変革は一人では続かない ― Fearless Changeと対話が生んだ判断の共有

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February 03, 26

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2026.2.3 Women in Agile(Agile Leadreship summit)の登壇資料です

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変革は一人では続かない ― Fearless Changeと対話が生んだ判断の共有 2026年2月3日 Women in Agile (Agile Leadership Summit)

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FEARLESS CHANGEの本を知っていますか? エバンジェリスト(1) [Evangelist],小さな成功(2) [Small Successes],ステップバイステップ(3) [Step by Step],予備調査(4) [Test the Waters],ふりかえりの時間(5) [Time for Reflection],協力を求める(6) [Ask for Help],ブラウンバッグ・ミーティング(7) [Brown Bag],コネクター(8) [Connector],何か食べながら(9) [Do Food],電子フォーラム(10) [e-Forum],アーリーアダプター(11) [Early Adopter],外部のお墨付き(12) [External Validation],グループのアイデンティティ(13) [Group Identity],達人を味方に(14) [Guru on Your Side],空間を演出する(15) [In Your Space],イノベーター(16) [Innovator],やってみる(17) [Just Do It],感謝を伝える(18) [Just Say Thanks],次のアクション(19) [Next Steps],個人的な接触(20) [Personal Touch],便乗(21) [Piggyback],種をまく(22) [Plant the Seeds],適切な時期(23) [The Right Time],定期的 な連絡(24) [Stay in Touch],勉強会(25) [Study Group],テイラーメイド(26) [Tailor Made],著名人を招く (27) [Big Jolt],経営層の支持者(28) [Corporate Angel],正式な推進担当者(29) [Dedicated Champion], アーリーマジョリティ(30) [Early Majority],達人のレビュー(31) [Guru Review],体験談の共有(32) [Hometown Story],みんなを巻き込む(33) [Involve Everyone],ちょうど十分(34) [Just Enough],身近な 支援者(35) [Local Sponsor],場所重要(36) [Location, Location, Location],メンター(37) [Mentor],謁見 (38) [Royal Audience],相談できる同志(39) [Shoulder to Cry On],成功の匂い(40) [Smell of Success], 勢いの持続(41) [Sustained Momentum],トークン(42) [Token],橋渡し役(43) [Bridge-Builder],懐疑派代 表(44) [Champion Skeptic],根回し(45) [Corridor Politics],怖れは無用(46) [Fear Less],お試し期間(47) [Trial Run],将軍の耳元でささやく(48) [Whisper in the GeneralʼsEar],ポジティブを強調する[Accentuate the Positive],具体的なアクションプラン[Concrete Action Plan],もっと楽な道[Easier Path],エレベーター ピッチ[Elevator Pitch],感情的なつながり[Emotional Connection],進化するビジョン[Evolving Vision ],未 来へのコミットメント[Future Commitment ],頼りになる人[Go-To Person ],想像してみて[Imagine That ], 自分を知る[Know Yourself ],低い枝の果実[Low-Hanging Fruit ],神話を打ち破る[Myth Buster],逃げるが勝 ち[Pick Your Battles],タウンホールミーティング[Town Hall Meeting ],目覚めの呼びかけ[Wake-up Call2]

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FEARLESS CHANGEが本屋さんで見つからない・・・ FEARLESS CHANGE アジャイルに効くアイデアを組織に広 めるための48のパターン 3

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FEARLESS CHANGE読んだけど、面白さがそこまでわからない 当たり前の内容と思えて、 どこが良いかイマイチわからない 4

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いつの間にか、人生で一番影響大きい本になった ・1年以上読書会で同じ本を読んだ ・初めて英語で読んだ本 (More Fearless Change) ・2カ月以上毎日パターンを 読み込み解説した ・仕事の中で一番読み返した本 5

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本日のラーニングアウトカム Fearless Changeを誰かと 読んでみたくなる ‐どんな場面でどう使えるかイメージできる -考え続けるヒントになる ‐同じ悩みを持っている人と対話をはじめるきっかけ 6

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目次 0.自己紹介 1.導入|挑戦の共有 2. Fearless Change との出会い 3. 実体験 4. まとめ 7

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0.自己紹介 8

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0.自己紹介 小泉 岳人 X(Twitter):@koitake_ ※note ,Voicyなどで日々発信中 ニッセイ情報テクノロジー(株) プロダクトサービス事業推進室 主席スペシャリスト (入社22年目) 趣味:コントラバス 9

