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October 02, 23
スライド概要
Twinmotion2023.2 Preview1 新機能や新しく追加されたLumenの特徴について紹介したスライドです。
Unreal Engineを開発・提供しているエピック ゲームズ ジャパンによる公式アカウントです。 勉強会や配信などで行った講演資料を公開しています。 公式サイトはこちら https://www.unrealengine.com/ja/
Twinmotion 2023.2 Preview 1 新機能 @ TwinmotionJP
Unreal Engine 5.3 基準 ⚫ 従来はUEで制作、カスタマイズ Twinmotion2023.1.2 以前 され、パッケージ化されていた アプリケーション ⚫ エンジン側の更新が出てからの 対応なので、バージョンにズレ が生じ、新機能の追加や修正適 用にも時間が必要 @ TwinmotionJP ゲームソフトの様にパッケージ化されており、 内部のコアとしてエンジンがある状態
Unreal Engine 5.3 基準 ⚫ 今バージョンからはUEが基盤と Twinmotion2023.2 以降 なり、Unreal Engine のエデ ィター上でTwinmotionが稼働 ⚫ エンジン側の更新と同時期に ⚫ 修正の対応も容易に ⚫ 将来的には多くの新機能にも @ TwinmotionJP UEが基準となり、その上でアプリケーション が稼働する状態
Lumen が利用可能に ⚫ ダイナミックなグローバルイルミ ネーションと反射システム ⚫ 直接照明やジオメトリの変化 (太陽の角度の変更やドアの開閉 など) に合わせて、間接照明を 即座に適応させることが可能 @ TwinmotionJP
現実世界に則したライティング ⚫ 太陽光の強度(65,000~100,000 ルクス)における実際のライトの値 をサポート ⚫ 自動露出のアルゴリズム変更 ⚫ ライトの lm値と発光する マテリアルの nit値が 光強度に準拠 @ TwinmotionJP 太陽
ローカル露出 ⚫ 環境プロパティ内に新たに追加 ⚫ 有効化すると露出にローカル調整 を自動で適用 ⚫ 通常の露出設定でハイライトの飛び や、完全に黒い影を避けられない HDRのシーンに活用 @ TwinmotionJP
ガラスの最適化 ⚫ ガラスレイヤーを多用する場合の レンダリング時間改善の為のガラ スマテリアル ⚫ 処理に負荷がかかるパラメータが 省略されており、単純な透明ガラ スへの使用を想定 @ TwinmotionJP
Sketchfabアセット階層維持 ⚫ Sketchfabアセットが複数パーツ で構成されている場合、デフォル トで複数のメッシュとしてインポ ート ⚫ シーングラフでルートコンテナで 全体を拡大縮小、またはコンテナ 内個別に選択して拡大縮小可能 ⚫ 環境設定内で階層維持モード変更 @ TwinmotionJP
自動車業界向けテンプレートの追加 ⚫ ホームパネル → テンプレート に“Automotive“ の項目で表 示 ⚫ テンプレートは今後も各業種 向けに追加予定 @ TwinmotionJP
バージョンナンバーに関して Twinmotion 2023 . 2 . x リリース: メジャー: 年次のアップデート 新機能や大きな変更 マイナー: 細かな機能追加や修正 例) Twinmotion 2023.2 Preview 1 先行して新機能を試用・評価出来る公開ベータ版、非実務向け Twinmotion 2023.2 正式リリース版。プレビュー版からの機能実装と修正適用 Twinmotion 2023.2.x 細かな機能追加やバグ修正が行われたアップデート版 @ TwinmotionJP
リリースに関して ⚫ 体験版がコミュニティ版へと変更 2023.1.2 以前 Twinmotion 体験版 2023.1.2 2023.2 以降 Twinmotion コミュニティ版 2023.2 @ TwinmotionJP Twinmotion コミュニティ版にようこそ!
リリースに関して ⚫ 1980 ピクセル コミュニティ版の制限 ➢ 商用利用不可 ➢ 非商用プロジェクトと新機能テスト の目的で無料使用可 ➢ メディア出力の解像度上限 2K ➢ レンダリングに“透かし” @ TwinmotionJP 1080 ピクセル
リリースに関して ⚫ 今後のラインナップは ➢ コミュニティ版(無料、制限あり) ➢ 教育版(無料、学生・教員向け) ➢ 製品版(正規、商用利用可能) 今後プレビューリリースは コミュニティ版でのみ 提供・使用が可能 @ TwinmotionJP
Twinmotion Cloud ⚫ 早期アクセス期間が終了 ⚫ コミュニティ版と以前の体験版では 利用不可に ⚫ 以前の体験版からアップロード済み のプレゼンテーションとパノラマは 引き続きアクセス可能 コミュニティ版 @ TwinmotionJP 体験版(旧) 製品版
Lumen @ TwinmotionJP
Lumenとは? ⚫ 2021年、Unreal Engine 5 で 発表・実装されたダイナミック グローバル イルミネーションと 反射システム ⚫ UE5のサンプルプロジェクト 「古代の谷」 @ TwinmotionJP
グローバルイルミネーション(GI・大域照明) ⚫ グローバルイルミネーションは光 エネルギーの大局的な輸送を光学 的・物理的に正しく扱おうとする レンダリング技法 ⚫ 光がオブジェクトやマテリアルに 対しどの様に相互作用するかシミ ュレートし、より物理的に正しい 出力を得る @ TwinmotionJP
