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September 09, 17
スライド概要
Team Foundation Serverを振り返る
注意事項 • 本内容は完全に個人的な見解です!!!
Team Foundation Server 2005 • 最初のTFS • Visual Studioと組み合わせて「Visual Studio Team System(VSTS)」と呼ばれてた ↑今となってはややこしい略称 • 基本機能はここで作成されている • (うわさによると)インストールがものすごく面倒
Team Foundation Server 2008 • 基本はTFS2005のまま • DB屋さんのためにDatabase Editionなるものが存在する
Team Foundation Server 2010 • Visual Studio 2010と合わせて見た目が大幅に変更 • Visual SourceSafe(VSS)サポート終了キャンペーン(?)と合わせて、 多くの人がTFSを知るのはこのバージョンから • Express版が初登場 • TFS限定用途なら、SQL Serverが無償利用可能 • 「Application Lifecycle Management」なる単語が使われる
Team Foundation Server 2010 • Lab Management(SCVMMとの連携)が追加 • ビルド定義がXML化され、画面からワークフロー形式でカスタマイズ 可能になった • Visual Studio以外のIDEやWindows以外のOSからコマンドでTFSへの アクセスを可能にするTeam Explorer Everywhere(TEE)登場 • 自分がTFS触り始めた&Javaのビルドを始めたのはこのバージョンから
Team Foundation Server 2012 • TFS2010とほぼ同じ • Azure上で稼働するTeam Foundation Service(TFS)が発表される →Visual Studio Online(VSO)→Visual Studio Team Services(VSTS)と名称を 変える →TFSの開発が「クラウドファースト」に変更される • Webポータルサイトの機能が強化されはじめたのはここから • Git対応(Update2)
Team Foundation Server 2013 • TFS2012とほぼ同じ • Agile系の管理機能強化 • Webベースでのバージョン管理エクスプローラー
Team Foundation Server 2015 • VSTSから逆輸入/3ヶ月ごとのUpdate提供 • クロスプラットフォームが目玉 • ビルドが大幅変更(昔のビルドシステムは「XAMLビルド」) • リリース管理機能登場 • 基本操作はWebポータルサイトがメインになった
Team Foundation Server 2015 • Linux/Macのビルドエージェント登場 • Taem Room(チーム内チャット)登場 • Team Explorer廃止
Team Foundation Server 2017 • VSTSから逆輸入/3ヶ月ごとのUpdate提供は変わらず • パッケージ管理(NuGetなど) • 「Project Serverの統合」がサポート外 • 全OSのビルドエージェントがGitHubから提供(Update1) • Windows版のビルドエージェントは64bit版のみ(Update1)← • Team Explorer復活(
Team Foundation Server 2018 • 2017/08/30にRC1が公開 • リリース機能の強化 (フロー編集、DeployGroupによる複数マシンへのデプロイ) • WiKi追加 • ビルド定義のエクスポート/インポート
Team Foundation Server 2018 • XAMLビルドがサポート外 • Test Managerのラボセンターと自動テストフローがサポート外 • SharePoint連携がサポート外 • Team Roomが削除
ざっくりと振り返る • 開発者が最低限必要とする機能は2005からほとんど変わらない • 変更管理/自動ビルド/作業項目管理/レポーティング • 開発者が取り組んだほうが良い機能が取り込まれている • CI→CD→クロスプラットフォーム対応→クラウド対応→Docker対応
ざっくりと振り返る • 操作はIDEからWebに • 外部サービス連携 • Jenkins/GitHub/Bamboo/HipChat/Slack/Trello/Microsoft Teams/etc… • ばっさり切られる機能も • オンプレ関連(SharePoint/Lab Management/Project)
これからどうなる(どうなってほしい) • 新しい技術に対応 • MSのテクノロジーに固執しない機能拡張 • VSTSベースに変わったので、SIer+オンプレで使用するには 辛くなってきている • やはりExcel最強か • TFSのUpdateに取り込まれるころには、機能としては比較的安定している 状態
これからどうなる(どうなってほしい) • VSTS/TFSはチーム開発として取り組むべき方向性を示してくれる • 個々の機能単位ではなく、チーム開発全体としての統合化 • あくまで方向性 • 自身のチームに対して「何のために何をどう使うか」 • 導入が目的ではない
参考サイト • • • • • • • • TFS2005 https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/dd229387.aspx TFS2008 https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/fda2bad5(v=vs.90).aspx TFS2010 https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/fda2bad5(v=vs.100).aspx TFS2012 https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/vs/alm/fda2bad5(v=vs.110).aspx TFS2013 https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms253184.aspx TFS2015 https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ee854733(v=vs.120).aspx TFS2017 https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ee854733(v=vs.120).aspx TFS2018 RC1 リリースノート https://www.visualstudio.com/ja-jp/news/releasenotes/tfs2018-relnotes
HN:ぶらっく(@__Black) ぶらっくの技術メモ http://blackssi.cocolog-nifty.com/blog/ 金融系業務パッケージ担当SE TFSUGスタッフ MVP Award for Visual Studio and Development Technologies 2014/07~2018/06 広島在住!