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May 08, 26
スライド概要
2026/05/08開催 JP_Stripes Osaka Vol.15 でお話した「Stripe Sessions 2026」速報のスライドです。
Stripeが目指すAI Agentic Commerce についてご紹介しています。
約30年IT業界でマーケターをしています。最近はパラレルマーケターで、シリアルコミュニティビルダーで、代表理事で代表社員なパラレルキャリアです。深夜のラーメンとバイクがパーソナルアイデンティティ。 #CMC_Meetup #コミュニティマーケティング
SESSIONS 2026 SUMMARY FOR JP_STRIPES AIエージェント時代の ビジネスグロースエンジン 2026年4月 サンフランシスコで開催された 「Sessions 2026」の衝撃 Hideki Ojima Evangelist @ Stripe Japan
Sessions 2026の全体像 約一万人の参加者が集結し、AI関連をはじめとする 多数の新機能が発表 ● Date: 2026/4/29 - 4/30 ● Place: Moscone West (San Francisco)
Agentic Commerceの到来 AIエージェントが自律的に商品を 比較し、決済までを完了させる新 • 人間不在の決済 : AIがバックグラウンドで注文を完了 • 800msの壁: エージェントは人間より遥かに速い レスポンスを要求 しい経済圏への対応が今回のメ • インテーマ 信頼の委任 : 権限を安全にAIへ受け渡す新 プロトコル
Stripeが支える経済規模 2026 世界のGDPの約1.6%がStripeのプラットフォーム上を流れています。
Agentic Commerce これまで: ・人間がサイトを見る ・人間が比較する ・人間が決済する これから: ・AI Agent が探す ・AI Agent が比較する ・AI Agent が購入する 決済方法の最適化、ではなく、購買主体そのものの変化
Agentic Commerce Suite 単一の製品ではなく、 AIが「買い手」となるための以下の技術スタックを統合したもの ● Agentic Commerce Protocol (ACP): AIエージェントとECサイトがやり取りするためのオープ ンな通信規格です。商品情報、価格、在庫状況をAIが理解しやすい構造データ(JSON等)で提 供します ● Link Agent Wallet: 既存の決済保存機能「Link」を拡張した、AI用の財布です。ユーザーが「こ のエージェントには月間1万円まで、特定のショップでのみ決済を許可する」といった権限 (Permission)を付与し、AIがユーザーに代わって安全に決済を実行します。 ● Shared Payment Tokens: カード情報をエージェントに直接渡すことなく、安全に決済を完了さ せるためのトークン技術です。 ● Merchant of Record (決済代行の拡張 ): AI経由の注文でも、配送、税計算(Stripe Tax)、不 正検知(Radar)を人間が買う場合と同様にシームレスに処理します。
Agentic Commerce Suite 単一の製品ではなく、 AIが「買い手」となるための以下の技術スタックを統合したもの
Agentic Commerce StripeのAgentic Commerce Suiteは、 「AIエージェントという新しい顧客層」に商売をするためのインフラ という位置づけ。 現在はまだアーリーアダプターによる試験導入が中心ですが、AIが実務を代行す る流れが強まるにつれ、ECの標準的な裏側(バックエンド)になることを想定。
Link Wallets for Agents 2億5千万人が利用するLinkが、エージェント向けに拡張されました。 ワンタイムカード : タスクごとに使い捨てカードを発行 情報の隠蔽 : 実カード情報はエージェントに一切露出しない 承認フロー : 支払い前にユーザーへのプッシュ通知で最終確認
AI ベースの連携強化 Google Integration Agent Guardrails Unified API GoogleのAI Modeや AIエージェントの権限範囲を Shopify, Wix, Geminiアプリ内で、Stripe 設定。機密アクション前の人 WooCommerce等のプラッ 加盟店の商品を直接購入可 間による承認フローを構築。 トフォームでも、共通のAI購 能に。 入フローを提供。
AI時代は、固定料金からリ アルタイム従量課金へ
AIネイティブな課金モデル Streaming Payments Stripe Projects トークン消費量に合わせたリアルタイム AI、ホスティング、データベースなど、開 決済。Metronomeのトラッキングと 発スタック全体のプロビジョニングと請 Tempoブロックチェーン上のステーブル 求を一元管理。開発者の「お財布」を コイン決済を統合。 Stripeへ。
Stable Coin 関連 Stable Coinを「実用決済インフラ」 として位置づけ ● 国際送金 ● AI to AI Payment ● 24時間決済 ● Global Payout など
SaaS / Billing 関連 AI時代は「重量課金」 が主流、かつ、様々なタイプが必要となる時代 加えて、「価格モデルを何度も変える」 ことを前提に設計が必要 ● Seat課金 ● API課金 ● Token課金 ● 従量 + 固定のハイブリッド など
Radar: トークン窃盗への対応 1/6 3.3M AIサービスへの不正サインアッ プ率 直近1ヶ月でブロックした不正 登録 クレジットカード情報の盗難だけでなく、AIのサインアップ特典や無料枠を狙う 「トークン窃盗」をリアルタイムで検知。
AI Readable なドキュメント、 APIの必要性 これからは、人間ではなく、AIがドキュメントを読み、 APIを理解する 時 代に。 ● API設計 ● Auth ● Error ● Tool定義 を、AIエージェントが理解可能にしていく必要あり
開発者体験 DX のアップデート Feature 概要 Status Stripe Console Dashboardに統合されたAI実行環境。自然言語で業務分析やタスク実行。 Preview Custom Objects Stripeのデータモデルに、独自のビジネスロジックやフィールドを定義・保存。 Preview Checkout Studio AIアシスタントを使い、A/Bテストや決済フォームの最適化を数クリックで。 GA Workflows サードパーティ連携(Slack/Mailchimp等)を含む高度な自動化。 GA
2026年後半のロードマップ Global Payouts Stripe Local Terminal T600 Managed Pay 160カ国でのス 日本国内でのAI対 8インチ画面搭載 完全な納税・申告 応機能の の次世代決済 の自動化機能 拡 ローカライズ 端末展開 大 テーブルコイン送 金対応
— Will Gaybrick, President of Product AIがノーベル賞級の物理学の難問を解けるのに、ドメインひと つ買えないとしたら、それは何かが間違っている。 私たちの使 命は、エージェントに力を与えることです。 — Will Gaybrick, President of Product
まとめ: Stripe Sessions 2026 :が示したもの ① 決済の進化ではない → Commerceそのものの再設計 ② AIは「業務支援」ではなく「経済主体」へ → Agentic Commerce ③ Revenue設計が競争力になる → Usage-based / Global-first ④ 金融機能は “Embedded”になる → Stablecoin / Wallet / Treasury ⑤ Stripeは“決済会社 ”を超え始めている → Economic Infrastructure for AI :
Q&A JP_Stripes ミートアップで詳しく議論しましょう! #JP_Stripes #StripeSessions