TwinmotionでのGI(大域照明) ⚫ 標準: ✓ 従来のTwinmotionでのGI ✓ Light Propagation Volume (LPV) ✓ 高速だが品質と精度で劣る @ TwinmotionJP
TwinmotionでのGI(大域照明) ⚫ Lumen: ✓ レイトレーシング ✓ 無限のバウンスと鏡面反射 を伴う拡散相互反射 ✓ 間接照明を正確にシミュレ ート @ TwinmotionJP
TwinmotionでのGI(大域照明) ⚫ 拡散相互反射 光が光沢や鏡面反射のないオブジェ クトに直接当たり、その光が近くの 他のサーフェスに跳ね返り照らす時 に発生 @ TwinmotionJP
TwinmotionでのGI(大域照明) ⚫ 鏡面反射 物体から放射された光が、鏡の反射 のように、近くにある光沢のある物 体に反射して発生 @ TwinmotionJP
Lumenの特徴 ⚫ 拡散間接照明 ✓ カラーブリーディング効果 ✓ 最初の光源に色がある場合、反射光 は他サーフェスにその色を反映 ✓ サーフェスの色が拡散してる場合は 反射光も同色を他に反映 @ TwinmotionJP
Lumenの特徴 ⚫ アンビエント照明 ✓ アンビエント照明の反射と質を向上 ✓ より自然な効果 ✓ 室内空間が屋外照明よりも暗い空の 影がある様なシーンでも対応 ✓ 半透明やハイトフォグにもGI対応 @ TwinmotionJP
Lumenの特徴 ⚫ 発光マテリアル ✓ 発光特性を持つマテリアルは、 鏡面反射光や拡散光を近くの オブジェクトにバウンス ✓ 同マテリアルをオブジェクト に適用、光源化可能だが小さ 過ぎたり明る過ぎるとアーテ ィファクトが現れる可能性 @ TwinmotionJP
Lumenの特徴 ⚫ 反射 ✓ マテリアル全てのRoughness値 で動的な拡散反射と鏡面反射を 提供 ✓ スカイライトの影、半透明質感 上での光沢ある反射、複数の鏡 面反射をサポート @ TwinmotionJP
Lumen 技術詳細 ⚫ 各メッシュのマテリアルプロパティを 複数の角度からキャプチャし、この情 報を用いてサーフェイスキャッシュを 生成 ⚫ 同データをシーン内の光線が当たる点 で直接・間接照明の情報を見つける為 に使用 ⚫ 各サーフェイス位置はカードと呼ばれ、 各メッシュに対してオフラインで生成 @ TwinmotionJP
Lumen 技術詳細 ⚫ カリングのに生じるメッシュの競合 を可視化可能 ⚫ LumenGIの恩恵を受けない部分 (黄色とマゼンタで表示) ⚫ 大きなシーンなどでは実世界の縮尺 推奨 @ TwinmotionJP
Lumen 技術詳細 ⚫ 例: ➢ 左は床や壁が一体化された構造物 ➢ 右は複数のメッシュで構成 メッシュ競合を可視化すると単一メッ シュ構造ではマゼンタの部分はLumen が考慮しないサーフェス。複数メッシ ュ構成構造にはマゼンタの領域がなく、 Lumenがすべてのサーフェスを考慮 @ TwinmotionJP
Lumen 技術詳細 高品質なライティング、反射、影を生成する技術であるレイトレーシングに基づく ハードウェアベースとソフトウェアベースが存在 ソフトウェアレイトレーシング: ハードウェアレイトレーシング: ◆ 幅広いハードウェア プラットフォー ムとOSで動作 ◆ より幅広いジオメトリ、マテリアル、 ワークフローをサポート ◆ 使用できるジオメトリ、マテリアル、 ワークフローの種類に制限 ◆ 使用にはより強力なシステム要件が 必要 @ TwinmotionJP
Lumenのシステム要件 ⚫ Windows Win11 64 bit版、またはWin10 64 bit版 1909 ⚫ Mac MacOS 12.x Monterey 以降 リビジョン .1350 以上、またはバージョン 2004 および 20H2 リビジョン .789 以上。 RHI:DirectX 12 GPU: NVIDIA RTX 2000 シリーズ以上 GPU:ディスクリートGPU、もしくは Apple silicon chipが必要 または AMD RX 6000 シリーズ以上 *VRAM大量消費 @ TwinmotionJP VRAM VRAM VRAM VRAM VRAM VRAM VRAM VRAM
Lumen 設定・有効化 ⚫ アンビエンスのプロパティパネル →レンダー(リアルタイム)内、 「標準」と「Lumen」で切り替え ⚫ 有効化するには環境設定内で描画 品質を「高」又は「最高」に設定 ⚫ 要DirectX12(Windows) @ TwinmotionJP
Lumen 制限・既知の問題 ⚫ 非対応項目 ◼ ホリゾントとLEDウォール ◼ ペイントされた植栽 ◼ VRモード @ TwinmotionJP
Lumen 制限・既知の問題 ⚫ 反射の制限 ◆ ビューポート上に表示が無いオブジェクト は反射しない、もしくは低品質 ◆ ガラスやパーティクル等のマテリアルは 反射では正しくレンダリングされない ◆ 鏡のマテリアルの反射の正確性 @ TwinmotionJP
リリースノート・開発状況 @ TwinmotionJP
リリースノート・開発状況 2023.2 Preview1 https://www.twinmotion.com/ja/docs/2023.1/twinmotion-releasenotes/twinmotion-2023-2-PR1-release-notes 開発ロードマップ https://portal.productboard.com/epicgames/3-twinmotion-public-roadmap/tabs/5-inprogress @ TwinmotionJP