FileMaker Serverのバックアップ機能の徹底活用法

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December 01, 14

スライド概要

2014/11/27 FileMaker カンファレンス 2014 講演資料

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Claris FileMaker 認定デベロッパ、kintone認定 アプリデザインスペシャリスト(2020年2月)、kintone認定 カスタマイズスペシャリスト(2020年3月)。

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各ページのテキスト
1.

FileMaker Serverの バックアップ機能の徹底活用法 2014/11/27 FileMaker カンファレンス 2014 発表資料 松尾篤(株式会社エミック)

2.

自己紹介 • 松尾 篤(まつお ✓ 株式会社エミック あつし) 代表取締役 • FileMaker Server対応Webフレームワーク「INTER-Mediator」コミッター • ブログ「FAMLog」 http://www.famlog.jp/ • 「カスタムWeb勉強会」を隔月で開催 • 執筆書籍「FileMaker Server カスタムWebテクニック」(BNN新社) ✓ FileMaker 8 / 9 / 10 / 11 / 12 / 13 Certified Developer

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株式会社エミック • FileMaker製品対応ホスティングサービスを 1998年から提供 ✓ 今年で16年、「FMPress」としてサービスをリニューアル ✓ データベースからモバイル対応Webアプリを生成する 「FMPress Publisher」を搭載 • https://www.emic.co.jp/ FMPress

4.

FMPress Publisher FileMaker Proで作る Webアプリとして使う Web書籍 カタログ 自動生成

5.

結論 • 事前にバックアップ計画を立てる • • 「データなしのコピー」ファイルの作成 FileMaker Serverを使う および保持がとても重要

6.

今回の話題 1. FileMaker Serverはなぜ必要か 2. FileMaker Serverのバックアップ機能 3. ファイルの修復に関する誤解

7.

1. FileMaker Serverは なぜ必要か

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このようなことに直面 したことはありますか? • 特定のレイアウトに移動すると FileMaker Proがクラッシュする • • FileMaker Serverでファイルが破損し あるはずのレコードを検索できない た旨のログが出力される

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ファイルが壊れるとき • OSやFileMakerソフトウェアの異常終了 • • ハードウェアの致命的な故障 サーバーコンピューターの停電 etc. • 適切にファイルが閉じられなかった

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損傷を防ぐには • 適切にファイルが閉じられなかったとい う事態をできるだけ避ける • • データベースフォルダ以下をアンチウイ 動作中のファイルをコピーしない ルスソフトのスキャン対象にしない

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FileMaker Serverなら • 他にもWeb公開やSSL暗号化通信、 • ライブバックアップ機能を標準搭載 Active Directory/Open Directoryによ る外部認証等にも対応

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ライブバックアップ • データベースを使用中でもバックアップ 処理を実行できる • 事前にAdmin Consoleで設定しておく ことでデータベースが自動でバックアッ プされる

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2. FileMaker Serverの バックアップ機能

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2種類のバックアップ方法 • • プログレッシブバックアップ バックアップスケジュール

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バックアップスケジュール • Admin Consoleのスケジュールアシス タントで設定 • 保持するバックアップの最大数(世代数) は99まで指定可能

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スケジュール アシスタント

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バックアップ先の設定 • Admin Consoleでバックアップフォル ダを指定

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バックアップ スケジュールの設定 • インストール後に登録されているバック アップスケジュールは「毎日」のみ

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スケジュールの設定例 スケジュール名 実行日時 世代数 half-hourly 毎時0分、30分 4 daily 毎日3時 7

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スケジュールの設定例 スケジュール名 実行日時 世代数 half-hourly 毎時0分、30分 4 daily 毎日3時 7 weekly 毎週土曜3時 4 monthly 毎月1日3時 12 バックアップ先の空きディスク容量を確認して 保持するバックアップの最大数(世代数)を決定

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スケジュールの設定例 スケジュール名 実行日時 世代数 half-daily 毎日0時、12時 2 daily 毎日3時 7 weekly 毎週土曜3時 4 monthly 毎月1日3時 12 バックアップのタイミングはデータベース ファイルのサイズや業務の時間帯を考慮

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プログレッシブバックアップ • バックアップスケジュールを補完する形 • FileMaker Server 12以降で利用可能 で使用

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プログレッシブ バックアップの挙動 • 2回目以降は内部的に変更分のみバック • 1回目はフルバックアップ アップするのでスケジュールバックアッ プより高速

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プログレッシブ バックアップの設定 • Admin Consoleでプログレッシブバッ クアップフォルダおよび保存間隔を指定

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プログレッシブ バックアップの注意点 • 最終的に生成されるバックアップファイ ルはフルバックアップファイル • 保存間隔が短いとさかのぼれない • 2世代のみ保存(保存間隔には要注意)

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関連URL • プログレッシブバックアップに関するFAQ (FileMaker ナレッジベース) http://filemaker-jp.custhelp.com/app/ answers/detail/a̲id/10661

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FileMaker Serverでは • • バックアップフォルダ内にあるファイルは バックアップ先は別の物理ドライブを推奨 絶対開かない・編集しない • 復元時にはバックアップフォルダ内のファ イルを必ずコピー

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万が一に備えて • 製品の機能・特性を把握した上で事前に バックアップ計画を立てることが大事 • バックアップ機能が正常動作しているか 定期的に確認する • バックアップをアーカイブする

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アーカイブ • 古いバックアップは上書きされる • • 複数世代のバックアップをとっておき バックアップファイルを別媒体に保管 特定の時点に戻れるように

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コマンドラインツール • • rsync(OS X) Robocopy(Windows)

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遠隔バックアップ • • 不測の事態に備える バックアップデータを遠隔地に保存

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3. ファイルの修復に 関する誤解

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データベースに 含まれているもの • データベースの構造(フィールド定義、 • データ レイアウト、スクリプト等)

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修復の実際 • 「損傷したデータベースファイルを FileMaker Proの修復機能で修理でき る」という認識は間違い

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修復ではなく救出 • ‣ 修復ファイルの継続使用は危険 破損していないデータの救出

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重要な点 • データベースの構造については「データ なしのコピー」ファイルとして保存して 別途保管 • このファイルを使うときは必ずコピーし てから使う

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データベースの保全 • 「データなしコピー」ファイルの作成と 保守 • データのバックアップとアーカイブ 修復機能はデータ救出用として使う •

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詳しくは • ファイル管理のベストプラクティス (FileMaker ナレッジベース) http://filemaker-jp.custhelp.com/ app/answers/detail/a̲id/12929

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まとめ

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まとめ • FileMaker Serverを使う →ライブバックアップ機能を標準搭載 • • 「データなしのコピー」ファイルの作成 事前にバックアップ計画を立てる および保持が重要