Catoクラウド導入事例 NOK株式会社様

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October 08, 24

スライド概要

専用線WANをCatoクラウドで再構築を実施された事例となります。
2021年10月にご契約をいただき、3年間をかけて、日本国内110拠点超、海外11ヵ国30拠点超を順次移行を実施され、「フルCatoクラウド化」の目途がついたことから、今回導入事例制作にご協力いただきました。
中国、香港、韓国、台湾、タイ、ベトナム、シンガポール、インドネシア、アメリカ、メキシコ、ドイツの11ヵ国にSocketを展開されています。
是非、ご覧ください。
https://www.scsk.jp/case/case-details/202410nok/index.html

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※ ドクセルのテスト中です ※ 最近は、ゼロトラスト、特に SASE(SSE)、Catoクラウドのエバンジェリスト活動が多くなっていますが、クラウドセキュリティ(CNAPP、CSPM、xSPM)にも力をいれています。 趣味はランニングです。

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各ページのテキスト
1.

お客様事例 働 き 方 改 革・生 産 性 向 上 専用線で構築していたWANをSASEとして再構築 国内110拠点超、海外11カ国30拠点超でCatoクラウドを導入 NOK株式会社 様 お客様プロフィール SCSKのCatoクラウドに関する技術的な知見や 海外対応、導入実績などを高く評価 事例のポイント ■ お客様(NOK様)の課題 専用線で構築したWANのコストが高額なため、帯域増強が難しかった クラウドの利用が増えたことで、従来の境界防御型/データセンター集約型 構成の限界が予見されていた NOK株式会社 所 在 地 東京都港区芝大門 1-12-15 U R L https://www.nok.co.jp/ ■ 課題解決の成果 コストを抑えつつクラウド時代に対応したWANをSASEで構築できた グループ会社に対する通信制御やセキュリティの管理一元化を実現した SCSKの支援により、海外拠点への展開も容易になった(Socketの配送など) ■ 導入ソリューション Cato Networks社 Catoクラウド 日 本 初 の オイ ルシー ルメーカーとして 1941 年に創立。オイルシールをはじめとするシール 製 品 の 製 造に加え、積 極 的に事 業 の 多 角 化を 進め、現在は NOK、メクテック、NOK クリュー バ ー、ユ ニ マテック、シンジ ー テックの 5 社 を 中核に 93 社で構成される NOK グループへと 発 展。世 界 15 カ国に事 業 拠 点を構 え、モビリ ティ、電 子 機 器、OA 機 器、医 療・ヘ ル ス ケ ア 機 器、産 業 用ロボット、人 工 衛 星 などさまざま な産業領域向けの製品を提供している。 「SCSKはNOKグループが抱えていたWANの課題に対して真摯に向き合い、 インターネット回線やローカルブレイクアウトに関する不安を取り除いてくれ ました」 NOK IT本部 IT基盤部 主幹 本沢 翼 氏 背景・課題 全世界で事業を展開するNOKグループ WANの専用線のコストが課題に 内を結ぶWANのリプレースに取り組み始めた。 「従 来 の 国 際WANは、国 内 大 手 キャリア の 専 NOK株式会社 IT本部 IT基盤部 主幹 本沢 翼 氏 用 線サ ービスを利 用して構 築したものでした。通 信品質には満足していたものの、国際専用線にか かるコストがどうしても 高 額になり、通 信 帯 域 の 15の 国と地 域 で 事 業 展 開 するNOKグ ル ー プ は、 「Essential Core Manufacturing ― 社 増 強 が 難しい 状 況 でした」 ( NOK IT本 部 IT基 盤 部 主幹 本沢翼氏) 会に不可欠な中心領域を担うモノづくり」を掲げ、 こ の 課 題 を 解 決 す る た め にNOKで は、イ ン 多 種 多 様な産 業 領 域 向け製 品を提 供する総 合 部 ター ネット回 線を利 用したSD-WANの 導 入を検 品 メ ー カ ー だ。2023年5月 に は「Global One 討することにした。 NOK」の実現に向けたパーパス・バリューを発表。 「SD-WANへのリプレースを検討するにあたり、 2024年4月にはグロー バ ルブランディング の 強 同じく大手キャリアの専用線サ ービスで構築して 化を目的に新コーポレートアイデンティティ (CI) い た 国 内WANもSD-WANに置き換えられな い を策定するなど、創業90周年にあたる2031年度 かと調 査をしました が、大 手 キャリアが 提 供 する までにグローバル売上高1兆円を目指す変革を推 SD-WANサービスでは専用線サービスの品質に 進している。 そ ん なNOKグ ル ー プ の 事 業を支えるITインフ NOK株式会社 IT本部 IT基盤部 主事 和田 透 氏 劣り、機 能 面 でもSASEには 遠く及 ば な い 構 成に しかならないことが分かりました」 ( 本沢氏) ラの構築・運用を統括するのが、NOK IT基盤部だ。 しかしな がらNOKグ ル ー プ で はクラウド利 用 同部では2021年、NOKグループの海外拠点と国 が 急 速に増えたことも あり、従 来 型 のWANと境 NOK株式会社 IT本部 IT基盤部 情報技術一課 主事 水野 貴信 氏

