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September 11, 26
スライド概要
認知症のある方が危険な行動や困った行動をとったとき、どのように伝えればお互いにストレスなく過ごせるのか、基本的な対応方法について分かりやすく解説します。認知症の症状が進むと、相手の言葉の内容そのものよりも、声のトーンや表情、周囲の雰囲気から感情を読み取る傾向が強くなります。そのため、大きな声で叱ったり「ダメ」「やめて」と強く制限したりすると、内容が伝わらないばかりか、不安や怒りといった負の感情だけが残ってしまうことがあります。これが原因で、怒りっぽくなったり拒否が強くなったりと、行動・心理症状がさらに悪化してしまうケースも少なくありません。適切な対応の第一歩は、まず「何を伝えたいか」ではなく「どう伝えるか」を意識することです。介護する側が冷静さを保ち、笑顔で穏やかなトーンを心がけ、相手の正面から目線を合わせて優しく語りかけることが大切です。否定的な言葉を使うのではなく、相手の気持ちに寄り添いながら自然に意識を別の方向へ向ける工夫を取り入れることで、ご本人の尊厳を守りながら安心して過ごせる環境を作ることができます。本動画では、認知症介護におけるコミュニケーションのコツや、具体的な接し方のアイディアを詳しく紹介しています。日々の介護やサポートに悩んでいる方、介護施設や医療現場で接する機会のある方にとって、少しでも気持ちが楽になるヒントとなれば幸いです。
精神科医、大学教員かつYouTuberです。資料は講義での使用OKです。 私がYouTubeで使用している資料につき公開をご希望の方がいたら、該当する動画のコメント欄でお知らせください。
認知症への 対応
わからないこと ばかりで不安・混乱 わかることが増えて より適切に行動し 情動も安定
笑顔で話す 相手や状況の 記憶が困難でも その場の空気から 状況を判断する 感情的な認知は 保たれている
名前を呼ぶ 注意機能の低下に対して「自分への語りかけ」だと認識を促す 一人の人間として尊厳を認め、敬意をを示す
視界に入って 目を合わせる 認知症の人はしばしば 視空間認知の障害で 視野が狭くなってい
自分の名前や立場を 伝える 自分が何者かを伝えて 安心感を与える 状況の理解を助けて 混乱を減らす
人格が否定 されたよう に感じる対 応は避ける やんわり訂 正し、失敗 感を避ける
見やすい時計やカレンダー 日頃から見える位置に
認知症が わかる本
ゆっくり 短い文で 脳に入ってきた情報を一時的に脳内に留めて処理する ワーキングメモリの容量が低下しているため
ひとつずつ 分かりやすく AをBして、CをDに入れて、 そして、Eを…… まずはAをBしましょう 次はCをDに 入れましょう Eは あと伝えますね
本人が慣れた言葉で 新しい言葉を覚えることに困難があるが 長年馴染んだ言葉の理解は比較的良い。 入浴を介助しましょう お風呂、 お手伝いしますよ
身振りを加える 言葉を理解する「聴覚的理解」が低下していても、目で 見て理解する「視覚的理解」は比較的保たれている
認知症が わかる本
「朝だから着替えましょう」「次はお風呂ですよ」 といった 看護師主導の スケジュール通りの 管理・誘導は 望ましくない 本人の混乱を招き ケアへの抵抗や拒否に繋がりうる
本人主導・看護師支援のケア 残された「快・不快の感情」や 「好み」を尊重 本人の代わりに決めるのではなく 本人が選んで決める プロセスを支える
子ども扱いしない 認知機能が低下しても記憶が薄れてもプライドや羞恥心 は残る。言葉や態度で自尊心を傷つければBPSDを招く よくできまちたね えらい子でちゅね
怖がらせない 威圧すれば信頼関係は失われ 人間性を尊重せず不幸を生む BPSDも招く
だまさない その場しのぎの対応より 人間としての尊重を優先すべき パーソン・センタード・ケア
表情等を読み 他の情報をあわせ 時間を かけて 理解
同じ話の繰り返し 本人には 毎回が1回目 怒らない!叱らない!「〇回目ですよ」なんて言わない
困った行動があったら 縛るより鍵をかけるより柵をするより薬で鎮静するより まずは 本人の行動を理解
興奮や拒絶 • 安全確保 • 気持ちを理解 • タイミングをみて 再トライ
いるはずないでしょ そんなことより 食事の時間ですよ いっしょに見に 行きましょうか?
間違いを指摘するより助ける そうじゃないでしょ ズボンを 履くんですね じゃあ……
できることを奪わない 人間性を尊重し、能力を保つ
できないこともヒントを与えて 本人に させた方がいい
認知症が わかる本
昔話を聞く 子どもの頃から 大人を経て 今に至るまでを 語ってもらう
人生を振り返ることは 人生の統合をもたらす
その人のその時々 の気持ちを感じ取り、 味わいながら聴く
聴く側は その人生を 尊重する
視界に入るところから 笑顔で目を合わせて 早口の長い文を避け ゆっくり短い文で 子ども言葉も 専門用語も避けて 慣れた言葉で 本人がすることを 奪わない 間違いを指摘するより 助ける