第12回: WiSASとセキュア無線APの違い

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July 03, 24

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昨年から、Wi-Fi機器に関する事件や報道が急激に増加しており、Wi-Fiセキュリティに注目が集まっています。Wi-Fi領域のセキュリティ対策には、WiSASのようなWIPS(Wireless Intrusion Prevention System:無線侵入防止システム)WIDS(Wireless Intrusion Detection System:無線侵入検知システム)の他に、セキュア無線APなどがありますが、今回はその違いを詳しく解説いたします。

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日本初のクラウド型フルマネージドWi-Fi セキュリティ・ソリューション「WiSAS(ワイサス)」を開発・提供しているスプライン・ネットワーク㈱による公式アカウントです。製品資料、セキュリティに関する資料など勉強会や配信などで行った講演資料を公開しています。 公式サイトはこちら https://wisas.jp/

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連載企画 <第 12回: WiSAS とセキュア無線 AP の違い> 昨年から、Wi-Fi 機器に関する事件や報道が急激に増加しており、Wi-Fi セキュリティに注目 が集まっています。Wi-Fi 領域のセキュリティ対策には、WiSAS のような WIPS(Wireless Intrusion Prevention System:無線侵入防止システム)WIDS(Wireless Intrusion Detection System:無線侵入検知システム)の他に、セキュア無線 AP などが ありますが、今回はその違いを詳しく解説いたします。 まず、WIPS/WIDS とは Wi-Fi セキュリティに特化した専用の装置であり、悪意のある無線の 侵入や攻撃を検知し、防御する機能を持っています。そして、その機能をフルマネージドかつフル リモートで実行できるのが WiSAS となります。 一方、無線 AP には WIPS に相当するセキュリティ機能を内蔵した製品も存在します。これら の AP は「セキュア無線 AP」と呼ばれており、通常のデータ転送機能に加えて、Wi-Fi のセキュリ ティセンシングを行うことができます。 しかし、WIPS とセキュア無線 AP の間には、セキュリティの品質において顕著な違いがあります。 セキュア無線 AP は、Wi-Fi のセンシングを行う際に、データ転送の時間を犠牲にします。これに より、通信のパフォーマンスが著しく劣化するというデメリットが存在します。 また、セキュア無線 AP のセキュリティ機能が常に動作しているわけではなく、特定の時間や状況 でのみセキュリティ機能が動作します。これらのデメリットが普及を妨げているといってもいいでしょ う。

2.

これに対して、WiSAS は専用の装置として常時機能し、脅威の検知や対応を行うため、その 品質や機能性はセキュア無線 AP と比べても格段に優れていると言えます。 企業の情報システムを管理する皆様にとって、社内を飛び交う管理外の Wi-Fi 電波は悩みの 種かと存じます。その解決の第 1 歩は「可視化」です。そして、Wi-Fi セキュリティ製品を導入す る際は、それぞれの特徴や限界、そして組織のニーズに合わせて最適な選択を行う必要がありま す。 弊社が提供している WiSAS は、対象エリア内に存在する全ての Wi-Fi デバイス間の通信を 常時監視し防御するだけでなく、それらの機能をフルマネージドかつフルリモートで実施できるた め、高度なスキルやリソースの負担を最小限に留めることが可能です。 ☆★問い合わせ先 ☆★ 株式会社スプライン・ネットワーク WiSAS 事業部(ワイサス事業部) 〒150-0034 東京都渋谷区代官山町 1-8 SYLA DAIKANYAMA 6 階 e-mail:[email protected] Tel:03-5464-5468