---
title: スクラムは「健康診断」だった —ビジネスチームに導入して見えた認知負荷と、スクラムの外にあった処方箋
tags: 
author: [Takumu Ide](https://docswell.com/user/idee_tm)
site: [Docswell](https://www.docswell.com/)
thumbnail: https://bcdn.docswell.com/page/2EVVGGMXEQ.jpg?width=480
description: スクラム祭り2026 福井トラックの登壇資料 https://confengine.com/conferences/scrummatsuri-2026/proposal/50602
published: October 24, 26
canonical: https://docswell.com/s/idee_tm/ZR8414-2026-10-24-125316
---
# Page. 1

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/2EVVGGMXEQ.jpg)

スクラム祭り2026 福井トラック
スクラムは
「健康診断」だった
ビジネスチームに導入して見えた認知負荷と、スクラムの外にあった処方箋
井手 拓夢 イデー / @idee_tm


# Page. 2

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/57GL88GREL.jpg)

これまでの登壇
スクラム祭り2025
金沢トラック
井手 拓夢 / イデー
Agile Studio
ウェビナー
株式会社リコー
X: @idee_tm
スクラムフェス
金沢2026
02


# Page. 3

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/4EQY99XYJP.jpg)

スクラムって、チームに
何をしてくれるものだと
思いますか?
03


# Page. 4

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/KJ4WXX6Z71.jpg)

4か月やってみて、たどり着いた答え
スクラムは
「みんなでやれば成果が出る仕組み」
ではなく、チームの健康診断だった
04


# Page. 5

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/LE1YNNVD7G.jpg)

CHA PTE R 01
越境
開発チームからビジネスチームへ
05


# Page. 6

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/GEWG44L8J2.jpg)

プ ロジ ェ ク ト
社内スタートアップのような組織で、
営業支援SaaSの事業を展開していた
プロダクト開発領域
ビジネス領域
スクラムチーム 2チーム体制
4領域・6名
チームA
チームB
エンジニア・PO・デザイナー
データ分析
プロモーション
Web運用
CS
開発のスクラムマスターから、ここへ異動
少人数で、事業のすべてを回す体制
06


# Page. 7

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/47ZL22M9J3.jpg)

事 業の 流 れ と、 自 分 の役 割
フェーズが変わるたびに、自分の役割も変わってきた
0→1
ローンチ
グロース
α版・β版の開発
スクラムで開発
開発は2チーム体制に
売上を立てるフェーズへ
ビジネスチームに越境
エンジニア
スクラムマスター
セールス兼スクラムマスター
▲ 今日の話
07


# Page. 8

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/YJ6WVVNDJV.jpg)

入 って み た チー ム
それぞれが「個人商店」で動くチーム
データ分析
プロモーション
Web運用
CS
4領域のうち3領域が1名体制。全員が担当業務そのものの初心者
領域どうしは分断されていて、改善のサイクルも優先順位もはっきりしていなかった
08


# Page. 9

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/GJ5MDD58J4.jpg)

ヒ アリ ン グ
メンバー6名全員に1on1でヒアリングした
「振り返りが
「情報共有が
できていない」
できていない」
個人の問題ではなく、構造の問題だと考えた
09


# Page. 10

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/LE3WMMNGE5.jpg)

ヒ アリ ン グ で見 え た 課題
個人の能力ではなく、構造の問題が4つあった
1名体制で、領域が分断されている
外部パートナーに依存している
1人休むと止まる。互いの施策も見えない
判断待ちで止まり、ノウハウが残らない
仮説検証が回っていない
優先順位が決まらない
ふりかえる相手がいず、同じやり方を繰り返す
各自の判断で、リソースが分散する
10


# Page. 11

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/8EDK66WN7G.jpg)

改善のフィードバックループが
回っていない
スクラムで解決できるのでは?
11


# Page. 12

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/V7PKYY9NJ8.jpg)

提 案し た 体 制
施策を足すのではなく、体制ごと変えることにした
1チームに統合する
段階的に権限を移す
仕事を見える化して、スキルを共有する
チームで判断できるようにする
1週間スプリントで回す
事業責任者が判断軸を示す
仮説検証とふりかえりを毎週やる
それをもとに、チームで優先順位を決める
最初の1〜2か月は体制づくりの投資期間で、すぐにはスピードは上がらない前提で始めた
12


# Page. 13

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/2JVVGGMYJQ.jpg)

CHA PTE R 02
導入
13


# Page. 14

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/5EGL88GWJL.jpg)

導 入ま で の 流れ
いきなり始めず、ヒアリングと合意から入った
まず
次に
そして
直前に
その翌週
全員に
1on1ヒアリング
運営方針書を
つくる
1チームで
スクラムをやると合意
アジャイル勉強会
1時間
全体設計の議論、
スプリント開始
上期はまず全員が業務全体を知る。下期から得意分野ごとにリードを置く、という計画にした
14


# Page. 15

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/4JQY99XQ7P.jpg)