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0.自己紹介 2022年にSI会社の中でプロダクト開発、アジャイル推進を行うラボ組織を設立。 当該組織を中心にAgile開発の伴走を実施 2022 2023 2024 2025 ラボ設立 プロダクト作成 保険会社の Agile支援 自社のAgile 支援 勉強会 社内外発信 10

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0.採用募集中!!! ニッセイ情報テクノロジー Nissay Information Technology ◼日本生命のIT子会社として 「保険・共済・年金・ヘルスケア」といった 社会保障領域のマーケットに対して、 ITサービスやコンサルティングなどを提供 ニッキンオンラインより https://www.nikkinonline.com/article /304320 11

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1.導入 12

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1.会社内でAgileを推し進めていこうと思った際の困難 組織のルール・文化 ⇒ 変化への不安 ・前例(やったこと)がない ・失敗が怖い 正解からの逆算 チャレンジを勧奨しているものの 何となくチャレンジしづらい雰囲気がある 13

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1.Agile推進での私の勘違い 1.トップがコミットすれば現場は変わる ⇒上が動いていないから、今は動けない 2.正しく説明すれば、人は動く ⇒説明はしたので、もうやれる事はない 出来ることはやった。後は自 分ではどうしよもない 3.進める際は許可を取って進める必要がある なぜ自分だけ、やらないとい けないんだ ⇒許可がないから、今は進められない 14

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2.Fearless Change との出会い 15

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2.Fearless Changeは組織変革のパターン集 パタン・ランゲージ:「いきいきとした質」を生み出すための言語。 過去の成功に潜む共通のパターンを言語化し、なにかをつくるときや実践すると きの判断のセンスを共有・活用する方法。 主に状況(Context)、問題(Problem)、解決(Solution)という形式で記載される。 Fearless Changeのパターンの記載方法 はじめに 要約 状況 問題 フォース 解決方法 結果状況 使用例 48パターン :イメージしやすいショートストーリー :パターンを一言でいうと :背景・コンテキスト :パターンがハマる問題 :変化の抵抗や解決を妨げる力 :具体的アクション。他パターンとの関連 :解決後の望ましい状態や改善された状況 :イメージできる具体例 (48)+15パターン 16

