コラボレーションユニットを実現するための仕様駆動開発

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April 15, 26

スライド概要

KGDC Tech Conference #13「AI駆動開発」の登壇資料
2026-4-15
https://kgdc.connpass.com/event/383121/

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各ページのテキスト
1.

コラボレーション・ユニットを 駆動する「ナレッジサイクル」 KGDC Tech Conference #13「AI駆動開発」 2026.4.15 aki.ts@HedgehogPython

2.

自己紹介 Ueda Syoitu ハリネズミ・aki.ts KDDIアジャイル開発センター KDDI Agile Development Center Corporation ‹#›

3.

コラボレーション・ユニットとは何か? KDDI Agile Development Center Corporation ‹#›

4.

個人と組織におけるAI活用の違い KDDI Agile Development Center Corporation ‹#›

5.

コラボレーション・ユニットとは何か AIを活用して、個人の生産性は、明らかに別次元になった 個人 個人開発 でコードを書く テストを設計し、実行する 既存コードの読み解きやリファクタ提案 Claude Code / Cursor E2E 普段使い 学びたい分野をインタラクティブに深掘り メール対応のドラフトとトーン調整 日報・週報・⾃⼰申告の下書き KDDI Agile Development Center Corporation ‹#›

6.

コラボレーション・ユニットとは何か でも、組織レベルでの活用にはまだ課題が残る。 組織 ライセンス渡すからみんな 活用してね! やったぜ! 組織全体にライセンス行き渡ったイコール組織レベルの活用ではない KDDI Agile Development Center Corporation ‹#›

7.

コラボレーション・ユニットとは何か 個人 組織 全ての仕事が個人で完結 組織の仕事は、交渉、調整といった 人と人のコラボレーション を前提になっている。 組織のメンバーそれぞれAI活用できても 組織全体から見たら局所の最適化にしかならない KDDI Agile Development Center Corporation ‹#›

8.

組織レベルのAI活用の課題を解決する コラボレーション・ユニット KDDI Agile Development Center Corporation ‹#›

9.

コラボレーション・ユニットの思想 組織を誰が何をするか(role)ではなく成果物を一緒に育て(unit)に編み直す role unit 一緒に作るぞ! この開発タスクお願いね 開発エンジニア とある組織 KDDI Agile Development Center Corporation ‹#›

10.

コラボレーション・ユニットの思想 そして、成果物(ロードマップ、プロダクトなど)を中心にAIの役割も変わる role AIが個人の業務のアシスタント unit AIが組織単位の知的リソースになり、 成果物の維持役にもなる 個人の生産性向上から組織の生産性向上へシフトできる KDDI Agile Development Center Corporation ‹#›

11.

具体的なコラボレーション・ユニット の姿を見ていく KDDI Agile Development Center Corporation ‹#›

12.

コラボレーション・ユニットの思想 成果物とは、チーム横断して共有されるべきオブジェクトである プロダクト開発部の場合、それがプロダクトそのものになる 開発チームA 開発チームB プロダクト 開発チームC デザインチーム KDDI Agile Development Center Corporation 開発チームD ‹#›

13.

プロダクト開発部から見た成果物とは 成果物とは、チーム横断して共有されるべきオブジェクトである ロードマップ 開発チームA 開発チームB 優先順位、リリース順、 チーム間の依存 アーキテクチャ 仕様 機能の要件、チーム間のイ ンターフェース プロダクト デザインチーム コンポーネント境界、 非機能要件、 設計判断の経緯 コードベース 実装そのもの、変更履歴 KDDI Agile Development Center Corporation ‹#›

14.

プロダクト開発部から見た成果物とは 成果物とは、チーム横断して共有されるべきオブジェクトである ロードマップ 開発チームA 開発チームB 優先順位、リリース順、 チーム間の依存 アーキテクチャ 仕様 機能の要件、チーム間のイ ンターフェース プロダクト デザインチーム コンポーネント境界、 非機能要件、 設計判断の経緯 コードベース これまでチームメンバーがこれら全部、 もしくは担当領域の内容を覚える必要があったが 実装そのもの、変更履歴 これまでチームメンバーがこれら全部、 もしくは担当領域の内容を覚える必要があったが KDDI Agile Development Center Corporation ‹#›

15.

プロダクト開発部から見た成果物とは チーム横断的に共有されるべきオブジェクトをこと ロードマップ 仕様 優先順位、リリース順、 チーム間の依存 機能の要件、チーム間のイ ンターフェース アーキテクチャ プロダクト コンポーネント境界、 非機能要件、 設計判断の経緯 コードベース 実装そのもの、変更履歴 コラボレーション・ユニットを組めば、AIも一緒に覚えていく "あの人しか知らない・作れない" が消えていく コラボレーション・ユニットを組めば、AIも一緒に覚えていく "あの人しか知らない・作れない" が消えていく KDDI Agile Development Center Corporation ‹#›

16.

