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August 27, 25
スライド概要
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Fabricでの開発物管理の進め方と注意点 Microsoft Data Analytics Day(Online) 勉強会 兵藤 克樹
開発物管理 ◆ ライフサイクル管理 ・ 継続的インテグレーション/継続的デリバリー(CI/CD) 開発→テスト→運用→改修のサイクルを管理し、 効率良く安全に新機能をリリースするためのプロセス。 開発 • Microsoft Fabric の CI/CD の概要 - Microsoft Fabric | Microsoft Learn テスト 運用 2
Fabricでの開発物管理の方法 ◆ Git統合 複数の開発者が独自環境で作業し、変更を統一の開発環境にマージする。 コードの差分を追跡し、バージョン管理にも活用できる。 ◆ 配置パイプライン 開発→テスト→運用の異なる環境のワークスペースにアイテムをリリースする。 ワークスペース間でのアイテムの差分を確認し、変更をリリースする。 • Microsoft Fabric の CI/CD の概要 - Microsoft Fabric | Microsoft Learn 3
開発物管理の全体像 配置パイプライン ③ 改修 Prd ワークスペース Dev ワークスペース Ftr ワークスペース(s) ⑧ リリース ④ コミット Feature ブランチ(s) ② ワークスペース接続 ⑦ 修正反映 ① ブランチ作成 Main ブランチ ⑤ プルリクエスト ⑥ 承認 • Fabric の CI/CD ワークフロー オプション - Microsoft Fabric | Microsoft Learn 4
Git統合の手順 ◆ ブランチ作成、ワークスペース接続 mainに接続したワークスペースから分岐を作成すると、新規/既存のワークスペースに環境が複製される。 5
開発物管理の全体像 配置パイプライン ③ 改修 Prd ワークスペース Dev ワークスペース Ftr ワークスペース(s) ⑧ リリース ④ コミット Feature ブランチ(s) ② ワークスペース接続 ⑦ 修正反映 ① ブランチ作成 Main ブランチ ⑤ プルリクエスト ⑥ 承認 6
Git統合の手順 ◆ 改修、コミット FtrワークスペースでDevワークスペースに影響を与えず安全に改修し、コミットする。 7
Git統合の手順 ◆ 改修、コミット 改修内容をコードベースで確認できる。 8
開発物管理の全体像 配置パイプライン ③ 改修 Prd ワークスペース Dev ワークスペース Ftr ワークスペース(s) ⑧ リリース ④ コミット Feature ブランチ(s) ② ワークスペース接続 ⑦ 修正反映 ① ブランチ作成 Main ブランチ ⑤ プルリクエスト ⑥ 承認 9
Git統合の手順 ◆ プルリクエスト 変更に問題が無いか管理者にレビューを依頼する。 10
Git統合の手順 ◆ 承認 変更に問題が無いかレビューし、問題無い場合はmainにマージする。 11
開発物管理の全体像 配置パイプライン ③ 改修 Prd ワークスペース Dev ワークスペース Ftr ワークスペース(s) ⑧ リリース ④ コミット Feature ブランチ(s) ② ワークスペース接続 ⑦ 修正反映 ① ブランチ作成 Main ブランチ ⑤ プルリクエスト ⑥ 承認 12
Git統合の手順 ◆ 修正反映 mainブランチの内容をDevワークスペースに反映する。 13
Git統合の手順 ◆ 履歴管理、復元 過去の変更を追跡し、コミットを差し戻すことで過去のバージョンにも復元できる。 14
開発物管理の全体像 配置パイプライン ③ 改修 Prd ワークスペース Dev ワークスペース Ftr ワークスペース(s) ⑧ リリース ④ コミット Feature ブランチ(s) ② ワークスペース接続 ⑦ 修正反映 ① ブランチ作成 Main ブランチ ⑤ プルリクエスト ⑥ 承認 15
配置パイプラインの手順 ◆ リリース ワークスペース間での変更・新規作成などの変更を検知し、アイテムを個別にリリースする。 16
開発物管理の注意点 ◆ 接続情報が環境ごとに自動で切り替わるアイテムと切り替わらないアイテムがある 自動で切り替わる:パイプライン 切り替わらない:データフローGen2 Dev ワークスペース Dev ワークスペース Prd ワークスペース Prd ワークスペース リリース 17
開発物管理の注意点 ◆ 接続情報が環境ごとに自動で切り替わるアイテムと切り替わらないアイテムがある アイテム パイプライン 詳細 コピーアクティビティの取得元 コピーアクティビティの宛先 パイプラインの呼び出し ノートブックの呼び出し データフローの呼び出し ストアドプロシージャの呼び出し データフロー※ 取得元 宛先 ノートブック 接続レイクハウス Ftrに分岐時 Ftr Ftr Ftr Ftr Dev Dev Dev Dev Dev FtrからDevにコミット時 Dev Dev Dev Dev Ftr Ftr Ftr Ftr Ftr DevからPrdへリリース時 Prd Prd Prd Prd Dev Dev Dev Dev Prd ※データフロー Gen2の動的変更については2025年3Qにリリースが予定されている 解決済み:Re:データフローGen2の運命を動的に変更する方法-Microsoft Fabricコミュニティ 18
接続情報の動的変更について暫定策 ◆ 変数ライブラリを使用し、環境ごとのパラメータを切り替える • Fabric アプリケーション ライフサイクル管理変数ライブラリ - Microsoft Fabric | Microsoft Learn 19
変数ライブラリ ◆ 環境ごとの変数を定義できる Devワークスペース XXXX-XXXX-XXXX XXXX-XXXX-XXXX XXXX-XXXX-XXXX XXXX-XXXX-XXXX Prdワークスペース XXXX-XXXX-XXXX XXXX-XXXX-XXXX XXXX-XXXX-XXXX XXXX-XXXX-XXXX 20
変数ライブラリの利用方法 ◆ 動的なコンテンツの中で利用 21
開発物管理の注意点 ◆ 接続情報が環境ごとに自動で切り替わるアイテムと切り替わらないアイテムがある アイテム パイプライン 詳細 コピーアクティビティの取得元 コピーアクティビティの宛先 パイプラインの呼び出し ノートブックの呼び出し データフローの呼び出し ストアドプロシージャの呼び出し データフロー※ 取得元 宛先 ノートブック 接続レイクハウス Ftrに分岐時 Ftr Ftr Ftr Ftr Dev Dev Dev Dev Dev FtrからDevにコミット時 Dev Dev Dev Dev Ftr Ftr Ftr Ftr Ftr DevからPrdへリリース時 Prd Prd Prd Prd Dev Dev Dev Dev Prd ※データフロー Gen2の動的変更については2025年3Qにリリースが予定されている 解決済み:Re:データフローGen2の運命を動的に変更する方法-Microsoft Fabricコミュニティ 22