2025年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)

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November 14, 24

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株式会社fonfunは東京証券取引所スタンダード市場の上場企業で、DXソリューション・クラウドソリューションを展開するテックカンパニーです。2023年7月にはサイブリッジグループによるTOB(株式公開買付)が実施され、新たな経営体制のもと新中期経営計画を発表しました。時価総額100億円の達成を目標とし、「DX」事業基盤の強化に向けてエンジニア採用の強化や戦略的なM&Aを積極的に進めています。 ■会社概要 会社名:株式会社fonfun(東証スタンダード:証券コード2323) 本社:〒151-0073 東京都渋谷区笹塚JMFビル笹塚01 6階 代表者:代表取締役 水口 翼 設立:1997年03月03日 資本金:174,972千円 事業内容:ソフトウェア開発事業を中心とするDXソリューション、SaaSや自社プロダクトの運営を行うクラウドソリューションの提供

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株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 第2四半期(中間期)決算短信 ○添付資料の目次 1.経営成績等の概況 ………………………………………………………………………………………………2 (1)当中間期の経営成績の概況 ………………………………………………………………………………2 (2)当中間期の財政状態の概況 ………………………………………………………………………………3 (3)業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………3 2.中間財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………………4 (1)中間貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………4 (2)中間損益計算書 ……………………………………………………………………………………………6 (3)中間キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………………7 (3)中間財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………9 (継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………………9 (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………………9 (持分法損益等) ………………………………………………………………………………………………9 (セグメント情報等の注記) …………………………………………………………………………………10 (企業結合等関係) ……………………………………………………………………………………………11 - 1 -

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株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 第2四半期(中間期)決算短信 1.経営成績等の概況 (1)当中間期の経営成績の概況 当中間会計期間(2024年4月1日~2024年9月30日)のわが国経済は、緩やかな回復基調を維持しております。新型 コロナウイルス感染症の影響が徐々に緩和され、政府による経済刺激策の進展が個人消費の持ち直しに寄与してお り、また、デジタル化やグリーンエネルギーへの投資拡大により、新たな成長分野が形成されつつあります。一方 で、海外経済の不確実性や地政学的リスクの高まり、エネルギー価格の変動など、依然として先行き不透明な要因 も存在しております。為替レートの変動や人手不足による人件費の上昇も企業経営に影響を及ぼしております。 このような状況下、当社を取り巻く環境に関しては、デジタルトランスフォーメーション(以下、DX)市場やク ラウド関連事業において、クライアント企業の産業全体に変革を起こすDXへの取り組みがより一層加速しており、 また経済産業省を中心とした政府が掲げるDXレポートにおいても、「2025年の崖」と称される複雑化、老朽化、ブ ラックボックス化した既存システムが残存した場合に想定される国際競争力の低下などの諸課題への解決にむけて、 DXシナリオの重要性が高まるなど、高成長が期待される市場として注目されております。 DXソリューション事業においては、クライアント企業のレガシーシステムからの脱却のDX支援を行っており、技 術解決の知見を蓄積させ、加えてDXの事業基盤構築に向け、グループ全体でのエンジニア、デジタル人材の拡大を 着実に図ってまいりました。また、クラウドソリューション事業においてもSMS配信サービス「バンソウSMS」にお いて、サービスの認知度が向上し、本人認証通知、公共料金・税金など督促の通知、飲食業界のノー・ショウ(飲 食店における無断キャンセル)対策としての予約確認など企業と個人の間でのコミュニケーション手段として高い 到達率と開封率というSMSの有用性を再認識する企業の増加に伴い、市場規模は急速な広がりをみせております。国 内SMS市場全体で44.6億通、2023年度から2028年度までの年平均成長率は26.4%に達するという調査結果(「ミック ITリポート 2024年1月号」(ミック経済研究所))があり、SMS市場は、今後も高い成長を続けていくものと予測 されております。このような状況の中、当社は「テクノロジーで社会をもっとスマートに。」をミッションとして 掲げ、社会貢献に資するDXソリューションを提供できるよう当社の既存事業の収益を維持しつつ、新たなサービス の企画・提供を実施してまいりました。 【当中間会計期間の実績】 以上の方針のもと、当中間会計期間の業績は、以下のとおりとなりました。 なお、当中間会計期間より、セグメントを従来の「リモートメール事業」「SMS事業」「ボイスメール事業」「受託 開発ソフトウェア事業」「その他事業」から、「クラウドソリューション事業」「DXソリューション事業」のセグメ ントに変更しております。 2024年3月期 2025年3月期 中間期 中間期 前年同期比 売上高 332百万円 454百万円 122百万円 37.0% 営業利益 21百万円 58百万円 36百万円 174.8% 経常利益 39百万円 76百万円 37百万円 93.8% 純利益 82百万円 47百万円 △34百万円 △42.0% 売上高は、前年同期比37.0%増の454百万円となりました。営業利益は、売上高の増収により前年同期比174.8% 増の58百万円となりました。また、経常利益は、前年同期比93.8%増の76百万円となりました。純利益は、子会社 吸収合併による抱合せ株式消滅差損51百万円の計上、法人税等調整額△18百万円の計上により前年同期比42.0%減の 47百万円となりました。 当社の各セグメント別の経営成績は次のとおりであります。 - 2 -

