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title: ナレッジグラフ活用大全 ― 構造化すれば、AIは賢くなる
tags:  #ナレッジグラフ #graphrag #neo4j #rag #生成ai #データ設計  
author: [井本 賢](https://docswell.com/user/kenimo49)
site: [Docswell](https://www.docswell.com/)
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description: ベクトル検索だけでは、関係をたどる問いに答えられない。本スライドはナレッジグラフ活用の入門編です。知識を主語・述語・目的語の3つ組で表す仕組み、RDB/ベクトル/グラフDBの使い分け、GraphRAGの4段階パイプライン、従来RAGとの違い、実例の数字までを12枚で俯瞰します。  ▼Zenn Bookで全文（無料） https://zenn.dev/kenimo49/books/knowledge-graph-practical-guide ▼Kindle版 https://www.amazon.co.jp/dp/B0GX465PG7  著者: ken imoto / kenimoto.dev
published: May 31, 26
canonical: https://docswell.com/s/kenimo49/ZWR461-knowledge-graph-practical-guide
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Knowledge Graph 実践
ナレッジグラフ活用大全
構造化すれば、AIは賢くなる
ken imoto エンジニア / Propel-lab
ナレッジグラフ活用大全
kenimoto.dev

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ベクター検索では答えられない問い
LLMは流暢に語る。だが「点と点をつなぐ」推論は、苦手ままだ。
RAGが詰まる質問
「このデータセット全体のテーマは何か？」
「プロジェクトAとBに共通する課題は？」
答えるには、文書間の関係性を理解する必要がある。
ベクトル類似検索は「近い文書」を見つけるのは得意。だが離れた点と点をつなぐ推論はできない。
そこにナレッジグラフが効く。GraphRAGは、この壁を越えた。
ナレッジグラフ活用大全 02 kenimoto.dev

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知識を「3つ組」で表す
ナレッジグラフの最小単位はトリプル。主語・述語・目的語で、ひとつの事実を表現する。
GraphRAG developed_by Microsoft
主語 Subject 目的語 Object
ノード(頂点)は実体を、エッジ(辺)は関係を表す。
このトリプルが何万と集まったものが、ナレッジグラフだ。
ナレッジグラフ活用大全 03 kenimoto.dev

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3つのDBは、別々の「問い」に強い
RDB・ベクトルDB・ナレッジグラフは競合しない。得意な問いが、根本的に違う。
リレーショナルDB
得意な問い
「ID=123を取得」
検索方法
WHERE句 + JOIN
弱点
深い関係探索が遅い
ベクトルDB
得意な問い
「Xに似たものを探す」
検索方法
コサイン類似度 / ANN
弱点
つながりの推論ができない
ナレッジグラフ
得意な問い
「XとYはどうつながるか」
検索方法
グラフ探索(ホップ)
弱点
曖昧な類似検索が苦手
ナレッジグラフ活用大全 04 kenimoto.dev

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最初の分岐: RDFかプロパティグラフか
同じ「グラフ」でも設計思想が違う。迷ったらプロパティグラフから始める。
RDF
W3C標準 / SPARQL / トリプルストア
- 組織を超えたデータ連携(Linked Data)
- OWL/RDFSによる論理推論
- 既存オントロジー(FIBO等)を活用
- 学習曲線は急(URI・名前空間)
プロパティグラフ
Neo4j普及 / Cypher / ネイティブグラフDB
- ホワイトボードの図がそのままデータに
- エッジに重みや日付を直接持てる
- 単一組織の知識管理・アプリ開発向き
- 学習が緩やか・高速な探索
ナレッジグラフ活用大全 05 kenimoto.dev

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GraphRAGの4段階パイプライン
LLMでテキストからグラフを自動構築し、その構造で検索を拡張する。
STAGE 1
エンティティ・関係抽出
LLMがテキストから人・組織・概念と関係を抽出
STAGE 2
Leidenクラスタリング
密につながるノード群をコミュニティに自動分割
STAGE 3
コミュニティ要約生成
各コミュニティをLLMが要約し検索インデックス化
STAGE 4
グラフ拡張検索
質問に関連する要約を取得して回答生成に活用
2024年2月、Microsoft Researchが発表。データセット全体に関する質問に答えられるようになった。
ナレッジグラフ活用大全 06 kenimoto.dev

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従来RAG vs GraphRAG
単一チャンクの引用から、グラフ構造による文書横断の推論へ。
従来RAG
GraphRAG
検索単位
文書チャンク
コミュニティ要約+エンティティ
質問タイプ
特定の事実検索
データセット全体に関する質問
推論
単一チャンク内
文書横断的
回答の根拠
取得チャンクの引用
グラフ構造による推論パス
ナレッジグラフ活用大全 07 kenimoto.dev

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LLMとKGは補完関係
対立する技術ではない。互いの弱点を、互いが埋める。
KGが→LLMを補う
ハルシネーション
知識の陳腐化
推論が不透明
構造化知識の欠如
エビデンスベースの回答
リアルタイムなKG更新
グラフパスで説明可能
オントロジーで体系化
LLMが→KGを補う
構築コストが高い
自然言語で問えない
非構造化データ処理
スキーマ設計が難しい
エンティティ・関係を自動抽出
テキスト→Cypher自動変換
テキスト理解・要約
オントロジーの自動提案
ナレッジグラフ活用大全 08 kenimoto.dev

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コードベースは、巨大なグラフだ
Tree-sitterでASTを抽出すれば、コードの構造がそのままナレッジグラフになる。
UserService HAS_METHOD 持つ update_user
update_user CALLS 呼ぶ db.save
update_user CALLS 呼ぶ notify_change
get_user RETURNS 返す User
「この関数を変えたら、どこに影響するか？」にグラフ探索で即答。
19以上の言語に対応、LLM不要でローカル高速処理。変更の波及範囲を辿るBlast Radius分析は、コードKGの最も実用的な応用だ。
ナレッジグラフ活用大全 09 kenimoto.dev

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数字が示す、KGの実力
「賢くする」は理念ではない。企業事例の数字が、それを裏づける。
Meta
5→100%
AIコンテキストカバレッジ
4,100以上のファイルに散らばる暗黙知を、50+エージェントで構造化。ツール呼び出しは40%削減。
LinkedIn
28.6%
サポート品質を改善
サポートチケットをKG化し、KG+RAGで関連する解決策を提示。応答精度が向上。
NTTデータ
73%
企業関係の自動抽出精度
ニュース記事からLLMで企業間の関係を抽出。投資判断・競合分析・サプライチェーン可視化に活用。
ナレッジグラフ活用大全 10 kenimoto.dev

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構造化が、AIの天井を上げる
ベクトル検索の限界は、知識を「関係」で持つことで越えられる。
「似ている」を探すAIから、「つながり」で考えるAIへ。
その鍵が、ナレッジグラフだ。
01
知識を主語-述語-目的語のトリプルで構造化する
02
GraphRAGで文書横断の推論にLLMが答えられる
03
コード・組織知・暗黙知まで「グラフで考える」が効く
ナレッジグラフ活用大全 11 kenimoto.dev

# Page. 12

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全体像は、この本に。
Zenn Book zenn.dev/kenimo49/books/knowledge-graph-practical-guide
Kindle amazon.co.jp/dp/B0GX465PG7
ナレッジグラフの設計・構築・GraphRAG活用までを事例つきで体系化。
kenimoto.dev
ナレッジグラフ活用大全 12 kenimoto.dev

