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September 28, 24
スライド概要
開発者兼スクラムマスターとして チームへ参画した件にまつわるエトセトラ_XP祭り2024
Slideshare から移行しました。 https://www.slideshare.net/yasufumimoritake
開発者兼スクラムマスターとして チームへ参画した件にまつわるエトセトラ 2024.09.28 森竹 泰文(Yasufumi Moritake) GO株式会社 XP祭り2024 #xpjug © GO Inc.
自己紹介 GO株式会社 バックオフィス基盤開発部 プロフィール写真 森竹 泰文(Yasufumi Moritake) 2022年7月に GO株式会社 へ入社し、決済基盤の開発やスクラ ムマスターの役割を担当している。Scrum Inc. 認定スクラムマ スター(LSM) / 認定スクラムプロダクトオーナー(LSPO) @moriyasu0410 © GO Inc. 2
実は… XP祭り2019 に初参加・初登壇してました🎉 今回は 5年ぶり のXP祭りでの登壇となります❗ © GO Inc. 3
今日お話すること 開発者兼スクラムマスターとして、タクシーアプリ『GO』の決済基盤チームへ参画 しました。 参画時のチーム状況から、スクラムマスターとして実践したこと、現在のチーム状 況についてお話します。 © GO Inc. 4
タクシーアプリ『GO』とは アプリでタクシーを呼べるシンプルな体験を提供 ※サービスによって提供エリア・提供条件が異なります © GO Inc. 5
タクシーアプリ『 GO』の事業成長 ー 実車数とダウンロード数推移 ー No1※タクシーアプリとして成長中 ダウンロード数 (24年9月) 2400万 年間実車数 (22年6月-23年5 月) 6000万回 利用可能エリア ネットワーク事業者数 46都道府県 1100社以上 『GO』四半期別タクシー実車数 『GO』累積ダウンロード数 2020年4月 Mobility Technologies誕生! 2024年4月 2000万ダウンロード突破! 2023年4月 「GO株式会社」に商号変更 2022年9月 1000万ダウンロード突破! 2021年10月 500万ダウンロード突破! 2021年11月 法人向けタクシー配車管理 『GO BUSINESS』リリース 2020年9月 タクシーアプリ『 GO』 全国 11エリアでスタート ※ ※Sensor Tower by data.ai調べ - タクシー配車関連アプリにおける、日本国内ダウンロード数( は当社の登録商標です。 App Store/Google Play合算値) - 調査期間: 2020年10月1日~2024年6月30日 © GO Inc. 6
開発プロセス ● 開発プロセス ○ 大規模 ■ 変化を受け入れるウォーターフォール ■ プロジェクト毎にメンバーをアサイン ○ 中〜小規模 ■ アジャイル・スクラム © GO Inc. 7
開発体制 ● 開発体制 ○ ユーザーシステム開発部 ○ バックエンド開発部 ○ バックオフィス基盤開発部 ■ 決済基盤 👈 ■ 支払い請求基盤 ■ GO管理画面 © GO Inc. 8
決済基盤チーム ● 決済基盤チーム ○ エンジニアリングマネージャー(EM) ○ 開発者 ○ スクラムマスター(SM) ○ プロダクトオーナー(PO:EMがPO代理) © GO Inc. 9
キャッシュレス決済「GO Pay」 支払手段の事前登録で、降車時にスムーズに決済 (アプリでの配車の場合) 後部座席でのQRコード決済 (流しの場合) © GO Inc. 10
アジェンダ ● ● ● ● チーム状況(参画時) スクラムマスターとして実践したこと チーム状況(現在) 最後に © GO Inc. 11
01 チーム状況 (参画時) © GO Inc. 12
チーム状況(参画時) ● 開発者兼スクラムマスターとして、決済基盤チームへジョイン ○ 当時の思い ■ まずは開発者として、バリューを発揮することに注力 ● 開発者の仕事を把握することで、開発者視点での課題に気づけた り、スクラムマスターとして行動する際に、 大きな判断材料になる ● 開発者の仕事を一通り(設計〜開発〜テスト〜リリース〜運用・保 守)経験して慣れてきたら、少しずつカイゼンするスタイル ● とは言え、価値がありそうな取り組みに関しては、すぐに実践す るのが良さそう © GO Inc. 13
チーム状況(参画時) ● 決済基盤チームへジョインしてみて ○ チームメンバーのコミュニケーションが少なめ ○ 目的がわからないカイゼンタスクがある ○ ふりかえりがない © GO Inc. 14
