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May 24, 24
スライド概要
praxiSpaceのイベントでの投影資料です。
▍対象者
11〜14歳前後
▍ゴール
調べてまとめる力を身につける
▍内容(ワークシートを使って進行)
・調べることを決める
・調べる準備をする
・調べる
・まとめる
オンラインで無料の教育・学習系イベントを開催しています。主に子ども向けで、学校教育・受験勉強から少し離れた役に立つ学びを提供しています。 [運営]株式会社まなび梯 https://www.manabibashi.co/
はじめに 1 株主会社まなび梯 Some Rights Reserved. (CC-BY 4.0)
今日のゴールと進め方 ゴール 調べてまとめる力を身につける 1. 調べることを決める 2. 調べる準備をする 3. 調べる 4. まとめる 進め方 (1つずつワークシートを使って進めます) 2 株主会社まなび梯 Some Rights Reserved. (CC-BY 4.0)
ワークの取り組み方のお願い 答えはありません。 思ったことをひとまず書いていきましょう。 うまく書けない場合は正直に教えてください。 進行役も、どこまでできているかを質問します。 進行役が、書いた内容に質問することがあります。 他の参加者にも内容が聞こえることになります。 3 株主会社まなび梯 Some Rights Reserved. (CC-BY 4.0)
調べてまとめるコツ 4 株主会社まなび梯 Some Rights Reserved. (CC-BY 4.0)
1. 調べることを決めるコツ 調べたいことをはっきり させてから調べる いきなり調べる • 何をどこまで調べればよいか分からなく なりやすい(調べ終わらなくなる) • キーワードをあげて、その • さらに、 と、何 を調べればよいのかがよりはっきりする 例 例 「うさぎを調べる」だと、うさぎの何をどこま で調べたらよいのかが分からない。 うさぎの「⾜のはやさ」「気分の⾒分け⽅」 「なぜ⽩いのか」の中で、特に「気分の⾒分け ⽅」を知りたい。 問いとして「どうしたらうさぎが怒っているこ とが分かるか?」とする。これが分かったら調 査は終わりになる。 5 株主会社まなび梯 Some Rights Reserved. (CC-BY 4.0)
2. 調べる準備をするコツ 調べた結果を どう使いたいかを考える • 問いの と、調べ方やまとめ方がよりはっ きりする いったん自分で考える クセをつける いきなり調べる • 調べられないとき(人や本やインター ネットがないとき)に、何もできなく なってしまう • 6 問いの クセをつけると、調べられないとき にも答えを出せるようになる 株主会社まなび梯 Some Rights Reserved. (CC-BY 4.0)
3. 調べるコツ 1つの情報源だけを使う 複数の情報源を使う • 調べた情報が正しいかどうかが分からな い 情報を集めて、 と、正しい情報を得ら れやすい(インターネットなら複数のページ、 本なら何冊かの本、人なら何人かの人など) 調べた結果をメモしない 調べた結果をメモする • 調べた情報や情報源を忘れてしまう (本の場合は本の名前を、インターネットの 場合はリンクをメモする) 7 株主会社まなび梯 Some Rights Reserved. (CC-BY 4.0)
[参考]情報源はなるべく一次情報を使う 人から人へと情報が伝わると、正しいかどうか分からなくなっていく。 できごと 一次情報 二次情報 三次情報 できごとを直接見たり観察 したりした人の情報 一次情報をもとにした情報 二次情報をもとにした情報 ある人がオバケを見た オバケを見た人から話を 聞いて、本にした 本を読んで、インターネッ トに記事を書いた 国の統計資料 実験結果の論⽂ 記者会⾒の内容 インタビュー内容 • • イメージ オバケが出た 例 • • • • • ⼀次情報をもとにした新聞 やニュースの記事や動画 ⼀次情報をまとめた本 8 • ⼆次情報をもとにした ブログ記事や動画 AIによる回答結果 株主会社まなび梯 Some Rights Reserved. (CC-BY 4.0)
4. まとめるコツ 調べたことをすべて書く 流れをつくって表現する • 調べた流れや内容を書いただけだと、読 む人にとって分かりにくくなりやすい などの流れを決め て、それ [例] ・背景:問い、調べた結果をどう使いたいか ・結果:調べた結果 ・感想:調べる前に考えたこと、全体の感想 (調べる前に準備していれば、感想を考 えるだけですむ) 9 株主会社まなび梯 Some Rights Reserved. (CC-BY 4.0)
子ども向けリサーチワークショップ (ワークシート) 本資料は株式会社まなび梯より、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス( CC-BY 4.0)のもとで提供されています。
ワークシート1. 調べることを決める 1.1. 調べたいキーワードは? (真ん中に記入) 1.2. キーワードのどんなことを 知りたい? (周りに記入) [調べたいキーワード] 1.3. 一番知りたいことは? 1.4. 選んだ一番知りたいことを “問い” にすると? (はい/いいえで答えられない問いがオススメ) [問い] 2
