統合失調型パーソナリティ障害(統合失調型障害)

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March 31, 22

スライド概要

統合失調型パーソナリティ障害についてYouTubeで解説するのに使用した資料です。レクチャーでの使用OKです。

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精神科医、大学教員かつYouTuberです。資料は講義での使用OKです。 私がYouTubeで使用している資料につき公開をご希望の方がいたら、該当する動画のコメント欄でお知らせください。

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各ページのテキスト
1.

統合失調型 パーソナリティ障害

2.

大まかな特徴は2つ •親密な関係で急に不機嫌 になる •認知的・知覚的歪曲、行動 の風変わり 風変わりさ

3.

DSM-5では 7つの症状 9 が挙げられている

4.

関係 関係念慮 関係妄想は含まない

5.

行動に影響し,下位文化的規範に合わない 奇異な信念 奇異 魔術的思考 魔術 例:迷信深いこと,千里眼,テレパシー,または “第六感” を信じること;子どもおよび青年では, 奇異な空想または思い込み

6.

普通でない 知覚体験 身体的錯覚など

7.

奇異な考え方と話し方 奇異 例:あいまい,まわりくどい,抽象的,細部にこだわりすぎ, 紋切り型

8.

疑い深さ 疑い または 妄想様 妄想様観念 他の体験から了解的に発生するもの =二次妄想

9.

不適切 不適切な感情 または 収縮 収縮した感情

10.

奇妙/風変わり/特異な 行動や外見

11.

第一度親族以外に 親しい/信頼できる人 がいない いない

12.

社交不安 社交 慣れで軽減せず 自己卑下よりも妄想的恐怖を伴う

13.

DSM-5では 9つの症状の 5つ以上=半分 半分以上

14.

統合失調症のみかた 治療のすすめかた

15.

パーソナリティ障害 統合失調型 A群 猜疑性、シゾイド、統合失調型 B群 反社会性、境界性、自己愛性 C群 回避性、依存性、強迫性 DSM-5

16.

統合失調症スペクトラムの ひとつ DSM-5では 「統合失調症スペクトラム障害および他の 精神病性障害群」 「パーソナリティ障害群」 の両方で扱われる DSM-5

17.

成人期早期 までに始まる

18.

有病率 4.6% 3.9% DSM-5

19.

男の方が わずかに多いかも DSM-5

20.

統合失調症の 第一度親族に多い DSM-5

21.

薬物治療?

22.

統合失調型パーソナリティ障害25人にリスペリドン(2mgまで漸 増)かプラセボを二重盲検下で投与しPANSSで評価 3週、5週、7週後の評価 リスペリドンで プラセボよりも優位に PANSSのスコアが 改善 ただし、9週後の評価は有意差つかず Koenigsberg et al., J Clin Psychiatry. 2003 PMID:12823075

23.

統合失調型パーソナリティ障害11人 オランザピン平均9.3mg投与 16週で 精神病症状と抑うつが 改善 Keshavan et al., Schizophr Res. 2004 PMID:15374577

24.

抗精神病薬が 効くかも