生成AI時代のAI独学法

5.2K Views

June 01, 24

スライド概要

松尾研 LLM コミュニティ "Beginning LLM Level 1"にて発表

https://matsuolab-community.connpass.com/event/315969/

profile-image

闇のエンジニア/変なデジカメ開発中/ディープラーニング芸人/Raspberry Piとからあげ大好き/はてなブログ書いてます

シェア

またはPlayer版

埋め込む »CMSなどでJSが使えない場合

関連スライド

各ページのテキスト
1.

生成AI時代のAI独学法 Beginning LLM 2024/04/30

2.

自己紹介 名前:からあげ(本名は内緒) 職業:AIのおしごと (松尾研究室/松尾研究所) 家族:妻・娘・ネコ x 2 https://karaage.hatenadiary.jp @karaage0703 karaage0703 ブログ、各種SNSで情報発信しています

3.

主な著書・寄稿・協力 2021/01/08発売 2021/04/21 改訂版発売 2024/01/29 新発売 ← New!! 4万部のベストセラー その他、寄稿・協力・個人出版多数(20冊以上) (ラズパイマガジン・日経Linux…)

4.

今日話すこと - AIの重要性 - AIを学ぶ - AIと学ぶ

5.

今日話すこと - AIの重要性 - AIを学ぶ - AIと学ぶ

6.

AIの過去のブーム 引用元:ICTの進化が雇用と働き方に及ぼす影響に関する調査研究(総務省) 2020年代いよいよ第四次人工知能ブーム!?

7.

AIの性能向上(画像認識) ヒントン先生がディープラーニングで コンペで圧勝し衝撃を与える AlexNet ZFNet 2015年に人間を超える GoogLeNet VGGNet ResNet 引用元:Mocha.jl: Deep Learning for Julia 画像認識では2015年に既に人間超え

8.

生成AI(LLM)の脅威的普及 各サービスの月間利用者数100万人を超えるのに要した時間 引用元:面倒なことはChatGPTにやらせよう(講談社) ChatGPTの普及の驚異的スピード

9.

AIのインフラ化 ・パーソナルコンピュータ ・インターネット ・スマートフォン ・生成AI ← New 個人の所感ではありますが 新たなインフラになる可能性を感じています

10.

今日話すこと - AIの重要性 - AIを学ぶ - AIと学ぶ

11.

AIを学ぶ道呈 松尾研へ転職 まだまだ道半ば ひたすら独学・迷走 松尾研究室教材 (DL4US) ディープラーニングおじさんとの出会い 先が見えないまま道なき道をひたすら走ってきました

12.

自分がAIを学ぶきっかけ ディープラーニングおじさん 0ヶ月 1週間後 2ヶ月後 6ヶ月後 12ヶ月後 18ヶ月後 ディープラーニングの画像認識デモを見てAIに目覚める Linux・AI環境セットアップ Pythonで画像認識プログラム開発 仕事で活用開始 セミナー参加の講師と対等に議論 Jetson TX1/TX2を3台ずつ揃えてディープラーニング実験 会社のAI戦略を動かす人材に 自分より(当時)ふたまわり以上年上の人が 独学で短期間でAIを学んで業務に活用

13.

自分がAIを学ぶきっかけ 学習初期、松尾研究室の教材には助けられました

14.

LLM人材ロードマップ再掲 先人たちの知の高速道路に乗って最短を走れる

15.

AIを支える技術 (一般的に) すぐに役に立つ・使えるけど応 用範囲は狭い 応用範囲は広いけれど、すぐに役 に立たず習得に時間がかかる 引用元:「からあげ先生のとにかく楽しいAI自作教室」(日経BP) 最先端のAIも実は基礎的な知識の積み重ね どこから学んでも良いが自分がどこにいるか意識することが大切

16.

AIを学ぶための工夫 - AIの重要性 - AIを学ぶ - さわってみる - 組み合せてみる - 発信してみる - AIと学ぶ 自分がよくやること

17.

自分が過去に作ったものの例

18.

自分が作ったもの ・Skeleton Sequencer ・NINJA ランタン ・AIルンバ ・Code Cooker AI・LLM関係で作ってきた1部を例に紹介

19.

Skeleton Sequencerとは 引用元:YAMAHA TENORI-ON製品紹介ページ AIを使った楽器。AIと音楽の組み合わせ

20.

Skeleton Sequencerの紹介 姿勢推定の技術 骨格情報を元に人の形をマスク 姿勢推定技術のソフトウェアの使い方を理解して応用

22.

Skeleton Sequencer https://karaage0703.github.io/daily-creative-coding/ 20220531_001_skeleton_sequencer_control/ 昔はキネクトを使った巨大なシステムでしたが AIの進化でスマートフォンで動くようになりました

23.

ニンジャランタン 手の印に反応して色を変えることができるイン タラクティブなトルコランプ

24.

Deep写輪眼 https://github.com/Kazuhito00/NARUTO-HandSignDetection 高橋 かずひとさんの公開しているOSSを活用

25.

ニンジャランタン Deep写輪眼 Inside USB Camera USB Raspberry Pi I2C NeoPixel 電子工作して組み合わせてみる

27.

AIルンバ ルンバは仕様が公開されているシリアルインターフェースがあるので 簡単にハックできます。(ブログで詳しく解説しています) AI x ロボットの組み合わせ

28.

