シフトレフトの1歩目として”テスト”を分解&可視化した

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March 27, 24

スライド概要

https://findy.connpass.com/event/313168/
伊藤 由貴さん、ブロッコリーさんに聞く!シフトレフトテストの推進と今後の展望
での発表資料です。

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各ページのテキスト
1.

シフトレフトの1歩目として “テスト”を分解&可視化した 2024/3/28 シフトレフトテストの推進と今後の展望 株式会社カカクコム システム本部 QAエンジニア 伊藤由貴(@yoshikiito) 1

2.

自己紹介:伊藤由貴(いとうよしき) n 仕事の経歴 l 2012 ~ 2022 ベリサーブにて 主にシステムテスト自動化の推進 l 2023 ~ カカクコムにて 複数開発チームへの横断QA活動実施中 n 社外の活動 l JSTQB AL テスト自動化エンジニアシラバス翻訳 l テストツールまるわかりガイド改訂 l TechTeamJournalライター l Sqripts スクリプター n Twitter:@yoshikiito 2

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発表の概要 n “テスト”の分解と可視化を行った事例についてご紹介 l シフトレフトに対してQAエンジニアがどう関わったか l シフトレフトのスモールスタート l 活動によって起こった変化 テストレベルのシフトレフト、のお話 3

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取り組みの背景 組織の状況 / 課題 / QAとしてのアプローチ 4

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開発組織の構成とQAの立ち位置 シ ス 開発部1 開発チーム1-A 開発部2 開発チーム1-B 開発部3 開発チーム1-C テ … … ム 本 部 QAの立ち位置 開発部7 • 各部・チームに対して広く浅く DevX室 テスト等の活動を支援 QA(私) • テストの実務を担うのではなく、 テストプロセス整備や技術移転 5

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開発チームの課題とQA視点での問題点 n テストケースの漏れを減らしたい l 開発担当者がテストケースを作成し、他メンバーがレビューするが それでもテストが漏れることがある n “テスト”をおおきな塊として扱っている(ように見えた) l 開発→テスト→リリース、の流れの中で、 実際には “テスト” の中で様々なことを行っている l 塊のままでは改善しづらい • どこで何をやっているかが明確でなければレフトにもライトにもシフトできない 6

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課題へのアプローチ:テストの可視化 n おおきな塊になっているテストを分解・可視化したうえで、 (直近での)理想状態を合意する l いつ、どんなテストをしているのか l どの時点で何が担保されているのか 7

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テストの分解と可視化 開発チームと取り組んだ内容と結果 8

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開発チームとテストの分解・可視化を実施 1. 一般的なテストレベルに沿って、今行っているテスト関連の活動 を列挙・整理 l テスト種別 l テスト目的 l 観点・手法 l 手段(ツールなど) l 主担当 l タイミング など 9

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開発チームとテストの分解・可視化を実施 2. テストレベルごとに図示し、全体感を可視化 l 各テストレベルも、呼称・目的などを整理&合意 10

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テストの分解・可視化の効果 n チームでの相談中 l 個々のテストについて、「いつ実施するのが最適か」という 議論ができた • 結果として、より前段階での実施が決まったテストも n 可視化後 l 個々のテストの目的・責務が明確になり、 テスト設計やレビューがしやすくなった 11

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開発チームの声 n テストケースの作成・レビューがしやすくなった l テスト全体を俯瞰できず、何のテストをどのタイミングで実施しているか不明瞭だったが、 テスト構成図とテスト計画を元にテスト実施の取捨選択がしやすくなった。 n 次のテスト工程に進む際の安心感が得られた l 各テストを実施したことで何が言えるのか定義が定まっておらずテストをこなしたもの不安があった。 各テストフェーズごとにここまで確認できていれば「〜がOK」と標準化されたため安心感が増した。 • 標準化された為、誰が担当していてもここまで終わっていれば最低限〜は担保されているという安心感 n 他部署(ビジネスサイド等)に説明しやすくなった l 案件や担当者ごとにテストの作成粒度が異なり、他部署から見てシステム部のテストは ブラックボックスだった。 テスト構成図とそれを元にしたテストケースを提示することで、説明がしやすくなった。 12

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まとめ シフトレフトの1歩目としての活動 / その後の効果 13

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シフトレフトの1歩目 n 現状の可視化など小さいところからスタートするのも有効。 l 可視化すること(だけ)で改善につながる部分も。 l 曖昧なもの、おおきなものは扱いづらい。まずは扱える状態に。 14

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その後:プロセスのシフトレフトへ n ビジネスサイドも含めたテストの可視化を実施中 企画チーム1-A シ … ス テ ム 開発チーム1-A 開発部1 開発部7 本 部 DevX室 QA(私) 15

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以上 ご質問・ご意見などぜひコメントください👏 16