チーム状況(参画時) ● 決済基盤チームへジョインしてみて ○ チームメンバーのコミュニケーションが少なめ ○ 目的がわからないカイゼンタスクがある ○ ふりかえりがない ⇨ チームメンバーの関係性を強めることから始めるのが良さそう❗ © GO Inc. 15
スクラム マスターとして 02 実践したこと © GO Inc. 16
スクラムマスターとして実践したこと ● ● ● ● ● チームメンバーの関係性を強化 期待値の擦り合わせ スキルの見える化 プロジェクトの目的を明確化 ふりかえり © GO Inc. 17
スクラムマスターとして実践したこと ● ● ● ● ● チームメンバーの関係性を強化 期待値の擦り合わせ スキルの見える化 プロジェクトの目的を明確化 ふりかえり © GO Inc. 18
チームメンバーの関係性を強化 シャッフル1on1 ● ● ● チームメンバー全員との1on1 自己紹介、出身地や趣味、好きなこと、なぜ入社したか 新規参画者のタイミングでも開催 © GO Inc. 19
チームメンバーの関係性を強化 シャッフル1on1の成果 ● お互いのプライベートな部分や入社の経緯を知ることで相互理解が進み、 仕事の相談がしやすく © GO Inc. 20
チームメンバーの関係性を強化 シャッフル1on1の所感 ● ● チームメンバーから「やって良かった」とコメントを頂く❗ チームメンバーの関係性を強化する1歩目として、手応えを感じる🎉 © GO Inc. 21
スクラムマスターとして実践したこと ● ● ● ● ● チームメンバーの関係性を強化 期待値の擦り合わせ スキルの見える化 プロジェクトの目的を明確化 ふりかえり © GO Inc. 22
期待値の擦り合わせ ドラッカー風エクササイズ 期待マネジメントの取り組みで、チーム内の期待値を見える化する ● ● ● ● ● ⾃分は何が得意なのか ⾃分はどうやって貢献するつもりか ⾃分が⼤切に思う価値は何か チームメンバーは⾃分にどんな成果を期待していると思うか その期待は合っているか © GO Inc. 23
期待値の擦り合わせ ドラッカー風エクササイズの成果 ● チームメンバーの強みや価値観を知ることで、関係性がさらに強化へ © GO Inc. 24
期待値の擦り合わせ ドラッカー風エクササイズの所感 ● ● 入社してから初のワークショップ形式での取り組みで、 無事に開催できてホッとする😄 最後の質問「その期待は合っているか」で 「期待が合っていない」と盛り上がる😆 © GO Inc. 25
スクラムマスターとして実践したこと ● ● ● ● ● チームメンバーの関係性を強化 期待値の擦り合わせ スキルの見える化 プロジェクトの目的を見える化 ふりかえり © GO Inc. 26
スキルの見える化 星取表(スキルマップ) チームメンバーのスキルを見える化し、チームの強み / 弱みを見える化する 強みはより活かし、弱みや足りない領域については、補完する取り組みを行う ※注意 人事評価では使用しないこと 正直なことが言いにくくなってしまう © GO Inc. 27
スキルの見える化 星取表(スキルマップ)の成果 チームメンバー からのアイディア ● 「ドメイン知識が弱い」という気付きから、「ドメイン知識学習会」を開催 ○ 事業領域に関わる知識を学び合う場 ○ 初心者が調べて発表、有識者が補足 ● 初心者〜有識者間で双方向でのコミュニケーションが生まれ、弱みを補完する Scrum Fest Sendai 2024 スタートアップにおけるプロダクト志向なエンジニア組織作り © GO Inc. 28
スキルの見える化 星取表(スキルマップ)の所感 ● ● 「初心者が調べて発表、有識者が補足」のやり方は、到底自分では思いつかな いようなアイディアでチームメンバーに感謝💡 まずは弱みを補完し、強みをより活かす方は今後💪 © GO Inc. 29
スクラムマスターとして実践したこと ● ● ● ● ● チームメンバーの関係性を強化 期待値の擦り合わせ スキルの見える化 プロジェクトの目的を明確化 ふりかえり © GO Inc. 30
プロジェクトの目的を明確化 インセプションデッキ プロジェクトの目的を明らかにするための共通認識を「10の問い」から作り出す Why を明らかにする われわれは なぜここに いるのか エレベータ ピッチ パッケージ デザイン プロジェクトコミュニティ How を明らかにする やること やらないこと リスト 技術的な 解決策 期間を 見極める トレードオフ スライダー なにが どれだけ 必要か 夜も眠れない問題 © GO Inc. 31
プロジェクトの目的を明確化 今回は時間的な都合もあり、重要だと思われる以下に絞って実施 Why を明らかにする ✔ われわれは なぜここに いるのか How を明らかにする ✔ エレベータ ピッチ パッケージ デザイン プロジェクトコミュニティ やること やらないこと リスト 技術的な 解決策 ✔ トレードオフ スライダー 期間を 見極める なにが どれだけ 必要か 夜も眠れない問題 © GO Inc. 32