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参考:パターン(1/2) エバンジェリスト(1) [Evangelist]: 新しいアイデアを組 織に導入しはじめるなら、あなたの情熱を共有するため、できる限りのことをしよう。 小さな成功(2) [Small Successes]: 組織変革の取り組み をすすめるなかで、待ち受ける困難や膨大な作業に押し つぶされないよう、ほんの小さな成功でも、きちんと祝 おう。 ステップバイステップ(3) [Step by Step]: 目標に向か って一歩一歩進めていくことで、組織変革の膨大な作業 へのイライラを和らげよう。 予備調査(4) [Test the Waters]: 新しい好機が訪れた際 に、興味があるかどうか調べるために、本書のパターン を利用して結果を評価しよう。 ふりかえりの時間(5) [Time for Reflection]: 過去から 学ぶために、うまくいっていることや改めるべきことを 評価するための時間を、定期的に確保しよう。 協力を求める(6) [Ask for Help]: 組織に新しいアイデア を導入するというのは、大変な大仕事だ。あなたのがん ばりに協力してくれる人やリソースを探そう。 ブラウンバッグ・ミーティング(7) [Brown Bag]: 日常 のランチタイムを、新しいアイデアを聞くための手軽で 気軽な場として活用しよう。 コネクター(8) [Connector]: イノベーションのことを広 く伝えるため、組織内にたくさんのコネクションを持つ 人の協力を求めよう。 何か食べながら(9) [Do Food]: 食べ物を持ち込んで、い つもの集まりを特別なイベントにしよう。 電子フォーラム(10) [e-Forum]: もっと話を聞きたい人 のために、電子掲示板・グループメールアドレス・メー リングリスト・書き込み可能なウェブサイトを用意しよ う。 アーリーアダプター(11) [Early Adopter]: 新しいアイデ アのオピニオンリーダーになりうる人々の協力を勝ち取 ろう。 外部のお墨付き(12) [External Validation]: 新しいアイ デアの信憑性を上げるために、外部の情報を組織内に紹 介しよう。 グループのアイデンティティ(13) [Group Identity]: 変 化のための活動にアイデンティティを与えるために、活 動を特徴づける名前を掲げ、人々がその存在を認識でき るようにしよう。 達人を味方に(14) [Guru on Your Side]: 組織のメンバ ーに尊敬されているシニアレベルの人々にサポートを求 めよう。 空間を演出する(15) [In Your Space]: 組織のあちこちに、それを見れば新しいアイデアのことを思い出すようなものを設置しよう。 イノベーター(16) [Innovator]: 変化への活動を始めるときは、新しもの好きな同僚の助けを求めよう。 やってみる(17) [Just Do It]: 新しいアイデアに関する話を広める前の準備段階として、まずは自分の仕事に使ってみて、そのアイデアの利点と限界を見極めよう。 感謝を伝える(18) [Just Say Thanks]: 感謝の気持ちを表すために、あなたに協力してくれたすべての人に、できるだけ誠実に「ありがとう」と言おう。 次のアクション(19) [Next Steps]: イベントの最後のほうで、新しいアイデアに対し、参加者が次に何ができそうかを確認する時間をとろう。 個人的な接触(20) [Personal Touch]: 新しいアイデアの価値を納得させるため、その人にとってどれだけ有用で、価値あるものなのかを示そう。 便乗(21) [Piggyback]: 新しいものを導入する戦略が障害にぶつかったときは、組織の慣習に便乗する方法を探そう。 種をまく(22) [Plant the Seeds]: 興味をかきたてるために、機会のあるときに資料(種)を持っていって、それらを見せる(蒔く)ようにしよう。 適切な時期(23) [The Right Time]: イベントの時期を決めたり、誰かに助けを求めるときには、タイミングをよく考えよう。 定期的な連絡(24) [Stay in Touch]: 一度キーパーソンに支援を求めたら、彼らのことを忘れてはならないし、あなたも彼らに忘れられないようにしよう。 勉強会(25) [Study Group]: あるトピックについて継続的に探求したい・学びたい同僚を集めて、小さなグループを作ろう。 テイラーメイド(26) [Tailor Made]: 新しいアイデアで得ることができる価値を組織内の人々に納得させるため、組織のニーズに合わせてあなたのメッセージを作ろう。 著名人を招く(27) [Big Jolt]: 変化への取り組みがもっと注目されるよう、優れた経歴を持つ人を招いて、新しいアイデアについて語ってもらおう。 経営層の支持者(28) [Corporate Angel]: イノベーションと組織の目標が連携しやすくなるよう、経営層からの協力を得よう。 正式な推進担当者(29) [Dedicated Champion]: 新しいアイデアの組織導入の仕事をもっと効果的に進められるよう、担当業務の一部に組み入れることを提案しよう。 アーリーマジョリティ(30) [Early Majority]: 組織において、新しいアイデアに注力する方針を確立するには、マジョリティー(大多数)を納得させなければならない。 達人のレビュー(31) [Guru Review]: マネージャーや他の開発者向けの新しいアイデアを評価してもらうために、味方となった達人や、関心を持っている同僚を集めよう。 体験談の共有(32) [Hometown Story]: 新しいアイデアの有用性を分かりやすく示すために、うまくいった人には経験の共有を促そう。 17

