長野市議会会派「新友会」による政務活動費不適切支出に係る未費消額の返還及び議会運営の公正確保に関する請願案

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November 15, 25

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【請願趣旨】
長野市議会最大会派である「新友会」が、有権者を対象とした「政策モニター研修会」において、政務活動費(公費)を原資とし、実費精算を行わず参加者に対して一律3,000円の「交通費」を現金で支給していた行為は、公職選挙法上の寄附行為に当たる可能性があるとして報道されました。また議員の品位を傷つけ市民の信頼を損なう行為として、長野市議会議員の政治倫理に関する条例違反の疑いで政治倫理審査会の審査対象となりました。
長野市議会政治倫理審査会は、この「交通費」の一律支給について、「市民の理解が得られにくい」行為であり、「政治倫理に抵触する」と結論付け、このたび議長に対しその旨報告されました。長年にわたり公費の不適切な運用が特定会派において組織的に継続されてきたものであり、各被審査議員が共同して責任を負うべき重大な事案といえます。
各被審査議員は、審査結果を受け、意見書において「政務活動費の運用指針の見直しが必須」であると主張しています。しかし、そもそも議員は、市民全体の代表者として公金の支出の適正性を監視し、そのチェックを職責とする立場にあります。それにもかかわらず、議員自らの不適切な公金支出については指針の不備にその原因があるが如く責任転嫁する釈明自体が、議会の信用失墜をいよいよ深刻にしていることに気が付くべきです。審査会は、「交通費」の一律支給については明確に「政治倫理に抵触する」と認定しており、不適切支出について適正に清算することは各被審査議員の責任といえます。給付された「交通費」のうち、本来の目的に費消されなかった金額を特定し、市に返還することは、失墜した議会の信頼を回復する上で不可欠です。

なお、現長野市議会議長及び副議長以下被審査議員17名は本請願に直接の利害関係があることから、地方自治法第117条の規定により、本請願に係る議事に参与することができないものと思料されますので、申し添えます。
被審査議員17人の氏名は、次のとおりです。

寺沢さゆり議員 宮崎治夫議員 小泉栄正議員
西沢利一議員 松田光平 議員 若林 祥議員
市川和彦議員 北沢哲也議員 手塚秀樹議員
金沢 敦志議員 和田一成議員 桜井 篤議員
青木敏明議員 加藤英夫議員 箱山正一議員
西脇かおる議員 本木 晋議員

________________________________________
【請願項目】
1. 不適切支出額の算定と返還(被審査議員の責任)
新友会所属の被審査議員17名(令和6年8月8日付け審査請求書に記載の氏名)は、審査会において「政治倫理に抵触する」と判断された「政策モニター研修会」参加者への交通費一律3,000円の支給に関し、以下の措置を責任をもって講じること。
• 審査対象とされた期間において、各研修会参加者に支給された交通費の実費との差額(未費消額)を、調査により算定または合理的な方法により推定し、遅滞なく長野市に返還させること。
• 算定または推定される実費との差額については、速やかに公表し、透明性を確保すること。
2. 返還金の適正な処理(長野市の責務)
長野市(市長)は、上記請願項目1に基づき実費との差額の返金の申し出があった場合、速やかに過年度戻入等の方法により適正に処理すること。

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◆徹夜必至につき閲覧注意の「〇見え通信」https://linktr.ee/koizumikazuma◆長野市議4期◆自称スーパー無所属◆情報公開徹底◆市民第一主義◆主著「長野県庁の『不都合な真実』」は平安堂ランク最高2位◆元長野県庁職員◆大北森林組合事件で住民監査請求成功◆一軒の苦情で!? 青木島遊園地廃止に大反対◆URLまとめhttps://bit.ly/m/kazuma◆以前使っていた資料公開サイトhttps://www.slideshare.net/kazumakoizumi1/documents

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1.

(案) 長野市議会会派「新友会」による政務活動費不適切支出に係る未費 消額の返還及び議会運営の公正確保に関する請願 長野市議会議長 若林 祥 殿 請願者 所在地 長野市西和田二丁目 19 番 33 号 (団体名称) 代表者 小泉 一真 紹介議員 【請願趣旨】 長野市議会最大会派である「新友会」が、有権者を対象とした「政策モニター 研修会」において、政務活動費(公費)を原資とし、実費精算を行わず参加者 に対して一律 3,000 円の「交通費」を現金で支給していた行為は、公職選挙法 上の寄附行為に当たる可能性があるとして報道されました。また議員の品位を 傷つけ市民の信頼を損なう行為として、長野市議会議員の政治倫理に関する条 例違反の疑いで政治倫理審査会の審査対象となりました。 長野市議会政治倫理審査会は、この「交通費」の一律支給について、「市民の 理解が得られにくい」行為であり、「政治倫理に抵触する」と結論付け、この たび議長に対しその旨報告されました。長年にわたり公費の不適切な運用が特 定会派において組織的に継続されてきたものであり、各被審査議員が共同して 責任を負うべき重大な事案といえます。 各被審査議員は、審査結果を受け、意見書において「政務活動費の運用指針の 見直しが必須」であると主張しています。しかし、そもそも議員は、市民全体 の代表者として公金の支出の適正性を監視し、そのチェックを職責とする立場 にあります。それにもかかわらず、議員自らの不適切な公金支出については指 針の不備にその原因があるが如く責任転嫁する釈明自体が、議会の信用失墜を いよいよ深刻にしていることに気が付くべきです。審査会は、「交通費」の一律 支給については明確に「政治倫理に抵触する」と認定しており、不適切支出に ついて適正に清算することは各被審査議員の責任といえます。給付された「交 通費」のうち、本来の目的に費消されなかった金額を特定し、市に返還するこ とは、失墜した議会の信頼を回復する上で不可欠です。

2.

なお、現長野市議会議長及び副議長以下被審査議員 17 名は本請願に直接の利 害関係があることから、地方自治法第 117 条の規定により、本請願に係る議事 に参与することができないものと思料されますので、申し添えます。 被審査議員 17 人の氏名は、次のとおりです。 寺沢さゆり議員 宮崎治夫議員 小泉栄正議員 西沢利一議員 松田光平 議員 若林 祥議員 市川和彦議員 北沢哲也議員 手塚秀樹議員 金沢 敦志議員 和田一成議員 桜井 篤議員 青木敏明議員 加藤英夫議員 箱山正一議員 西脇かおる議員 本木 晋議員 【請願項目】 1. 不適切支出額の算定と返還(被審査議員の責任) 新友会所属の被審査議員 17 名(令和 6 年 8 月 8 日付け審査請求書に記載の氏 名)は、審査会において「政治倫理に抵触する」と判断された「政策モニター 研修会」参加者への交通費一律 3,000 円の支給に関し、以下の措置を責任をも って講じること。 • 審査対象とされた期間において、各研修会参加者に支給された交通費の 実費との差額(未費消額)を、調査により算定または合理的な方法によ り推定し、遅滞なく長野市に返還させること。 • 算定または推定される実費との差額については、速やかに公表し、透明 性を確保すること。 2. 返還金の適正な処理(長野市の責務) 長野市(市長)は、上記請願項目 1 に基づき実費との差額の返金の申し出があ った場合、速やかに過年度戻入等の方法により適正に処理すること。