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November 15, 24
スライド概要
2024/11/15に開催された、しまねソフト研究開発センター / 公益財団法人 しまね産業振興財団 主催のセミナーの資料。
プロダクト企画・開発プロセスをMVPというキーワードをテーマに講義としてまとめました。プロダクトマネージャー向けの資料としても有用かと思いますので、もしご興味あればご覧ください。
※スライド26の動画はこちらです
Watch This One Piece Flow vs. Mass Production Envelope Stuffing Lean Thinking Simulation
https://www.youtube.com/watch?v=Dr67i5SdXiM
リーンスタートアップ系でよく例に出される、1工程をまとめておわらせて次に行くvs1つずつ完成品を作る がどちらが早いのか実験した動画。実際に数字で結果を見るのはおもしろい。
令和トラベル プロダクトマネージャーやってます。
お客様に届く! 商品・サービス開発ワークショップ 令和トラベル PdM 宮田 大督 しま ねソフ ト研究 開発セ ンター / 公益 財団法人 しま ね産業 振興財 団
自己紹介 宮田 大督 / プロダクトマネージャー NTTコミュニケーションズのような大きな企業から メルカリや楽天のようなメガベンチャー、またエク サウィザーズのようなAIもしくはGaudiyのような Web3スタートアップと幅広く業界を経験。UXリサ ーチ、デザインなどを軸足に、現在は令和トラベル にて10XのグロースPdMとML/LLMチームのリーダー として奮闘中。
ガイダンス セミナータイトル お客様に届く!商品・サービス開発ワークショップ どんな講座? 商品・サービス開発のセミナー・ワークショップです。 お客様の課題を解決でき、利益を創出できる商品・サービス を生み出し、継続的に成長させるための自信と能力が身に付 きます
開催期間は? 01 前編:MVPで新規事業を創出! 02 後編:継続的企画/開発で事業を加速! 11月4日(土) 12月2日(月) 初期検討から最初のリリースまで 最初のリリースから継続的開発、 成長戦略まで
セミナー終了後には、こうなってるはず お客様に届く商品・サービスを生み出すプロジェクトのリーダ ーの役割をやれる 良い商品・サービスとは何かについての理解が深まる エンジニアやデザイナーなどさまざまなチームのメンバーの仕 事が理解でき、よりよいコラボレーションができるようになる
今日の学習目標 MVPで新規事業を創出! 初期検討から最初のリリースまで 顧客調査ができるようになる MVP開発ができるようになる
セミナーで学ぶこと 企画・開発の全体プロセス 顧客調査 MVP開発 ロードマップ 継続的開発 問題はあらゆるところに 。解決すべき問題はどれ か?特定する 解決するためのアイデア は本当に顧客のニーズを 満たすか? 何を、いつ、どの順番で 商品・サービスを作って いくべきか 事前にロードマップで計 画したとおりに、商品・ サービスの開発・改善を 素早く高速に続ける
1.顧客調査 問題はあらゆるところに。解決すべき問題はどれか?特定する CHECK ! 問題の発見生活の中でみながふと口にしてしまっ ているような苦情、顧客の問題を探す。 問題の理解顧客とともに仮説を検証し、顧客ニー ズをよりよく理解するための調査計画を立てる。
2.MVP開発 解決するためのアイデアは本当に顧客のニーズを満たすか? CHECK ! 解決策の検討顧客のニーズを満たすためのアイデアを検討する。 解決策を生み出す検証をするための最小限のプロダクトを作る アイディアの仮説を検証顧客をよりよく理解するために、効果的な調査・ 検証を行う。本格的に開発を行うかのジャッジをする。
次回の範囲 3. ロードマップ作り 4. 継続的開発 本格的に開発をするとなったら、何を、い 事前にロードマップで計画したとおりに、 つ、どの順番で商品・サービスを作ってい 商品・サービスの開発・改善を素早く高速 くべきか、ロードマップ(全体の計画・優 に続ける。 先順位)を決定する。 顧客が商品・サービスに満足しているか( あるいは不満か)、また何を変えればより ニーズを満たすことができるかを継続的調 査し、事業を成長させていく
MVP開発とはなにか? 講義1:イントロダクション
今日のテーマ 島根発!「MVP」で新規事業を創出 このMVPをつかった開発をすれば、「お客様の課題を解決でき 、利益を創出できる商品・サービスを生み出し、継続的に成長 させる」ことができます そんな魔法があるんか?MVPってなに?
MVPとは Minimum Viable Product 最小限の 実行可能な プロダクト
ではMVPであるものとは? どんなもののことをMVPというのかわかりますか? 想像してみてください
MVPではないもの コストをかけずにとりあえず 最小限の機能でリリースすることが MVPなのではないということ それはただの「粗悪な初回リリース」
ヒント MVPの図
MVPとは 最大限良い(=成功につながる)学びを得るた めの、最小限の労力でつくるモノ
MVP開発 MVP開発とは何か? x o 思い付きのプロダクトを最小限の工数で作 りながらがむしゃらにただ完成を目指す開 発手法 最小限の工数で効率よく学びを得ながら頭 を使って成果を出す商品・サービスを目指 す開発手法
MVPという言葉の起源 リーンスタートアップのコンサルタントであるジェイソン・フリーマンが 提唱した、「リーン思考」の考え方をベースにした開発手法 リーン思考とは何か?