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株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 第2四半期(中間期)決算短信 (セグメント別売上高) 2024年3月期 2025年3月期 中間期 中間期 前年同期比 クラウドソリューション事業 273百万円 308百万円 35百万円 12.9% DXソリューション事業 59百万円 146百万円 87百万円 148.0% 合計 332百万円 454百万円 122百万円 37.0% (セグメント別営業利益又は損失△) 2024年3月期 2025年3月期 中間期 中間期 前年同期比 クラウドソリューション事業 61百万円 107百万円 45百万円 73.1% DXソリューション事業 22百万円 38百万円 15百万円 69.1% 調整額 △63百万円 △87百万円 △24百万円 37.9% 合計 21百万円 58百万円 36百万円 174.8% ① クラウドソリューション事業 クラウドソリューション事業は、当社が以前より提供してきた、SMS配信サービス「バンソウSMS」やモバイル 端末向けWebメールサービス「リモートメール」をはじめとする、主にSaaS型のサービス群を包含する事業となり ます。当中間会計期間において、売上高は前年同期比12.9%増の308百万円となりました。セグメント利益は、売 上高の拡大により、前年同期比73.1%増の107百万円となりました。 ② DXソリューション事業 DXソリューション事業は、顧客それぞれのニーズにより向き合い、データとテクノロジー、顧客のビジネスへ の深い理解をもって、企業・社会全体のDX化を推進し顧客と共にビジネスをプロデュースしていく事業となりま す。当中間会計期間において、売上高は前年同期比148.0%増の146百万円となりました。また、セグメント利益 も、売上高の拡大により、前年同期比69.1%増の38百万円となりました。 (2)当中間期の財政状態の概況 当中間会計期間末における総資産は2,203百万円となり、前事業年度末に比べ、1,195百万円の増加となりまし た。その主な要因は、事業成長のための積極的なM&A投資の結果、のれんの増加942百万円、顧客関連資産の増加155 百万円、並びに既存事業中心に売掛金の増加72百万円、繰延税金資産の減少27百万円等であります。負債の部は 1,378百万円となり、前事業年度末に比べ991百万円増加しております。主な要因は、長期借入金の増加707百万円、 1年内返済予定の長期借入金の増加145百万円、未払金の増加39百万円、買掛金の増加35百万円等であります。純資 産は825百万円となり、前事業年度末に比べ203百万円の増加となっております。 (3)業績予想などの将来予測情報に関する説明 通期の業績予想につきましては、2024年8月13日に発表しました業績予想から変更ありません。 - 3 -