2.

お客様事例 NOK株式会社 様 働 き 方 改 革・生 産 性 向 上 界防御型セキュリティでは限界が見えていた。 センターを接続するクラウド型SD-WANのプロ を提 案してもらえるなど、Catoクラウドだけで 「デ ータセンター 経 由 のクラウド接 続では帯 トタイプとしてCatoクラウドを導入しました。心 な くア ク セ ス 用 イ ン タ ー ネット 線、中 国 で の 域 が 不 足 するため、ローカルブレイクアウト専 配していたインターネット回線に起因する接続 Catoクラウド以 外 の ローカル ブレイクアウト、 用 機 器を局 所 的に導 入して試してみました。し 切断もなく、クラウド型SD-WANのメリットを実 S-NICS SIMの提供、ソケットの海外への配送な かし、機 器 を コ ントロ ー ル す る た め の 設 定 や 感することができました」 ( NOK IT本部 IT基盤 どワンストップで支援してくれるところに、SCSK チューニングに手 間 がかかり、通 信 負 荷 が 高く 部 主事 和田透氏) との契約のメリットを感じています」 ( 本沢氏) なると機 器 の プ ロセス が 停 止して 通 信 障 害 が 韓 国 拠 点でのプロトタイプを経て、数 多くの 発 生 するといったトラブ ル に 見 舞 わ れました。 海外拠点、日本全国に及ぶ導入にあたっては、よ 全拠点に展開するにはコストがかかり過ぎるこ りCatoクラウドを熟知しているベンダーを求め 「Catoクラウドではインターネット向け通信が とも あり、ロ ーカル ブレイクアウト専 用 機 器 の て複数社から提案を受けることにした。その結果 データセンターを経由せず、各拠点から直接出 導 入 は 断 念しました」 ( NOK IT本 部 IT基 盤 部 選ばれたのがSCSKだった。 ていくのでデータセンターの帯域増強は最小限 情報技術一課 主事 水野貴信氏) 「SCSKはCatoクラウドに 関 する技 術 的 な 知 で済んでいます。またグループ会社に対する通 Catoクラウドの本格的な運用により、NOKグ ループはさまざまな効果を得ているという。 そこでNOKは、ローカルブレイクアウトを無 見や導入実績が豊富なベンダーだと感じました。 信 制 御やセキュリティをCatoクラウドのWAN 理なく実 現できることも含めて、専 用 線で構 築 海 外 拠 点 に 設 置 す る『Cato Socket』の 送 付、 ファイアウォールに一元化できたほか、リモート さ れ たWANを 置 き 換 え る こ と の で き る Socket故 障 時における交 換 手 配などにも対 応 アクセスをCato Mobileに統一できたので、各 SD-WANの構成を探ることにした。 してもらえるのもメリットです」 ( 水野氏) また、 「 同社が提供するFAQサイトも情報が充 実しており、役に立ちます」 ( 水野氏) 解決策と効果 2021年10月 にSCSKに 契 約 を 切 り 替 え た ネットワークとセキュリティの管理を一元 化 NOKグループは、そこからCatoクラウドの導入 ローカルブレイクアウトも実現し帯域を節約 を加 速させる。2022年2月からメクトロンの 海 最適なSD-WAN構成を求めて製品選定に着 2022年11月から2023年にかけてNOKグルー 外15拠 点に導 入 開 始し、専 用 線をリプレー ス。 手したNOKでは、ネットワークとセキュリティを プの国内101拠点でCatoクラウドを導入すると クラウドサ ービスとして統 合したSASEソリュー ともに、バックアップ回線として、SCSKのモバイ ションに注目。SASEソリューションを標榜する複 ル閉域網である「S-NICS SIM」も導入している。 