リーン思考でないもの アート思考とシステム思考 シチュエーション 考え方 アート思考 何を作ればいいか全く予測がつかない不確 実性が最も高い状況において 自分を起点にし、強い意志をもってオリジ ナリティあるものを生み出す システム思考 お客様が必要なものをある程度理解できて いる確実性が最も高い状況にいて 商品・サービスを起点にし、ロジカルに工 学的に効率よくものを生み出す
MVP開発 = リーン思考 アート思考とシステム思考の中間 ある程度お客様の事が理解できる状況において、とはいえ、確 実な自信もない状況において お客様を起点にし、どんな商品・サービスがお客様にうけいれられる か実験・検証をしながら、リスクを最小限にしてモノを生み出す。
リーン思考の起源 01 トヨタ生産方式(TPS: Toyota Production System)から派生 1950年代にトヨタ自動車の大野耐一氏が確立 「ジャストインタイム」と「自働化」が2本柱 システム思考を起源とする、ロジカルに徹底的なムダの排除を追求 01 7つのムダを定義 作りすぎのムダ、手待ちのムダ 、不良をつくるムダなど 01 この考え方が「リーン思考」の原点に お客様が求めていないものを作ることは最大のムダという発想 必要なものを、必要な時に、必要な分だけ作る
ディスカッション2 前提 以下の一連の作業でダイレクトメールが作れるとします。 01 紙を折って 02 封筒に入れ 03 封をして切手を貼る
ディスカッション2 あなたは現場責任者として、はじめてこの作業をおこなう臨時のバイトのかた に、作業の指示を行う必要があります。 A ダイレクトメールを1つずつ完成さ せ、10個分完成させてもらう。 ダイレクトメールを10個作る 必要があります。どのように 指示をだしますか? B 各工程を別々に10回ずつ作業を繰り 返して、最終的に一気に10個ダイレク トメールを完成させてもらう。
ディスカッション2 回答 結果としてはAの、1個ずつ封筒作 っていくやり方(1個流し)の方が早 いという研究結果があります
解説 各工程を一気に進めてしまう方が効率よさそう? しかし、紙を折る作業を時間をかけていっきにやったあと、そ れが封筒に入りづらい!となってもやり直せない。 1回でも通しで完成品を作る(小さく実験)すれば、 改善点に気づき、2回目以降の作業を高速に行える。
MPV開発の最も基本的なプロセス
MPV開発の最も基本的なプロセス 1週目 Step1. 学習する 調査した情報をまとめて仮説を立てるまずは封筒の大き さを確認したり、紙の材質をさわってみたり。情報を集 めて効率の良い折り方の仮説を立てる Step2. 構築する 仮説を検証するためのMVPを構築する事前に考えたやり 方で、実際に紙を折って、封筒に入れて、封をして切手 を張る。 Step3. 測定する 仮説の正しさをどうにかして測定・調査する結果、仮説 が正しいかを測定し、どこでつまったかを反省する。
MPV開発の全体プロセス
MPV開発の全体のプロセス くりかえす Step1. 前のStep3の反省をもとに、新たな仮説をたて る Step2. 仮説を検証するためのMVPを構築する工夫を 実行する Step3. 仮説の正しさをどうにかして測定・調査する また結果、前より早くなったか。もっと早く できないか。
引用: Pivotal Labs「「何をつくらないか」を考えるリーンプロダクトマネジメント
解説2 また、何も考えずに10個作っては それは、リーン思考・MVP開発とは言えません。 一つ作るたびに、このように作ったら早く作れるのではないか?という仮説をたてる それを実行する。おおまか早くなったかどうか測ってみる。 次のダイレクトメールを作るときには前回の工夫を採用する。 これらをやって、はじめてMVP開発です。
MVP開発 MVP開発とは何か? x o 思い付きのプロダクトを最小限の工数で作 りながらがむしゃらにただ完成を目指す開 発手法 最小限の工数で効率よく学びを得ながら頭 を使って成果を出す商品・サービスを目指 す開発手法
捕捉 これは過去に似た経験があって、紙の折り方わかってる人であれば、不確実性 が低い案件になるので、システム思考なBで問題ない。 また、全ての紙の性質が違うとか、封筒の大さが全部違うなどで、折り方を毎 回変える必要があるものであれば、実験の意味はない。できると信じて直感で やっていく(アート思考)しかない サービス・商品の性質によって最適な手段は変わります
MVPとは 最大限良い(=成功につながる)学びを得るための、最小限の労力でつくるモノ Minimum Viable Product 最小限の 実行可能な プロダクト
あらためてMVP の図
MVPの実際の例 「配車リクエストを行うと創業者に 初期のUberのアプリのスクリーンショット 連絡が来るようになっており、創業 者は連絡を受け取るとすぐにGoogle Mapで位置情報を確認し、現地まで 行ってサービスを使用しようとした 理由を聞いたそうです。この結果、 できる限り素早くタクシーに乗るこ 引用:[ANKR DESIGN:MVPの具体例とその手法について とにはニーズがあると判断し、本格 的な開発に着手しました。」
MVP開発の全体プロセス 1 ただ繰り返してればいいのか? 2 いつまでくり返せばいいのか? 3 それでは行き当たりばったりと変わ らないのではないか?