ワークシート2. 調べる準備をする [問い] 2.1. 問いの答えを知ると、誰が、どうなる? 誰が どうなる? 2.2. 問いの答えは何だと思う?(どうして?) ( ) ( ) 3
ワークシート3. 調べる [問い] 3.1. どこから、どんな答えが見つかった? どこから(情報源) 答え(情報) 3.2. 答えはどうなりそう? (問いの答えになっていて、正しそうなものを文章にする) 4
ワークシート4. まとめる (1.4) [問い] を調べることにした。 (誰が) 背景 (2.1) これを調べることで、 (どうなる) ことや、 ことが期待できる。 (3.2) 結果 調べた結果、 ことが分かった。 (2.2) 調べる前は、 と考えていた。 感想 調べた結果と比べると、 同じで、| 違っていて、 と感じた。 今後は、 と思う。 5
ワークシート記入例 6
ワークシート1. 調べることを決める(例) 1.1. 調べたいキーワードは? (真ん中に記入) 1.2. キーワードのどんなことを 知りたい? (周りに記入) 足のはやさ 気分の見分け方 なぜ白いのか [調べたいキーワード] 好きな食べもの うさぎ 冬のすごしかた 1.3. 一番知りたいことは? なぜかわいいの か 耳のちがい どこにたくさんい るか 気分の見分け方 1.4. 選んだ一番知りたいことを “問い” にすると? (はい/いいえで答えられない問いがオススメ) [問い] どうしたらうさぎが怒っていることが分かるか? 7
ワークシート2. 調べる準備をする(例) [問い] どうしたらうさぎが怒っていることが分かるか? 2.1. 問いの答えを知ると、誰が、どうなる? 誰が どうなる? 自分が 世話をしやすくなる 妹が かまれなくなる 友達が よろこぶ 2.2. 問いの答えは何だと思う?(どうして?) 目の細さで分かるかもしれない (ときどき目が細くなることがあるから) どこを見ているかで分かるかもしれない (怒っているときはこっちを見てくれない気がする) 8
ワークシート3. 調べる(例) [問い] どうしたらうさぎが怒っていることが分かるか? 3.1. どこから、どんな答えが見つかった? どこから(情報源) 答え(情報) のど・鼻の奥をならす https://pet-torisetu.com/rabbit-angry 後ろ足をならす 後ろ足をけり上げる https://www.anicom-sompo.co.jp/usagi/33 25.html 前足でパンチする 鼻をならす ChatGPT 3.5 なき声が変わる 3.2. 答えはどうなりそう? (問いの答えになっていて、正しそうなものを文章にする) 怒っているときは、のどや鼻の声や音がする 9
ワークシート4. まとめる(例) (1.4) [問い] どうしたらうさぎが怒っていることが分かるか (誰が) 背景 (2.1) (3.2) 結果 (2.2) 感想 を調べることにした。 これを調べることで、 調べた結果、 調べる前は、 自分が 世話をしやすくなる ことや、 妹が かまれなくなる ことが期待できる。 怒っているときは、のどや鼻の声や音がする 目の細さで分かるかもしれない (ときどき目が細くなることがあるから) 調べた結果と比べると、 今後は、 (どうなる) 違っていて、 自分はうさぎが起こっているときをあまり観察して いないのだ 音もよく観察して育てていこう ことが分かった。 と考えていた。 と感じた。 と思う。 10
おわりに 10 株主会社まなび梯 Some Rights Reserved. (CC-BY 4.0)
調べてまとめる力を身につける 1. 調べることを決める 2. 調べる準備をする 調べたいことをはっきりさせてから調べる 調べた結果をどう使いたいかを考える • キーワードをあげて、そのキーワードの何を知りた いのかを考える • • さらに、"問い" のかたちにすると、何を調べればよ いのかがよりはっきりする いったん自分で考えるクセをつける • 問いの答えを知ると誰がどうなるかを考えると、調 べ方やまとめ方がよりはっきりする 問いの答えが何だと思うかを自分で考えるクセをつ けると、調べられないときにも答えを出せるようにな る 3. 調べる 4. まとめる 複数の情報源を使う 流れをつくって表現する • • 「背景→結果→感想」などの流れを決めて、それに 合わせて内容を書く • 感想以外はこれまでの内容を写せる 複数の情報源から情報を集めて、共通することを見 つけると、正しい情報を得られやすい 調べた結果をメモする • 問いの答えになる情報と情報源をメモする • 問いの答えにならない情報は記録しなくてよい 11 株主会社まなび梯 Some Rights Reserved. (CC-BY 4.0)
振り返り 学んだことを振り返りましょう(1分) [例] • どんなところが、おもしろかった? • どんなところが、むずかしかった? • 学んだことを今後どうしていきたい? 12 株主会社まなび梯 Some Rights Reserved. (CC-BY 4.0)
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