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August 29, 25
スライド概要
ウェルスナビ株式会社 技術広報チームの公式アカウントです。
ブログ発信を推奨する ウェルスナビの戦略と⼯夫 佐藤 祥平 テックブログ運営の羅針盤 〜成果を最⼤化し、負担を最⼩化する戦略と⼯夫〜 1
⾃⼰紹介 佐藤 祥平(Sato Shohei) ウェルスナビ株式会社 Engineering Engagement (EE)チーム ウェルスナビでは ● 2023年5月にEEチーム立ち上げメンバーとしてジョイン ● CTO直下、開発組織強化とそのための仕組み化に取り組んでいます ひとこと ● 仕事以外ではゴルフを主軸に考えてしまうようになりました 2 @2025 WealthNavi Inc.
当セッションのゴール ❌「ZennのPublication Proめっちゃいいです!」みたいな営業トークはしません (私よりZennの担当者さんから伝えたほうがいいと思うので・・・) ⭕ 実際にPublication Proを契約してブログ運営を行っている金融機関の取り組みをご紹介しま す 3 @2025 WealthNavi Inc.
プロダクト紹介 全自動の資産運用サービス ● ● ● ● 2016年リリース 預かり資産約 1兆5,000億 円 運用者数約 44万人 国内 No.1 ※2 ※3 ※1 ロボアドバイザーとして マーケットを牽引 © WealthNavi Inc. All Rights Reserved. ※1 一般社団法人日本投資顧問業協会「契約資産状況(最新版)(2025年3月末 現在)『ラップ業務』『投資一任業』」を基にネット専業業者を比較 ウエルスアドバイ ザー社調べ(2025年6月時点) ※2 2025年7月18日時点 ※3 2025年3月31日時点
これからのウェルスナビ 個人向け金融プラットフォームを目指す 資産運⽤からサービス領域を拡⼤してお客様をサポートできるよう、 お⾦の悩みを解決する総合アドバイザリー‧プラットフォーム(MAP: Money Advisory Platform) の開発‧提供を推進中 © WealthNavi Inc. All Rights Reserved. ※画⾯はイメージ ※現時点では構想段階で未提供。将来的に提供する可能性があるサービス領域
これからのウェルスナビ 新デジタルバンクで MAP構想を実現 三菱UFJ銀⾏が2026年度後半に開業を⽬指すデジタルバンクの中核機能として、約6,000万⼈の顧客に 総合アドバイザリー‧プラットフォーム(MAP: Money Advisory Platform)を提供予定 引⽤元:https://www.mufg.jp/dam/pressrelease/2025/pdf/news-20250527-001_ja.pdf © WealthNavi Inc. All Rights Reserved.
まずはじめに (アイスブレイクを兼ねて)質問です。 「資産運⽤」「証券取引」「⾦融機関」などと聞くと、 どんなイメージを持ちますか?? Zoomのチャットでみなさんの考えを聞かせてください! 7 @2025 WealthNavi Inc.
本⽇のおはなし 1. 会社としてブログ発信を推奨する理由 2. ブログ発信が組織にもたらす効果 3. ウェルスナビがブログ発信を継続できている工夫 4. 今後の展望 5. まとめ 8 @2025 WealthNavi Inc.
1. 会社としてブログ発信を推奨する理由 2. ブログ発信が組織にもたらす効果 3. ウェルスナビがブログ発信を継続できている工夫 4. 今後の展望 5. まとめ 9 @2025 WealthNavi Inc.
会社としてブログ発信を推奨する理由 みなさんの会社では、テックブログでの発信を⾏っていますか? どんな理由で⾏っていますか(⾏いたいと考えていますか)? 10 @2025 WealthNavi Inc.
会社としてブログ発信を推奨する理由 ウェルスナビでは、下記2点を主な理由に取り組んでいます。 1. 社外の⽅(特にエンジニア)に、もっとウェルスナビのEngineeringについて知っ てもらいたい! 2. 所属エンジニアにスキルアップしてほしい! 11 @2025 WealthNavi Inc.
会社としてブログ発信を推奨する理由 詳しく解説します。 1. 社外の⽅(特にエンジニア)に、もっとウェルスナビのEngineeringについて知っ てもらいたい! 2. 所属エンジニアにスキルアップしてほしい! 12 @2025 WealthNavi Inc.