MVP開発はなにからはじめるか? より「わからないこと」からはじめる
質問タイム どちらを先に知りたい? お客様はXXという課題 お客様はその課題をYY を本当に持っているの という商品・サービス だろうか? で解決できるのか?
実例:電子決済サービス カスタマー仮説 現金決済が主流で、ATM で現金を頻繁に引き出す 必要がある状況で お客様は 現金を持ち歩く ことを面倒に感じ、より 手軽な支払い方法を求め ているはず。 ソリューション仮説 スマートフォンで簡単に 支払いができるQRコード 決済を提供することで より多くのお客様が財布 を持ち歩かずに、どこで も手軽に買い物ができる ようになるはず。
仮説の「型」 カスタマー仮説 お客様は[背景]という状況 にあります お客様は特に[課題]で困っ ています(もしくは) [ニ ーズ]を持っています) ソリューション仮説 お客様に[ソリューション] を提供することで お客様は[成果]を得られる はず
カスタマー仮説は本当なのか? いきなり解決法の検証をする前に、 お客様のことを知らなくて大丈夫? POINT 現金決済が主流で、ATMで現金を頻繁に引き 出す必要がある状況で POINT お客様は 現金を持ち歩くことを面倒に感じ、 より手軽な支払い方法を求めているはず。 -> 本当に現金決済がそんなに多いのか?クレジットカ ード決済も多いのでは? -> 面倒に本当に感じているのか?
まずは顧客を捉える! 誰にどんな価値を届けるのか? 講義2:MVP開発のプロセス1
まずはお客様のことを想像して、可視化する
基本はKJ法 付箋に情報を書き出す 1枚に1つの情報 グループ化する 似た内容のカードを集める グループに見出しをつける わかりやすく配置する 色々なまとめ方がある (引用)KJ法とは|紙とペンだけでどんな問題も解決できる無限アイデア発想法
実際にやってきた例
実際にやってきた例
KJ法の例1 カスタマー属性マップ Step1 お客様に関する仮説を付箋に書き出す Step2 A4の紙を4分割。付箋を分類していくための準備をす る。
Step3 状況仮説・課題仮説をそれぞれ分類して配置する 左下のボックス:状況・背景 現金決済が主流 ATMで現金を頻繁に引き出す必要がある 右下のボックス:課題・ニーズ 現金を持ち歩くことを面倒に感じている より手軽な支払い方法を求めている
Step4 フォーカスしたいお客さんのイメージがあれば 配置する(なければ飛ばしもOK) 右上ボックス:属性イメージ 主婦・30代 左上のボックス:イメージ 手書きでイメージをかいてもよい 複数イメージがある場合は便宜上名前をつけて もよい
KJ法の例 カスタマー行動マップ Step1:お客様の行動に関する仮説を付箋 に書き出す スーパーで買い物をする際に財布の中の現金を 確認する ATMで現金を引き出すためにコンビニに寄る 支払い時、財布が重くなるのが嫌で小銭を使お うとする
Step2 おおまかに行動をグルーピングし、時 系列で並べ 買い物前の準備(現金確認・ATM) レジでの支払い 支払い後の後処理(レシートの保管) 付箋を配置する 新たに思いつく行動があれば書き足す
Step3 その行動に関して、捕捉する 情報があれば付け加えていく 思考 / 感情 / 不満 / 商品・サービス のアイディア
電子決済サービスのカスタマー行動マップ
まずはお客様のことを想像して、可視化する あなた/チームの頭の中にあるカスタマー仮説をすべて洗い出しましょう。それがMVP開発 の出発点です。
カスタマー仮説は本当なのか? いきなり解決法の検証をする前に、 お客様のことを知らなくて大丈夫? POINT 現金決済が主流で、ATMで現金を頻繁に引き 出す必要がある状況で POINT お客様は 現金を持ち歩くことを面倒に感じ、 より手軽な支払い方法を求めているはず。 -> 本当に現金決済がそんなに多いのか?クレジットカ ード決済も多いのでは? -> 面倒に本当に感じているのか?
