40.4K Views
May 12, 24
スライド概要
企業の生産性&セキュリティ基盤としてもってこいのMicrosoft 365(M365)。
だけど、そのウリやウマみが、イマイチ世の中に伝わってない気がするなぁ…と感じていたので、いつかやってみたかったやつです。
普段よりも視座をメッチャ上げて、遥か上空から会社とM365の関係を見つめなおしてみる、というコンセプトで、ストーリーを組んでみました。
2024年5月11日(土)に開催された JPAUG広島「Power Appsでハッカソンしたいけぇ#5」の登壇資料です。
https://jpaug-hiroshima.connpass.com/event/317869/
メカからコンピューターまで幅広くやってます。営業と技術屋のハーフ。最近はMicrosoft 365とPower Platformなお仕事が増えてきました。好きなものはホップバシバシ系のペールエールビール。 HIT広島観光大使。
Microsoft 365の全体観 1 ~木を見る前に、まずは森を見る~ 2024年5月11日 宮川 裕穂 (@miyakawayuho)
おことわり 本資料は、中堅・中小企業向けのMicrosoft 365 Business Premiumの利用を前提に、製作して います。(大企業向けプランの場合、本資料の内容はE3が最も近いと考えられます。) 本資料に含まれる情報は、公開日現在のものです。将来的に内容が変更になる可能性があります。 本資料は一般的な情報提供を目的としています。所属されている企業等でご利用になる際には、IT管 理者等によくご相談の上、ご自身の責任でご利用ください。 本資料に含まれる意見や見解は、発表者個人のものであり、所属する組織の公式な立場を代表するも のではありません。 本資料に記載されている内容はできるだけ公式情報に基づき、自身の解釈でまとめていますが、誤り が含まれている可能性があります。これ変じゃね?と思われる内容を見つけた場合にはぜひ教えてく ださい。 Copyright Yuho Miyakawa 1
目的とゴール 1. Microsoft 365を知り、Power Appsをより深く理解しよう • Power Apps を活用する上で避けては通れない存在である Microsoft 365 について学び、 あらためて Power Apps の役割やウマみを確認。 • そんでもって、 Microsoft 365 と Power Apps の良さを愛でることができるようになろう。 2. 「Microsoft 365とはこういうもんよ」と人に説明できるようになろう • 人に話すことで理解が深まるハズ。知りたがっている人に教えてあげられるようになろう。 3. さらに深い世界に進んでいくためのとっかかりを自分のなかに作ろう • 全体を把握したら、Microsoft Learnを読みまくろう。 Copilotの力も存分に利用しよう。 Copyright Yuho Miyakawa 2
私について • 山口生まれ、 広島住み • 職歴 • 【前】 組込み機器向けGUIソフトウェア開発ツールの会社で営業SE 11年 • 【現】 広島地場のSIerで営業SE 8年目 • Microsoft 365のライセンス販売、構築、教育、サポート、運用 • 工場などの現場に行って、お客さんと一緒に問題解決策を考えてご提案 • 保有資格 • MS-700 (Teams Administrator) • PL-100 (Power Platform App maker) • 情報セキュリティマネジメント • お気に入りのMicrosoft製品 • PowerPoint, Word, Copilot(Bing Chat), Intune Copyright Yuho Miyakawa Channel Connect 2023で登壇 (2023年9月 日本マイクロソフト品川本社) 3
Microsoft 365との出会い 1. きっかけは、ヘイシャにやってきた商社マンとの会話 • どうやら、クラウドライセンスが買い切りライセンスを追い越したらしい? • でも、弊社では誰もクラウドライセンスを扱ってない…(時代に乗り遅れてる??) 2. お客様から「Microsoft 365を導入したい」との相談があった • いろいろWebで調べてみるものの、どうも実態が掴めない… 3. 将来のことを考えてクラウドライセンスの販売にチャレンジ • 会社は頼れそうにないので、自腹で検証用PCを調達、カスタムドメインも購入 • Microsoft 365は開発者用ライセンスは無償なのでありがたい • ドキュメントも充実してる(日本語訳はアレですが…) Copyright Yuho Miyakawa 4
Microsoft 365に寄せる期待 1. 買い切り版Officeの更新+社内設置のファイルサーバーの更新と いうビジネスのカタチは、Microsoft 365に置き換わっていくの では? 2. 手に職をつけておけば、自分自身が将来安泰なのでは? 3. 人のお役にたち、喜んでもらえて、その対価をいただける商売は 最高。その道具としてもMicrosoft 365はとてもマッチしてそう。 Copyright Yuho Miyakawa 5