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株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 第2四半期(中間期)決算短信 2.中間財務諸表及び主な注記 (1)中間貸借対照表 (単位:千円) 前事業年度 (2024年3月31日) 資産の部 流動資産 現金及び預金 売掛金 仕掛品 短期貸付金 その他 貸倒引当金 流動資産合計 固定資産 有形固定資産 無形固定資産 のれん 商標権 ソフトウエア ソフトウエア仮勘定 顧客関連資産 無形固定資産合計 投資その他の資産 関係会社株式 繰延税金資産 長期未収入金 その他 貸倒引当金 投資その他の資産合計 固定資産合計 資産合計 負債の部 流動負債 買掛金 1年内返済予定の長期借入金 未払法人税等 賞与引当金 未払金 受注損失引当金 その他 流動負債合計 固定負債 長期借入金 繰延税金負債 退職給付引当金 固定負債合計 負債合計 - 4 - 当中間会計期間 (2024年9月30日) 677,930 123,769 380 ― 12,386 △645 813,822 685,454 196,626 3,581 889 48,745 △172 935,125 3,128 2,928 124,948 1,268 155 126,372 1,067,250 1,115 122 771 155,156 1,224,415 16,100 27,560 774,316 21,541 △774,316 65,202 194,702 1,008,524 16,100 ― 773,646 25,039 △773,646 41,139 1,268,483 2,203,609 41,292 63,761 290 4,144 21,515 3,005 46,917 180,924 76,578 209,288 1,954 3,503 61,140 ― 103,983 456,448 185,515 ― 20,352 205,867 386,792 892,631 8,265 21,194 922,091 1,378,539

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株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 第2四半期(中間期)決算短信 (単位:千円) 前事業年度 (2024年3月31日) 純資産の部 株主資本 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計 新株予約権 純資産合計 負債純資産合計 100,000 607,299 85,650 △175,176 617,773 3,958 621,732 1,008,524 - 5 - 当中間会計期間 (2024年9月30日) 174,972 682,272 133,401 △175,405 815,241 9,828 825,069 2,203,609

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株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 第2四半期(中間期)決算短信 (2)中間損益計算書 売上高 売上原価 売上総利益 販売費及び一般管理費 広告宣伝費 支払手数料 役員報酬 給料及び手当 地代家賃 退職給付費用 のれん償却額 顧客関連資産償却額 賞与引当金繰入額 その他 販売費及び一般管理費合計 営業利益 営業外収益 受取利息及び配当金 受取保険金 経営指導料 貸倒引当金戻入額 その他 営業外収益合計 営業外費用 支払利息 その他 営業外費用合計 経常利益 特別利益 抱合せ株式消滅差益 特別利益合計 特別損失 抱合せ株式消滅差損 特別損失合計 税引前中間純利益 法人税、住民税及び事業税 法人税等調整額 法人税等合計 中間純利益 前中間会計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年9月30日) 332,148 124,883 207,264 (単位:千円) 当中間会計期間 (自 2024年4月1日 至 2024年9月30日) 454,945 224,947 229,997 6,936 51,910 14,100 45,695 7,731 1,495 21,133 6,429 30,723 186,155 21,108 4,729 50,847 15,900 31,211 7,192 1,901 17,149 102 3,123 39,822 171,980 58,016 21 20,425 650 42 21,139 49 21,000 670 1,102 22,822 2,270 272 2,543 39,705 3,816 59 3,875 76,963 42,771 42,771 3,578 3,578 82,477 145 145 82,332 51,125 51,125 29,417 145 △18,479 △18,334 47,751 - 6 -