社ごとに脆弱性対策をする必要がなくなりまし た。特に、Catoクラウドのログ(Events)機能で すべての証跡が確保できたことが最も大きな導 入効果と考えており、すべての通信が可視化で きたことも大きな効果です」 ( 本沢氏) 今後の展望 「フルCatoクラウド化」を目指しながら 専用線を組み合わせた柔軟な構成も検 討 数 のソリューションを候 補に挙 げて入 念に比 較 「NOKグループでは2022年10月からメール NOKグ ル ー プ は 現 在、全 世 界 す べ て の 拠 点 検討した結果、NOKが最適なソリューションとし システムをMicrosoft 365に切り替えましたが、 の通信をCatoクラウド経由にして、通信が可視 て選定したのが「Catoクラウド」だった。 従来の境界防御型ではWebプロキシに通信が 化された状態にする「フルCatoクラウド化」を目 「グループ会社の日本メクトロン(現・メクテッ 集中するためクラウド利用には限界がありました。 指している。ただし、Catoクラウドへの一本化で ク)の 韓国拠点で契約していた専用線サ ービス そのため全拠点のCatoクラウド移行を決定。こ 終わりではなく、通信品質やセキュリティ、コスト のプラン変 更 が 必 要になったため、これを機に の際にインターネット回線を持っていないNOK などの観点から他のサービスも視野に入れ、柔 安価で高速なインターネットVPNへの切り替え の 拠 点では、SCSKに回 線 敷 設を依 頼しました。 軟 に進 め て い きた いとの 考 えだ。今 回 のCato を計画していました。その導入候補として挙がっ また、Catoクラウドが高額な中国拠点では他社 クラウド導 入でWAN全 体 構 成をシンプ ルにで たのがCatoクラウドで、韓国拠点と国内データ 製UTMを活用したローカルブレイクアウト構成 きた上に、Catoクラウドの 機 能によってできな かったことができるようになったなど、プラスの 変 化 点 が 多 い。さらなる改 善を検 討していると いう。 「Catoクラウドへの移行期間中に契約更改が 発生しないようにSCSKと長期契約を結びました。 2025年には 契 約 更 改を迎えますが、専 用 線レ ドイツ 中国 韓国 香港 台湾 タイ ベトナム シンガポール アメリカ 日本 ベルの安定性が求められる通信の扱いについて どうするかなど、次の契約をどのような形にする か検討中です」 ( 本沢氏) メキシコ とはいえ、Catoクラウド導入チームのCatoク ラウドに対する評価は高く、SCSKに対しても高 い信頼を寄せていただいている。SCSKは今後も、 インドネシア Catoクラウドの品質向上やコスト最適化に向け、 Cato Networks社へ強く働きかけていきたい 国内110拠点超、海外11カ国30拠点超でCatoクラウドを導入 と考えている。 ● ソリューションの詳細情報や問い合わせ先はこちら ▲ PickUpソリューション 働き方改革・生産性向上 https://www.scsk.jp/pickup/workstyle/ Catoクラウド https://www.scsk.jp/product/common/cato/index.html 本件に関するお問い合わせ先 Mail:[email protected] ▲ ▲ 本リーフレット記載の会社名、製品名は各社の商標、または登録商標です。なお、本文中や図版にはⓇマーク、TMマークを表記しておりません。 記載されているロゴ、文章、図版その他を無断で転載、複製、再利用することを禁止します。 ● 本リーフレット記載されている情報は制作時点の内容であり、予告なしに変更することがございます。予めご了承ください。 ● ● (2024 年 10月 初版)