AIの教師データ集め 部屋の中を掃除しながら 教師データを集める (ラズパイカメラで撮影) 集めた画像にラベル付け (進む or 止まる) 地道に教師データを集めます

29.

AIの学習と推論 Google Colabratory 入力画 教師デー 入力画 入力画 入力画 学習 学習モデル タ 学習のフロー テスト画 像 学習モデル 結果 推論のフロー Google Colabで学習したモデルを小型の シングルボードコンピュータに搭載

30.

自作基板で小型化 小型かつコンパクトにするために基板を作ってます

31.

ネコ x ルンバ

32.

Code Cooker 手軽に面倒なことを 依頼できるのは ChatGPTのみ 引用元:面倒なことはChatGPTにやらせよう(講談社) ChatGPT以外のLLMに面倒なことをやらせるソフト

33.

面倒なことをChatGPTにやらせる仕組み 引用元:面倒なことはChatGPTにやらせよう(講談社) ChatGPTに面倒なことをやらせる仕組み

34.

面倒なことを他のLLMにもやらせたい LLMのAPI Google Colaboratory に置き換え ローカルのLLMに置き換え プロンプト エンジニアリング ストリーム出力を使用 引用元:面倒なことはChatGPTにやらせよう(講談社) 仕組みを理解して工夫すれば 他のLLMにも面倒なことをやらせられる

35.

Code Cooker お気に入りのLLMにデータサイエンスをやってもらえます

36.

発信 作ったもの・調べたことはSNS・ブログ等で発信 勉強会→イベント→書籍寄稿→書籍執筆へと繋がる

37.

発信によるつながり AIルンバに関して松尾研究室のAdvent Calendarへ投稿 転職のきっかけの1つとなりました

38.

今日話すこと - AIの重要性 - AIを学ぶ - AIと学ぶ

39.

AIと競争→共創 AIとの単なる競争は終わりつつあり 共創してAIと学ぶ時代になっていく(と思います)

40.

AIと学ぶ方法 ・AIに自分に合わせて説明してもらう ・AIに自分の指示力(プロンプト力)を 鍛えてもらう ・AIにお手本をみせてもらう まだ自分も試行錯誤です。一緒に学んでいきましょう この後のワークショップでも実践します

41.

まとめ 「AIの重要性」「AIを学ぶ方法」「AIと学ぶ方法」 についてお話しました。 みなさまの学びのきっかけ、次のアクションにつな がったら嬉しいです。 Ex: ・Generative AI Testを受講してみる ・書籍を読んで実践してみる、何か作ってみる ・ブログやSNSで発信してみる

42.

ワークショップの前に…

43.

宣伝1:採用募集 ※関係者としてのPRです

44.

採用情報 東京大学 松尾研究室 採用ページ 松尾研では積極的に採 用をしております。 カジュアル面談も大歓 迎です! 株式会社 松尾研究所 採用ページ 44

45.

SNS 東京大学 松尾研究室 Xアカウント 最新のニュース、論文 情報、採用情報などを 発信しております。 株式会社 松尾研究所 Xアカウント 45

46.

松尾研究所 テックブログ 46

47.

宣伝2:Generative AI Test ※関係者としてのPRです

48.

生成AIを活用する人におすすめ 年2回開催・オンライン(自宅受験) 生成AIに特化した知識や活用リテラシーの確認の為 のミニテストです。生成AIを安心かつ有効に活用す るために必要不可欠な知識を有しているかどうかを 確認することができます。 ・試験時間:20分 ・出題形式:択一式/多肢選択式 19問 ・ 記述式 1問 ・オンライン実施(PC/スマホ) ・費用:2,200円(税込) 次回「2024年 第1回 Generative AI Test」 2024年6月8日(土)開催 ただいま受験申込受付中! ( 2024年6月4日(火)締切 )

49.

G AT 紹 介 資 料 ・試験シラバス 『生成AIに何ができるのか?』『背景となるロジック』『生成AIの利用において気を付けるべきこ と』が理解できるようになり、 企業の生成AI活用の旗手となるためのリテラシーを身に着けること が で き ま す。 生成AIの利活用 生成AIの技術 【特徴】 【特徴】 生成AIには何ができるのか、どのように使うのか、性能を拡張す テ キス ト 、 画 像 、 音 声 等 の 生 成 モ デル に 共 通 す る 技 術 的 な 特 徴 る使い方 大 規 模 言 語 モ デル の 基 本 構 造 、 モ デル の 学 習 方 法 、 ア ラ イ ン メ ン 【動向】 ト 、 生 成 の 仕 組 み 、 大 規 模 言 語 モ デル の 性 能 評 価 新 た な 活 用 方 法 を 生 み 出 す た め の ア プ ロ ー チ、 活 用 を 制 限 す る 要 因、業界に特化した生成AIの活用方法 【動向】 テ キス ト 、 画 像 、 音 声 等 の 生 成 モ デル の 技 術 動 向 大 規 模 言 語 モ デ ル の オ ープ ン 化 大 規 模 言 語 モ デル の 性 能 を 決 め る 要 素 、 マル チ モ ー ダル 化 、 外 部 ツ ー ル ・ リ ソ ース の 利 用 生成AIのリスク 【特徴】 技術面・倫理面・法令面・社会面など多様なリスク 生成AIの入力(データ)と出力(生成物)について 【動向】 新たなリスクの出現とそれに伴う規制化の可能性、規制化、情報 収集、生成AIの活用に伴うリスクを自主的に低減するための方法

50.

ご静聴ありがとうございました