知的障害の子どもを持つ保護者への情報提供資料_04_就労関係の相談場所・職業訓練

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August 01, 23

スライド概要

知的障害のある子どもを持つ保護者に対して有用と思われる下記の情報提供内容をまとめております。

4.就労に関する相談ができる場所と職業訓練について
(ハローワーク、障害者就業・生活支援センター、障害者職業センター、障害者職業能力開発校、委託訓練、職場適応訓練)

このスライドは12の内容のうちの1つです。全ての内容を参照される場合は下記のURLにアクセスしてください。
https://www.docswell.com/s/7480727/5387NL-2023-08-01-084137

知的障害特別支援学校にのみならず、保護者さまや知的障害の方に関わる仕事をされている方にも広くご利用いただければと思います。
資料については自由に改変いただけますが、営利目的での使用および再配布はご遠慮ください。
なお、内容においては、書籍や政府機関の情報を参照して細心の注意を払って作成していますが、制度の変更や万が一の誤記等によって内容が正しくない恐れがあります。
また、本内容に基づいて情報提供を行い、不利益が生じた場合の筆者は責任を一切負いません。

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兵庫教育大学大学院における修士論文執筆に際して作成した資料を共有しています。 研究において分析した知的障害の子どもを持つ保護者の持つ不安に対して応える内容をまとめております。 知的障害特別支援学校にみならず、保護者さまや知的障害の方に関わる仕事をされている方にも広くご利用いただければと思います。

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各ページのテキスト
1.

就労に関する相談ができる場所と職業訓練について 事例 Cさんは卒業後、一般就労していましたが職場が合わず 退職しました。次の就職先を探すため、ハローワークに 相談してみました。 Cさんは人と接することは苦手でしたが、コツコツと粘 り強く続けることは得意だったので、障害者職業セン ターでいくつかの作業体験を受けてみることを勧められ ました。 製造関係の仕事なら続けられそうだと感じたCさんは求 職登録を行い、ハローワークから提案された企業で一般 職場適応訓練を受けることになりました。

2.

就労に関する相談ができる場所 • ハローワーク 就労を考えている場合は、ハローワークに相 談してみましょう。主に仕事の紹介、場合に よっては採用面接の同行まで行ってくれます。 障害のある方へ支援する場合、障害者就労支 援計画を作成して、障害者職業センターや就労 移行支援事業所などの外部機関と連携して、 チームで手厚くサポートしてもらえます。

3.

就労に関する相談ができる場所 • 障害者就業・生活支援センター 仕事の紹介は行いませんが、主に相談支援や、職業 訓練と職場実習の斡旋などを行ってくれます。 • 障害者職業センター 希望する職業がある場合、障害者職業センターに相 談してみましょう。センター内での作業体験や職業準 備講習などを受けることで希望する職業の適性を確認 できます。

4.

職業訓練について(障害者職業能力開発校・委託訓練) • 障害者職業能力開発校(県立と国立が存在する) 各校・コースによって異なりますが3ヶ月~2年の間で基礎的な社 会人マナーの学習から、清掃、介護、接客などの実際の就職を想定し た学習・実習を行います。 • 障害者職業能力開発校の主なコース 事務系(PCの基本操作) 製造系(ガラス加工、木工など) サービス系(販売、清掃、介護) *兵庫県率障害者高等技術専門学院総合実務科の場合です。 各校でコースは異なります。 • 委託訓練 社会福祉法人やNPO法人などが委託されて行っている訓練です。訓 練期間が原則3ヶ月以内と短期間の訓練が受講できます。

5.

職業訓練について(職場適応訓練) • 一般職場適応訓練 訓練終了後は、その訓練を行った事業所に雇用してもらえ る可能性があります。まず、ハローワークに求職登録を行い、 ハローワークから受講の指示を受けます。訓練中は訓練手当 が支給され、基本手当が日額3,900円程度(居住する地域や 年齢によって若干変動します)、加えて交通費と寄宿手当が 必要に応じて支給されます。訓練期間は原則6ヶ月以内です が、重度障害の場合は1年以内となります。食品加工や清掃 などの様々な業務を通じて訓練がなされます。 • 短期適応訓練 就労を前提に行う訓練です。就労予定先で担当する仕事を 事前に経験することで職場や仕事になれることを目的として います。訓練期間は原則2週間以内、重度障害の場合は原則 4週間以内となります。