プロジェクトの目的を明確化 インセプションデッキの成果 ● 我々はなぜここにいるのか ● トレードオフスライダー © GO Inc. 33
プロジェクトの目的を明確化 インセプションデッキの所感 ● 普段できないような深い本質的な議論ができる🤓 ● 「決済を通じて、あらゆるステークホルダーに付加価値を提供する」を見る度 に気持ちが引き締まってグッと来る😂 © GO Inc. 34
プロジェクトの目的を明確化 インセプションデッキのアンケート結果 あるようで無かった 共通認識を作ること が出来た 決済基盤の本質部 分に関してチーム で話せたのはよ かった 雑談を交えて皆でたくさ ん笑い、深い議論をし、 チームの一体感を強く感 じました © GO Inc. 35
スクラムマスターとして実践したこと ● ● ● ● ● チームメンバーの関係性を強化 期待値の擦り合わせ スキルの見える化 プロジェクトの目的を明確化 ふりかえり © GO Inc. 36
ふりかえり チームが変われる環境を整え、より良いやり方を見つける ● まずは KPT(Keep/Problem/Try)を実施 ○ 30分 / 週 © GO Inc. 37
ふりかえり ふりかえりの課題 ● ● 30分枠だと時間が短く、Keep / Problemの深堀りができない 徐々に形骸化している気がする… © GO Inc. 38
ふりかえり ふりかえりのカイゼン ● ふりかえりのふりかえりを実施 ○ どんな雰囲気でふりかえりを進めたいか ○ その雰囲気を作り出すために何をするのか © GO Inc. 39
ふりかえり ふりかえりの内容を変更 ● 良かったこと、うまく行ったこと、楽しかったこと ● うまくいかなかったこと、カイゼンしたいこと ● 気付き、新しいアイディア、学んだこと ● 感謝したいひと・こと © GO Inc. 40
ふりかえり ふりかえりの成果 ● カイゼンすることが当たり前(文化)になってきた👍 © GO Inc. 41
ふりかえり ふりかえりの所感 ● ふりかえりのふりかえりは大事🙌 ● ふりかえりが形骸化しないよう、様々なふりかえり手法も使ってみたい👏 ふりかえりカタログ © GO Inc. 42
エトセトラ ● スクラムガイド読書会開催 ⇨ インプットからアウトプット、対話から業務の相談へ © GO Inc. 43
エトセトラ ● 紙ヒコーキワークショップ ○ チームが利用可能な紙ヒコーキを、どうやって多く作れるかを知るゲーム ⇨ スプリントを通じて、スクラムの一部を体験 紙ヒコーキワークショップをやりました © GO Inc. 44
04 チーム状況 (現在) © GO Inc. 45
チーム状況(現在) ● 決済基盤チームの現在 ○ チームメンバーとのコミュニケーションが少なめ ⇨ チームメンバー間の相互理解が確実に強化 ○ 目的がわからないカイゼンタスクがある ⇨ 仕事をする上での軸が明確化 ○ ふりかえりがない ⇨ カイゼンすることが当たり前へ © GO Inc. 46
最後に 04 © GO Inc. 47
まとめ ● ● ● チーム状況(参画時) スクラムマスターとして実践したこと ○ チームメンバーとの関係性を強化:シャッフル1on1 ○ 期待値の擦り合わせ:ドラッカー風エクササイズ ○ スキルの見える化:星取表(スキルマップ) ○ プロジェクトの目的を見える化:インセプションデッキ ○ ふりかえり:ふりかえりのふりかえり チーム状況(現在) ○ 相互理解の強化 ○ 軸の明確化 ○ カイゼン文化 © GO Inc. 48
今後 Next Action ● より良いチームへ ○ 良いプロダクトは良いチームから ● チーム内からチーム外へ ○ 他チームとの関係性に着目し、チーム間連携を強化 ○ #ScrumMasterWay レベル2へ ■ https://scrummasterway.com/scrummasterway-ja.html ● スクラムマスターとしてのブランディング ○ 社外コミュニティへの貢献 © GO Inc. 49
50 © GO Inc.
共に働く仲間を募集中です 採用情報 https://goinc.jp/career/ 採用情報 https://goinc.jp/career/ 採用情報 https://goinc.jp/career/ 採用情報 https://goinc.jp/career/ © GO Inc. 51
ありがとうございましたー❗ © GO Inc. 52
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