コラボレーション・ユニットを 支えるナレッジサイクル KDDI Agile Development Center Corporation ‹#›

17.

コラボレーション・ユニットを支えるナレッジサイクル AIをユニットの知的リソースとして使う場合、AIのナレッジが更新し続ける必要がある ここで言うナレッジは成果物への理解、共有されるべきオブジェクトのことを指す ロードマップ 仕様 アーキテクチャ コードベース 優先順位、リリース順、 チーム間の依存 機能の要件、チーム間のイ ンターフェース コンポーネント境界、 非機能要件、 設計判断の経緯 実装そのもの、変更履歴 KDDI Agile Development Center Corporation ‹#›

18.

コラボレーション・ユニットを支えるナレッジサイクル AIを知的リソースとして使う場合、AIのナレッジが更新し続ける必要がある その中で一番着手しやすいのは開発プロセスに関連するナレッジサイクル ロードマップ 仕様 アーキテクチャ コードベース 優先順位、リリース順、 チーム間の依存 機能の要件、チーム間のイ ンターフェース コンポーネント境界、 非機能要件、 設計判断の経緯 実装そのもの、変更履歴 開発プロセスそのものをナレッジの蓄積+更新装置にするにはどうすればいい? KDDI Agile Development Center Corporation ‹#›

19.

OpenSpecとは? コーディングエージェントのための仕様駆動開発フレームワーク Spec KitやKiro、cc-sddといった他のツールと同等の機能を持ちながら ナレッジの蓄積と参照のループがデフォルトで搭載する 初期化も簡単 KDDI Agile Development Center Corporation ‹#›

20.

OpenSpecのワークフロー OpenSpecの使い方 /opsx:new /opsx:continue x4 /opsx:apply 企画開始 アーティファクト生成 タスクに沿って実装 ここまでは他のツールと同じ KDDI Agile Development Center Corporation ‹#›

21.

OpenSpecのナレッジ蓄積ループ /opsx:archiveコマンド使えば、完了したタスクから仕様を抽出し ナレッジをマージすることができる、そのナレッジが次のサイクルに活用する。 既存仕様に差分 だけマージできる KDDI Agile Development Center Corporation ‹#›

22.

OpenSpecのナレッジ蓄積ループ OpenSpec使って、開発を進めるほどAIのプロダクト理解が深まり、 そのナレッジをコミットすることで、別チームでも同水準の安定した開発が可能になる KDDI Agile Development Center Corporation ‹#›

23.

長年運用してきたリポジトリ でも OpenSpec は機能するのか? 負債 KDDI Agile Development Center Corporation ‹#›

24.

歴史のあるコードベースでもOpenSpec使える /opsx:exploreコマンド コーディングエージェントが リポジトリを自動解析し、 モジュール構成や依存関係を 整理する。仕様書がないプロ ジェクトでも、コードから現 状の仕様を把握できる。 KDDI Agile Development Center Corporation ‹#›

25.

歴史のあるコードベースでもOpenSpec使える GitNexusと /opsx:explore コマンドを組み合わせれば、 巨大なリポジトリでも仕様を把握できる。 リポジトリ内の関数やクラス の呼び出し関係を解析し、 何が何とどう繋がっているか を構造化してナレッジグラフ を作成するツールだ。 サーバーが提供されており、 デフォルトの検索コマンドの代わりに使える MCP KDDI Agile Development Center Corporation ‹#›

26.

まとめ これからの開発者とチームは どう変わるか KDDI Agile Development Center Corporation ‹#›

27.

これからの開発者とチームはどう変わるか ソフトウェア開発者の役割の変化 Before After 人間がアプリの仕様理解 AIとコーティングする KDDI Agile Development Center Corporation 「何を作るか、なぜ作 るか」の検討と調査 「最終的にどうなって 欲しいか」AIに伝える ‹#›

28.

人間は最終的に意思決定者になる 開発チームの構成変化 Before After 少人数のチーム単位でプロダクトを運用 し、チームの数もが増え、そして チーム間の連携もAIを活用して行う 1つのプロダクトは、 ロールごとに分かれた複数の チームで構成される。 開発チームA 開発チームB デザインチームA プロダクトA KDDI Agile Development Center Corporation プロダクトB ‹#›

29.

OpenSpecやコラボレーション・ユニットに興味を持った方は、 こちらのハンズオン記事も読んでみてください! KDDI Agile Development Center Corporation ‹#›

30.

Be a Change Leader. アジャイルに力を与え 共に成長し続ける社会を創る