出展:Microsoft 365 とは? Office 365 との違い Copyright Yuho Miyakawa 6
2011年6月に、風刺画サイト「Bonkers World」に投稿されたイラスト 出展:Organizational Charts (bonkersworld.net) Copyright Yuho Miyakawa 7
金額(単位 百万ドル) マイクロソフト【MSFT】の決算 250,000 2023年度 売上高 2,119億1,500万ドル 200,000 サティア・ナデラがCEOに就任 150,000 2014年度 売上高 868億3,300万ドル 100,000 50,000 0 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 売上高 Copyright Yuho Miyakawa 営業利益 当期利益 マイクロソフト【MSFT】:業績・決算(通期・四半期) - Yahoo!ファイナンス を基にグラフを作成 8
Microsoftを信じていいのだろうか? • 結論:信じてよい。 と、思う。 • 2014年のサティア・ナデラCEOの就任後、Microsoftはかつての Microsoft(悪の帝国)ではなくなった。 • このあたりは、ナデラCEOの著書「Hit Refresh!(日経BP)」を 読むと、なぜMicrosoftが変わったのか、Microsoftはどうやっ て変わったのか、Microsoftはドコを目指しているかが見えてくる。 • 社員や顧客との「共感」を大切にし、「世界中の人々の役に立つこと を最優先(儲けは結果としてついてくる)」に据える経営哲学は、 Microsoft 365を始めとした各プロダクトに表れている。 と、思う。 サティア・ナデラ 出展: Satya Nadella - News Center Japan (microsoft.com) Copyright Yuho Miyakawa マイクロソフト 会長 兼 最高経営責任者 (CEO) 9
現代の企業が直面している状況 VUCA*な時代 サイバー攻撃の高度化 膨らむコスト 先の読めない、変動の激しい時代 大規模組織による高度な犯罪化 人件費の上昇 追従可能な組織に進化が必要 誰もが被害にあう可能性 不十分な設備投資 柔軟な働き方への適応が必要 経営に大ダメージを受けるリスク 過剰な設備投資 Volatility Uncertainty Complexity Ambiguity Copyright Yuho Miyakawa (変動性) (不確実性) (複雑性) (曖昧性) 10
Microsoft 365で実現できるコト 安心・安全なクラウド 高度なサイバー攻撃対策 必要な時に必要なだけ展開が可能 なりすまし侵入を防止する高度な機構 デバイスとネットがあれば利用可能 大企業と同等のセキュリティ対策を実装 常に最新化されるツール群 セキュリティ専門家の操作をAIが代行 最適なコスト 1名分 3,298円/月で全部揃う* *年契約の場合。 Copyright Yuho Miyakawa 11
デバイスとネットワークだけあればOK 安心・安全なクラウド 生産性アプリ群 高度な情報セキュリティ Microsoft 365のクラウド 暗号化された インターネット通信 利用者 Copyright Yuho Miyakawa デバイス 12
Microsoftのデータセンター 安心・安全なクラウド アメリカにあるMicrosoft データセンターの一例です。日本にも、東京と大阪の“どこか”に、同様の施設があります。 Youtube:How we keep the Microsoft cloud up and running Copyright Yuho Miyakawa 13
Microsoftのデータセンター 安心・安全なクラウド データセンターの中では、業務用コンピューター(サーバー)が整然とレイアウトされ、常に稼働しています。 Youtube:How we keep the Microsoft cloud up and running Copyright Yuho Miyakawa 14
Microsoftのデータセンター 安心・安全なクラウド サーバーは、ブレード型のコンピューターやストレージで構成されており、電源を落とすことなく交換が可能な仕組みになっています。 Youtube:We Live in the Cloud | Microsoft Story Labs Copyright Yuho Miyakawa 15
Microsoftのデータセンター 安心・安全なクラウド 災害等で電源の供給が途絶えたときに備えて、自家発電設備を備えています。 Youtube:How we keep the Microsoft cloud up and running Copyright Yuho Miyakawa 16
