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September 15, 23
スライド概要
ライトニングトークス「テスト設計コンテストU30に参加しました」板山 裕介 氏(ENQiチルドレン)
2023年9月15日(金)に出島メッセ長崎にて「7th長崎QDG」を開催しました。
ご講演者より許可を頂いた資料につきましてNaITEにて公開いたします。(公開版資料は当日版資料と内容が異なっていることがあります)
★7th長崎QDG
https://nagasaki-it-engineers.connpass.com/event/263690/
★NaITE(長崎IT技術者会)
https://naite.swquality.jp/
NaITE(長崎IT技術者会)です。 イベントや勉強会の資料を公開していきます! ★NaITE(長崎IT技術者会) https://naite.swquality.jp/
テスト設計コンテストに 参加してみました 2023年9月15日(金) 株式会社NDKCOM ITソリューション部 システム開発2課 板山 裕介
目次 1.自己紹介 2.テスト設計コンテスト とは 3.参加の経緯 4.実施内容 5.まとめ
1.自己紹介 社員証 名 前:板山 裕介 イタヤマ ユウスケ 出身地:長崎県 長崎市 経 歴: ~2016年3月 南山大学 法学部 卒業 ~2022年7月 不動産売買・管理 従事 2022年8月~ (株)NDKCOM 入社 現在の仕事:SE(C#,PHP等) ひとこと :先月パパになりました!
2.テスト設計コンテスト とは ① ASTER(ソフトウェアテスト技術振興協会)主催 テスト設計技術の教育と普及を目的としたコンテスト 参加者は、 主催者から提供されたテストベース(あるシステム の要件定義書・仕様書など)をもとにテスト設計を行 い、コンテスト形式で競う。
2.テスト設計コンテスト とは ② 目的 ●コンテスト形式をとることにより、ソフトウェアテ ストが創造的な作業であり、楽しいということを経 験してもらい、テストへの興味を高める ●ソフトウェアテストを分析設計から行うことで、 ソフトウェアテストエンジニアに対する教育の機会 を提供する 教育と普及 → 技術促進・品質向上
3.参加の経緯 ① 社内プロジェクトの一環として参加。 ENQiプロジェクト Evolution for ‘NDKCOM software Quality improvement’ NDKCOMソフトウェア品質向上のための進化 「エノキ」と読み、弊社社長「榎 一弘」にもかけている 開発製品の品質を向上させるための活動全般。 (例:JSTQB ソフトウェアテスト技術者資格:19名合格) →2023年8月、九州に本社を置く企業として初めての 「Gold Partner」の認定を受ける。
3.参加の経緯 ② ENQiプロジェクトに参加していた私の上司の鶴の一 声(「リーダーは板山、若手集めて参加してくれ~」 発言)により、若手6名に声をかけ参加することに。 (計7名:内、開発未経験1年目4名) チーム名:ENQiチルドレン 一体何をすればいいの? なんも分からん。。。 手探りの状態でスタート…
4.実施内容 ① 1.コンテスト説明会へ2回参加 →なるほど、わからん…(私が悪い) 2.昨年参加者のテスト設計成果物の分析 →うーん、なんとなく…? ※参加特典 今年のコンテストの題材 「割り勘計算支援アプリ」 約1ヶ月間、毎朝集まって進捗報告、 勉強会、テスト要求分析・成果物作成を進める。
4.実施内容 ②
4.実施内容 ③ <テスト設計:大まかな流れ> 1.テストベース分析(割り勘アプリ仕様書) 2.要求仕様・テスト観点分析 3.テストアーキテクチャ設計(基本設計) 4.テスト詳細設計 5.テスト実装 → ゴール:「テスト実施手順書」を作成すること。 ※実際にテストを実施する前の準備段階の話 上記プロセスを経ることで、抜け漏れなく網羅性が高 い、バグ等を発見しやすいテストケースが作成できる。 上記の各段階で、成果物を作成していく(次項)。
4.実施内容 ④ <提出した成果物の一部> ※参考までに ・成果物の全体像とPFD図 ※PFD:プロセスフロー図 ・画面遷移図、シーケンス図 ・要求仕様一覧、テスト観点一覧 ・テストアーキテクチャ仕様書 ・テストコンテナ・テスト観点対応表 ・テストケース一覧 ・テスト手順一覧、デシジョンテーブル表 ・アピールシート 等々… 全12資料を提出した。結果待ち。9月中旬結果発表。
5.まとめ ① <結論> 大変でしたが、 参加して良かったです。
5.まとめ ② <理由> ・分からないなりに、勉強しながら進めることで、 テスト設計の基礎を学ぶことができたと思う。 ・開発経験は浅いですが、テストのことを意識しながら開 発を進めることができるようになってきたため、少なか らず目的「技術・品質向上」を達成したといえるのでは ないか。 ・この活動でソフトウェアテストの知識も深まり、 JSTQB資格試験に合格できた。
5.まとめ ③ <気づき> ・成果物に一貫性が求められるため、複数人で役割分担 して進めることに難しさを感じた。 ・リーダーとして指示してまとめつつ、次にやるべきプロセス を予習して、メンバーに伝えるのが大変だった。 <皆さまへ> ・参加することで技術・品質向上にも寄与すると思うので、 新卒や若手を部下に持つ方は、教育のひとつとしておすす めします。 ・チームとして物事を進める際の進め方を学ぶ良い機会にも なると思いました。