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May 02, 26
スライド概要
精神科診療において、患者の状態や症状の重症度を客観的に評価するために用いられる「精神症状評価尺度」について解説するものです。自己評価式(質問紙法)と他者評価式(面接法)の使い分けや、主要な疾患別評価尺度の特徴を網羅的に整理しました。医学教育や臨床研修の基礎学習用としてご活用ください。
1. 精神症状評価尺度の基礎
症状を測定するための手法(質問紙・面接)と、臨床における評価尺度の役割について。
2. 不安障害の評価尺度
・STAI(状態・特性不安検査):今の不安状態(状態不安)と性格としての不安傾向(特性不安)の評価
・LSAS-J(リーボウィッツ社交不安尺度):社交不安症の重症度判定
3. 抑うつ症状の評価尺度
・PHQ-9(簡易抑うつ症状尺度):DSM-5診断基準に基づく抑うつ症状のスクリーニング
・QIDS-SR / QIDS-C:16症状から成る抑うつ症状の評価(自己評価・他者評価)
・BDI(ベックうつ病自己評価尺度):21の症状項目を用いた自己評価法
・SDS(自己評価式抑うつ尺度):ツングによって作成された抑うつ症状評価指標
精神科医、大学教員かつYouTuberです。資料は講義での使用OKです。 私がYouTubeで使用している資料につき公開をご希望の方がいたら、該当する動画のコメント欄でお知らせください。
心理検査
心理検査 • 精神症状評価尺度 • 人格検査 • 知能・発達検査 • 神経心理学的検査
心理検査 • 精神症状評価尺度 • 人格検査 • 知能・発達検査 • 神経心理学的検査
精神診療 プラチナ マニュアル
精神症状 評価尺度
状態・特性不安検査 スタイ STAI 今の不安をみる状態不安 性格として特性不安 を40項目の質問で評価
リーボウィッツ社交不安尺度 エルサス LSAS-J 社交不安症の 重症度を評価
簡易抑うつ症状尺度 PHQ-9 うつ病のDSM-5の 診断基準にある 9つ症状の評価で スクリーニング
簡易抑うつ症状尺度 クイズ QIDS -SR 16の抑うつ症状を評価 医療者の評価であるQIDS-Cもある
ベックうつ病 自己評価尺度 BDI 21の抑うつ症状を 0-3で評価して合計する
自己評価式 抑うつ尺度 SDS 20の抑うつ症状を評価 各々を1-4点で評価して 逆転項目は点数を逆にして 合計して1.25をかけて100点満点にする ツングが作成
自記式の 不安・抑うつの尺度 Beck QIDS Zung STAI PHQ-9 補)発達検査の稲毛・津守式も自記式
自閉スペクトラム症 の評価 AQ スクリーニング ADOS-2 重症度評価 エイドス
注意欠如多動症の評価 ASRS 成人のADHDのスクリーニング カーズ CAARS 成人のADHDの重症度評価 ADHD-RS 重症度評価
精神診療 プラチナ マニュアル
面接による抑うつの評価 モンゴメリー・アスベルグうつ病評価尺度 マドラス MADRS 10の症状から 抑うつ状態の程度を評価 変化をとらえやすい
面接による抑うつの評価 ハミルトンうつ病評価尺度 ハムディー HAM-D 17項目について医療者が 本人を面接して評価 補)17項目じゃないバージョンも存在
面接による抑うつの評価 ハミルトン不安評価尺度 ハムエー HAM-A 14項目について医療者が 本人を面接して評価 補)17項目じゃないバージョンも存在
面接による 統合失調症の評価 簡易精神症状評価尺度 BPRS 18について医療者が 本人を面接して評価
面接による 統合失調症の評価 陽性・陰性症状評価尺度 パンス PANSS 30項目について医療者が 本人を面接して評価
面接による強迫の評価 イェール・ブラウン強迫観念・強迫行為尺度 ワイ ボックス Y-BOCS 面接式と自記式が存在 Y
精神症状評価尺度 面接法 うつ病:HAM-D 統合失調症:BPRS 強迫症:Y-BOCS