Microsoftのデータセンター 安心・安全なクラウド 設備稼働率99.999%を維持するために、サイバー攻撃の発生やトラブルに対応できるエンジニアが24時間365日、待機しています。 Youtube:How we keep the Microsoft cloud up and running Copyright Yuho Miyakawa 17
各種対策・国際認証もありったけ取得済み 安心・安全なクラウド Copyright Yuho Miyakawa 18
現代におけるサイバー攻撃のイメージ 高度なサイバー攻撃対策 アクセスの試行 クラウド環境 暗号化された インターネット通信 ニセ社員 野良デバイス (なりすまし) うっかりクリック 悪意のあるWebページ 細工された添付ファイル 社員 Copyright Yuho Miyakawa 会社デバイス 侵害の試行 組織化・専門化された 攻撃者たち 19
Microsoft 365はあらゆる攻撃から防御 高度なサイバー攻撃対策 安全なメール Defender for Office 365 Entra ID 有害なメール メール保護 ブロック Intune 高度な認証による なりすましの防止 ブロック 安全なWebサイト Defender for Office 365 有害なWebサイト 安全なリンク ブロック Purview Microsoft 365クラウド Copyright Yuho Miyakawa 秘 機密情報の漏洩防止 ブロック 20
Microsoft 365の主要な機能の一覧 最適なコスト 生産性を向上させるためのツール群 サイバー攻撃対策、情報セキュリティ対策ツール群 ドキュメント製作、協同作業、 AIによるアシスト 会社クラウドへのなりすまし侵入を防ぐ最強の門番 Microsoft 365 Apps for Business バーチャルワイガヤプラットフォーム Teams 社内ポータル、ドキュメント管理、ミニデータベース Entra ID 会社デバイスの登録・管理と制御、自動セットアップもおまかせ Intune セキュリティ専門家の作業をAIが肩代わり、中小組織向けのEDR* Defender for Business SharePoint Online 自分用大容量ストレージ OneDrive for Business 信頼と伝統のメール&予定表ツール Outlook & Exchange Online メール経由&チャット経由でのあらゆるサイバー攻撃から防御 Defender for Office 365 関係者外秘な資料を暗号化して関係者以外への漏洩を防止する Information Protection *Endpoint Detection and Response 参考:Microsoft 365 Business Premium | Microsoft 365 Copyright Yuho Miyakawa 21
これだけ揃ってて、 月々わずか3,298円 最適なコスト 一日あたり 約 165円 *年間契約の場合の月額換算。 出展:Microsoft 365 Business Premium | Microsoft 365 Copyright Yuho Miyakawa 22
出展:Microsoft 365 とは? Office 365 との違い Copyright Yuho Miyakawa 23
Microsoft 365とは? マイクロソフトのミッションであり、企業としての社会的存在目的 共同作業のための機能や作業効率を高めてくれる最新機能群 常に進化する製品群 裏側に組み込まれたAIによる 分析、自動提案、翻訳 クラウド、デバイス、データまですべてを保護する仕組み 必要なものがすべて入ってお得な価格で提供 出展:Microsoft 365 とは? Office 365 との違い Copyright Yuho Miyakawa 24
Microsoft 365の全体観 2 に続きます。 Copyright Yuho Miyakawa 25
Microsoft 365の全体観 2 ~木を見て、ちょっとだけ根っこも見る~ 2024年5月11日 宮川 裕穂 (@miyakawayuho)
おことわり 本資料は、中堅・中小企業向けのMicrosoft 365 Business Premiumの利用を前提に、製作して います。(大企業向けプランの場合、本資料の内容はE3が最も近いと考えられます。) 本資料に含まれる情報は、公開日現在のものです。将来的に内容が変更になる可能性があります。 本資料は一般的な情報提供を目的としています。所属されている企業等でご利用になる際には、IT管 理者等によくご相談の上、ご自身の責任でご利用ください。 本資料に含まれる意見や見解は、発表者個人のものであり、所属する組織の公式な立場を代表するも のではありません。 本資料に記載されている内容はできるだけ公式情報に基づき、自身の解釈でまとめていますが、誤り が含まれている可能性があります。これ変じゃね?と思われる内容を見つけた場合にはぜひ教えてく ださい。 Copyright Yuho Miyakawa 27
