモード： デフォルトモードネットワーク ユーザー：AIとの共同作業について AI：素晴らしいテーマですね！いくつかの視点を考えてみ ましょう： 1. AIとの対話による新しい発想の誕⽣ 2. AIを使った作業効率化の実例3. ⼈間とAIの得意分野の 組み合わせ 他にどんな⾓度が気になりますか？ 創造的思考、⾃由な発想 可能性の探索

デモ3：「タスク集中モード」 資料は公開しますので あとでご参照ください トリガー: 「PMナイトLTのスライド作成に集中します」 ユーザー：PMナイトLTのスライド作成に集中します AI：PMナイトLTのスライド作成に集中するサポートをし ます。まず、このスライドの⽬的は何ですか？ 脳のモード： セントラルエグゼクティブ ネットワーク ユーザー：AIとの対話で⽣産性を上げる⽅法を紹介したい AI：理解しました。では、スライドの構成を以下のように 提案します： 1. 導⼊：AIとの対話で何ができるか 2. 実践例：具体的な⽣産性向上テクニック3. まとめ：始 めるための簡単なステップ この⽅向性でよろしいですか？ 深い作業への没頭 単⼀タスクの分解と実⾏

デモ5：「振り返りモード」 資料は公開しますので あとでご参照ください トリガー: 「今週の振り返りをKPTでやりたい」 ユーザー：今週の振り返りをKPTでやりたい AI：今週のKPT振り返りを始めましょう。まずはKeep 脳のモード： （続けたいこと）から。今週うまくいったことは何です セイリエンスネットワーク か？ ユーザー：毎朝15分の計画時間を取れた AI：素晴らしいですね！それをKeepとして記録します。 次にProblem（課題）はありましたか？ ユーザー：会議が多くて集中作業の時間が⾜りなかった AI：なるほど。最後にTry（次週試すこと）として、会議 時間の削減や集中タイムの確保など、どんな対策を試して みたいですか？ 経験の分析と学習 次のアクションの設計

これから：⼼を理解し「成果」をだすAIの時代へ Cursorエージェントで「ビジネスでの成果」を⽬指す 3段階の進化 基本の エージェント活⽤ ⼼を理解したAIエー ジェントへ ビジネスで成果を出 すAIエージェントへ まずはメモ帳としてのCursorで プライベートのタスク管理から ⼈間の気分や状態に合わせた細やかな対応 より効率的なタスク実⾏、⽣産性向上 業務のコンテキストを理解させた 実践的エージェント利⽤でビジネスの成果を ここについては 今度記事書きます！

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