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株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 第2四半期(中間期)決算短信 (3)中間キャッシュ・フロー計算書 前中間会計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年9月30日) 営業活動によるキャッシュ・フロー 税引前中間純利益 減価償却費 のれん償却額 顧客関連資産償却額 貸倒引当金の増減額(△は減少) 退職給付引当金の増減額(△は減少) 賞与引当金の増減額(△は減少) 受注損失引当金の増減額(△は減少) 長期未収入金の増減額(△は増加) 受取利息及び受取配当金 支払利息 受取保険金 経営指導料 抱合せ株式消滅差損益(△は益) 売上債権の増減額(△は増加) 仕掛品の増減額(△は増加) 未収入金の増減額(△は増加) 前払費用の増減額(△は増加) 仕入債務の増減額(△は減少 未払金の増減額(△は減少) 未払費用の増減額(△は減少) 未払消費税等の増減額(△は減少) その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 保険金の受取額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フロー 有形固定資産の取得による支出 無形固定資産の取得による支出 貸付金の回収による収入 子会社株式の取得による支出 事業譲受による支出 貸付けによる支出 定期預金の預入による支出 保険積立金の積立による支出 その他 投資活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー 短期借入金の返済による支出 長期借入れによる収入 長期借入金の返済による支出 株式の発行による収入 自己株式の取得による支出 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) - 7 - (単位:千円) 当中間会計期間 (自 2024年4月1日 至 2024年9月30日) 82,477 2,543 21,133 ― △612 1,495 △135 ― 650 △21 2,270 △20,425 ― △42,771 23,692 ― 980 △5,366 △22,738 △6,441 748 17,040 14,342 68,860 17 △2,081 20,425 △580 86,641 29,417 904 17,149 102 △1,142 842 △641 △3,005 670 △49 3,816 ― △21,000 47,546 12,469 380 △22,769 △10,567 21,117 △12,925 663 △15,320 △9,101 38,557 49 △5,131 ― △290 33,185 △498 △1,720 63 ― ― ― △600 △647 ― △3,401 ― △771 ― △1,130,493 △43,750 △7,500 △50,000 ― 10 △1,232,504 △9,166 ― △53,896 ― △92 △63,154 20,084 ― 959,470 △106,827 149,945 △229 1,002,358 △196,960

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株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 第2四半期(中間期)決算短信 現金及び現金同等物の期首残高 合併に伴う現金及び現金同等物の増加額 現金及び現金同等物の中間期末残高 210,767 72,396 303,249 - 8 - 657,927 154,484 615,451

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株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 第2四半期(中間期)決算短信 (3)中間財務諸表に関する注記事項 (継続企業の前提に関する注記) 該当事項はありません。 (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) 当社は、2024年8月19日付で、Mandarin Orange合同会社から第三者割当増資の払込みを受けました。この結果、 当中間会計期間において資本金が74百万円、資本準備金が74百万円増加し、当中間会計期間末において資本金が174 百万円、資本準備金が682百万円となっております。 (持分法損益等) 関連会社に対する投資の金額 持分法を適用した場合の投資の金額 前事業年度 (2024年3月31日) 16,100千円 15,610 〃 前中間会計期間 2023年4月1日 2023年9月30日) △164千円 (自 至 持分法を適用した場合の投資利益の金額 - 9 - 当中間会計期間 (2024年9月30日) 16,100千円 16,177 〃 当中間会計期間 2024年4月1日 2024年9月30日) 567千円 (自 至

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株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 第2四半期(中間期)決算短信 (セグメント情報等の注記) 【セグメント情報】 Ⅰ 前中間会計期間(自 2023年4月1日 至 2023年9月30日) 1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報 (単位:千円) 報告セグメント クラウドソリューション DXソリューション 事業 事業 調整額 計 合計 売上高 外部顧客への売上高 273,000 59,147 332,148 ― 332,148 ― ― ― ― ― 計 273,000 59,147 332,148 ― 332,148 セグメント利益 61,989 22,726 84,716 △63,607 21,108 セグメント間の内部売上高 又は振替高 (注)調整額は、報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。 Ⅱ 当中間会計期間(自 2024年4月1日 至 2024年9月30日) 1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報 (単位:千円) 報告セグメント クラウドソリューション DXソリューション事業 事業 調整額 計 合計 売上高 外部顧客への売上高 308,244 146,700 454,945 ― 454,945 ― ― ― ― ― 計 308,244 146,700 454,945 ― 454,945 セグメント利益 107,314 38,437 145,751 △87,734 58,016 セグメント間の内部売上高 又は振替高 (注)調整額は、報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。 2.報告セグメントの変更等に関する事項 当社は、2023年9月に公表した新中期経営計画「プロジェクト フェニックス」に基づき、既存事業であるSMS事 業、リモートソリューション事業並びにDX事業の事業拡大を推進し企業価値の向上に努めております。経営資源の 配分、類似性・関連性に基づき、既存プロダクトを中心とした事業を「クラウドソリューション事業」として集約 し、今後のコア事業となるDX事業を「DXソリューション事業」として2つの区分に変更することといたしました。 当該変更に伴い、報告セグメントを前事業年度において「SMS事業」「リモートメール事業」「ボイスメール事 業」としていたものを「クラウドソリューション事業」とし、前事業年度において「受託開発ソフトウェア事業」 としていたものを「DXソリューション事業」としております。また、前事業年度において「その他」に含まれてい た事業は、「クラウドソリューション事業」と「DXソリューション事業」にそれぞれ含まれております。 なお、前中間会計期間のセグメント情報については、変更後のセグメント区分に基づき作成したものを記載して おります。 - 10 -