データセンターとクラウド ≒ Microsoft データセンター(物理的) Microsoft クラウド(論理的) Youtube:How we keep the Microsoft cloud up and running Copyright Yuho Miyakawa 28
テナント Microsoftクラウドの境界線 Microsoft 365サービスの境界線 自分の会社データの境界線 Microsoft 365のクラウドサービス 自分の会社専用のテナント (▲▲▲▲.onmicrosoft.com) Exchangeの メールボックス群 OneDriveの ファイル群 Teamsの チャットや投稿 SharePointの ファイルやリストデータ Microsoft クラウド (論理的) 顧客情報、ファイル、メールボックス、チャットデータ、 ビデオ、画像 その他もろもろ Copyright Yuho Miyakawa 29
Microsoft 365と情報セキュリティリスク アクセスの試行 Microsoft 365の自社専用テナント 暗号化された インターネット通信 ニセ社員 野良デバイス (なりすまし) うっかりクリック 悪意のあるWebページ 細工された添付ファイル 社員 Copyright Yuho Miyakawa 会社デバイス 侵害の試行 組織化・専門化された 攻撃者たち 30
社員だけをテナントにアクセスさせるための仕組み カードで人を識別 [email protected] 本人の記憶にしかないハズの パスワードで認証する 本人しかもっていないハズの カードをピッして認証する No 有効なカード? Copyright Yuho Miyakawa No あってる? Yes Yes ようこそ IDで人を識別 拒否 ようこそ 拒否 31
フ ィッシ ング パスワードは窃取されがち [email protected] [email protected] ホンモノのパスワード確認画面 詐欺師が用意したニセモノのパスワード確認画面 Microsoft Entra IDによる認証 パスワードをブッコ抜かれて、売られて、成りすまされる Copyright Yuho Miyakawa 32
パ ス ワ ー ド ス マ ホ の 認 証 ア プ リ 記憶認証だけじゃ頼りないので、物理認証も加える ID(人を識別) [email protected] 認証要素① パスワード(本人の記憶) qwerty! パソコンにパスワードを 入力する 認証要素② スマホ認証(本人の所有物) 本人の所有スマホで ワンタイムコードを入力させる [email protected] この例で挙げているパスワードは犯罪者がハック時に試行するパスワードのうちの1つです。 よい子は絶対にマネをしないでください。 Copyright Yuho Miyakawa 33
M F A ぶっちゃけ、スマホを利用した多要素認証はめんどくさい Microsoft 365を 利用するぞ! 毎回、 これやるんか…? [email protected] パソコンで パスワードを入力 M365を利用 [email protected] 認証スマホでワンタイムコードを入力 Copyright Yuho Miyakawa 34
利便性とセキュリティを両立するにはどうしたらよいか? 実現したいこと 不 正 ア ク セ ス 本人以外のなりすまし による、ウチのテナントへの侵入を防ぎたい。 かつ 本人スマホを使った多要素認証操作の手間はなくしたい サインインの操作時に、本人のパソコンかどうかをチェックすればいいのでは…? Copyright Yuho Miyakawa 35
解決策:利用デバイスを登録しておき、サインイン時にチェックする① 事前準備 本人の利用デバイス(パソコン)を「デバイス登録・管理システム」に登録する パソコンの個体を識別するための複雑な情報をパソコンから抽出し、自社の「デバイス管 理システム」に登録しておく。 抽出 個体識別情報 (ハードウェアハッシュ)* 登録 個体識別情報 (ハードウェアハッシュ)* 社員のパソコン (本体) デバイス登録・管理システム Microsoft Intune *4KHHとも呼ばれる Copyright Yuho Miyakawa 36
解決策:利用デバイスを登録しておき、サインイン時にチェックする② 本人からのアクセスの場合 パスワードは合っとるな。ヨシ。 パソコンにパスワードを入力 する 社員と登録済みパソコン 社員と登録済みパソコン テナントへのサインインが許可される Intune このパソコン、知っとる? 知っとる。ウチの会社の。 Entra ID Intune ほんなら、ウチのテナントに入らせててもええか。 社員と登録済みパソコン Copyright Yuho Miyakawa Entra ID Entra ID Intune 37
解決策:利用デバイスを登録しておき、サインイン時にチェックする③ 不正なアクセスの場合 パスワードは合っとるな。ヨシ。 パソコンに盗んだパスワード を入力する 社員になりすましたヤツと野良パソコン Entra ID このパソコン、知っとる? 社員になりすましたヤツと野良パソコン テナントへのサインインを拒否される 知らん。 Intune コイツ怪しいな…。ブロックしよ。 社員になりすましたヤツと野良パソコン Copyright Yuho Miyakawa Entra ID Intune Entra ID Intune 38
