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December 01, 21
スライド概要
うっ血性心不全を基本から振り返り、生じうる精神症状についてYouTubeで紹介するのに使用した資料です。
精神科医、大学教員かつYouTuberです。資料は講義での使用OKです。 私がYouTubeで使用している資料につき公開をご希望の方がいたら、該当する動画のコメント欄でお知らせください。
うっ血性 心不全
心臓の ポンプ機能が 低下する病気
心臓の ポンプ機能低下 血液の流れが悪くなる うっ血
心不全とは 要求される負荷に 心臓が 対応できない状態
原因は 心筋梗塞 心筋の弱化/壊死 不整脈
高齢になるほど増 男性に多い
モリソン先生の ルールアウト 精神症状の潜む 身体疾患66
体全体へ血液を送る 左心の 心不全なら
息切れ 初期なら 運動で 息切れしやすい
息切れ 悪化 少し階段を昇るの もきつい
息切れ 重篤 横になっている だけでゼイゼイ
重篤な心不全の 起坐呼吸 少しでも 楽に呼吸ができるよう 体を起こして寝る
重篤な心不全患者 体勢が崩れて 咳と急な息切れ が起こる 発作性夜間呼吸困難
モリソン先生の ルールアウト 精神症状の潜む 身体疾患66
肺へ血液を送る 右心の 体から 心不全なら
体からの血液還流が 停滞し 四肢特に脚・足首に 浮腫=むくみ が生じる
体からの血液還流が 停滞し 手指や足の冷え が生じる
肺で二酸化炭素と 酸素をうまく交換できず 爪や唇、四肢が 青白くなる チアノーゼ
モリソン先生の ルールアウト 精神症状の潜む 身体疾患66
両心の 心不全なら
息切れ むくみ 四肢の冷感 チアノーゼ すべて出現することも
重篤な心不全 脱力感 疲労感 嘔気・嘔吐 食欲不振 性機能不全 黄疸 などが起こりうる
モリソン先生の ルールアウト 精神症状の潜む 身体疾患66
不安症状 パニック発作など 息苦しさで目覚めたときに生じやすい ベッドに腰掛けると 身体症状も精神症状も 和らぐことが多い
抑うつ
抑うつ 不眠 生きたいという 気持ちがもてない
抑うつ 罪悪感 食欲不振 は少ない
重篤な心不全患者 脳の酸素欠乏で 認知機能障害 気持ちの混乱 せん妄状態 陥ることも
モリソン先生の ルールアウト 精神症状の潜む 身体疾患66
検査 胸部X線検査 心エコー検査で 典型的な心拡大
検査 MMSEなどの 認知機能検査を繰り返し 認知機能障害の進行を確認
心臓の収縮力UP 体の過剰な水分排泄 で治療
甲状腺機能亢進症 心臓弁膜症 など 心不全の原因を 治療できれば 予後は良い