会社としてブログ発信を推奨する理由 ウェルスナビの「実は」を、もっと知ってもらいたい ● 「ウェルスナビって聞いたことありますか?」と質問させていただくと、 多くの⽅に ○ 名前聞いたことある ○ サービス使ってます(使ってました) と⾔ってもらえる。(⼀部からは、⽯原さ⚪み!っていう声もw) ● ただ、「どういう会社(組織)なのか」という認知度は向上の余地がある 【実は知られていない!?事実】 ● 弊社で展開しているサービスには40万⼈以上のお客様がいて、1兆5000億円を超え る資産をお預かりしている!(2025年8⽉現在) ● 従業員の約半数がエンジニアやデザイナー! ● 展開しているサービスのほぼ全てを内製で開発している! ● etc. 13 @2025 WealthNavi Inc.
会社としてブログ発信を推奨する理由 ウェルスナビの「実は」を、もっと知ってもらいたい ● 「資産運⽤」「証券取引」「⾦融機関」って聞くと、どんなイメージを持ちます か?? 14 @2025 WealthNavi Inc.
会社としてブログ発信を推奨する理由 ウェルスナビの「実は」を、もっと知ってもらいたい ● 「資産運⽤」「証券取引」「⾦融機関」って聞くと、どんなイメージを持ちます か?? (実は)このように思った⽅いませんか? ● 雰囲気が堅そう ● 保守的 ● 情報統制に厳しそう ● ⼊社前に専⾨知識の習得が求められそう ● etc. 15 @2025 WealthNavi Inc.
会社としてブログ発信を推奨する理由 たしかに、ウェルスナビは「⾦融商品取引業」に分類されます 社外の⽅が持つイメージ↓ 「ウェルスナビは⾦融(商品取引)業なのか。⾦融業って〇〇だよね」 そのイメージは100%正しいですか??? 我々の思い: ウェルスナビに対して正しいイメージを持ってもらいたい → 情報発信に取り組んでいます 16 @2025 WealthNavi Inc.
会社としてブログ発信を推奨する理由 詳しく解説します。 1. 社外の⽅(特にエンジニア)に、もっとウェルスナビのEngineeringについて知っ てもらいたい! 2. 所属エンジニアにスキルアップしてほしい! 17 @2025 WealthNavi Inc.
会社としてブログ発信を推奨する理由 ウェルスナビでは、ブログを執筆するエンジニア個⼈の成⻑にも効果があると考えてい ます。 頭の中を整理 する ブログの ネタを考える 執筆 しようと思う 調べる 深掘りする モチベー ション に繋がる 言語化 する 閲覧数 「いいね」数 SNS拡散 社内 フィード バック 記事を公開 18 記事が 誰かの 目に留まる @2025 WealthNavi Inc.
会社としてブログ発信を推奨する理由 ウェルスナビでは、ブログを執筆するエンジニア個⼈の成⻑にも効果があると考えてい ます。 頭の中を整理 する ブログの ネタを考える 執筆 しようと思う モチベー ション に繋がる 調べる 深掘りする 成長サイクルの 好循環! 閲覧数 「いいね」数 SNS拡散 言語化 する 社内 フィード バック 記事を公開 19 記事が 誰かの 目に留まる @2025 WealthNavi Inc.
1. 会社としてブログ発信を推奨する理由 2. ブログ発信が組織にもたらす効果 3. ウェルスナビがブログ発信を継続できている工夫 4. 今後の展望 5. まとめ 20 @2025 WealthNavi Inc.
ブログ発信が会社にもたらす効果 「継続は⼒なり」 21 @2025 WealthNavi Inc.
ブログ発信が会社にもたらす効果(実際にあった話をいくつか紹介) 1. ブログ記事を読んでくれた⽅が採⽤ページから⾃主応募してくれた a. 通常の選考プロセスを経て内定→ ⼊社してくれて現在絶賛活躍中 2. 採⽤⾯接やカジュアル⾯談 で「ブログ記事を読みました」と⾔ってもらえ る機会が増えた 3. イベント等で「〇〇に関するブログ記事が勉強になりました」と⾔っても らえる機会が増えた 4. 記事を読んでイベント登壇の依頼やお誘いをもらう機会が増えた 5. 社内のメンバーもモチベートされ、「⾃分も発信してみよう」という執筆 の輪が広がっている 22 @2025 WealthNavi Inc.
