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October 14, 23
スライド概要
情報の波に流されず IT技術動向を キャッチアップするには
経歴 札幌在住。 普段の仕事はシステム開発やチームマネジメントなど。 AIコミュニティ”CDLE”の運営にも携わる。 好きなこと 心地よい場で過ごすこと。あるいはそんな場を作ること。 友情とか努力とかチームワーク。 大事にしていること 楽(楽しいこと) 為安 圭介 https://linktr.ee/keisuketameyasu 技(得意なスキルを発揮できること) 価(まわりに価値を提供できること) 益(利益を生むこと) 2
ITエンジニアが抱える悩み いま、必要な技術? クラウド?Python?データアナリティクス?AI?... IT技術の世界は日進月歩で付いていくのが精一杯。仕 事で使う技術を身につけることだけで時間が足りない のに、プロジェクトやチームが変わったらすぐに新し い技術を覚える必要がある。場合によっては同じ仕事 の中でも使う技術が変わっていく。 いつか、必要になりそうな技術? 量子コンピュータ?ハプティクス?人工生体技術?... 眼の前の技術を追っているうちに、「世の中を変え る」と噂される技術が現れる。耳には入ってくるが、 バズワードになる頃には出遅れた感がある。そんなワ ードはたくさん。全てを追うのは無理。そもそも、本 当に必要なものが何かわからない。
ITエンジニアが抱える悩み ◆ どうすれば効率よく情報をインプットできるのか? ◆ 重要な新技術をどのように見極めたらよいか? 4
1 対策1 あえて、身の回りの課題を探してみる
我々が置かれている状況 ▸ 技術情報は日進月歩。常に新しい情報が飛び交う。 ▸ 情報量は爆発的に増加し、すぐにトレンドや情報の海で溺れてしまう。 ▸ 我々に必要なのは3つのスキル。 情報収集力 技術の見極め力 知識の習得力 とはいえ・・・ ➢ これらを兼ね備えすぐに実践するのは難しい! ➢ すべての情報をキャッチアップしてどの情報が正しいかを見極めるのも 無理! 6
思い切って「技術」から離れてみる 技術からではなく、身の回りの課題から考えてみる Ex. ・社会課題 ・経営課題 ・事業課題 ・チーム課題 ・システム課題 7
まわりにはたくさんの課題がある 社会課題 経営課題 •地球温暖化を防ぎ災害を減らす •社員のエンゲージメントを高める •貧困層のレジリエンスを高める •安定した経営基盤を構築する •食糧廃棄を減らす •人材育成と技術継承 •安全な水の供給 •働く場所の再定義 •都市と人間の居住地を安全で住 •ジョブ型採用と評価制度の確立 みやすい状態に保つ仕組み作り チーム課題 事業課題 システム課題 •生産性の向上 •ビジネスモデルのシフト •システム品質の向上 •情報共有ルールの策定 •顧客単価の向上 •保守用ドキュメントの記載内 •コミュニケーション活性化 •新規事業の立ち上げ •ノウハウの蓄積場所の選定 •価値創造型サービスの確立 •開発環境構築手順の整備 容の粒度統一 •UIUX問題の解決 •利用者アンケート取得 自分は、まわりの課題を言語化/認識できているか?
視点 Try it 課題解決にはどんな技術が役立ちそうか? 意識的にアンテナを立て情報収集や研究を行う 半径を徐々に広げて/視座を上げて 課題を捉え、言語化してみる 自分の半径5m以内の人から、 身近な課題について対話してみる 範囲 9
2 対策2 日々多くの情報に触れつつ、 短期と中長期の2つの視点で取り組む
リズムよく情報の波に乗る習慣を作る ITニュースに目を通す ・複数サイトをブックマーク ・SNSフォロー 毎日 ・コミュニティに参加 じっくり情報に触れる ・技術本 ・ビジネス書 毎月 ・セミナー イベントに参加する ・技術フォーラム ・展示会 隔月 ・勉強会(技術軸、課題軸)
リズムよく情報の波に乗る習慣を作る 1月 2月 3月 4月 ITニュースに目を通す ・複数サイトをブックマーク ・SNSフォロー 毎日 ・コミュニティに参加 じっくり情報に触れる ・技術本 ・ビジネス書 毎月 ・セミナー イベントに参加する ・技術フォーラム ・展示会 隔月 ・勉強会(技術軸、課題軸)
注目技術を短期視点と中長期視点で分類する 短 目先の課題を解決する技術 期 情 報 の 波 絞込 興 味 を 引 く 技 術 自分一人ではなく、まわり(チームメンバや 先輩)にも話すことで実行成功確率を高める テーマを決めたら実行計画(特に期限)を 決めて実行する。ただし、小さく始める。 分類 組織の方針や社会課題、未来予測などに目を 向けて選定する 中 長 期 時間をかけ取り組む技術 自分のチームや会社といった所属組織に視野を 広げ、他の技術者を育成する観点も持ってみる 自分のキャリアパスをイメージし、何の技術 の専門家になりたいのかも考えていく 13
2 対策3 コミュニティの力を利用する
1人で取り組むのは辛い 独学のメリット~気楽、制約が小さく自由に実行できる 独学のデメリット~モチベーション維持が難しい、視点が限られる 15
複数人のデメリット ・時間の調整が発生 ・人間関係の問題 ・テーマが制限される恐れあり スキルアッ プは仲間を 巻き込む 学習に投資し学習や研究が計画的か つ習慣 的に行 われて いる 職場は、成長意欲ある技術者のエン ゲージ メント を高め る 複数人のメリット ・刺激と緊張感で モチベーションを持続しやすい ・組織の仲間を巻き込むと、 組織投資が得られる可能性あり ・相手がいることでアウトプットの 質が上がる ・越境学習体験ができる
仲間の巻き込み方 まわりに声がけ START 活動的なメンバの 様子を見る いません けど? コミュニティ にエントリ モチベーションの きっかけに 仲間が いるよ! 集まって勉強会 学習に 取り組む 似たようなテーマで 学習する仲間を探す 自ら アウトプット START 1人でも 仲間と一緒でも 仲間をきっかけに 仲間がいないときはコミュニティの力を活用する。 無理にコミュニケーションを取らずとも、似たような 立場の人が頑張っている姿を見るだけでもモチベーシ ョンの維持につながる。一緒に学習してくれるチーム メンバが近くにいるなら、例えば月1で○○をテーマ にしたもくもく会をやらない?と声がけするなど、ま ずは、ゆるく巻き込もう。
スキルアップは2人以上で 取り組もう 18
まとめ 1 2 3 ISSUE FIRST Short Term/Long Term Community あえて、身の回りの課題を探してみる 日々多くの情報に触れつつ、 1人だけで頑張るのではなく 短期と中長期の2つの視点で取り組む 仲間や他人と一緒に取り組む 19
TEAM BUILDING 3 9 おわり SpecialThanks To S.T, A.K, S.S, M.F, H.K, M.E Y.Y