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参考:パターン(2/2) みんなを巻き込む(33) [Involve Everyone]: 新しいアイデアが組織全体で成功を収めるには、誰もがイノベーションを支える機会を持ち、それぞれに貢献できるようにすべきだ。 ちょうど十分(34) [Just Enough]: 新しいアイデアを周囲の人に理解してもらうには、まずは簡単なイントロダクションから始め、受け入れ側の準備が整ってから追加の情報を伝えるようにしよう。 身近な支援者(35) [Local Sponsor]: 一番近いレベルのマネージャーに協力を求めよう。直属の上司が新しいアイデアの導入活動を支持してくれれば、もっと効率的に活動できる。 場所重要(36) [Location, Location, Location]: 割り込みが入ってイベントの流れを断ち切られる事態を避けるために、仕事の現場を離れて重要なイベントを開催してみよう。 メンター(37) [Mentor]: プロジェクトに新しいアイデアの導入を始めたいなら、そのアイデアを理解していて、チームを手助けできる人に来てもらおう。 謁見(38) [Royal Audience]: 組織の管理者やメンバーが、著名人を招く(27)の招待者と一緒に過ごす時間をお膳立てしよう。 相談できる同志(39) [Shoulder to Cry On]: 厳しい状況のとき必要以上に落ち込まないよう、新しいアイデアの導入で、同じように困っている人たちと話す機会を見つけよう。 成功の匂い(40) [Smell of Success]: あなたの取り組みがなんらかの目に見える結果を残した時、あなたと話したがる人がぞろぞろと現れるだろう。その機会を活かして教育に力を入れよう。 勢いの持続(41) [Sustained Momentum]: 組織内で、新しいアイデアに対する興味を持続させる、という現在進行形の仕事に積極的にアプローチしよう。 トークン(42) [Token]: 新しいアイデアを人の記憶に生かし続けるために、伝えた話題に紐付けられるトークンを渡そう。 橋渡し役(43) [Bridge-Builder]: 新しいアイデアをすで受け入れた人を、まだ受け入れていない人と引き合わせよう。 懐疑派代表(44) [Champion Skeptic]: 懐疑的なリーダーに、「公式な懐疑派」の役割を演じてもらうよう、協力をお願いしよう。あなたの取り組みを改善するために、その意見を活かそう。 根回し(45) [Corridor Politics]: 重要な決議が行われる前に、意思決定者や影響力のある人々に非公式に接触し、意思決定の先に何が待っているのか、彼らが十分に理解しているかどうかを確かめよう。 怖れは無用(46) [Fear Less]: 抵抗勢力を新しいアイデアの強みに変えよう。 お試し期間(47) [Trial Run]: 組織が新しいアイデアの導入に前向きではない場合、少しの間だけ試験的に使ってもらい、その結果を観察することを提案しよう。 将軍の耳元でささやく(48) [Whisper in the GeneralʼsEar]: 集団の場ではマネージャーを説得しにくいことがある。その場合は他の人がいない場を設定して、懸念点を教えてもらう。 ポジティブを強調する(1)[Accentuate the Positive]:変化を促進する取り組みの中で他人に影響を与え、変化が可能であると信じるように啓発するために、恐怖ではなく希望の感覚で動機づけます。 具体的なアクションプラン(2)[Concrete Action Plan]:具体的なアクションプランでイメージを合わせる もっと楽な道(3)[Easier Path]:新しいアイデアの採用を促進するために、邪魔になっている障害を取り除く実験をしてみる エレベーターピッチ(4)[Elevator Pitch]:エレベーターピッチを準備しておく 感情的なつながり(5)[Emotional Connection]:あなたの聴衆の感情とつながることは、ただ事実を提示するよりも、彼らを説得するのに通常より効果的です。 進化するビジョン(6)[Evolving Vision ]:変化のプロセスを少しずつ進める中で、定期的に時間を設けて反省し、あなたのビジョンを再評価します。 未来へのコミットメント(7)[Future Commitment ]:変化のイニシアティブで助けを得る可能性を高めるために、他の人にもっと後で必要になる何かをお願いし、彼らがコミットするのを待ちます。 頼りになる人(8)[Go-To Person ]:変化のイニシアティブにおいて、重要な問題を助けることができる鍵となる人物を特定します。 想像してみて(9)[Imagine That ]:変化のイニシアティブを始動させるために、他の人を未来の可能性を想像するエクササイズに巻き込みます 自分を知る(10)[Know Yourself ]:始める前に、変化のイニシアティブを導くために必要な長い旅の途中でも、あなたがまだ本当の熱意とそれを実現するための才能と能力を持っているかどうかを考えます。 低い枝の果実(11)[Low-Hanging Fruit ]:変化のイニシアティブの進捗を示すために、影響が広範でリスクが低く、簡単に素早く完了できるタスクを遂行し、その結果を公表します。 神話を打ち破る(12)[Myth Buster]:変化のイニシアティブを取り巻く誤解を特定し、それらに迅速かつ率直に対処します。 逃げるが勝ち(13)[Pick Your Battles]:エネルギーを対立に費やす前に、問題が本当に重要だと自分自身が信じているか、そして戦いを最後まで遂行するためのリソースを持っているかを自問してください。 タウンホールミーティング(14)[Town Hall Meeting ]:フィードバックを求め、サポートを構築し、新参者を取り込むためのイベントをスケジュールします。 目覚めの呼びかけ(15)[Wake-up Call ]:人々にあなたのアイデアに注意を払わせるために、変化への切実な必要性を生んだとあなたが信じる問題を指摘します。 18