ブログ発信が会社にもたらす効果 ブログ発信が単発だったら、こんなに効果が得られたとは思えません。 まずは「継続する」を⽬標に、ブログ発信に取り組んでみてください! 23 @2025 WealthNavi Inc.
1. 会社としてブログ発信を推奨する理由 2. ブログ発信が組織にもたらす効果 3. ウェルスナビがブログ発信を継続できている工夫 4. 今後の展望 5. まとめ 24 @2025 WealthNavi Inc.
ウェルスナビがブログ発信を継続できている⼯夫 ウェルスナビが⾦融機関であることは事実です。 なので、⾦融機関として守らなければならないことや制限されることがあるのも事実。 たとえば、 ● 社外に発信する情報はすべてコンプライアンスチームによる広告審査が必要 ● 「ウェルスナビめっちゃいいですよ。ぜひ使ってみてください」などと気軽に⾔え ない(→ ⾦融商品の販売、斡旋には証券外務員の資格が必要) 「やっぱり厳しいんだ」とか思ったりしました?? 「制限」を取り払うことはできませんが、「⼯夫」はできます。 「⼯夫」を重ねることで積極的な情報発信を実現しています。 25 @2025 WealthNavi Inc.
ウェルスナビがブログ発信を継続できている⼯夫 ① ブログ発信を続けるハードルを下げる⼯夫 「⽬標はゆるく、持続可能なものにする」 ● ● ⽬標を⾼く設定してしまうと、記事を出すことがゴールになってしまう ブログ発信の本質を改めて考えてみる ウェルスナビでは? ● 毎⽉1本は新しい記事を公開する ○ みんな、なんだかんだネタを持っているが本⼈は気づかない ○ エンジニアと会話することで執筆ネタが⾒つかることもよくある ● 定期的に企画(お祭り的なイベント)をやってみる ○ 最初に取り組んだのは「アドベントカレンダー」(2023年12⽉) ○ 意外(!?)と執筆者が集まった。中には「初めて記事を書く」という⼈もいた ○ 社内でも反響⼤きかった ○ 今年は四半期に1回をめどに企画を実施(11⽉と12⽉に実施予定。要CHECK!) 26 @2025 WealthNavi Inc.
ウェルスナビがブログ発信を継続できている⼯夫 ② モチベーションを⾼める⼯夫 「情報発信への取り組みにエールを」 ● 運営が積極的に盛り上げていく(執筆活動をモチベートする)ことも重要 ウェルスナビでは? ● ① 記事が公開されたらSlackで社内宣伝 27 @2025 WealthNavi Inc.
ウェルスナビがブログ発信を継続できている⼯夫 ● ② 表⽰回数がバズったり、SNSで拡散されている情報を⾒つけたらSlackでシェア 28 @2025 WealthNavi Inc.
ウェルスナビがブログ発信を継続できている⼯夫 ③ 品質を維持する⼯夫 「レビュアーと執筆者の間で共通認識を持つ」 ● ブログ公開に関わる⼈(執筆者、レビュアー)が増えるのは嬉しいこと ● ⼀⽅で、記事の仕上がり、レビュー内容にバラつきが出ることもある ウェルスナビでは? ● 「情報発信の品質向上を⽬指すためのガイドライン」を整備して展開 29 @2025 WealthNavi Inc.
ウェルスナビがブログ発信を継続できている⼯夫 ④ レビューをスムーズに進める⼯夫 「煩雑なレビューを効率化」 ● 会社からの発信内容に誰が責任を持つか? ○ 個⼈的発信と異なり、各所のレビューを通す必要がある ウェルスナビ特有の事情 ● 記事公開までに3つのレビューステップを通す必要がある ○ 有識者(主にチーム責任者)レビュー ○ CTOレビュー ○ コンプライアンスチームレビュー ○ (※弊EEチームも記事を読み、気になるところをFBしている) 30 @2025 WealthNavi Inc.