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株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 第2四半期(中間期)決算短信 3.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報 (のれんの金額の重要な変動) 「クラウドソリューション事業」セグメントにおいて、2024年7月1日付で合同会社selfreeを、2024年8月1 日付で株式会社イー・クラウドサービスを子会社化し、2024年9月30日付で両社を吸収合併しております。当該 事象によるのれんの増加額は、当中間会計期間において414百万円であります。 「DXソリューション事業」セグメントにおいて、2024年4月1日付で株式会社ゼロワンよりノーコード業務ア プリ開発SaaS事業を譲受、2024年8月1日付でグルーコードコミュニケーションズ株式会社を完全子会社化し、 2024年9月30日付で同社を吸収合併しております。当該事象によるのれんの増加額は、当中間会計期間において 563百万円であります。 (企業結合等関係) (取得による企業結合) 当社は、2024年3月28日開催の取締役会において、以下のとおり、株式会社ゼロワン(以下「ゼロワン社」といい ます)が営むノーコード業務アプリ開発SaaS事業の譲受を行うことについて決議し、2024年4月1日に実施いたしま した。 1. 事業譲受の概要 ① 事業譲受の相手先の名称および取得した事業の内容 相手先の名称 株式会社ゼロワン 事業の内容 ノーコード業務アプリ開発SaaS事業 ② 事業譲受の理由 当社は、2023年9月25日に開示しました新中期経営計画(対象期間:2023年10月~2026年3月)において、テッ クカンパニーとして再成長するための基盤強化に重点を置いています。ゼロワン社の提供するノーコード業務ア プリ開発SaaS事業は顧客のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進において、システム開発の生産性を大 幅に向上させることが期待できるソリューションです。CRM領域でも多数の運営実績を持つことから当社のSMS事 業との高いシナジー効果も望めるものであります。SaaS型のサービス提供に加え、業務コンサルティング、イン テグレーションを組み合わせて顧客の業務課題解決の支援を行っており、当社が掲げる新中期経営計画の一つの 軸としてDX事業の拡大、及び業績面においても大きく寄与すると判断し、同事業を譲り受けることにいたしまし た。 ③ 事業譲受時期 2024年4月1日 ④ 事業譲受の法的形式 現金を対価とする事業譲受 2.中間会計期間に係る中間損益計算書に含まれる被取得企業の業績の期間 2024年4月1日から2024年9月30日まで 3.事業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳 取得の対価 現金 41百万円 取得原価 41百万円 4.発生したのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間 ① 発生したのれんの金額 41百万円 ② 発生原因 今後の事業展開によって期待される将来の超過収益力から発生したものであります。 ③ 償却方法及び償却期間 10年間の定額法 (企業結合に係る条件付き取得対価の会計処理) 条件付き取得対価は、2024年1月31日に締結した株式会社クロノスのSMS配信事業の事業譲渡契約に基づき、取 得後一定の事象が発生することに伴い支払う契約となっていましたが、当中間会計期間において、取得対価の追 - 11 -