どうやって確認するか? CHECK CHECK 市場調査をしよう カスタマーインタビューをしよう 「状況」の仮説は、お客さんに直接きくので 「課題」の仮説は、お客さんに直接きくのが はなく、デスクリサーチで調べよう 一番。どうやってなにをきこう?インタビュ ー設計が必要
MVPの実際の例:取材型MVP 「取材型は一番最初に手をつけやすい方法 です。例えば、あなたが「クラウド名刺管 理サービス」を作っているとしましょう。 ユーザーに対し、「名刺管理どうしていま すか?」、「あの人の連絡先なんだっけ? ってなった時、どのようにしていますか? 」などとヒアリングをしていくとします。 ユーザー100人に聞いたとして、80人が同 じ課題感をもち機会損失している検証がで 引用:リーンスタートアップにおける「MVP」とは?|新規事業における秘訣を紹介! きたら、そこに「人が欲しがるプロダクト 」が存在します。」
MVPの実際の例:LP(ランディングページ)型MVP 「LP上に解決するソリューションを提議し 初期のUberのアプリのスクリーンショット 「事前申込はこちら」という入り口だけ設 けるとします 「事前登録数のトラクション(牽引力)を はかることで、ユーザーニーズがどれだけ あるかを検証することができます。実際に 、SmartHRの代表宮田さんは、LPを作り Facebookで2万円ほどの広告を出すと、なん と3日間で100件もの申し込みがあり、課題 の手応えを掴んだとインタビューでお話し 引用:[リーンスタートアップにおける「MVP」とは?|新規事業における秘訣を紹介! ](https://port.creww.me/innovation/70443) ています。」
調査したい仮説 これらの疑問をインタビューできいてみたい POINT 現金決済が主流で、ATMで現金を頻繁に引き 出す必要がある状況で POINT お客様は 現金を持ち歩くことを面倒に感じ、 より手軽な支払い方法を求めているはず。 -> 本当に現金決済がそんなに多いのか?クレジットカ ード決済も多いのでは? -> 面倒に本当に感じているのか?
インタビューのコツ1:オープンクエスチョン 「本当に現金決済がそんなに多いのですか? クレジットカード決済も多いですよね?」 これをききたいのだけど、直接クレジットカード決済が多いのですか?と聞く と尋問かつ誘導になってしまう。 Yes or No で答えられる質問(クローズドクエスチョン)ではなく、お客様自身 に自由に答えてもらう質問(オープンクエスチョン)にするのがコツ -> 「どういう時にどういう支払い方法を使っていますか?」
インタビューのコツ2:抽象から具体 「普段どんな風にお支払いをしているのですか?」 こんな感じで、ふわっときいてしまうと、理想的な状況とか、なんならウソが まじってしまう。 最初こういう聞き方をするのはよいが、次の質問は具体的な状況を聞きましょ う ->「最近買い物でお支払いをしたのはいつですか?」 「その時の状況をご説明いただいてもいいですか?」
仮説が正しかっ たか検証しまし ょう カスタマーインタビューはど んどんしましょう。 写真はメルカリのアメリカでのチャレンジの時、実際にサンフランシスコに行ってインタビューをした時の写真
カスタマー仮説の検証結果 当初想定していた課題とは別の課題が見つかることも多い POINT 現金決済が主流で、ATMで現金を頻繁に引き 出す必要がある状況で POINT お客様は 現金を持ち歩くことを面倒に感じ、 より手軽な支払い方法を求めているはず。 -> 本当に現金決済がそんなに多いのか?クレジットカ ード決済も多いのでは? 検証結果 クレジットカード決済も多いので、そこ まで現金決済が多く発生はしていなさそ う。 -> 面倒に本当に感じているのか? 検証結果 現金支払いの時は、レジ前にもたつくとほか の人に迷惑をかけてる気分がして焦る。 また、クレカなど便利な決済方法は使いすぎ ることを心配している。
カスタマー仮説の検証結果 カスタマー仮説がかわったことによって、 ソリューション仮説も変わるかもしれません。 POINT スマートフォンで簡単に支払いができるQRコ ード決済を提供することで POINT より多くのお客様が財布を持ち歩かずに、ど こでも手軽に買い物ができるようになるはず 。 検証結果 検証結果 スマートフォンなどで暗証番号の入力な ど手間をかけずにできる支払い方法であ るQRコード決済やNFC決済を提供す ることで お客様はよりスムーズな支払いをすることが でき、買い物においていやな体験をしなくな るはず。また、プリペイド式の支払いになる ことで使い過ぎ防止になるのがうれしいはず 。
電子決済サービスのカスタマー行動マップ
調査によりアップデートされた電子決済サービスのカスタマー行動マップ
ワークショップ1 用意されたメモに基づいて、旅行サービスに関してKJ法をやって みましょう。カスタマー行動マップを作成してみましょう。
ユーザーインタビュー発話録 対象: 30代男性、営業職、出張での宿泊が月に4-5回 普段、宿泊予約はどんな時にどうやってされることが多いですか? 出張の時に予約することが多いです。予約はほとんどスマホですね。 外で営業中に予約サイトを見ることが多いです。PCはほとんど使わな いですし、旅行会社の店舗にも行きません。全部ネットで済ませたい ですね。出張の頻度も多いので、あらかじめよく使うホテル予約のア プリをインストールしていて、そこから探して予約します。 ※ 画像は海外ツアー・ホテル予約サイト NEWTの画面であり、インタビューの内容とは関係がありません(参考イメージです)