Entra IDとIntuneを利用したアクセス制御 • Entra IDには、本人以外からのなりすましアクセスを防ぐための機 能が備わっています。 • 今回紹介した「パスワード」+「Intune登録済みの会社パソコン」とう 条件以外にも、様々なIf-then条件を定義してアクセス要求をふるい にかけ、疑わしいアクセスをブロックしつつ、ユーザーの利便性を確保 する仕組みを作ることが可能です。 • 詳しくは、下記の公式ドキュメントを根気よく読んでみてください。 • Microsoft Entra ID の条件付きアクセスとは - Microsoft Entra ID | Microsoft Learn Copyright Yuho Miyakawa 39
現代のサイバー攻撃の特徴 組織への侵入情報やランサムウェアなどを開発して売る者など、 役割分担が確立し、大規模なビジネスと化している アフェリエイト (実働部隊) 攻撃対象の組織 アクセス情報を利用して攻撃 不正に入手したアクセス情報を販売 初期アクセスブローカー(IAB) マルウェアを利用して攻撃 マルウェアやボットネットを販売 マルウェア開発者/ボットネット管理者 攻撃の指示/委託 ランサムウェア開発者/ランサムウェア攻撃の首謀者 Copyright Yuho Miyakawa そのほかの手口を利用して攻撃 出展:マルウエアの教科書(吉川 孝志 著、日経BP、2022年) 40
テナントの侵害と情報漏えいから守るための仕組み 安全なメール Defender for Office 365 Entra ID 有害なメール メール保護 ブロック Intune 高度な認証による なりすましの防止 ブロック 安全なWebサイト Defender for Office 365 有害なWebサイト 安全なリンク ブロック Purview 自社のテナント Copyright Yuho Miyakawa 秘 機密情報の漏洩防止 ブロック 41
デバイスの侵害を自動検知して自動修復する 鍛え抜かれたAIを活用した全自動タイプのEDR* (Defender for Business) 不審な動作・操作の 監視と分析と検知 ネットワークからの 切り離しを指示 改ざんされた箇所の 修復を指示 ウイルス検知機能 本体動作情報の報告 指示に基づいた本体の操作 レポートを作成 Windows 10/11 Proに標準搭載されている Windows Defender *EDR…Endpoint Detection and Response 端末(エンドポイント)への攻撃の兆候や侵害を監視し、検知し、対処するためのシステム Copyright Yuho Miyakawa 42
Microsoft 365の主要な機能の一覧 生産性を向上させるためのツール群 サイバー攻撃対策、情報セキュリティ対策ツール群 ドキュメント製作、協同作業、 AIによるアシスト 会社クラウドへのなりすまし侵入を防ぐ最強の門番 Microsoft 365 Apps for Business バーチャルワイガヤプラットフォーム Teams 情報発信、社内ポータル、ドキュメント管理、ミニデータベース Entra ID 会社デバイスの登録・管理と制御&自動セットアップはおまかせ Intune セキュリティ専門家の作業をAIが肩代わり、中小組織向けのEDR* Defender for Business SharePoint Online 自分用大容量ストレージ OneDrive for Business 信頼と伝統のメール&予定表ツール Outlook & Exchange Online メール経由&チャット経由でのあらゆるサイバー攻撃から防御 Defender for Office 365 関係者外秘な資料を暗号化して関係者以外への漏洩を防止する Information Protection (Purview) *Endpoint Detection and Response 参考:Microsoft 365 Business Premium | Microsoft 365 Copyright Yuho Miyakawa 43
Microsoft 365の主要な機能の一覧 生産性を向上させるためのツール群 サイバー攻撃対策、情報セキュリティ対策ツール群 ドキュメント製作、協同作業、 AIによるアシスト 会社クラウドへのなりすまし侵入を防ぐ最強の門番 Microsoft 365 Apps for Business バーチャルワイガヤプラットフォーム Teams 情報発信、社内ポータル、ドキュメント管理、ミニデータベース Entra ID 会社デバイスの登録・管理と制御&自動セットアップはおまかせ Intune セキュリティ専門家の作業をAIが肩代わり、中小組織向けのEDR* Defender for Business SharePoint Online 自分用大容量ストレージ OneDrive for Business 信頼と伝統のメール&予定表ツール Outlook & Exchange Online メール経由&チャット経由でのあらゆるサイバー攻撃から防御 Defender for Office 365 関係者外秘な資料を暗号化して関係者以外への漏洩を防止する Information Protection (Purview) *Endpoint Detection and Response 参考:Microsoft 365 Business Premium | Microsoft 365 Copyright Yuho Miyakawa 44