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2. Fearless Changeとの出会い 1.アジャイルのコミュニティで紹介してもらう 2.読書会でパターン1つずつを読み合わせる 3.FearlessJourneyのワークショップ 4.パターン1つずつVoicyで取り上げる 19

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2-1.アジャイルのコミュニティで紹介してもらう アジャイルのイベントで一番多く紹介され ている本な気がする (ScrumTokyo動画ほぼ見た小泉の体感) スクフェス三河2023 小さなチーム内 勉強会からアジャイルを推進する社 内組織の発足に至るまで 〜Fearless Changeのパターンでふりかえる組織 アプローチの成功/失敗〜 スクフェス三河2024たった1人からは じめる【Agile Community of Practice】〜ソース原理とFearless Changeを添えて〜 RSGT2023 なぜ変化を起こすのが難しいのか? - 数年以上 悩んだ課題に向き合い・考えてみたこと / 組織を変えるこ とがとても難しい理由 - 私が数年以上考え、直面したこと XP祭り2017 全てはFearless Change から学んだ開発組織の変革を支え た実践的アプローチ スクフェス福岡2024 変化を巻き起こせ!「と ある情シス子会社」で非公式ボトムアップのコ ミュニティを起点に共鳴する3人のストーリー XP祭り2023/Jasst「 Fearless Change」と心理的安全 性への旅 20

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2-1.アジャイルのコミュニティで紹介してもらう アジャイルのイベントで一番多く紹介され ている本な気がする (ScrumTokyo動画ほぼ見た小泉の体感) スクフェス三河2023 小さなチーム内 勉強会からアジャイルを推進する社 内組織の発足に至るまで 〜Fearless Changeのパターンでふりかえる組織 アプローチの成功/失敗〜 読んでみるもそこまでハマらず (冒頭の内容) スクフェス三河2024たった1人からは じめる【Agile Community of Practice】〜ソース原理とFearless Changeを添えて〜 RSGT2023 なぜ変化を起こすのが難しいのか? - 数年以上 悩んだ課題に向き合い・考えてみたこと / 組織を変えるこ とがとても難しい理由 - 私が数年以上考え、直面したこと XP祭り2017 全てはFearless Change から学んだ開発組織の変革を支え た実践的アプローチ スクフェス福岡2024 変化を巻き起こせ!「と ある情シス子会社」で非公式ボトムアップのコ ミュニティを起点に共鳴する3人のストーリー XP祭り2023/Jasst「 Fearless Change」と心理的安全 性への旅 21

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2-2.読書会でパターン1つずつを読み合わせる(1/2) 2023.3 2024.6 2024.11 1年半くらいずっとFearlessChangeを緩く読書会 後半は続編のMoreFearlessChangeを英語で読んだ スクフェス大阪で発表!! 22

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2-2.読書会でパターン1つずつを読み合わせる(2/2) ・具体的であり抽象的でもあり、みんな何となく 理解できるパターンだからこそ話が盛り上がる (会社毎の具体事例も大事な感情も両方聴ける) ・変化のパターンを話しながら1年半で自分達も 変化(成長)していき、その過程を体験できた (とても刺激になった) 初めて主体的に参加した (リードした) コミュニティだった 23

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2-3. FearlessJourneyのワークショップ(1/2) FearlessChangeのパターンが書かれた48の戦略カードを5枚ずつ配って、障害に対してどのように 攻略していくかをディスカッションするゲーム 障害物 障害物 自分達の現状 自分達の目標 障害物 障害物 障害物 48の 戦略カード 1.エバン ジェリスト Evangelist 2.小さな成 功 Small Successes ・・・ 48.将軍の耳元 でささやく Whisper in the GeneralʼsEar 詳しいルールは公式サイトからDL可能 https://fearlessjourney.info/ 24

