WAC in Azure Portalで管理する Azure Stack HCI

SCUGJ 第31回勉強会 2022/09/17 Windows Server and Cloud User Group Japan 後藤 諭史（Satoshi GOTO）

     後藤 諭史（ Satoshi GOTO ） 国内SIerでプリセールスやっています 仮想化製品が主な専門分野です。 が、基本的には雑用係 Microsoft MVP - Cloud and Datacenter Management （Jul.2012 - Jun.2023） Twitterはこちら ◦ Twitter：@wind06106 2

本セッション資料ですが、個人で準備した環境において、個人的に実施した検証／結果を基に記載しています。 あくまで個人の意見／見解であり、所属する会社の正式な回答／見解ではない事に留意してください。 3

クラウドサービスを取り扱っているため、セッション当日（2022/09/17）時点の情報となります。 セッション終了直後、いきなり仕様が変更される場合もありますのでご了承ください。 4

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 Azure Portal上からWACを介してオンプレのAzure Stack HCI を管理可能  導入／設定はAzure Portalから → 機能拡張で実装  Azure Arcの仕組みを利用して実装されているため、ネットワーク要件は Azure Arcに準拠 → WACを使用するために、オンプレ側でInternetからのポート開放の必要性なし → 実際の通信フローに関しては後述  オンプレ展開のWACと比較すると、できることは限定される → 機能制限あり（詳細は後述） → とはいえ、Azure Stack HCI クラスターの管理は一通り可能 6

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・サーバー ・ボリューム ・ドライブ ・SDN インフラストラクチャ ・診断 ・セキュリティ ・証明書 ・デバイス ・イベント ・ファイルとファイル共有 ・ファイアウォール ・インストール済みのアプリ ・ローカル ユーザーとグループ ・パフォーマンス モニター ・PowerShell ・プロセス ・レジストリ ・リモート デスクトップ ・役割と機能 ・スケジュールされたタスク ・サービス ・Storage ・更新プログラム ・仮想マシン ・仮想スイッチ シングルサーバー／クラスター管理は十分可能 9

クラスター管理 サーバー管理 10

 Azure Portal から機能拡張の形で導入  Azure Stack HCI の全ノードに導入 11

 ほぼ WAC のフルインストール → 全ノードにインストールされるため、冗長構成 → ただし、機能拡張が動作する（6516/TCPをリッスンする）ノードは1台のみ  WAC そのものもローカルアクセス可能です 12

Azure Portal 管理端末 ポータルアクセス（443/TCP） リバースプロキシ WAC 6516/TCPに ローカルアクセス Azure Arcセッション（443/TCP） Azure Stack HCI Azure Arc 13

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 スタンダードな Azure Stack HCI の管理であれば、非常に便利な機能です  できないこともあるので、用途によってオンプレWACとの使い分けが重要  珍しく443/TCP以外を使用するので、企業環境、プロキシ環境では注意が必要です  よいAzure Stack HCI ライフを！ 15

 Azure Stack HCI ソリューションの概要 https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure-stack/hci/overview  Azure でWindows Admin Centerを使用して Azure Stack HCI クラスターを管理する (プレビュー) https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows-server/manage/windows-admin-center/azure/manage-hci-clusters 16

• https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure-stack/hci/overview
• https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows-server/manage/windows-admin-center/azure/manage-hci-clusters

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