ユーザーインタビュー発話録 対象: 30代男性、営業職、出張での宿泊が月に4-5回 宿泊先を探されるときに特に重視されることはありますか? そうですね。営業で運転することが多いので、23時以降のチェックイ ンができる宿を探します。あと、仕事で予定が変わることもあるので 、キャンセルできる宿を選びたい。キャンセル料は発生してもいいん ですけど、フレキシブルな予約ができると助かります。そうした施設 かどうかがわかりやすいといいなと思います。同じエリアに行くこと が多いですが、せっかくなので毎回違うホテルを探します。時間があ れば口コミもチェックしますね。 ※ 画像は海外ツアー・ホテル予約サイト NEWTの画面であり、インタビューの内容とは関係がありません(参考イメージです)
ユーザーインタビュー発話録 日時: 2024年X月X日 対象: 30代男性、営業職、出張での宿泊が月に4-5回 宿泊先を選ぶ際のお困りごとはありますか? 出張に適した施設かどうかがわかりづらい、探しづらいことが多いで す。例えば行ってみるとWi-Fiが遅くて困ることが多いですね。そうい った環境が整っているホテルが探しづらい。あと、デスクが小さすぎ て仕事がしづらいことも。深夜に到着することが多いので、コンビニ が近くにあるかとか、24時間のルームサービスがあるかとか、そうい う情報も重要なんですが、なかなか見つけられない。出張が続くと洗 濯も必要になるので、コインランドリーの情報も大事ですね。そもそ も一人旅向けのプランを探すのが結構難しいです。 ※ 画像は海外ツアー・ホテル予約サイト NEWTの画面であり、インタビューの内容とは関係がありません(参考イメージです)
ユーザーインタビュー発話録 対象: 30代男性、営業職、出張での宿泊が月に4-5回 決済方法については何かこだわりはありますか? クレジットカード決済が基本です。会社の出張と個人旅行で使うカー ドを使い分けているんですが、毎回カード情報を切り替えるのが面倒 なんです。出張の予約をする時は必ず会社のカードを使わないといけ ないので、個人のカード情報が登録されていると、わざわざ情報を入 力し直さないといけなくて。あと、出張経費の管理のために領収書も 必要なんですが、PDFでダウンロードする手順が分かりづらいですね 。 ※ 画像は海外ツアー・ホテル予約サイト NEWTの画面であり、インタビューの内容とは関係がありません(参考イメージです)
ユーザーインタビュー発話録 対象: 30代男性、営業職、出張での宿泊が月に4-5回 予約後の対応について何か希望はありますか? 移動中でもスマホで予約状況を確認したいので、アプリとかでさっと アクセスできないのはいやですね。特に予約したホテルの場所やチェ ックイン可能時間などの移動に関する情報がすぐ確認できないと、移 動時に困ります。あと、予約変更がしやすい、わかりやすいと助かり ます。あとは宿からの確認電話がくることがたまにあるんですが、運 転中なことが多いので避けたいんです。チェックイン手続きの進捗状 況や、ホテルからの連絡事項なども、すべてアプリ上で確認できると 良いですね。 ※ 画像は海外ツアー・ホテル予約サイト NEWTの画面であり、インタビューの内容とは関係がありません(参考イメージです)
インタビュ ーメモ 01 よく使うホテル予約アプリをインストールして使っている。 02 予定変更があるので、キャンセル可能な宿を選びたいが、そうした施 設かどうかを分かりやすく知りたい。 03 忙しくて電話での問い合わせは避けたい。 04 外でスマホで旅行プランを見ることが多いので、画面が見やすいと嬉 しい。 05 同じエリアに行くことが多いが、毎回違う宿に泊まりたい。 06 予約した後の変更がしやすいと助かる。 07 時間があれば口コミをチェックする。 08 予約したホテルの場所やチェックイン可能時間などのホテルへの移動 情報を予約確認ページでわかりやすく確認したい。 09 スマホで予約するのが当たり前、PCはほとんど使わない。 10 旅行会社の店舗には行かない、全てネットで済ませたい。
インタビュ ーメモ2 01 移動中でもスマホで予約状況を確認したい。 02 一人旅向けの宿泊プランを探すのが難しい。 03 出張に適した施設(Wi-Fi環境、デスク、コインランドリー)の情報 が見つけづらい。 04 クレジットカード決済が基本で、会社用と個人用の使い分けが面倒 。 05 運転中なことが多いので、宿からの確認電話は避けたい。 06 領収書のPDFダウンロードが分かりづらい。 07 キャンセル料は発生しても良いので、フレキシブルな予約が良い。 08 到着が23時以降になることもあるので、遅い時間にチェックインで きる宿を探したい。 09 コンビニや24時間ルームサービスなど、深夜の施設情報が重要。 10 ホテルからの連絡事項はすべてアプリ上で確認したい。
カスタマー行動マップ作成のためのKJ法 メモから「行動」と「課題/ニーズ」をわけて付箋 に書き出す 付箋を「フェーズ」でグルーピング 01 インタビューから得られた「行動」を付箋に書き出 す 01 予約前とか予約後などの時系列でグループ分け 02 インタビューから得られた「課題/ニーズ」を別の 色の付箋に書き出す 02 各フェーズでの行動と、それに紐づく課題/ニーズ を並べる 03 1枚の付箋には1つの行動または課題/ニーズのみを 記載 03 行動と課題/ニーズの因果関係を考慮しながら配置
Step1. メモから「行動」と「課題/ニーズ」をわけて書き出す 予定変更があるので、キャンセル可能な宿を選びたいが、そうした施設かどう かを分かりやすく知りたい。 01 行動 キャンセルポリシーを確認 する 02 課題/ニーズ キャンセルポリシーがわか りにくい
Step2. 付箋を「フェーズ」でグルーピング 「Wi-Fi環境などの施設情報で探す」 「遅い時間にチェックイン可能かで探す」 「探す」?「予約前」?