生産性ってなんだろう? 人時生産性 = 粗利 いかにして、付加価値を生み出す業務に、 労働時間を割り当てられるか? 全社員の総労働時間 いかに速攻で仕事を成し遂げるか? 社員ひとりが、1時間あたりに稼ぎ出す粗利のこと 生産性とは、有限な時間のなかで、いかにお客さんに「お金を出しててもほしい!」 「お金を出してでも利用したい!」と感じる(心を躍らせる)製品やサービスを生み 出せるか?という指標のこと。 Copyright Yuho Miyakawa 45
生産性を高めるためのマインドと道具を考えてみる 要 「劇的な業務効率化」 現代の時代背景 • 人が減る(労働人口の減少) • 使える時間は変わらない • ニーズがガンガン変わる 8時間の密度をいかに高められるか? Volatility(変動性) Uncertainty(不確実性) 常識が非常識に。未知の課題ばかり。VUCA時代。 Complexity(複雑性) Ambiguity(曖昧性) ほいで、どうするん? ひとりで考えていても解決できないから、みんなで知恵を出し合う、協働で仕事を前に進める ほいで、どうするん? 必要なときにいつでも ナレッジ 超効率的にワイガヤして知識を共有しながら、未知の課題を解決していく必要がある ほいで、どうするん? そういうプラットフォーム(業務基盤)が必要だよね Copyright Yuho Miyakawa 46
この時代に必要な、Microsoft 365の生産性ツール群 ワイガヤ系ツール 集中作業系ツール プロジェクト推進特化型 バーチャル協働・共創ツール Teams バーチャルコミュニティーツール 場 Viva Engage 道具 社内のナレッジやデータの蓄積&検索&AIによる自動提案 SharePoint Online Microsoft 365 Apps for Business Copyright Yuho Miyakawa 47
会社に存在する業務を5種類に分類すると? Copyright Yuho Miyakawa 48
創造的な生産活動(協働と共創) 情報セキュリティとサイバー攻撃対策 自社固有の大規模で複雑な業務 Copyright Yuho Miyakawa 経理や販売などの事務業務 自社固有の比較的小規模な業務 49
会社の業務とITツールの関係 業務の種類 ITツール ・ 対応方法 創造的な生産活動 Microsoft 365の生産性ツール (共創や協働による付加価値生産活動) (Word, Excel, Teams, SharePoint…) 情報セキュリティとサイバー攻撃対策 Microsoft 365のセキュリティツール (Entra ID、Defender、Purview) 経理や販売などの一般的業務 パッケージ化されたサービス (人事・給与・財務・契約・資産管理…) (例:Dynamics 365、奉行、大臣…) 自社固有の大規模で複雑な業務 オーダーメイド開発(スクラッチ開発)、 セミオーダーメイド開発(カスタマイズ開発) 自社固有の比較的小規模な業務 内製開発(Excelマクロ、Access) Excel+手作業 紙、ペン、ハンコ Copyright Yuho Miyakawa 50
会社の業務とMicrosoft 365の関係 業務の種類 ITツール や 対応方法 創造的な生産活動 Microsoft 365の生産性ツール (共創や協働による付加価値生産活動) (Word, Excel, Teams, SharePoint…) 情報セキュリティとサイバー攻撃対策 Microsoft 365のセキュリティツール Microsoft 365の範囲 (Entra ID、Defender、Purview) 経理や販売などの一般的業務 パッケージ化されたサービス (人事・給与・財務・契約・資産管理…) (例:Dynamics 365、奉行、大臣、PCA…) 自社固有の大規模で複雑な業務 オーダーメイド開発(スクラッチ開発)、 セミオーダーメイド開発(カスタマイズ開発) 自社固有の比較的小規模な業務 内製開発(Excelマクロ、Access) Excel+手作業 紙、ペン、ハンコ Copyright Yuho Miyakawa 51