ア ジャ イ ル 勉強 会
導入前に、1時間のアジャイル勉強会をした
Complex
やってみないとわからない
Complicated
グロースの仕事はここ
Chaotic
Clear
ソフトウェア開発に限った話じ
ゃない。
ビジネス領域にどう適用して考
えられるか?
この観点で、チーム全員の共通認識をつくりたかっ
た
15


# Page. 16

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/K74WXX6YE1.jpg)

導入
クロスファンクショナルなスクラムを導入
● 4領域を1チームに統合
● 1週間スプリントと、毎朝15分の
1つのスクラムチーム
デイリースクラム
● 事業責任者が優先順位の判断軸
を示す
1つのゴール
● 誰が何をやっているかは、見え
るようになった
16


# Page. 17

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/LJ1YNNVNEG.jpg)

CHA PTE R 03
違和感
17


# Page. 18

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/GJWG443M72.jpg)

違 和感 1
スプリントゴールに向かっていたのは、3人だけ
自分の担当タスク
スプリントゴール
自分の担当タスク
情報共有の場はあるのに、把握できていないメンバーも出てきた
18


# Page. 19

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/4EZL22VM73.jpg)

違 和感 2
ふりかえりが、業務連絡の場になっていった
「やることが多い」
「時間が足りない」
「施策がこんがらがってきた」「計画ばかりで実行が足りない」という声も出ていた
レトロスペクティブ
業務連絡の場
チームの進め方をふりかえる場
報告して終わり
19


# Page. 20

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/Y76WVV557V.jpg)

違 和感 3
15分のはずのデイリースクラムが、50分かかっていた
0分
50分
ゴールの作戦会議
「全体を通して話したいこと、ありますか?」から始まる議論
15分
35分
どれも大事な話ではあった。
ただ、スプリントゴールとは関係のない、並行して進めている仕事の話だった
20


# Page. 21

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/G75MDDYG74.jpg)

観察
あえてイベントを休んで、チームを外から見てみた
起きていたこと
そのとき思ったこと
誰もファシリをしなかった
「みんな、全然
追えてないじゃん」
KPIやファネルの話が出てこなかった
タスクの整理はうまくなってきていたのに
整理して見せていたつもりだった。
このギャップはなんなんだろう
21


# Page. 22

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/9J2988GDER.jpg)

そのとき考えていたこと
メンバーの実力不足か、
自分のファシリテーションの問題か。
そのくらいにしか、思っていなかった
22


# Page. 23

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/DEY466VMJM.jpg)

CHA PTE R 04
転機と打ち手
23


# Page. 24

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/VJNYZZM378.jpg)

社 外イ ベ ン ト AG ILE I NF US E のOS T
Agile InfuseのOSTで聞いた、ある非開発チームの話
「最初に計画をがっつり立てて、
あとはサブチームに分かれて動く」
24


# Page. 25

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/YE9PZZNPJ3.jpg)

「あ、これだ」
チーム・トポロジーの考え方が、OSTの事例をきっかけに、目の前の
チームの問題とつながった
25


# Page. 26

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/GE8D11KXED.jpg)

チーム・トポロジーのゴールは、コラボレーシ
ョンが必要な場所やタイミング、実行に集中し
てコミュニケーションのオーバーヘッドを減ら
すべき場所やタイミングを、組織が適応しなが
ら動的に見つけられるようなアプローチとメン
タルツールを提供することだ
Matthew Skelton, Manuel Pais『チーム・トポロジー』
26


# Page. 27

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/LELMQQZN7R.jpg)

チ ーム ・ ト ポロ ジ ー
チーム・トポロジーの認知負荷の考え方
● チームが一度に扱える認知負荷に
は上限がある
範囲が広すぎる
範囲を切る
あふれた仕事
● だから、チームの責任範囲を、扱
える認知負荷に合わせて切る
● 人を増やしたり頑張ったりしても
、上限を超えた分は処理されない
チーム
それぞれ上限に収まる
参考:Matthew Skelton, Manuel Pais『チーム・トポロジー』
27


# Page. 28

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/4JMY11VQJW.jpg)

チ ーム ・ ト ポロ ジ ー
責任範囲が広すぎると、内発的動機付けが失われる
自律
熟達
目的
複数チームの要求や優先順位を
いろいろ抱えすぎて、どれ
責任範囲が広すぎて、何のため
、絶えず調整し続けることで失
も深まらない。多芸は無芸
のチームかがぼやける
われる
ダニエル・ピンクが提唱する内発的動機付けの3要素(『チーム・トポロジー』より)
28


# Page. 29

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/PJR9LL2K79.jpg)

自 分の チ ー ムに 当 て はめ る と
担当業務だけで、扱える上限に近かった
担当業務(初心者なので重い)
扱える上限
全体の把握・連携
自分の領域だけで手いっぱいのところに
、スクラムが認知負荷を上乗せしてい
た
Web
プロモーション
CS / パートナー
29


# Page. 30

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/PEXQWWD5JX.jpg)

