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July 27, 26
スライド概要
システム思考のレンズで テストを考える 〜「時間的遅れ」と「情報の流れ」〜 システム思考の世界へ ― AI時代に求められる「システム思考」とは? 2026.7.27 やまずん Dirty Tester System Fixer バキバキQA
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この発表の注意 ⚫ 私は私しか代表しません ⚫ 体系的なすべての説明はしません ⚫ 5分じゃむり ⚫ 用語の説明もあんまりしません ⚫ 5分じゃむり お前いつか訴え られるぞ ⚫ 厳密に正しくないことがあります(ごめんね) ⚫ もやつきしか持って帰ってもらえないかも(ごめんね) ⚫ エンジニア向けに作っています(ごめんね) ⚫ それも割とミドル以上くらいを念頭に置いてる ⚫ システム思考にはいろいろ流派があるみたいですがよく知らずに話してい ます 4
扱うがほぼ説明しないシステム思考の概念 ⚫ レバレッジポイント ⚫ ストックとフロー ⚫ 因果ループ 説明できないだ けじゃない? ⚫ 時系列グラフ ⚫ 時間的遅れ ⚫ フィードバック 5
システム思考的な”テスト”の見方 ※やまずんの個人的な考えです ⚫ ストックを観測し、情報フローを生み出すプロセス ⚫ テスト実行→ストックを実際に観測する ⚫ テスト設計→どの情報フローで効率的に観測できるか そんないい加減 なこと言ってた らまた有識者に 怒られるぞ ⚫ テスト計画→限られた時間・リソースでどのストックを観測 するべきか ⚫ テスト完了→ストックの観測からどのようなシステムが見え てくるか 6
レバレッジポイントとは ⚫ システムに介入する際に効果的な場所 ⚫ 「時間的遅れ」「情報の流れ」は典型的なレバレッジポ イント(12個ある) 1番のやつだけ やっとけばいい んじゃないの? ⚫ 時間的遅れ:9番目に有効 ⚫ 情報の流れ:6番目に有効 ⚫ 詳しくは参考文献を見て ⚫ 個人的には現場に当てはめるシステムリーダーとして、この番号に は依存関係があると考えている 7
品質低下の自己強化型ループ やまずんの勉強 しないことと登 壇することの自 己強化ループも 「問題のすり替 わり」のシステ ム原型で表現で きるね もうこんな現場この世にないかもしれないが、、 8
品質に関する時間的遅れ ⚫ この図では「顧客からのクレーム」を をきっかけに品質についての気づきが ある ⚫ 作ってから、ストックの増減に気づくま でに時間がかかるということ ⚫ この図はちょっ とわかりづらい なんでVensim使 わないの? お前素人か? 現実で表出するのは売り上げやブランド 評判、債務だったりする ⚫ これが時間的遅れ ⚫ ループ図だと二本線を引いたりする流派 もある 9
時系列の変化:すっごい雑な時系列グラフ 品質 リスク ⚫ 品質やリスクは線形的に増減している ⚫ 一方、システムには非線形な破局が訪 れうるという見立て ⚫ リコール、損害賠償、社会的な死、生命 品質もリスクも ストックなのか な?? の死 ⚫ ⚫ これは実際にあることです テストができそうなこと ⚫ 品質と引き換えになっている破局のリス クへの気づき ⚫ 要はフィードバック どっかで終わるかもしれない (非線形な破局が訪れる) 10
テストによる情報の流れの修復 ⚫ システム思考的にテストを考える ⚫ 欠けているフィードバックを早い情報の流れとして、 正しい場所に説得力のある形にすること 今更何言ってん ねん ⚫ 「情報の流れ」というレバレッジポイント ⚫ これは6番目 ⚫ 本質的にはこれが“テスト戦略” ⚫ “説得力のある形で“というのが大事 11
時間的遅れに対する情報の流れの修復のための活動 典型的なテストの活動 ⚫ そもそもテスト戦略を立てたりしてる? ⚫ 「早期テストの原則」 ⚫ バグ分析 これ説明せな明 日からの持ち帰 りがないんちゃ う? ⚫ シフトレフト ⚫ シフトライト ※調べたらなんぼでも出てくるのでここでは詳しくは言わ ない 12
もっと重要な「正しい場所」へのフィードバック ⚫ そもそも何のためにテストをやっているのか? ⚫ システムを構成する人々が品質に対する関心を持つためのフィードバッ ク ⚫ ※多くの組織は見たくないと願っていたりする ⚫ よく見落とされがちな目線(やまずんの偏見) 1. 社会的責任 やまずんはこの 発表に対する社 会的責任を見越 した上でこの資 料のテストした の? 2. 株主 3. 経営者 4. 未来 5. 従業員 6. ユーザー ※重要なフィードバック先の順番ではないです 13
アジャイル開発とホリスティックテスト ⚫ テストは「プログラミングからリリースまでの余暇」ではない ⚫ 全体でどこにフィードバックの仕組みを流すか ⚫ 意図的に制御するシステム設計が「テスト戦略」 すでにみんな 知ってることや んけ ⚫ ソフトウェアシステムじゃないので注意 ⚫ アジャイル開発・ホリスティックテスト © VersionOne フィードバックループについての分かりやすい資料 https://www.ryuzee.com/contents/blog/3711 参考:Holistic testing: What it means for agile teams 14
参考文献 いつもありがと ね〜 イラスト:タスマニアデビ男 • 世界はシステムで動く ―― いま起きていることの本質をつかむ考え方、ドネラ・H・メドウズ (著)・枝廣淳子(訳)、2015年、英治出版 • Gregory, J., & Crispin, L. (2022) 「Holistic testing: What it means for agile teams」『Agile Testing Fellow』 https://agiletestingfellow.com/blog/post/holistic-testing-what-it-means-for-agileteams (2026年7月19日閲覧) • YOSHIBA, R. (2011) 「フィードバックループについての分かりやすい資料」『Ryuzee.com』 https://www.ryuzee.com/contents/blog/3711 (2026年7月19日閲覧) 15
私たちの知識は驚くべきものですが、 私たちの無知もそれ以上に驚くべきものです。 私たちは自分の理解を向上することはできますが、 完璧にすることはできません。 『世界はシステムで動く ―― いま起きていることの本質をつかむ考え方』p.141 16
やまずんとは ⚫ System Fixer/バキバキQA/Dirty Tester ⚫ フリーランスのQAエンジニア ⚫ 8月から仕事探し中 ⚫ 大阪のテスター ⚫ 所属(コミュニティ) ⚫ testingOsaka 実行委員 ⚫ スクラム祭り 実行委員 ⚫ JaSST nanoお世話係軍団 ⚫ Tokyo Test Fest Organizer ⚫ 箕面市こども食堂スタッフ ⚫ Raycast関西実行委員 ⚫ チェンジエージェントのシステム思考講座を学びしもの 17