調査によりアップデートされた電子決済サービスのカスタマー行動マップ
さあつくってみましょう!
作例
「よく使うホテル予約アプリをインストールして使っている。」 「外でスマホで旅行プランを見ることが多いので、画面が見やす 行動:ホテル予約アプリを起動する いと嬉しい。」 課題/ニーズ:PCは使わないし、旅行会社の店舗に行くのも面倒 行動:通勤・移動中にスマホで宿を探す 「予定変更があるので、キャンセル可能な宿を選びたいが、そう 「同じエリアに行くことが多いが、毎回違う宿に泊まりたい。」 した施設かどうかを分かりやすく知りたい。」 課題/ニーズ:同エリアで新しい宿を簡単に探したい 行動:キャンセルポリシーを確認する課題/ニーズ:キャンセル 「予約した後の変更がしやすいと助かる。」 ポリシーがわかりにくい 課題/ニーズ:予約変更手続きがしにくいのは嫌 「忙しくて電話での問い合わせは避けたい。」 「時間があれば口コミをチェックする。」 課題/ニーズ:宿からの確認電話があると煩わしい 行動:口コミをチェックする 「予約したホテルの場所やチェックイン可能時間などのホテルへ の移動情報を予約確認ページでわかりやすく確認したい。」 課題/ニーズ:到着時の案内情報はわかりやすいほうがいい 「移動中でもスマホで予約状況を確認したい。」 行動:予約状況をスマホで確認する 課題/ニーズ:予約確認ページで予約状況がわかりづらいのは嫌
「一人旅向けの宿泊プランを探すのが難しい。」 「領収書のPDFダウンロードが分かりづらい。」 課題/ニーズ:一人旅向けプランが見つけにくい 行動:領収書のPDFをダウンロードする 「出張に適した施設(Wi-Fi環境、デスク、コインランドリー) 課題/ニーズ:領収書取得方法が分かりづらい の情報が見つけづらい。」 「到着が23時以降になることもあるので、遅い時間にチェックイ 行動:Wi-Fi環境などの施設情報で探す ンできる宿を探したい。」 課題/ニーズ:出張向け施設情報が見つけづらい「クレジットカ 行動:遅い時間にチェックイン可能かで探す「コンビニや24時間 ード決済が基本で、会社用と個人用の使い分けが面倒。」 ルームサービスなど、深夜の施設情報が重要。」 行動:会社用/個人用カードを選択する、クレジットカードで決 課題/ニーズ:深夜施設・近隣情報が不十分 済する 「チェックイン手続きの進捗状況をアプリで確認したい。」「ホ 課題/ニーズ:カード使い分けが面倒 テルからの連絡事項はすべてアプリ上で確認したい。」 「運転中なことが多いので、宿からの確認電話は避けたい。」 行動:ホテルからの連絡を確認する 課題/ニーズ:宿からの確認電話があると煩わしい、ホテルとの 課題/ニーズ:ホテルとのコミュニケーション手段はアプリ上で コミュニケーション手段はアプリ上で行いたい 行いたい
旅行予約サービスのカスタマー行動マップテキスト
アイデアを形に! プロトタイピング実践 講義3:MVP開発のプロセス2
いよいよMVPを作ってソリューションの検証 お客様に実際にMVPを作ってみせる 。この時、どんなにつたないもので も、お客様に実際に使う時の状況を 想像してもらって、さわってもらい ながら感想をもらうことで、実際に ソリューションアイディアが受け入 れられるかの調査をする。
カスタマー仮説の検証結果 調査を行ってアップデートされた仮説 POINT 現金決済が主流で、ATMで現金を頻繁に引き 出す必要がある状況で POINT お客様は 現金を持ち歩くことを面倒に感じ、 より手軽な支払い方法を求めているはず。 -> 本当に現金決済がそんなに多いのか?クレジットカ ード決済も多いのでは? 検証結果 クレジットカード決済も多いので、そこ まで現金決済が多く発生はしていなさそ う。 -> 面倒に本当に感じているのか? 検証結果 現金支払いの時は、レジ前にもたつくとほか の人に迷惑をかけてる気分がして焦る。 また、クレカなど便利な決済方法は使いすぎ ることを心配している。
カスタマー仮説の検証結果 調査を行ってアップデートされた仮説 POINT スマートフォンで簡単に支払いができるQRコ ード決済を提供することで POINT より多くのお客様が財布を持ち歩かずに、ど こでも手軽に買い物ができるようになるはず 。 検証結果 検証結果 スマートフォンなどで暗証番号の入力な ど手間をかけずにできる支払い方法であ るQRコード決済やNFC決済を提供す ることで お客様はよりスムーズな支払いをすることが でき、買い物においていやな体験をしなくな るはず。また、プリペイド式の支払いになる ことで使い過ぎ防止になるのがうれしいはず 。
ソリューション仮説を肉付けする ソリューション仮説を整理しながら、具体化していく Step1. カスタマー 行動マップ Step2. ソリューシ ョンマップ Step3.MVP