ウェルスナビがブログ発信を継続できている⼯夫 ④ レビューをスムーズに進める⼯夫 【レビューを進めるうえで実際に発⽣した課題(Zenn移⾏前)】 ● 指摘内容、修正内容の反映がわかりにくい ● 誤字‧脱字、誤植など軽微なミスが発⾒されにくい ● 誰までレビューが完了している(誰のレビューで⽌まっている)かプロセスを追い にくくなる ウェルスナビでは? ● Publication Proではレビュー画⾯上で執筆者とレビュアーがやりとり ○ レビュアーはコメントを残したり、執筆者はコメントの修正を報告したり ● Publication ProとGitHubの連携機能を⽤いて誤字‧脱字等の軽微なミスを⾃動 チェック ● Slackチャネル内にブログレビュー⽤のワークフローを整備 ● Publication Proではレビュー完了マークをつけられるのでレビュー状況が⼀⽬瞭然 31 @2025 WealthNavi Inc.
1. 本セッションについて(スコープと課題の提示) 2. リアーキテクティング 3. データ移行 4. 今後の展望 5. まとめ 32 @2025 WealthNavi Inc.
今後の展望 ブログ発信活動の更なる成⻑に向けて改善したい課題はまだある。 例えば、 レビュアーと執筆者間のコミュニケーションを効率化したい 【具体例】 ● レビュアーがコメントを残しても執筆者が気づかないことが多い ● コメントに対する修正をしてもレビュアーが気づかないことも多い 33 @2025 WealthNavi Inc.
今後の展望 【社内で検討している改善策】 ● 執筆からレビュー完了、承認までのコミュニケーションフローの⾒直し 【Zennの運営チームに依頼していること】 ● Slack通知連携機能を実装してほしい! ○ 現在はメールでの通知機能が実装されている ■ もちろん、これはこれで嬉しい ■ (弊社の)エンジニアはメールを⾒落としがちなので、Slackで通知が⾶ ぶようになると記事公開までのフローが効率化されるはず 34 @2025 WealthNavi Inc.
1. 本セッションについて(スコープと課題の提示) 2. リアーキテクティング 3. データ移行 4. 今後の展望 5. まとめ 35 @2025 WealthNavi Inc.
まとめ ● 情報発信に厳しい⾦融機関でも、⼯夫を重ねることで積極的な発信 ができる ● 「なぜブログ発信に取り組むのか?」理由を改めて整理してみる ● ブログ発信の⽬標は持続可能なものに設定する ○ まずは定期的な記事公開を⽬指して実現できれば素晴らしい! ● Publication Proの機能活⽤と社内独⾃の⼯夫でブログ運営を効率 的に進めることができる 36 @2025 WealthNavi Inc.
Appendix 1 定期的にWealthNaviの開発(技術‧組織)に関する情報を発信しています。 https://zenn.dev/p/wn_engineering 開発者ブログ ● 技術広報に関する お問い合わせ先 ● ウェルスナビ 技術広報チーム([email protected]) 採⽤情報詳細 ● 下記URL(QRコード)よりご確認ください。 https://recruit.wealthnavi.com/ ブックマーク追加や記事への「いいね」していただけると嬉しいです 37 @2025 WealthNavi Inc.
【重要な注意事項】 ● 本資料は、断定的判断を提供するものではなく、情報を提供することのみを⽬的としており、いか なる種類の商品も勧誘するものではありません。最終的な決定は、お客様⾃⾝で判断するものと し、当社はこれに⼀切関与せず、また、⼀切の責任を負いません。 ● 本資料には将来の出来事に関する予想が含まれている場合がありますが、それらは予想であり、ま た、本資料の内容の正確性、信頼性、完全性、適時性等を⼀切保証するものではありません。本資 料に基づいて被ったいかなる損害についても、当社は⼀切の責任を負いません。また、当社は、新 しい情報や将来の出来事その他の情報について、更新⼜は訂正する義務を負いません。 ● 本資料を利⽤することによりお客様に⽣じた直接的損害、間接的損害、派⽣的損害その他いかなる 損害についても、当社は⼀切の責任を負いません。 商号等:ウェルスナビ株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商) 第2884号 加入協会:日本証券業協会 一般社団法人日本投資顧問業協会 38 @2025 WealthNavi Inc.
ご清聴ありがとうございました 39 @2025 WealthNavi Inc.