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株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 第2四半期(中間期)決算短信 加支払が確実となったため、支払対価を取得原価として追加的に認識するとともに、のれんを追加的に認識して います。なお、追加的に認識するのれんは、企業結合時点で認識されたものと仮定して計算しています。 1.追加的に認識した取得原価 2百万円 2.追加的に認識したのれんの金額、のれん償却額、償却方法及び償却期間 追加的に認識したのれんの金額 2百万円 のれん償却額 1百万円 償却期間及び償却方法 8年にわたる均等償却 (取得による企業結合) 当 社 は、2024 年 6 月 19 日 開 催 の 取 締 役 会 に お い て、 以 下 の と お り、 企 業 向 け ク ラ ウ ド 電 話 シ ス テ ム 「CallConnect」を運営する合同会社selfree(以下「selfree社」といいます)の全持分を取得しselfree社を完全子 会社とすることについて決議しており、2024年7月1日に実施いたしました。 1.企業結合の概要 ① 被取得企業の名称及びその事業の内容 被取得企業の名称 合同会社selfree 事業の内容 企業向けクラウド電話システム事業 ② 企業結合を行った主な理由 クラウドソリューション事業の規模の拡大と間接業務の一体的運用による効率化を図り、クラウドソリューシ ョン事業の競争力を高めるため。 ③ 企業結合日 2024年7月1日 ④ 企業結合の法的形式 現金を対価とする持分取得 ⑤ 結合後企業の名称 株式会社fonfun ⑥ 取得する議決権比率 100% ⑦ 取得企業を決定するに至った主な根拠 当社が現金を対価として持分を取得するためであります。 2.中間会計期間に係る中間損益計算書に含まれる被取得企業の業績の期間 2024年9月30日から2024年9月30日まで 3.被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳 取得の対価 現金 取得原価 447百万円 447百万円 4.主要な取得関連費用の内容及び金額 企業仲介手数料等 31百万円 企業価値算定等費用 0百万円 5.発生したのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間 ① 発生したのれんの金額 360百万円 ② 発生原因 主としてselfree社が企業向けクラウド電話システム事業において期待される超過収益力であります。 ③ 償却方法及び償却期間 10年間にわたる均等償却 6.のれん以外の無形固定資産に配分された金額及び償却期間 種類 金額 償却期間 顧客関連資産 84百万円 4年 (取得による企業結合) - 12 -

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株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 第2四半期(中間期)決算短信 当社は、2024年7月30日開催の取締役会において、以下のとおり、企業向けDX・AI推進事業を営むグルーコ ードコミュニケーションズ株式会社(以下「グルーコード社」といいます)の発行済株式の全てを取得して完全子会 社化することを決議し、2024年8月1日に実施いたしました。 1.企業結合の概要 ① 被取得企業の名称及びその事業の内容 被取得企業の名称 事業の内容 企業向けDX・AI推進事業 ② 企業結合を行った主な理由 受託開発を補完するSES事業の拡大やエンジニア採用・育成の要となるグルーコード社の取得は、当社の既 存事業だけでなく、今後のM&A候補企業の事業取得においても、高いシナジー効果をもたらし、当社の非連続 な成長に不可欠な要素であり、DXソリューション事業の競争力を高めるため。 ③ 企業結合日 2024年8月1日 ④ 企業結合の法的形式 現金を対価とする株式取得 ⑤ 結合後企業の名称 株式会社fonfun ⑥ 取得する議決権比率 100% ⑦ 取得企業を決定するに至った主な根拠 当社が現金を対価として株式を取得するためであります。 2.中間会計期間に係る中間損益計算書に含まれる被取得企業の業績の期間 2024年9月30日から2024年9月30日まで 3.被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳 取得の対価 現金 取得原価 601百万円 601百万円 4.主要な取得関連費用の内容及び金額 企業価値算定等費用 0百万円 5.発生するのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間 ① 発生するのれんの金額 522百万円 この他に顧客関連資産 84百万円を認識しております。 ② 発生原因 主としてグルーコード社が企業向けDX・AI推進事業において期待される超過収益力であります。 ③ 償却方法及び償却期間 10年間にわたる均等償却 顧客関連資産については、5年間にわたる均等償却 6.のれん以外の無形固定資産に配分された金額及び償却期間 種類 金額 償却期間 顧客関連資産 78百万円 5年 (取得による企業結合) 当社は、2024年7月30日開催の取締役会において、以下のとおり、飲食店向け日次決算プラットフォームのSaaS 事業を営む株式会社イー・クラウドサービス(以下「イー・クラウド社」といいます)の発行済株式の全てを取得し て完全子会社化することを決議し、2024年8月1日に実施いたしました。 1.企業結合の概要 ① 被取得企業の名称及びその事業の内容 被取得企業の名称 株式会社イー・クラウドサービス - 13 -

