どうして先進地!? こども権利条例についての長野市視察報告

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July 05, 24

スライド概要

2024.07.05. 長野市こども未来部が、条例制定についての議会あて勉強会で示した資料。「先進地」と言うが、どのような点が先進的なのかについての具体的記述は全くなく、書いてあるのは手続き的な経過ばかり。内容よりも、どうすれば条例制定の実績が作れるかに関心があり、でもそうは書けないから「先進地」と言っている(?)。こども真ん中とは掛け声ばかりで、やる気か能力か、どちらかが欠如している印象を受ける。小泉はこどもの権利の保障を実体的に施行するため、こどもオンブズマンの条例化を求めたのだが、全く関心がない様子。

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◆徹夜必至につき閲覧注意の「〇見え通信」https://linktr.ee/koizumikazuma◆長野市議4期◆自称スーパー無所属◆情報公開徹底◆市民第一主義◆主著「長野県庁の『不都合な真実』」は平安堂ランク最高2位◆元長野県庁職員◆大北森林組合事件で住民監査請求成功◆一軒の苦情で!? 青木島遊園地廃止に大反対◆URLまとめhttps://bit.ly/m/kazuma◆以前使っていた資料公開サイトhttps://www.slideshare.net/kazumakoizumi1/documents

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各ページのテキスト
1.

こども未来部10【勉強会】R060705 先進地の状況について 1 令和6年5月14日(火)、6月26日(水) 先進地へ視察実施 視察先 東京都葛飾区 子育て支援部 子育て政策課 子ども・子育て計画係 埼玉県川口市 子ども部 子ども総務課 政策係

2.

東京都葛飾区 2 令和6年4月1日現在 人口 18歳未満人口 467,922人 61,471人 世帯数 250,111世帯

3.

葛飾区子どもの権利条例 施行日:令和5年10月1日 【経過】  令和4年度から区と地域社会が一体となって子どもの権 利を守る仕組みづくりの検討を始め、子どもの権利に関 するアンケートやヒアリング調査など、当事者である子 ども、保護者、子どもと関わる支援者の意見を聴取  意見聴取の結果、子どもの権利に関して明文化が必要と 判断し、条例制定を行っている。 【制定までのスケジュール】  令和4年度から子どもの権利を守る仕組みづくりの検討 を開始し、子どもを中心として意見聴取を実施  素案作成後は令和5年6月にパブリックコメントを実施 し、令和5年10月に条例施行 3

4.

【制定過程における課題】 4  意見聴取に当たり、多くの子どもから、「子どもの権 利って何?」との質問があったことから、子どもに分か りやすく説明すること 【条例の周知】  条例制定後、子ども向けのリーフレットを作成するなど、 広報活動を行っている。  リーフレットは小学校1~5年、小学校6年以上、大人 向けの3種類を作成している。 【条例制定後】  子ども・若者の意見を聴き、その意見を施策に反映する ための考え方をまとめた「葛飾区子ども・若者の社会参 画に関する指針」を策定し、全庁を挙げて子ども・若者 の社会参画を進めている。

5.

5 【子ども等の意見聴取】  素案作成の前後、条例案作成前それぞれに意見聴取を 行っている。 実施内容 対象 ワークショップ 高校生 18歳までの子どもや保護者(素案検討時) アンケート 小学6年~中学3年 区民モニター 0~18歳の子がいる保護者 ヒアリング 小学1年~5年(素案検討前、検討時) 関係団体・支援者等(素案検討前、検討時) 区役所職員、教育関係者(条例案検討時) 意見募集 18歳までの子ども(素案検討及び条例案検討時)

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葛飾区子どもの権利条例構成 項目 6 主な内容 前文 第1章 総則 目的、言葉の意味、基本理念 第2章 子どもの大切 な権利 安心して生きる権利 のびのびと育つ権利 守られる権利 参加する権利 等 第3章 子どもの権利 を保障するための役割 及び責務 区の役割 保護者の役割 等 第4章 子どもが安心 して暮らすことができ るまちづくりの推進 子どもに関する施策の推進 子どもの育ちの支援 虐待、体罰、いじめ等の権利侵害の防止 貧困の防止 子どもの意見の表明及び参加する機会の確保 等 第5章 相談及び救済 子どもの権利を守るための取組 第6章 雑則 委任 児童の権利に関する条約を基礎としているが、第2章の権利については、はっきり と説明できるような文言としている。

7.

埼玉県川口市 7 令和6年4月1日現在 人口 18歳未満人口 607,279人 85,517人 世帯数 304,393世帯

8.

川口市子どもの健やかな成長のための支援に関する条例 施行日:令和6年4月1日 【経過】  川口市では、「川口市児童、高齢者及び障害者に対する虐待防 止等に関する条例」(平成25年10月1日施行)、「川口市い じめを防止するためのまちづくり推進条例」(平成29年4月 1日施行)が制定されている。  令和3年度から子どもの権利条例の制定への機運が高まり、誰 一人取り残さず、すべての子どもが健やかに成長することがで きるまちの実現を目指し、(仮称)川口市子ども条例の制定を 検討を始めた。 【制定までのスケジュール】  令和4年度から本格的に条例の策定手続きを開始し、児童福祉 専門分科会や子ども条例検討部会において検討を行っている。  素案作成後は令和4年11月にパブリックコメントを実施し、令 和6年4月1日に条例施行 8

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9 【制定過程における課題等】  条例の制定検討時に、こども基本法が制定され、法律との整 合を図ることが課題となった。  条例は、子育て支援や、子どもの未来応援を主眼としたもの となっている。 【条例の周知】  条例は令和5年9月市議会定例会において可決され、施行ま での間に、条例の逐条解説、広報、ホームページの更新、 リーフレットの作成など、広く市民への広報活動を行ってい る。 【条例制定後】  庁内において、子どもの意見聴取の手法等については検討中 である。  まずは、子ども部において、子どもの意見聴取について取り 組むこととしている。

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【子ども等の意見聴取】  条例の構成、条例案文の検討と同時に子ども等から意見 を聴取している。 時期 実施内容 アンケート 対象 小学5年、中学2年 川口市立高校2年 川口市要保護児童対策地域協議会 条例制定の経緯、条例案についてヒ アリング 令和4年度 ヒアリング 川口市社会福祉事業団(児童セン ター指定管理者) 子どもの様子や、子どもが健やかに 育つ環境づくりについてヒアリング 10

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川口市子どもの健やかな成長のための支援に関する条例構成 (詳細は別紙のとおり) 項目 第1章 総則 11 主な内容 目的 定義 基本理念 市の責務 等 第2章 子ども・子育て支援 子ども・子育て支援の基本事項 第3章 施策の推進等 子ども・子育て支援に関する施策の推進 相談支援体制の整備等 子ども等の意見の反映 啓発活動 財政上の措置等 第4章 雑則 委任  子ども・子育て支援の推進に主眼を置いている。  妊娠、出産及び子育てのそれぞれの段階に応じて切れ目なく支援を行う 旨が記載されている。

12.

長野市における意見の聴き取りについて 12  子ども、保護者、関係者、関係機関等から意見聴取を実施する。 実施内容 対象 アンケート調査 (令和6年8月~9月頃) ①小学1年~17歳(3,000人) ②児童館、図書館等への設置型アンケート ワークショップ (令和6年8月~11月頃) 市立長野中学・高校 通信制の学校 等 子ども、関係者等への聞き取り 子ども(プラザ等)、保護者、関係者、関 (令和6年7月~8月頃) 係機関等へ聞き取り調査