鹿児島らぐハイブリッド開催への道

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August 24, 23

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Embedded Linux Hobbyists

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各ページのテキスト
1.

鹿児島LUGハイブリッド開催に向けて

2.

鹿児島LUGの課題 • コロナの影響でオンライン開催になっ たため、各地から参加者が集まり規 模拡大 関西・中部・関東からの参加者が多い • 九州地方:その他が1:5くらいの比率 • • いずれはオフライン開催にして、同じ 場所に集まりたい 集まって騒ぐことができるも、LUGの楽しさ のひとつ • 遠距離参加者が多いため、オフライン開 催にすると参加者が激減する可能性が 高い •

3.

鹿児島LUGの課題 各地の主要空港から鹿児島に空路で行く場 合の費用例 土曜日の早朝に出て、日曜の夜に帰ってく ると仮定した場合の運賃 金額は、11/14にスカイチケットにて調査

4.

鹿児島LUGの課題 大阪ー鹿児島中央 東京ー鹿児島中央 参考:在来線のみ 名古屋ー鹿児島中央 各地の主要駅から鹿児島中央駅に鉄道で行 く場合の費用例 土曜日の早朝に出て、日曜の夜に帰ってく ると仮定した場合の運賃 金額は、11/14にYahooで調査

5.

鹿児島LUGの課題 • 移動費用・時間の点から、関西・中部・関東のメンバーが毎 回現地参加するのは現実的ではない • 今回示したデータは空港間もしくは主要駅間のもので、実際には 自宅から主要駅の移動と鹿児島中央駅から会場までの移動が必 要 • オフライン開催再開には、遠隔参加も可能な開催手段の構 築が必要 • このような開催方式はハイブリッド開催と呼ばれている

6.

ハイブリッド開催に向けて • 鹿児島LUGハイブリッド開催での要求事項 • 会場の様子とプレゼンターの資料をWeb会議システム で共有する • • 現地参加メンバー全員がWeb会議システムにつなぐ形 ではなく、スクリーンで見る形にする • • 1台のカメラでの共有は輝度差によるつぶれが目立つので、 Embedded Linux Conferenceムービーのように分割が望ましい 会場に無料ネットワークインフラが用意でき、かつ安定稼働させ るのは難しいので、スマフォテザリングで運用できるよう、会場か らWeb会議システムに繋ぐセッションは少なくしたい リモート参加者との間の音声は、片方向ではなく双方 向にする • YouTobe Embedded Linux Conferenceより 電話会議システムのような仕組みも必要 LILO東海道現場写真より

7.

鹿児島LUGハイブリッド開催システム • SHKA : System for Hybrid KAgoshima LUG 従来 SHKA スピーカーフォン プレゼンタのPC 投影 投影 中継PC HDMI プレゼンタのPC HDMI 1 in 2 out HDMIスプリッタ HDMI HDMI USB HDMI キャプチャ

8.

鹿児島LUGハイブリッド開催システムの費用 • 具体的な整備費用 • 前提条件 • 従来からあったもの(液晶プロジェクタ等)は 費用に含めない • 中継PCはありものを使用する • ケーブル類はとりあえず考えない • 費用 • 合計 11,531円 • • それほど高額ではないが、そこれなりに費用がか かる 費用の半分以上をスピーカフォンが占めるため、 これをもっと安いもの(eMeetのもので半額に近い 値段で買えるものもある)にするか、スマートフォ ンのスピーカーも度で妥協することでもっと安くす ることも可能 品目 購入品 HDM スプリッタ Amazonの適当 なやつ 1698 HDMI USB キャプチャ Amazonの適当 なやつ 1853 スピーカー フォン Anker PowerConf S3 7980 合計 金額(JPY) 11531

9.

鹿児島LUGハイブリッド開催システム • ハイブリッド開催をまだ実施していないため、模擬実験で確認 • 要求事項の達成状況 • 〇会場の様子とプレゼンターの資料をWeb会議システムで共有する • • • • 〇現地参加メンバー全員がWeb会議システムにつなぐ形ではなく、スクリーンで見る形にする • • • HDMIスプリッタで分岐しているため、プレゼンターのスライドを液晶プロジェクタに表示しつつ中継が可能 PC繋ぎ変えのたびにHDMIの再ネゴシエーションになるので、プレビュー表示の再設定がやや面倒 〇リモート参加者との間の音声は、片方向ではなく双方向にする • • HDMI-USBキャプチャ画像を中継用ディスプレイでプレビュー表示し、それを中継することでプレゼンテーション画面の 共有が可能 会場の様子も、USBカメラのプレビュー表示を同じスクリーンで表示することで可能 HDMI-USBキャプチャはUVCデバイスのため、ZoomやDiscodでカメラ映像扱いで流すこともできる 話者1名の場合は、音声の回り込みもなく音も明瞭 今後の課題 • • 中継PCが2ディスプレイでないとオペレーションが煩雑になってしまう(操作がいろいろと映り込んでしまう)ので、 モバイルディスプレイを用意したほうが良い 広い会議室で多人数で開催する場合の、スピーカーフォンの有効性が検証できていない

10.

まとめ • アフターコロナの鹿児島LUGに向けて、現地参加と遠隔地 からのリモート参加を両立するシステムSHKAを開発している • HDMIスプリッタ、HDMI-USBキャプチャ、スピーカフォンを組 み合わせることで、中継と双方向会話が可能になった • 鹿児島LUGハイブリッド開催にご期待ください