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2-3. FearlessJourneyのワークショップ(2/2) 具体的な障害に対して、具体的なコンテキストや制約を考え発表しながら、カードを出していく パターンを用いて対話を練習するゲーム 14.達人を味方に Guru on Your Side パターン名 障害物 組織から一目置かれているシニア レベルの人の「協力を求める」 概要 上位層・役 員層の理解 がない 尊敬する同僚の協力がなけ れば、 新しいアイデアに興 味を示さない 人がいる。 問題 誰からも尊敬を集める経験 豊かな 第一人者の「協力を 求める」 解決 25

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2-4.パターン1つずつVoicyで取り上げる 自信のvoicy(音声メディア)で毎日パターンを1つずつ取り上げて、自分なりのコンテキストでの適用事例や 考えたことを1枚のイメージにして、話す 26

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2-5. Fearless Changeの良さ 何回も読んで、 対話する中で、 徐々にハマっていった 27

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2-5. Fearless Changeの良さ 何が良かったのか? → 具体と抽象のバランスで書かれているパターンの良さ 自分のコンテキストに合わせて話せる それが、他の実践者との対話を促し、 生き生きした会話が起こりやすい (≒良いOSTの雰囲気) その手があったか! わかるわー 他の実践者や自分自身と対話する行動が 「アクションのヒント」だけでなく、 「自分自身のケア」にもなる 自分だけじゃないんだ 28

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2-5. Fearless Changeの良さ 何が良かったのか? → 具体と抽象のバランスで書かれているパターンの良さ ❝パターンランゲージの創造はコミュニティによって行われなければならない。 クリストファー・アレグザンダーはこう言った。 このランゲージを読み、利用する多くの人々は、ここに含まれるパタンを 改善しようとするだろう。彼ら自身のエネルギーを注ぎ込んで、 パタンをもっと真実に、変わらない本質を捉えたものにするだろう。❞ FEARLESS CHANGE 謝辞より ⇒コミュニティの良さが体現されていた本だったのでハマったんだと思う 29

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3.実体験でのパターン紹介 30

31.

3.実体験でのパターン紹介 ケース①アジャイルをうまく説明・実践できない ケース②仲間が増えない ケース③環境が変わり、今までとの継続が難しい 上記3点に対して、FearlessJourneyのワークショップ風に どのパターンを組み合わせて対応していったか説明します 31

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3.ケース①アジャイルをうまく説明・実践できない アジャイル 始めたばかりの自分 VUCAな時代においては今までのやり方では なく、組織の運営にも、もっと「仮説検証」 や「Agile」な進め方を取り入れるべきです Agileって開発手法のことだよね?? なぜ、急にAgileがでてきたの?? それは・・・・ (伝えているつもりなのに、 うまく説明できない) 32

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3.ケース①アジャイルをうまく説明・実践できない 上手く伝えるためには。。。 33

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3.ケース①アジャイルをうまく説明・実践できない(やってみる) やってみる Just Do It まずは自分の仕事に使ってみて、 そのアイデアの利点と限界を見極めよう。 【状況】 ・Agileの良さを感じるものの、 自分達もよくわかってない。 【実施例】 ・小さいチームでAgile開発習熟を目指す ・自組織の運営や社内コミュニティ等 出来るところから実施 【関係するパターン】 メンター、小さな成功 許可を求めるな謝罪せよ “It's easier to ask forgiveness than it is to get permission. ※許可を求めるよりも、 後で許してもらう方が簡単 https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Grace_H opper_and_UNIVAC.jpg#mw-jump-to-license COBOLを作った グレース・ホッパーさんの言葉 34

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3.ケース①アジャイルをうまく説明・実践できない(個人的な接触) 個人的な接触 Personal Touch 新しいアイデアの価値を納得させるため、その人にとって どれだけ有用で、価値あるものなのかを示そう。 【状況】 ・組織に説明をする場を作っても質問も少ない。 反対意見もない代わりに変化もない 【実施例】 ・MTや取組の前後で個人的に話す時間を持つ ・1on1的に悩みを共有する時間を持つ “私たちはついチーム、部署あるいは組織を 思い通りに変えようとしがちだ。しかし実際 には、変化するのは一度に一人だけだ。組織 のパラダイムを変えるというのは、組織の一 人ひとりを納得させることを意味する。” (FearlessChangeより) 【関係するパターン】 適切な時期、感情的なつながり、エレベーターピッチ 35

