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April 12, 22
スライド概要
強迫性パーソナリティ障害について精神科医として解説するのに使用した資料です。レクチャーでの使用OKです。
精神科医、大学教員かつYouTuberです。資料は講義での使用OKです。 私がYouTubeで使用している資料につき公開をご希望の方がいたら、該当する動画のコメント欄でお知らせください。
強迫性 パーソナリティ障害
強迫性 パーソナリティ障害 Obsessive-Compulsive Personality Disorder
DSM-5では 8つの症状 7 が挙げられている
活動の主要点が見失われるほど 細目、規則、一覧表 順序、構成、予定表 にとらわれる 時間を費やしすぎたり 周りを困らせたりしがち
完璧主義すぎて 課題の達成の 妨げにになる 自分の基準をクリアできずに 課題などが終わらないなど
経済的な理由もないのに 仕事と生産性に のめりこみすぎて 娯楽や友人関係を犠牲にする
道徳、倫理、価値観の点で 過度に誠実で良心的で 融通がきかない
感傷的な意味がなくても 使い古した物や 価値がなかい物でも 捨てられずにいる
自分のやり方どおり でないと 人に仕事を任せられない 人と一緒に仕事できない
自分のためでも他人のためでも 金銭的にケチ お金は将来の破局のために貯めこんでおくべ きものだと思ってる
DSM-5では 8つの症状の 4つ以上
精神診療 プラチナ マニュアル
強迫症の 合併が多い 摂食障害の合併も多い
柔軟に対応できず 仕事などで 不適応が生じがち
完璧主義を 周囲に押し付けて あ つ れ き 軋轢が 他者との 生じがち
行動を分析し 完璧主義が 生活に及ぼしている 悪影響を本人と確認
完璧主義的な行動を 減らして慣らすこと を指示
例) 書類作成に完璧を求めず 決めた時間を過ぎたら 不全感があっても 作業を終える 参考:村山桂太郎, 中尾智博, 精神科・わたしの診療手順 強迫性パーソナリティ障害, 臨床精神医 学, 40(増刊号), 286-8, 2011
不全感には徐々に 慣れてくるもの 参考:村山桂太郎, 中尾智博, 精神科・わたしの診療手順 強迫性パーソナリティ障害, 臨床精神医 学, 40(増刊号), 286-8, 2011
作業が遅れなくなったり 周囲との軋轢が減ったり 良い影響を本人と確認 参考:村山桂太郎, 中尾智博, 精神科・わたしの診療手順 強迫性パーソナリティ障害, 臨床精神医 学, 40(増刊号), 286-8, 2011