手つかずの領域 業務の種類 ITツール や 対応方法 創造的な生産活動 Microsoft 365の生産性ツール (共創や協働による付加価値生産活動) (Word, Excel, Teams, SharePoint…) 情報セキュリティとサイバー攻撃対策 Microsoft 365のセキュリティツール (Entra ID、Defender、Purview) 経理や販売などの一般的業務 パッケージ化されたサービス (人事・給与・財務・契約・資産管理…) (例:Dynamics 365、奉行、大臣、PCA…) 自社固有の大規模で複雑な業務 オーダーメイド開発(スクラッチ開発)、 セミオーダーメイド開発(カスタマイズ開発) 自社固有の比較的小規模な業務 内製開発(Excelマクロ、Access) Excel+手作業 紙、ペン、ハンコ Copyright Yuho Miyakawa 52
手つかずの領域(宝の山)を開拓する 自社固有の比較的小規模な業務の特徴 • 大規模システムでフォローしきれていない業務が、会社内にゴロゴロ存在している • 一つ一つの業務は小さくとも、“チリ積も”でバカにならない工数になる • デジタル化することで、人がやるべき仕事(知的生産活動)にもっと時間をあてがえるようになる 従業員は、その業務自体をよく理解しているが、プロ開発するスキルは無い。 (プロ開発者になる、というのもちょっと違うよね…) じゃあ、従業員の手でアプリを作るための専用の道具があればいいのでは…? Copyright Yuho Miyakawa 53
Power Appsは、従業員の手でアプリを作るための道具 そもそもやりたいことは? 「自社固有の比較的小規模な業務」を アプリ化して効率化したい 解決にあたって重要なことは? 従業員によるアプリ開発に特化 • プロ開発者になる必要はない • すぐに取り掛かれる、すぐに仕上がる ことが大切 アプリづくりに必要な要素は? • • • データ ロジック(からくり) ユーザーインターフェース(表示入力) Power Apps という解決策 データにすぐに繋げられる データ接続用の部品がたくさんある ロジックをすぐに作れる ブラウザーがあれば、すぐに始められる ユーザーインターフェースをすぐに作れる 表示と入力の機能部品が、たくさんある Excel SharePoint Excelっぽい関数が、たくさんある Dataverse そのほかの様々なデータ Copyright Yuho Miyakawa Lookup() Patch() Filter() … 54
会社の業務とPower Platformの関係 業務の種類 ITツール や 対応方法 創造的な生産活動 Microsoft 365の生産性ツール (共創や協働による付加価値生産活動) (Word, Excel, Teams, SharePoint…) 情報セキュリティとサイバー攻撃対策 Microsoft 365のセキュリティツール (Entra ID、Defender、Purview) 経理や販売などの一般的業務 パッケージ化されたサービス (人事・給与・財務・契約・資産管理…) (例:Dynamics 365、奉行、大臣、PCA…) 自社固有の大規模で複雑な業務 オーダーメイド開発(スクラッチ開発)、 自社固有の比較的小規模な業務 セミオーダーメイド開発(カスタマイズ開発) Power Platformの範囲 内製開発(Excelマクロ、Access) = 市民開発者によるアプリ開発 Excel+手作業 紙、ペン、ハンコ Power Apps Copyright Yuho Miyakawa Power Automate Power BI 55
Microsoft 365のまとめ • 現代を生きる会社に必要である生産性向上ツール、セキュリティ対策ツール、そし て従業員が自らの手でデジタル化を進めていくためのツールがセットになったIT サービスです。 • パソコンやスマホとインターネット回線さえ用意すれば、手ごろな料金ですぐに利 用を開始できます。 • Microsoft 365は、高生産性・高付加価値を生み出している企業を研究した成 果や最新の組織理論に基づいて設計されています。 • Microsoft 365の機能を持て余してしまう場合には、まず、会社の文化やビジネスモデルの アップデートをおこなう必要があるのかも知れません…。 Copyright Yuho Miyakawa 56
Power Apps(Power Platform)のまとめ • 従業員が自らの手で業務を効率化し、社内の情報をデータ化して活用するための 利用に特化したツール群です。 • アプリ開発に欠かせない3つ機能が備わっています。 1. データとの接続機能 2. ロジック(からくり)を開発するための機能 3. ユーザーインターフェースを作成するための機能 • 従来は、ExcelマクロやAccessで対処していた領域を現代的に大幅に合理化し たもの、と考えてよいかも知れません。 Copyright Yuho Miyakawa 57
Microsoft 365 と Power Appsをフル活用して、 時代の変化に追従できる強い組織になろう。 そして社会に貢献し続ける組織になろう。 Microsoft 365やPower Platformは、そのポテンシャルをそなえています。 Copyright Yuho Miyakawa 58