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January 24, 25
スライド概要
https://nextbeat.connpass.com/event/339286/
こちらで発表させていただいた内容です。
これからソフトウェアテストを学ぶときに 知っておきたい前提知識 Nextbeat Tech Bar 第二回ソフトウェアテストについて考える会 2025.1.24(金) やまずん Dirty Tester バキバキQA
自己紹介 ⚫ やまずん ⚫ Dirty Tester/バキバキQA ⚫ SaaS企業のQA ⚫ MOS検定Word 2008 ⚫ In 大阪 2
本発表の注意 ⚫ 大学などの専門機関や権威のある先生から習ったわけではあり ません ⚫ 技術的な話をするよりも、明日から学ぶ上でのウンチクを話し ます ⚫ 世の中一般論というより、やまずんの私見の内容が含まれます ⚫ 「非公開」とした内容はSNSほか、どこにも発信しないでくだ さい 3
みなさんはどうやって テストを学んでいますか? 4
テストを体系的に学ぶための手段 資格 イベント 情報源 ⚫ JSTQB ⚫ JaSST ⚫ 書籍 ⚫ IVEC ⚫ SQiPの研修 ⚫ 規格 ⚫ JCSQE ⚫ wacate ⚫ Web ⚫ IPA ⚫ TDD boot camp ⚫ Scrum.inc ほか 5
テストを体系的に学ぶための手段 イベント 情報源 ⚫ JSTQB ⚫ JaSST ⚫ 和書 ⚫ ASTER ⚫ SQiPの研修 ⚫ 洋書 ⚫ wacate ⚫ Web 資格 ⚫ IVEC ⚫ JCSQE ⚫ IPA 体系的にまとめられている部分がある 一方 さまざまな学習リソースは 一定のコンテキストが前提になっている ⚫ TDD boot camp また、知識体系もさまざまあり ほか 統一されていない部分もある 6
本発表のゴール ⚫ テスト界隈の現状を軽く知る ⚫ テスター(やまずん)がおす すめする学習リソースを知る ⚫ テストをこれから学習するに あたってのポイントを知る 7
ソフトウェアテストの団体の現状 8
ソフトウェアテストの学派 ISTQB(JSTQB) Context Driven •日本でも主流の学派 •アメリカなどで盛んな学派 •カオスなテスト用語の統一やテ •日本ではマイナー(というかほぼ スターの技術の認定などを目的 認知されていない) としている団体 •Linked inでレスバしてるのを見る •最近は本が少ないイメージ いろんなのがあ るんだねえ •最近の本はContext Drivenの人が 多いイメージ それぞれの派閥で用語の使い方や 目指す方向性が違うことを念頭に置いて学習する必要がある 9
ソフトウェアテストの学派 英語むずかしい よお〜 ISO29119に反対するContext-Driven https://context-driven-testing.com/please-sign-the-petition-to-stop-iso-29119/ 10
日本におけるソフトウェアテストの団体 ⚫ ASTER(ソフトウェアテスト技術振興協会) ⚫ 日本のソフトウェアテスト技術に関するNPO法人 ⚫ JSTQB ⚫ ISTQBの加盟組織で、ASTERと関係が深い ⚫ 勉強するだけであればほぼ同一と思ってもいい ぼくも資格ほし いなあ ⚫ 一般財団法人日本科学技術連盟 ⚫ 日本における品質管理の普及等を行っている組織 ⚫ JSTQB試験の運営をしている ⚫ IVIA(一般社団法人IT検証産業協会) ⚫ IT検証サービス(第三者検証)の社団法人 ⚫ IVECという資格を運営している 11
日本におけるソフトウェアテストの団体(土着) ⚫ テスト自動化研究会 ⚫ テスト自動化について研究・イベント ⚫ WACATE ⚫ 年2回テストに関する泊まりがけワークショップをしている ⚫ Testing Community JP ぼくも勉強会 行ってみようか なあ ⚫ テストに関わる人々が集まるSlack &mixi2コミュニティ ⚫ QA4AI ⚫ AI分野における品質保証を研究している ⚫ WARAI ⚫ 関西でソフトウェアテストの勉強会をしている ⚫ バキバキQAチャンネル ⚫ やまずんが勝手にやっている勉強会 12
日本におけるソフトウェアテストの特徴 ⚫ ASTERが中心となってソフトウェアテスト界を作っている ⚫ ただ、専業テスターの集まりという側面は強い ⚫ 第三者検証界隈はIVECにいる(らしい) ⚫ テスト設計(テスト開発)に強い関心がある いろんな特徴が あるんだねえ ⚫ 明日テスト設計コンテストはあるよ ⚫ 一方自動化などのフレームワークの活用はまだ進んでいない印象 ⚫ 各コミュニティが(ASTERを中心に)強く結びついてお互い に価値を高めていく傾向がある ⚫ 結びつきが強すぎて「とっつきにくい」と言われることもしばし ば… 13
JaSSTというイベント ⚫ ASTERが運営するソフトウェアテストシンポジウム ⚫ 日本中でやっている ⚫ 参加費は割と安い ぼくもいってみ ようかな! 14
おすすめの学習リソース 15
ASTERのセミナーテキストと動画 無料で勉強でき てよさそうだ ね! 16
ソフトウェアテスト読書マップ こんなにたくさ ん本があるんだ ねえ https://www.kzsuzuki.com/entry/2022/09/17/114249 17
JSTQBシラバス ⚫ シラバスは色々あるが、凝縮されている ⚫ その分とっつきにくい部分もあると思うので、 ちょっとこだわって勉強したい人向け シラバスも無料 で読めるんだね え 18
個人的なおすすめ本(開発者向け) まず自分のコードのテストをうまくやりたい ⚫ Effective Software Testing 英語だけどブラ ウザだから翻訳 かけられるよ! 19
個人的なおすすめ本(開発者向け) テスト技法についてやってみたい ⚫ ソフトウェアテスト技法練習帳 問題がたくさん あるんだねえ 20
個人的なおすすめ本(開発者向け) 高品質ソフトフェアを作るための方法を色々知りたい ⚫ SQuBOK いろんな人がか かわってるんだ ね! 21
テストレベル・テストタイプ・テストプロセス 僕も成長したい よ このスライドが詳しい https://speakerdeck.com/yamasaki696/study-software-testing-and-grow 22
私も情報発信してるのでよかったら見て 僕もいるよ! 23
宣伝 興味があったら きてね〜 24
これだけは覚えてもらえると助かる 25
ソフトウェアテストの7原則 1. テストは欠陥があることは示せるが、欠陥がないことは示せない 2. 全数テストは不可能 3. 早期テストで時間とコストを節約 4. 欠陥の偏在 5. テストの弱化 6. テストはコンテキスト次第 7. 「欠陥ゼロ」の落とし穴 汎用的な内容な んだ JSTQB FLシラバス4.0 p18-19 テストはコンテキスト次第でどうとでも正当化できてしまう。 ただ、「テストの7原則」だけはどこでも当てはまる。 まずは7原則だけでも知っておいてほしい。 26
巨人の肩に乗って ソフトウェアテストを 学ぼう 27
参考文献 いつもありがと ね〜 • https://github.com/yusukeyamashita/memo/blob/master/JapanTestCommunity/%5BJP%5DMyPerspe ctiveontheJapaneseQACommunity.md • ISTQB:JSTQB,ISTQBテスト技術者資格制度Foundation Level シラバス 日本語 版 Version 2023V4.0.J02, https://jstqb.jp/dl/JSTQBSyllabusFoundation_VersionV40.J02.pdf,2024/11/27 イラスト:タスマニア・デビ男 28