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3.ケース①アジャイルをうまく説明・実践できない(メンター) メンター Mentor 新しいアイデアの導入を始めたいなら、そのアイデアを 理解していて、チームを手助けできる人に来てもらおう。 【状況】 ・新しいことをやってみるも、うまくいっているのか足り ないのか自分達だけだと判断しづらい シングルループ 学習 前提 行動 結果 【実施例】 ・アジャイルコーチに見てもらい、定期的にな1on1する 【関係するパターン】 ・相談できる同志、達人を味方に、ふりかえりの時間 ダブルループ 学習 少し先まで見ているメンバーが適宜、 チームが気づいていない前提を揺さぶることで、 チーム自身で前提を問い直すダブルループ学習が進む 36

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3.ケース①アジャイルをうまく説明・実践できない 上手く伝えるためには。。。 無理に伝えようとしすぎない - 自分でやってみて個人的な関係 の中で巻き込んでいく - 第3者に見てもらいながら俯瞰 して進めていく 37

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3.ケース②仲間が増えない これは良い取組だから、一緒にやろう。 勉強会するから参加して! 忙しくてそれどころじゃない なんか、 虚しくなってきた・・・ 38

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3.ケース②仲間が増えない 仲間を増やすためには。。 場所重要 Location, Location, Location 39

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3.ケース②仲間が増えない(アーリーアダプター) アーリー アダプター Early Adopter 新しいアイデアのオピニオンリーダーになりうる人々の 協力を勝ち取ろう。 まず、この16%に注力する 【状況】 ・新しい取組を訴えても大多数の人の反応がイマイチ (マジョリティに響かなくてもめげない) 【実施例】 ・大多数の人ではなく、16%のアーリーアダプター (+イノベーター)の協力の方を大事にする。 【関係するパターン】 ・アーリーマジョリティ 40

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3.ケース②仲間が増えない(場所重要) 場所重要 Location, Location, Location 割り込みが入ってイベントの流れを断ち切られる事態を避ける ために、仕事の現場を離れて重要なイベントを開催してみよう。 【状況】 ・普段の業務が忙しくて、しっかり対話の時間が取れない 【実施例】 ・合宿 ・夕方~夜にかけたワークショップ 【関係するパターン】 何か食べながら、感情的なつながり “「合宿をしなさい」 「合宿をし、一緒に飯を食い、泊まって徹底的に 話を する。そうすると、形式知は脱ぎ捨てられ、自分の主 観で話をするようになる。そこで、なぜプロジェクト に自分が参加しているのか、という根源的な問いまで たどり着けるだろう。そこから始めて、一つの共通理 解が生み出される。この過程をみんなで踏みなさい」” 41

42.

3.ケース②仲間が増えない(感謝を伝える) 感謝を伝える Just Say Thanks 感謝の気持ちを表すために、あなたに協力してくれたすべ ての人に、できるだけ誠実に「ありがとう」と言おう。 【状況】 ・普段の業務でしっかり感謝を伝えるタイミングがない 皆の前で感謝すること/されることは恥ずかしい 【実施例】 ・感謝の会 【関係するパターン】 感情的なつながり,小さな成功 42

43.

3.ケース②仲間が増えない 仲間を増やすためには。。。 場所重要 Location, Location, Location 仲間の数をKPIにしない - 自分が仲間だと思える人はど んな人か? - そのメンバーが増えている か?もしくは結びつきが強く なっているか 43

44.

3.ケース③環境が変わり、今までとの継続が難しい 会社の戦略が変わるので、 次年度は組織変わります は、、はい やるぞー もう一回同じことやるの疲れた・・・ (コンテキスト合わせから必要) 44

45.

3.ケース③環境が変わり、今までとの継続が難しい 環境変化の中で推進するには。。 戦いを選ぶ Pick Your Battles 45

46.

3.ケース③環境が変わり、今までとの継続が難しい(自分を知る) 自分を知る Know Yourself 長い旅の途中でも、あなたがまだ本当の熱意とそれを実現 するための才能と能力を持っているかどうかを考えます。 【状況】 ・自身の環境が変わって、今まで実施してきた ことの意味合い含め悩んでいる 【実施例】 ・自身のリフレクションの時間を取る ブログ等発信してまとめてみる 【関係するパターン】 ふりかえりの時間 ① これは、今の熱意だけでなく、 しばらく続けたいと思えるか? ② より続けるために、 何を手放すことができるか? ③ この取り組みの中で、どんな人で ありたいか、どんな関わり方なら 自分らしくいられるか? 46

47.