ソリューションマップの例1 時系列で並べたユーザーの行動に沿って、システムへの要求を洗い出す手法。 左から右にユーザーの行動がすすんでいきます。ユーザーストーリーマップと も言います。 (引用)[【BtoBtoCサービス】駆け出しのプロダクトオーナーが語る、よくある課題と改善 策](https://www.nttdata.com/jp/ja/trends/data-insight/2020/102190/)
ソリューションマップの例2 時系列で並べたユーザーの行動に沿って、システムへの要求を洗い出す手法。 左から右にユーザーの行動がすすんでいきます。ユーザーストーリーマップと も言います。 (引用)[簡単!楽しい!5分でわかるユーザーストーリーマッピング(User Story Mapping)](https://qiita.com/Koki_jp/items/6aebc73bedd0a932dcb8)
電子決済サービスのソリューションマップ STEP1 カスタマー行動マップに沿って、ソリューション案を並べる
電子決済サービスのソリューションマップ STEP2 フェーズを細かく分けて、再整理するカスタマー行動マップに沿って 、ソリューション案を並べる
電子決済サービスのソリューションマップ STEP3 MVPでやることを決める
どうやってこの仮説を検証する? カスタマーインタビューのときのように、お客様にこのアイディアをぶつけてきいてみる 「こういうアイディア を考えたのですが使い たいですか?」 のもありといえばありですが(実際にそれも広い意味ではMVPです)、お客様のなかで勝 手に理想的なものを思い浮かべて答えてしまうことがあります それを防ぐためには、より具体的なイメージを呼び起こせるMVPを用意するのがよいです 「こんな商品・サービスのイメージ(MVP)を見てどう思いますか?」
ここまでで何を作るべきかの計画はたてられました 実際にMVPをつくりましょう。
MVPとは Minimum Viable Product 最小限の 実行可能な プロダクト
MVPではないもの コストをかけずにとりあえず 最小限の機能でリリースすることが MVPなのではないということ それはただの「粗悪な初回リリース」
MVPの図
MVPとは 最大限良い(=成功につながる)学びを得るた めの、最小限の労力でつくるモノ
MVP開発 MVP開発とは何か? x o 思い付きのプロダクトを最小限の工数で作 りながらがむしゃらにただ完成を目指す開 発手法 最小限の工数で効率よく学びを得ながら頭 を使って成果を出す商品・サービスを目指 す開発手法
MVPの実際の例:ワーキングプロトタイプ型 「配車リクエストを行うと創業者に 初期のUberのアプリのスクリーンショット 連絡が来るようになっており、創業 者は連絡を受け取るとすぐにGoogle Mapで位置情報を確認し、現地まで 行ってサービスを使用しようとした 理由を聞いたそうです。この結果、 できる限り素早くタクシーに乗るこ 引用:[ANKR DESIGN:MVPの具体例とその手法について とにはニーズがあると判断し、本格 的な開発に着手しました。」
MVPの実際の例:オズの魔法使い型 初期のUberのアプリのスクリーンショット 「Zapposは当初、Webサイトだけを 作成し在庫は持たずに運営していま した。注文が入るたびに創業者が実 店舗で商品を購入し、梱包・発送を 行っていました。この方法で、本格 的なシステム構築前にビジネスモデ 引用:[ANKR DESIGN:MVPの具体例とその手法について ルの検証ができました。」
MVPの実際の例:ビデオプロトタイプ型 「Dropboxの創業者Drew Houstonは、 初期のUberのアプリのスクリーンショット 最初にサービスの説明動画を公開し ました。実際のプロダクトはまだ存 在していませんでしたが、この動画 は大きな反響を呼び、ベータ版への 登録者が一晩で5,000人から75,000人 に増加しました。この結果から、フ ァイル同期サービスへの強いニーズ を確認し、本格的な開発に着手しま 引用:[ANKR DESIGN:MVPの具体例とその手法について した。」
MVPの実際の例:ペーパープロトタイプ型 このような紙で作ったラフなものでも、お客様に見せて実際に使ってもらうイメージをもっても らうことで、作ろうとしている商品・サービスが求められているものかの検証ができます。 引用:[経験デザイン研究所](https://asanoken.jugem.jp/?eid=803)
絵をかくのが苦手? MVPはただのコミュニケーションツールであり、アートではありません MVPはあくまで仮説検証のためのもの。商品・サービスそのものではない。 落書きでも、仮説の検証ができれば問題ありません。 むしろみんなが気軽に意見が言いやすい分、ラフなもののほうが良いです。
STEP4 MVPのデザインを作る
MVPの実際の例:ペーパープロトタイプ型 このような紙で作ったラフなものでも、お客様に見せて実際に使ってもらうイメージをもっても らうことで、作ろうとしている商品・サービスが求められているものかの検証ができます。 引用:[経験デザイン研究所](https://asanoken.jugem.jp/?eid=803)