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株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 第2四半期(中間期)決算短信 事業の内容 飲食店企業向け日次決算プラットフォーム・SaaS事業 企業結合を行った主な理由 イー・クラウド社は、当社がM&A戦略における注力領域のひとつであるフードテック領域に位置づけられ、 また店舗人材の勤怠管理ソリューションを有しており、業界特化型のHRテック領域もカバーしているため。 ③ 企業結合日 2024年8月1日 ④ 企業結合の法的形式 現金を対価とする株式取得 ⑤ 結合後企業の名称 株式会社fonfun ⑥ 取得する議決権比率 100% ⑦ 取得企業を決定するに至った主な根拠 当社が現金を対価として株式を取得するためであります。 ② 2.中間会計期間に係る中間損益計算書に含まれる被取得企業の業績の期間 2024年9月30日から2024年9月30日まで 3.被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳 取得の対価 現金 50百万円 取得原価 50百万円 4.主要な取得関連費用の内容及び金額 企業価値算定等費用 0百万円 5.発生するのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間 ① 発生するのれんの金額 50百万円 ② 発生原因 主としてイー・クラウド社が飲食店企業向け日次決算プラットフォーム・SaaS事業において期待される超過収 益力であります。 ③ 償却方法及び償却期間 10年間にわたる均等償却 (共通支配下の取引等) 当社は、2024年8月13日開催の取締役会における決議に基づいて、2024年9月30日を効力発生日として、完全子 会社の合同会社selfree(以下「selfree社」)、グルーコードコミュニケーションズ株式会社(以下「グルーコー ド社」)、株式会社イー・クラウドサービス(以下「イー・クラウド社」)を、吸収合併いたしました。 1.取引の概要 (1) 結合当事企業の名称と事業の内容 結合企業の名称 :株式会社fonfun 事業の内容 :クラウドソリューション事業及びDXソリューション事業 被結合企業の名称:合同会社selfree 事業の内容 :企業向けクラウド電話システム事業 被結合企業の名称:グルーコードコミュニケーションズ株式会社 事業の内容 :企業向けDX・AI推進事業 被結合企業の名称:株式会社イー・クラウドサービス 事業の内容 :飲食店企業向け日次決算プラットフォーム・SaaS事業 (2) 企業結合日 - 14 -

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株式会社fonfun(2323) 2025年3月期 第2四半期(中間期)決算短信 2024年9月30日 (3) 企業結合の法的形式 株式会社fonfunを存続会社として、selfree社、グルーコード社、イー・クラウド社を消滅会社とする吸収合 併 (4) 結合後企業の名称 株式会社fonfun (5) その他の取引の概要に関する事項 selfree社、グルーコード社、及びイー・クラウド社は、2024年7月~8月にM&Aを通じて当社の完全子会社 となっております。当社グループは、2023年9月25日開示の新中期経営計画において、「DX」による付加価 値最大化を実行可能な企業集団を目指すことを基本方針としており、クラウドソリューション事業とDXソリ ューション事業を運営する親会社である当社による直接的な事業運営体制をとることで、事業効率の向上・投 資意思決定の迅速化を実現し、さらなる事業拡大を加速してまいります。 2.実施する会計処理の概要 「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 2019年1月16日)及び「企業結合会計基準及び事業分離 等会計基準に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第10号 して処理しております。 - 15 - 2019年1月16日)に基づき、共通支配下の取引と