MotionShare - Motion を Capture, Share, Play

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March 15, 25

スライド概要

https://iwakenlab.connpass.com/event/342466/
のイベントで発表した資料

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VRコミュニケーションを支えるエンジニアをやっています

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関連スライド

各ページのテキスト
1.

Filmed in Motionを Capture,Share,Play VRユーザー拡大を目指す モーション共有プラットフォーム とうとう(@__tou__tou) を作りたい 1

2.

# とうとう Online とうとう( X :@__tou__tou ) VRコミュニケーションを支えるエン ジニア 領域:インフラ・リアルタイムサー バー 上級バーチャルリアリティ技術者 (日本バーチャルリアリティ学会) VRChat でよく遊んでいます 2

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MoShareとは 3

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Motion を Capture, Share, Play できるサービス 4

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開発中のデモ動画 5

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MoShare で解決したい二つの課題 6

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課題1:飽きやすいプリセットモーション VRアバター体験品質を決める3つの要素 ● ● ● グラフィック インタラクション モーション プリセットモーションは飽きやすい ● 自然なモーションを用意するのは意外と難しく、よく見るプリセットモーションをどうし ても選びがち ○ (VRChatなどでは中の人が直接アバターを動かすので忘れがちだが...) ● プリセットモーションなどよく見る動きは、驚きがすくなく飽きに繋がりやすい 7

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課題2:VR普及の壁 VR体験への導線不足 ● VRに興味をもってもらうきっかけは限られている ○ ● 配信や店舗型VR体験施設などはある 「実際にVRで体験できる」といった気づきが得られる導線が少ない ○ 理想はYouTubeの360°動画やGoogleMapの1人称視点モードぐらいのスムーズな導線が必要 VR体験の魅力の伝わりにくさ ● 動画や画像ではVRの没入感が伝わりにくい 8

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MoShare が目指す解決策 9

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基本コンセプト MotionをVRでCapture, WebでShare, VRとWebでPlay 10

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MoShareのアプローチ ● モーションの多様性を重視:品質よりも数や種類を重視します ○ 例えば、ゲッダンダンスや腰トラが飛ぶモーションは面白い ○ 「現実の動きが正確にキャプチャされる」といった品質の高さがな くても価値はある ● Web上での3DViewerとVR体験へ導線を提供 ○ 2DでもViewerの操作ができる ○ YouTube 360°動画のようなVR体験への入口を提供 11

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目指す効果 ● モーションの多様性の促進 ○ ○ 脱プリセットアニメーション! 飽きにくいVR体験に繋がる ● 新たなVRへの導線 ○ ○ Web上でのモーション再生時に「VR利用ができる」という気づきを与える YouTube360°動画的な ● モーションが蓄積してきたらアバター版TikTokを実現 ○ ショートVRライブの体験 12

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MoShare の技術アーキテクチャ 13

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MoShare アーキテクチャ 14

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MoShare の技術的特徴 15

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Unityクライアント ・VRM Animation形式でモーションを録画・再生 ・VRM, VRM Animation の Runtime Importer/Exporter ・Unity Animationファイルのエクスポート ・SDKを提供しVRChatなどからモーションをアップロー ド可能にしたい 16

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サーバーインフラの特徴 「利用者が少なければほぼお金がかからない」 & 「利用者が増えても対応できるスケール性」 を意識した構成 17

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APIサーバー Cloud Run を利用 ・リクエストが無いときは課金がない ・無料枠がある ・最大リクエスト制限やアラート周りの充実 18

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データベース Firestore を利用 ・無料枠がある ・RDBと比べて格安(10分の1ぐらい) ・プロダクト初期段階では十分だと判断 19

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Webフロントエンド Cloudflare Pages を利用 ・ホスティングやSSL証明書が実質無料 ・カスタムドメインを設定できる ・スケール性あり 20

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アセットストレージ Cloudflare R2 を利用 ・アセットのダウンロードが無料!!! ・10秒程度モーションでファイルサイズが数MBになるの で効果的 21

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今後の展望 22

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今後の展望 ● 直近の目標は MVP を作って展示会にだす ○ MVP(Minimum Viable Product):製品の核となる価値を提供する 最小限の機能セットを備えた初期バージョン ● 以下の懸念に向き合う ○ MoShareに本当に価値があるのか? ○ リリース後にユーザーが本当使ってくれるのか ○ 個人ないしは少人数で運用していけるのか 23

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まとめ 24

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まとめ ● MoShare を開発中 ○ Motion をVRで Capture、Web でShare、VRとWebで Play ○ WebからVRへの導線 ○ 多種多様なモーションを共有できるプラットーフォーム ○ モーションが蓄積されてきたらアバターTikTok的なものも視野 ● MoShareの技術アーキテクチャ ○ 運用コストの最小化を目指した設計 ● MoShareの最小構成を作り切って展示会に出すことが直近の目標 25