3.ケース③環境が変わり、今までとの継続が難しい(戦いを選ぶ) 戦いを選ぶ Pick Your Battles エネルギーを対立に費やす前に、問題が本当に重要だと自 分自身が信じているか、そして戦いを最後まで遂行するた めのリソースを持っているかを自問してください。 【状況】 ・環境が変わり身近にアイデアに対して理解が難 しいメンバーができた 【実施例】 ・巻き込まずに避けるという選択肢も選択の一つ として考える 【関係するパターン】 懐疑派代表、 「勝つべきか」で考える 正しさより前進を選ぶ。勝てて も次の一手を失うなら、その勝 利は失敗。 懐疑派代表として取り込めないか 公式な懐疑派として協力をお願 いできないか?考える 47

48.

3.ケース③環境が変わり、今までとの継続が難しい(想像してみて) 想像してみて Imagine That 他の人を未来の可能性を想像するエクササイズ に巻き込みます ゴールやリスク、追い風をあげ てみよう 【状況】 ・状況が変わって今まで同じではダメなことが何となくは 理解しつつも、関係者が巻き込めていない 【実施例】 ・新たなステークホルダーを巻き込んで、未来を想像する ワークショップに巻き込む 大成功したら関係者がどんなふ うにハッピーになる? 【関係するパターン】 進化するビジョン 48

49.

3.ケース③環境が変わり、今までとの継続が難しい 環境変化の中で推進するには。。 戦いを選ぶ Pick Your Battles 周囲に振り回されすぎず、自 分や周りを見つめよう - 後付けでも自分達がやってい ることの意味付けをする 49

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3.実体験のまとめ 問題に対して、「そう来たか」のパターンを引き当て自分なりのコンボを つなげていく ケース①アジャイルをうまく説明・実践できない やってみる Just Do It 個人的な 接触 Personal Touch アーリーア ダプター Early Adopter ケース②仲間が増えない ケース③環境が変わり、今までとの継続が難しい 自分を知る Know Yourself 場所重要 Location, Location, Location 戦いを選 ぶ Pick Your Battles メンター Mentor 感謝を伝え る Just Say Thanks 想像してみ て Imagine That 俺のターン!!ドロー!! 50

51.

4.まとめ 51

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5.まとめ(再掲:Agile推進での私の勘違い) 1.トップがコミットすれば現場は変わる ⇒上が動いていないから、今は動かない 2.正しく説明すれば、人は動く ⇒説明はしたので、もうやれる事はない 出来ることはやった。後は自 分ではどうしよもない 3.進める際は許可を取って進める必要がある なぜ自分だけ、やらないとい けないんだ ⇒許可がないから、今は進められない 52

53.

5.まとめ 1.トップがコミットすれば現場は変わる 実践者のパターン集。トップで ⇒上が動いていないから、今は動かない なくともできるやり方が書かれている 2.正しく説明すれば、人は動く 計画、説明ではなく、 ⇒説明はしたので、もうやれる事はない 感情や行動を扱う記載 3.進める際は許可を取って進める必要がある 状況やフォースなど、今、自分に合った ⇒許可がないから、今は進められない 進め方が見つかる 53

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5.まとめ 1.トップがコミットすれば現場は変わる 実践者のパターン集。トップで ⇒上が動いていないから、今は動かない なくともできるやり方が書かれている 2.正しく説明すれば、人は動く 計画、説明ではなく、 ⇒説明はしたので、もうやれる事はない 感情や行動を扱う記載 3.進める際は許可を取って進める必要がある 状況やフォースなど、今、自分に合った ⇒許可がないから、今は進められない 進め方が見つかる FearlessChangeを読めば きっとヒントが見つかる 54

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5.まとめ (私は) 当たり前の内容と思えて、 どこが良いかイマイチわからなかった 55

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5.まとめ ❝パターンランゲージの創造はコミュニティによって行われなければならない。 クリストファー・アレグザンダーはこう言った。 このランゲージを読み、利用する多くの人々は、ここに含まれるパタンを 改善しようとするだろう。彼ら自身のエネルギーを注ぎ込んで、 パタンをもっと真実に、変わらない本質を捉えたものにするだろう。❞ FEARLESS CHANGE 謝辞より 56

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今、この場から 始めよう 58