C# 13でGAされなかった機能

マスター タイトルの書式設定 C#13に入らなかっ た機能 2 0 2 4/1 2 /0 9 C# Tok y o @t ana ka _7 33 1

マスター @tanaka_733 自己紹介 タイトルの書式設定 • New Relic株式会社 テクニカルサポート部部長 • C# Tokyo運営メンバー • Microsoft MVP for Developer Technologies • 最近の趣味 • • • 草ソフトボール ゴルフ ピアノ 2 2

• https://twitter.com/tanaka_733
• https://csharp-tokyo.connpass.com/

マスター タイトルの書式設定 今日のテーマ • C# 13が.NET 9とあわせてリリースされました • C# 13では採用されなかった（GAされなかった）機能を のぞいてみましょう • 「採用されなかった」の基準が難しいので、 LDM NotesやIssues、++C++; の情報を参考に いくつかピックアップしています • と思って調べたいたら、 C# 13でどこまで実装されたのか結局よくわからん！？ という状態になってしまいました… 3 3

マスター タイトルの書式設定 今日のテーマ • fieldプロパティ • ファーストクラスSpan • Extensions Member • null条件アクセスにおけるincrement/decrement演算子 4 4

マスター タイトルの書式設定 fieldプロパティ • プロパティ宣言でバッキングフィール ドをfieldとして参照 • ステータス • C# 13でpreviewとして実装 • Issue 仕様 • ドキュメント 5 5

• https://github.com/dotnet/csharplang/issues/8635
• https://github.com/dotnet/csharplang/blob/main/proposals/field-keyword.md
• https://learn.microsoft.com/en-us/dotnet/csharp/language-reference/proposals/field-keyword?WT.mc_id=AZ-MVP-5000211

マスター タイトルの書式設定 ファーストクラスSpan • C# 7.2でSpan<T>、ReadOnlySpan<T>が導入 • コンパイラ的には単なる構造体 • Span<T>、ReadOnlySpan<T>、T[]をまとめて扱いたい • ステータス • 提案されている仕様 • 一部導入済み？ • コレクション式でSpanへの解決を優先 (C# 12) • C# 13でのいくつかの機能はSpanを特別扱いしたわけではないが Spanの使い勝手が向上している（次のページで） • 拡張メソッドのレシーバーの解決 （未実装？） 6 6

• https://github.com/dotnet/csharplang/blob/main/proposals/first-class-span-types.md

マスター タイトルの書式設定 ファーストクラスSpan (C# 13) • params にコレクション式で表現できるものが指定可能 • イテレーター・asyncメソッド内でrefとunsafeが指定可能 • ジェネリック型制約にallows ref structが指定可能に • 標準のAction、Funcにも追加 7 7

マスター タイトルの書式設定 ファーストクラスSpan (未実装？） • こういう拡張メソッドを使えるようにしたい 8 8

マスター タイトルの書式設定 Extensions Members • メソッド以外のメンバーも拡張できるように • スタータス • 未実装だが最近活発的に議論中 • LDM Notes 提案された仕様 9 9

• https://github.com/dotnet/csharplang/blob/main/meetings/2024/LDM-2024-11-20.md
• https://github.com/dotnet/csharplang/blob/a372f702e6f8f8fbbb0845611715cbfe4450cbd5/meetings/working-groups/extensions/extension-members-unified-proposal.md

マスター タイトルの書式設定 null条件アクセスにおけるincrement/decrement演算子 • LDM Note にて実装しない方針 • 右のサンプルで「議論中」と記載の null条件アクセスは議論中だが あまり動きがなさそう 10 10

• https://github.com/dotnet/csharplang/blob/main/meetings/2024/LDM-2024-10-28.md?plain=1