型 と現 実
現実と型が、合っていなかった
現実
スクラムの型
≠
Web
プロモ
CS
ゴール・納期
ゴール・納期
ゴール・納期
1つのチーム、1つのゴール
型に現実を合わせようとしていた
30


# Page. 31

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/3EK9VVXRED.jpg)

タスクを取らないのは、その人の実力不足?
人の問題ではなく、
仕組みの問題だった
31


# Page. 32

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/L73WMM5G75.jpg)

チ ーム ・ ト ポロ ジ ー のア プ ロ ーチ で
コラボレーションする場と、実行に集中する場を分けた
実行に集中する場
コラボレーションする場
全体で方向を合わせる
方向を決めて、分かれる
サブチームで進める
・最初に全体で計画を立てる
・レビュー(毎週)
・リファインメント(月1)
・ふりかえりの共有
週に1回、持ち寄る
Web
セールス
プロモ
パートナー
CS
デイリーも日々の判断も、ここで完結
32


# Page. 33

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/87DK66DNJG.jpg)

打 ち手
抱えきれる範囲で、3つのサブチームに分けた
最初に全体で計画を立てる
Web
セールス・プロモーション
リード
自分たちのゴールとイベント
リード
自分たちのゴールとイベント
パートナー・CS
リード
自分たちのゴールとイベント
各サブチームに、担当領域を引っ張るリードを立てた。全体で持つのはレビュー(毎週)・リファイ
ンメント(月1)・レトロの共有だけ
33


# Page. 34

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/VJPKYYXNE8.jpg)

変 えた 結 果
会議が減り、作業する時間が増えた
分 ける 前
分 けた 後
全員で全施策を見る
日々はサブチーム、全体は週1のレビュ
デイリースクラム 50分
ふりかえりの主題は「タスク出し」
ファシリテーションは自分
ーに絞る
→
デイリースクラム 15分以内
ふりかえりの主題は「仕事の進め方」
ファシリテーションは各領域のリード
34


# Page. 35

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/2EVVGGLYEQ.jpg)

し ばら く し て
自分が介入しなくても、改善が回るようになっていた
● 各領域のリードが、KPIを起点に自分で判断する
● サブチームが自分たちで改善策を決めて動く
例:集中して作業する日をつくる、有識者を入れた定例を始める
● 「非同期でやりませんか」「期日を決めませんか」と、進め方の提案がメン
バーから出る
● 各自が担当領域に集中できて、意思決定が速くなった
全員が担当業務の初心者だったチームには、この形が合っていた
35


# Page. 36

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/57GL88XWEL.jpg)

CHA PTE R 05
学び
36


# Page. 37

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/4EQY998QJP.jpg)

「スクラムとは問題を発見する
フレームワークであり、
その問題を解決するのは人だ」
スクラム道関西の座談会記事で、スクラムマスダーこと増田謙太郎さんが研修講師の言葉として紹介
Agile Journey「スクラムの「うまくいかない」はなぜ？ 組織や関係性に隠れた課題を探る」(2026/07/23)
https://agilejourney.uzabase.com/entry/2026/07/23/103000
37


# Page. 38

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/KJ4WXX2Y71.jpg)

AG ILE JOUR N EY / ス クラ ム 道 関西
問題が次々と見えるのは、スクラムが機能している証
健康 診断
治療
問題を発見する
問題を解決する
スクラム
人・組織設計
38


# Page. 39

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/LE1YNNMN7G.jpg)

学び
問題を見つけるところと、解決するところは別だった
スクラムの中
スクラムの外
発見する
原因がわかる
治療する
スクラムで問題が見えた
問題は認知負荷だった
体制の見直し
スクラム道関西の言葉
チーム・トポロジー
サブチーム分割
39


# Page. 40

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/GEWG44DMJ2.jpg)

うまくいかなかった理由
スクラムが見せてくれた問題を、
人の問題だと考えていた
「メンバーが追えていない」「自分の進め方が悪い」
見つけることも解決することも、スクラムの中でやろうとしていた
40


# Page. 41

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/47ZL22GMJ3.jpg)

ま とめ
持ち帰ってほしいこと
チームが抱えられる認知負荷から考える
全員が初心者のチームに、いきなり1チームのスクラムは重い
うまくいかないときは、体制を変える選択肢を持つ
イベントを工夫するより先に、抱えきれる範囲に分ける
うまくいかないのは、誰かのせいじゃない
スクラムが見せてくれた問題として、何が見えたのかを考える
41


# Page. 42

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/YJ6WVVY5JV.jpg)

スクラムがうまく回らないとき、
人のせい(自分も含めて)にする前に
「チームの何が見えたのか」を考える
42


# Page. 43

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/GJ5MDDGGJ4.jpg)

みなさんのスクラムは、
何を診断していますか?
43


# Page. 44

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/9E2988YD7R.jpg)

井手 拓夢 / イデー
株式会社リコー
い まの 役 割
ビジネスデザイナー
X: @idee_tm
44


# Page. 45

![Page Image](https://bcdn.docswell.com/page/D7Y466GMEM.jpg)

Thank you!!