作ったMVPをお客様に見せて検証 手元を映すカメラで、お客様の動きを記録したり、社内で様子を中継する
作ったMVPをお客様に見せて検証 別室でそれをききながらチャットツールなどで感想をいいあって、MVPがお客様の期待を満たし ているかを議論する。
作ったMVPをお客様に見せて検証 機材はなんでもできる。これは実際に使ってたティッシュ箱でつくったセット。
MVPのインタビューで重要なこと1 想定している課題を、そのお客様は本当に持っているか? POI NT 01 そもそも想定している課題をもっていなければ、どんなにそのサービスが良くても、ピンとこ ない POI NT その課題を持っているお客さんが世の中に多くいるかどうかは別の調査で行う。今回はソリュ 02 ーションの検証なので、前提として想定している課題を持ったお客様を見つけることが重要で す
MVPのインタビューで重要なこと2 -ペーパープロトタイプを見せて、お客さんにリアルなサービスのイメージを もってもらいましょう 01 02 03 なるべく、こちらからは誘導せずに、見てもらった感想を率直にいって もらいましょう できるなら、紙芝居のように、お客さんに「実際にこの画面をみたらど こをさわりますか?」と問いかけ、その答えをもとに「では、この画面 がうつります」などといって、バーチャルな体験をしてもらいましょう もちろん実際の製品ではないので、必要に応じてこちらから補足説明は 必要です 引用:[100円プロトタイプ(The $1 Prototype) ](https://www.slideshare.net/slideshow/1001-prototype/45303392#21)
MVPのインタビューで重要なこと3 その後、このMVPの評価をしても いくらだったらこの商品に払いま あとは、観察をして、本当にお客 らいます。使い勝手などの評価で すか?とか、普段、どういった方 さんがいい反応をしていたかをじ はなく、このサービスがお客様の 法でこの問題を解決していますか っくり見ましょう 課題を解決できたかどうか?を評 ?その解決方法とくらべて、今回 価してもらいましょう。本当に正 のサービスが出たらどちらを使い 直な感想をもらうために工夫が必 ますか?とか、何か明確な評価基 要です。 準や比べるものを用意して答えて もらうのが良いです
MVPの判断 なるべく多くの人に見せます。具体的に何人、というより、やっているなかで、だいたいこのサ ービスがいいかわるいかは、直観的に判断がついてきます。その自信がもてるまで(もしくはこ れはだめだと判断できるまで)やりましょう POINT 01 POINT 02 だめだな、とおもったらPIVOT です。方向転換です。そもそも お客さんに想定していた課題が なかったのか?それともそれは あったけど、解決方法が違った のか? MVPなのでいくらでもやりなお しがききます。
MVPがよさそうだったら? いよいよ本格的な開発に入ります。
次回の範囲 3. ロードマップ作り 4. 継続的開発 本格的に開発をするとなったら、何を、い 事前にロードマップで計画したとおりに、 つ、どの順番で商品・サービスを作ってい 商品・サービスの開発・改善を素早く高速 くべきか、ロードマップ(全体の計画・優 に続ける。 先順位)を決定する。 顧客が商品・サービスに満足しているか( あるいは不満か)、また何を変えればより ニーズを満たすことができるかを継続的調 査し、事業を成長させていく
ワークショップ2 では、最後にワークショップ1で整理した、旅行 サービスのカスタマー行動マップをもとに、ソリ ューションマップをつくり、MVPまでつくりまし ょう。
電子決済サービスのソリューションマップ STEP1 カスタマー行動マップに沿って、ソリューション案を並べる
電子決済サービスのソリューションマップ STEP2 フェーズを細かく分けて、再整理するカスタマー行動マップに沿って 、ソリューション案を並べる
電子決済サービスのソリューションマップ STEP3 MVPでやることを決める
STEP4 MVPのデザインを作る
サンプル引用:[100円プロトタイプ(The $1 Prototype) ](https://www.s lides hare.net/s lides how/1001-prototype/45303392#21)
サンプル引用:[100円プロトタイプ(The $1 Prototype) ](https://www.s lides hare.net/s lides how/1001-prototype/45303392#21)
では実際に、ワークショップ1 で作ったカスタマー行動マップ をもとに、ソリューションマッ プをつくり、MVPまでつくりま しょう。
本日はご参加ありがとうございました! 次回も参加される方はまたよろしくお願い します!